※この作品はR-18です。

妄想淫猥運命論   作:ジョン・ドゥドゥ

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御前の宴

 

 性交劇団カルデアが結成され、ローマの各地で淫靡と情熱が相混じった激動の巡業を開始してから、七日目の朝を迎えていた。

 劇団の噂は、すでに帝都ローマの隅々にまで伝播していた。あなたたちが舞台上で繰り広げる圧倒的な芸術性と退廃性、そして何より情熱的で淫靡な本気の交尾は、性に肥えたローマの人々を熱狂と狂乱の渦へ巻き込むに十分すぎる魅力を放っていたのだ。

 連日押し寄せる観客の数は膨れ上がり、人々は口々にその劇を賞賛する。一方で、あまりにも多くの人が来るあまり、舞台を見逃す人まで続出してしまったため、やむを得ず追加公演という形で町に留まって舞台を継続していく。そうした不可抗力のせいもあり、あなた達はローマの目と鼻の先にて、思わぬ立ち往生を喰らう羽目となってしまっていた。

 さりとて、どれほど観衆が増えようとも、あなたたちが為すべき営みに揺らぎはなかった。

 ギリシャ悲劇や古代の英雄譚を題材とし、物語の結末をすべて荒々しく官能的な交尾へと力任せに改変する。あなたは無尽蔵の魔力を背景に、愛おしい三人の雌奴隷であるジャンヌ、ステンノ、エウリュアレと、臨時の手伝いとなった六人の現地の女たちへ向けて、手加減のない激しい性交を見舞い、彼女たちの子宮の最奥へと惜しみなく大量の精液を注ぎ込んで振る舞う。

 時には興行の最中、サプライズ演出として観客の中から女性に限定して舞台上へと招き入れ、演劇の手伝いをさせることもあった。もちろん手伝いとは名ばかりで、その実、あなたによる容赦のない激しい交尾の渦へと巻き込み、公衆の面前で快楽の深淵へ突き落として雌便器へと仕立て上げるための演出である。こうした淫猥かつ情熱的な活動を継続していけば、遠からずローマ皇帝ネロの耳へとその名声が届き、宮殿への招待、ひいては謁見の機会へと繋がると、あなたは強い確信を抱いていた。

 余談だが現在、性交劇団カルデアは総勢15名の人員で活動を行っている。

 あなたとジャンヌ、ステンノ、エウリュアレ、そしてプロモーター兼劇作家のディオゲネスという中核メンバー。残る十人は、各地での巡業中にあなたが劇に巻き込み、肉便器兼臨時の手伝いとして雇用した女たちであった。彼女たちは全員が豊満な女体を誇り、根っからの淫乱であり、あなたの精液を子宮で受け止めることに至福を見出す、劇団のファンである。とはいえこれら臨時スタッフについては、皇帝から宮殿への招待が届いた段階で解雇し、相応の満足と報酬を与えてこの地に残していく腹積もりであった。彼女たちはどこまでも一般の人間であり、瘴気と狂乱が渦巻く人外魔境と化しているであろう皇帝の宮殿へ連れて行けば、命の保証など到底できない。しかるべき時が訪れたなら、カルデアの真の戦力であり、英霊たる者たちだけで皇帝のお膝元へ堂々と乗り込む——それがあなたたちの見据える計画である。それまでは、他の者たちと同様に激しく犯し抜き、雌としての至上の幸福を与えていくつもりであった。

 

 そうして迎えた、巡業八日目の朝。

 ローマの都へ近づけば近づくほど、あなたの肉体に宿る体力と魔力は、普段の限界を遥かに超えて強大化しているようであった。まるでこの退廃したローマの土地に渦巻く妖しい力そのものを、あなた自身の雄としての活力としてそのまま吸収・変換しているかのように。そしてその力を日々供給されているジャンヌらや、ひいては臨時スタッフの女たちも、ローマに近づくほど強大になる妖しい瘴気に抵抗できているのか、調子を落としたり人格や霊基に影響が出るということはなかった。

 今、あなたは湧き上がる無尽蔵の魔力と溢れんばかりの情熱を頼りに、演劇の最中ではないにも関わらず、早朝の野営地で臨時スタッフの十人の女たちを次々と犯し抜いていた。朝靄が漂う天幕の前には、すでに九人の豊満な女たちが、あなたによって徹底的に子宮を穿たれ、激しい交尾の末にいやらしい女体を晒して地面に倒れ伏している。肉感的な乳房を大きく揺らして荒い息を吐き出し、ガニ股気味に開かれた太腿の隙間、充血して開ききった膣口からは、あなたが注ぎ込んだ途方もない量の白濁とした精液がとろりと溢れ出し、地べたを白く汚している。体中に汗と愛液と精液を擦り付けられた彼女たちの表情は、極上の快楽によって蕩けきっていた。

 そして今、最後の一人となる十人目の女が、あなたによって完膚なきまでに犯されている最中であった。あなたは立ち上がった姿勢のまま、正面からその豊満な女体を力強く抱きかかえ、彼女の両足を地面から完全に浮かせていた。駅弁の体勢である。

 

「んほぉ”ぉぉ”ぉぉ”っぉぉ♡♡♡♡♡♡ お”ぉぉっっ”ほぉ”ぉっっ♡♡♡♡♡♡♡♡ 奴隷まんこいぐぅぅ”ぅっ”っ♡♡♡♡♡♡ ローマいちの雄様のお精子で絶対妊娠するぅぅぅ”っ”っ♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 宙に浮いた彼女の割れ目には、あなたの太く怒張した雌殺しの陰茎が深々と突き刺さっていた。あなたが腰を突き上げるたび、ズチュッ! と恐ろしい水音が響き、女は人語にもならない喘ぎを響かせた。豊満な乳房は激しく上下に揺れ動き、太腿はあなたの腰に必死に絡みついている。体重のすべてが一物に集中し、膣壁がギリギリまで強引に押し広げられる強烈な負荷と快楽。

 さらに、雌便器たちにとっての至高の栄誉であり喜びである、あなたからの情熱的なベロチューが容赦なく彼女の口内に浴びせかけられていた。

 

「んむぅっ”っッ♡♡♡♡♡♡ じゅぷりゅるるる♡♡♡♡♡♡ ぇぇ”っぇっれろれろ♡♡♡♡♡♡ ぢゅるるるぉぉっ♡♡♡♡♡♡」

 

 あなたの舌が口内を激しく犯し、唾液を貪り尽くすたび、女はうっとりと瞳を激しく裏返らせ、狂乱せんばかりの至福と喜悦に全身を打ち震わせる。無防備な女体の最奥を太い肉柱で力強く貫かれながら、口内までもあなたに支配される快感。女は喜悦満面の恍惚とした表情を浮かべ、子宮口をガツンガツンと打ち叩かれる衝撃に身を委ねながら、何度となく絶頂を繰り返し、あなたという絶対的な雄の肉便器となったことに歓喜の涙を流していた。

 そうしてあなたが目の前の雌便器へ向けて容赦のない交尾を見舞い、その口内を深々と貪り続けている最中のことであった。

 オッタビアの町に置かれた性交劇団のキャンプ地に向けて、ローマの都の方向から一つの整然とした集団が歩み寄ってきた。精悍な武装を身に纏った兵士たちの集団である。彼らが掲げる隊列の中央には、ローマ帝国の威光を示す重厚な旗が誇らしげに翻っていた。

 街道や広場を埋め尽くしていた劇団の熱狂的なファンたちは、兵士たちの威容を目にすると、彼らの歩む道を阻まぬよう自然と左右へ分かれて道を開けていく。

 兵士たちの接近に気付いたあなたは、抱え上げた女を犯す腰の猛烈なピストンも、彼女の柔らかな唇と舌を奪い続ける情熱的な口づけも一切止めることなく、ただ眼光だけを冷徹にそちらへと向けた。

 異変を察知した三人の英霊―――ジャンヌ、ステンノ、エウリュアレもまた、全裸のままであったがすぐさまあなたの前へと歩み寄り、あなたを護衛するように立ちはだかった。裸身でありながら一切の隙もないその堂々としてつ圧倒的な佇まいに、近づいてきた兵士たちは一瞬気圧されたように足を止める。

 兵士の集団は、目の前で繰り広げられている、あなたによる凄絶で情熱的な性行為の迫力に思わず目を奪われて息を呑みながらも、その隊長と思われる代表の男が意を決したように朗々と告げた。

 

「性交劇団の演者たちに告ぐ! 偉大なるローマ帝国の皇帝陛下のご意向により、汝ら性交劇団の栄えある演者たちを、帝都ローマの宮殿へと招待する! つつがなく出立の準備を整え、直ちにこの招きに応じよ!」

 

 ついにその時が来たのだ。自分たちの劇団の活動が、皇帝の耳へと届いて見事に関心を引いた。

 あなたは込み上げる達成感を噛みしめるように、抱え上げていた女の細い腰を力任せに引き寄せると、彼女の子宮の最奥へ向けて熱い精液を豪快に射精した。

 

「んむぐぅぅ”ぉっ”ぉおお”おっっぉぉ”ぉッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 濃密で熱い白濁の奔流が子宮口を激しく叩きつけた瞬間、女は歓喜に満ちた絶頂のオホ声を、あなたの口内へ向けてくぐもらせながら激しく叫んだ。足先までピンと強張らせ、全身を歓喜の痙攣で打ち震わせる。

 その射精の圧倒的な雄々しさと、貫かれた女が示してみせた狂乱のごとき至福の表情の凄まじさに、兵士たちは目を丸くして呆然とする。これまで彼らが見てきた退廃したローマの無頓着な交尾とは一線を画す、圧倒的な愛と情熱、そして威厳に満ちた至高の性愛。兵士たちは己の職務すら一瞬忘れてしまったかのように、その神聖なまでの光景に見入っていた。

 あなたはたっぷりと女の子宮内へ精液を注ぎ込み、満足するまで彼女の口内を味わい尽くしてから、ゆっくりと唇を重ね合わせたままの口を離した。女は全身を駆け巡る性感と過剰な幸福のあまり、意識を繋ぎ止めておくことすら不可能な状態であった。先に倒れ伏した九人の女たちと同様に、目を剥いてガクガクと痙攣しながら気を失ってしまう。

 あなたは彼女の腰を浮かせたまま二度、三度と力強く体を揺さぶり、出しきっていない最後の精液の雫まで膣内へと搾り出してから、気を失った彼女の体を地面へと優しく下ろす。

 そして、目の前に並ぶ心強い三人の英霊たちに向かって静かに告げた。やるべきことをやろう、宮殿に行くぞ、と。

 あなたの言葉を受けてジャンヌは振り返り、豊満な胸を誇らしげに張ながら応えた。

 

「ええ……! ようやく待ち望んでいた時が来ました。喜んで皇帝陛下の元へ向かいましょう!」

「ふふ、その前に……ちゃんとその素人の雌便器たちをここに置いていくようにね? ここから先は、真のプロフェッショナル……私達、玄人の領域だもの。ただの雑魚雌風情が気安く立ち入っていい場所ではないわ」

「そういうことだから、ディオゲネス。この哀れな雌豚たちを連れて、彼女たちの家まで送り届けてあげなさいな」

 

 ステンノが首のスカーフを指先で弄りながら、くすくすと意地悪く笑う。それに続いてエウリュアレも可憐な口元を緩めた。

 傍らで早朝から酒壺を傾けていたプ老人は、すっかり酔っ払っているように見えて、その眼光は少しも曇っていない。兵士たちの口ぶりと雰囲気から、皇帝が何を求めているのかを薄々悟っていたかのようである。

 

「……フン、仕方あるまいな。招かれたのは舞台に立つ演者のお前さんたちだけのようだからな。私はここで失礼させてもらうとしよう。残された女たちには、うまく言い含めておくわい」

「すみません、ディオゲネスさん。以前に仰っていた、あなたの夢に関しても……」

「皆まで言うな、お嬢さん。元よりこのような狂った時代に、このような老骨の夢が叶えられるとは、爪の垢ほども思っておらんわ。……それにな、形を違えど実際は夢を叶えたようなものよ。人を寄せ集めて若人同士を交わらせるだけで、皇帝の耳目を惹きつけたのだから。この後に控える哲学的な問いかけは、お前さんたちに任せるとしよう」

 

 ディオゲネスは壺の酒を最後に一口煽ると、不敵な笑みを浮かべてあなたたちを見回した。

 

「せいぜい、私がいない場所でもうまくやりなさるがいい。……台本はしっかりと頭に叩き込んであるのだろうな?」

「ふん、女神の完璧な記憶力を疑うなんて、本当に不敬な老人ね……ねえ、(エウリュアレ)?」

「ええ、本当にそうね、(ステンノ)。……けど、今の私は女神として尊大に振る舞うよりも、大好きな勇者様の忠実で淫らな雌奴隷でいたい気分なの。その生意気な口に対するお仕置きは、後にしてあげるわ」

「ハハハ! それを聞いて安心したわ!

 さあ行った行った! 皇帝陛下の御心が変わらぬうちに、早く行ってやるといい!」

 

 老人の快活な見送りを受け、あなたと三人の英霊たちは、皇帝の使者である兵士たちに導かれ、ついに帝都ローマの宮殿へと向かって堂々と歩みを進め始めたのであった。

 

 

 

 

 

 兵たちの手厚い護衛に囲まれるような体裁で、あなたたちは帝都ローマのメインストリートを堂々と進んで行った。

 巡業の道中、耳にする噂だけでその荒廃ぶりはある程度聞いていたつもりであったが、いざ直に己の目で目撃するローマの退廃ぶりは、想像を絶するものであった。白大理石の重厚な建築物が並ぶ街道のあちこちで、人々は昼間から泥酔し、衣服を纏わずに乱交に身を投じている。路地裏のみならず、大通りの真ん中でさえ、何人もの男女が本能の赴くままに重なり合い、淫らな濁声を散らす。その響きが都市の至るところで奏でられ、まるで都市全体が常に喘いでいるかのような喧騒を生み出しいていた。秩序も道徳も崩壊し、ただ欲望と獣性だけが渦巻くその光景には、あなたでさえ思わず言葉を失うほどであった。

 しかし、そのような惨状の中でも、例外というものは存在する。性交劇団の噂を噂として聞きつけ、この退廃しきった街の中で僅かに残る理性の火種を熱く燃やしていた市民たちである。背後で日常的に木霊する下品な乱交の響きを他所に、彼らは宮殿へ参内するあなたたちの姿を一目見ようと、街道の脇に集まってきていた。そして、兵たちの中心を悠然と歩くあなたたちの姿を目にすると、惜しみない喝采を浴びせたのである。

 数々の興行を経て、公衆の面前で己の全裸と痴態を晒すことにすっかり慣れきったジャンヌ、ステンノ、エウリュアレの三人は、その熱い声援を堂々とした態度で受け止めていた。

 

「皆さま、ありがとうございます……♡」

 

 ジャンヌは圧巻の豊乳を歩調に合わせてたわわに揺らし、聖女の慈愛と雌の官能が入り混じった笑みを浮かべて手を振り返す。ステンノとエウリュアレもまた、可憐な腰をいやらしくくねらせ、柔らかな尻肉を左右に弾ませながら、観衆へ向けて蠱惑的な微笑みを振り撒いていた。

 

 やがてあなたたちは、ローマの中でもとりわけ不気味で妖しい力が濃密に満ちている核心部、皇帝ネロの宮殿前へと到達した。

 目の前にそびえ立つ宮殿の外観は、壮麗さを残しながらも、歪んだ美意識と瘴気によって異様な変貌を遂げていた。真っ白な大理石の壁面には不吉な赤黒い紋様が浮かび上がり、門柱には過剰なまでの黄金と、どこか生々しい肉感を思わせる刺々しい装飾が施されている。門の奥からは、甘く重苦しい香と、人間の正気を狂わせるような妖しい魔力の波動がひっきりなしに溢れ出ていた。

 

 宮殿の門前まで辿り着くと、あなたたちを誘導してきた兵士たちが左右へ二筋に分かれ、宮殿へと続く一本の道を開けた。

 兵たちの代表が一歩前へ踏み出し、厳めしい声で告げた。

 

「これより先は、汝らのみで歩むべし! 決して振り返らず、真っ直ぐに皇帝陛下の身許へ馳せ参じるのだ。……ただし。最後の確認として、身体に危険なものを持ち込んでおらぬか、厳重に改めさせてもらう」

 

 その言葉を聞いた瞬間、あなたの中にふと、言葉にできない不快で嫌な予感が過った。あなたは兵たちに不自然な抵抗と悟られないよう細心の注意を払いながら、自身の両脇に立つステンノとエウリュアレをさりげなく己の体の近くへと引き寄せた。

 ジャンヌもまた、あなたと同じ危惧を肌で感じ取りつつも、表面上は穏やかな平静を装い、艶やかな微笑みをたたえて兵の代表に問いかけた。

 

「兵士の皆さまもご覧の通り、私どもは一切の衣類を羽織らぬ完全なる裸体でございますわ。この身に携えているのは、ただ演劇の技のみ。一体、どこを検分なさるというのでしょうか?」

 

 ジャンヌの問いに対し、兵の代表は生真面目に言葉を続けた。

 

「いかに衣服を脱ぎ捨てていようとも、人の身体には物を隠すことのできる『穴』があるではないか。どうしてそこを確かめずに、陛下の身許へ危険な客を通せようか。……この検査には、専用の検分棒を用いて確かめねばならぬ。各々方、直ちにその場で四つん這いとなり、尻を高く持ち上げるのだ!」

 

 その発言の真意を悟った瞬間、あなたの胸中は不快感と怒りでいっぱいになった。

 この兵たちは検査いう正当な名目を盾にして、あなたの愛しい雌奴隷たちをその場で強引に犯す腹積もりなのだ。専用の検分棒などと称しているものは、彼ら自身の卑しい陰茎に他ならない。

 あなたを取り囲む兵たちが、矢避けの胸甲や兜以外の衣服を手早く脱ぎ捨て始めていることが、何よりの証明であった。あっという間に下半身を露わにした兵たちは、全裸に近い格好となって、あなたたち四人を取り囲んだ。そして興奮で醜く立ち上がり、いきり立った己の陰茎をこれ見よがしにつけてくる。彼らの陰茎は、どれひとつとしてあなたの持つ精強で雄々しい猛威には程遠く、比べものにならないほど貧相であった。

 三人の英霊たちは、自分たちを取り囲んで屹立する何本もの醜い陰茎を、ゴミでも見るかのような冷ややかな視線でじろりと一瞥した。

 

「……ふん、こんな惨めな肉切れで、この私を検分しようというのかしら?」

「お生憎様。私たちが慣れ親しんでいるのは、もっと大きくて、熱くて、世界で一番素晴らしいおちんぽ様だけなのだけれど?」

 

 ステンノとエウリュアレが心底呆れたように小声で毒を吐く。だからといってここで直ちに彼らをなぎ払い、明確な拒絶や抵抗の意志を示せば、宮殿の門前で「皇帝への反逆」と看破され、これまでの苦心惨憺たる計画がす破綻してしまうのは明白であった。

 兵たちの醜悪な欲望と、立ち塞がる宮殿の門を前にして、あなたは不快感を殺しながら次の一手を冷徹、かつ速やかに思考する。そして立ち塞がる兵たちの貧相な陰茎を一瞥すると、即座に腹をくくった。

 このまま兵たちの下心に流され、主導権を握られたままでは示しがつかない。強引にでもその主導権を奪い返さねばならないのだ。そしてそれを行うための強力な武器は、今まさに自分たちを取り囲み、注視しているローマの市民たちの熱狂的な後押しに他ならなかった。いくら横暴な兵たちとて、皇帝の膝元で大勢の市民たちが熱狂する声を無碍に無視することなどできはしないのだから。

 兵たちが指示の二の句を継ぐより早く、あなたは堂々とした足取りで一歩前へと踏み出した。あなたと兵たちとでは、鍛え抜かれた肉体の体格も、陰茎の圧倒的な威容も根本から異なっていた。眼前に立ちはだかるあなたの精強な体格差と雄としての威圧感に圧せられ、兵たちは一瞬息を呑み、言葉を失う。あなたは決してその隙を見逃さず、朗々と響き渡る声で兵たち、そして周囲の市民へ向けて言い放った。

 皇帝陛下に拝謁する客人の身体を厳しく調べるというのは至極当然の理。しかし、その検査を行うに相応しい極上の棒ならば、我が劇団にもすでに備わっている。性交劇団がなぜその名を冠しているのか、その真髄をいま一度、皆様の目の前でお見せしようではないか、と。

 兵たちが予期せぬ展開に戸惑い、動揺したその一瞬の隙を突き、あなたは傍らに立つジャンヌを素早く正面から抱き上げると、おんぶの体勢で彼女の身体をしっかりと固定する。ジャンヌは何が行われようとしているのかを瞬時に悟り、静かにあなたの首に両腕を回した。

 あなたは兵たちや観客の誰もが克明に視認できるよう、両手でジャンヌの豊満で柔らかい尻肉を掴むと、左右へ力任せに押し開いてみせた。

 

「あぁ……♡」

 

 左右に割られた尻肉の隙間から、愛液で濡れそぼり、小豆色に熟れたジャンヌの美しき膣口と、キュッと可憐に引き締まった桃色の尻穴が、白日の下にぱっくりと露わになる。聖女の誇りなど微塵もなく、無防備に晒された秘部のいやらしさに、周囲の兵たちからゴクリと唾を呑み込む音が漏れた。

 あなたは固く滾った陰茎の先端をジャンヌの濡れた膣口の割れ目にあてがうと、彼女にだけ聞こえるよう、耳元で低く囁いた。今は耐え忍んでくれ、と。

 ジャンヌは自身を絶対的な愛で包み込む雄に対し、全てを委ねるように慈愛に満ちた笑みを浮かべ、小さな声で呟いた。

 

「愛しています、ご主人様……♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 その愛に満ちた言葉に背を押されるように、あなたは陰茎をジャンヌの膣の奥深くへと容赦なく一気に突き入れた。

 

「んぉぉ”ほぉぉ”ぉぉ”ぉっッ”ッッッ”ッ♡♡♡♡♡♡」

 

 子宮口をダイレクトに強打されたジャンヌの口から、空を引き裂くような下品極まりない獣じみた絶叫が放たれる。

 ジャンヌを抱え直したまま、あなたは周囲の兵たちに向かって、大袈裟な演技がかった声で高らかに告げた。

 ご覧の通り、この卑しき雌便器の膣の中には何一つ怪しいものは隠されておらず、ただ極上の快楽を貪る雌肉が存在するのみ、よくお分かりいただけただろうか、と。

 そう言い放ちながら、あなたは二度、三度とジャンヌの体を持ち上げては激しく腰を打ちつけた。

 

「んおぉ”ぉっ♡♡♡♡ ぉ”ぉっっ”ほぉっ♡♡♡ んぐぅぅ”ぉぉ”ぉっ♡♡♡♡♡」

 

 打ち振るわれるたびに、ジャンヌはその口から絶頂の喘ぎを溢れ出させる。

 そして、あなたは一度ジャンヌの膣から「ポコッ!」と音を立てて陰茎を引き抜くと、すぐ上にある彼女の可憐な尻穴の入口へと先端をぴったりとあてがった。

 不意の感触に肩を小さく震わせたジャンヌであったが、その顔には演技などではない、どうしようもない喜悦と恍惚の笑みが浮かんでいた。あなたは一切の躊躇うことなく、ジャンヌの狭く引き締まったアナルへと、太い陰茎をズブズブと深々と差し込んでいった。

 

「ォぉ”ォぉっほぉ”ぉぉぉぉ”っ♡♡♡♡♡ あ、アナルもっ”っ”♡♡♡♡♡♡ お尻の穴まで、ご主人様のおちんぽ様で犯されるぅぅぅ”っっ♡♡♡♡♡」

 

 ジャンヌは再び下品なオホ声を響かせ、自らのアナルが蹂躙されていく歓喜を高々と叫んだ。

 その狂乱の叫びと、白日の下で繰り広げられるあまりにも淫らで情熱的な光景に、固唾をのんで見守っていた周りの市民たちは爆発的な喝采を巻き起こした。あなたがジャンヌの身体を揺さぶってアナルを猛烈に穿つたび、ジャンヌは獣じみた叫びを上げ、あまりの快楽に膣口から「びゅるるっ!」と豪快に潮を吹き散らした。皇帝の宮殿前で唐突に始まった兵たちによる詰問は、あなたの手によって一瞬にして性交劇団の演目へと塗り替えられたのである。

 そうしてあなたはジャンヌをその場へ優しく下ろすと、立ち上がって兵たちへ再び静かに問いかけた。尻穴の最奥にも何一つ障るものはなかった。この男根を見ても、まだ疑いを持たれるというのか、と。

 あなたの言葉通り、あなたの逞しすぎる陰茎には、ジャンヌの膣とアナルから溢れ出た愛液と粘液が付着しているのみであり、陽光を反射して妖しくいやらしい光沢を放っているだけ。

 そのまま間髪を容れず、あなたは横にいたステンノを同じように抱え上げると、彼女が文句を言うより早く、その濡れそぼった膣口へ思い切り陰茎を突き刺した。

 

「オほぉ”ぉ”ぉっ”♡♡♡♡ ち、ちょっと、何をいきなぁぁっ”っほぉぉ”ぉ”ぉっ♡♡♡♡♡」

 

 あまりにも乱暴で容赦のない貫きに、ステンノは口では抗議の声を上げようとしたものの、子宮を直撃する過剰な性感に耐えきれず体を激しく震わせた。下品極まるオホ声を漏らし、必死にあなたの陰茎をうねる膣肉でぎゅうぎゅうと締め付けた。

 再びあなたがステンノの体を揺さぶり、彼女の無実を性行為によって兵たちへ証明しようとした、まさにその時であった。

 不意に、宮殿の方向から肌を刺すような強い力の流れが伝わってきた。それはこの特異点に満ちる力の中でも、最も濃厚で、最も艶然とした気配を放っている。

 その重い力の流れに乗るように、宮殿から、艶やかで恐ろしいまでに重厚な、鐘の音のごとき声が一帯へ朗々と響き渡った。

 

「―――戯れるのもその辺にしておくがよい。余の宮殿の前で、余を抜きにして宴を始める罪は重いぞ。我が愛しき兵たちよ」

 

 その声が届いた瞬間、周りを取り囲んでいた兵たちも、ジャンヌら三人の英霊も、宮殿前に集まっていた観客たちも、一斉に全身の身を固まらせる。

 検査と称して下心を露わにしていた兵の一人が、顔を青白く引きつらせ、ガタガタと膝を震わせながら宮殿の方角へと恐る恐る振り返った。

 

「へ、陛下……! こ、これは……っ」

「これ以上、余の不興を買いたいというのなら言い訳を続けるがよい。さすれば褒美としてそなたの首を地面に張りつけてやろう。もしそなたが他の者よりも賢明であるというのなら、その者らを疾く通せ。二度は言わん」

「はっ……! た、ただちにっ!!」

 

 皇帝ネロの絶対的な威厳に呑まれた兵たちは、蜘蛛の子を散らすように素早く道を開けた。あれだけ威勢よく勃起しいきり立っていた彼らの陰茎は、見る影もなく惨めに萎びれ、力を失っていた。

 あなたはステンノの引き締まった膣内から「ぽんっ」と音を立てて陰茎を引き抜くと、乱れた彼女の体を優しく支えつつ真っ直ぐに立たせる、ジャンヌとステンノは、あなたの咄嗟の機転によって無用で下劣な陵辱を受けずに済んだことに心から感謝するように、愛おしそうにうっとりとした表情を浮かべながらあなたの逞しい肉体へとぴったりと身を寄せた。

 

「ご主人様……見事な御判断です♡♡♡」

「あんな無礼な雑兵に触れられずに済んで、助かったわ。女神として感謝します♡♡」

 

 だが、唯一この場であなたに犯されず、あなたの一物を受け止められなかったエウリュアレだけは、隠しきれない不満をその可憐な顔に露わにしていた。小さな唇を尖らせると、背後で成り行きを見守っていた大勢の観客たちに向かってくるりと振り返った。

 

「……聞いていたわね、お馬鹿さんたち! 皇帝陛下の御前で、最高に誇り高い演技を披露してくるから、あなた達は家に帰りなさい! どうしても寂しいと言うのなら、せめて宮殿の外でいい子で待っていられるように、私のおまんこのことを想って、手の中でしこしこおちんちんを慰めていなさい! これが……そのおまんこよ♡♡♡♡」

 

 エウリュアレはそう吐き捨てると、溜まった欲求不満と妬みを一気に発散するかのように、観客たちに向けて自らの無防備な膣口と尻穴を思い切り見せつけた。

 彼女は小さな両手で自身の柔らかい桃色の尻肉を強く掴むと、力任せに左右へと引っ張って押し開いて見せた。左右に引っ張られた尻肉の狭間から、愛液で濡れそぼりピンク色に熟した可憐な膣穴と、キュッと窄まった小さく愛らしいアナルがぱっくりと開かれ、白日の下へ淫らに晒される。

 女神のごとき麗しい容貌でありながらいやらしい振る舞いに、成り行きを見守っていた観衆は狂乱のごとき喝采をあげた。

 

「エウリュアレ様ぁぁぁッ!!」

「最高だぁぁっ! ずっとしごいて待ってるぞ!!」

 

 あなたはそんなエウリュアレの分かりやすい妬みとを可愛らしく思いつつも、劇団座長として、威風堂々とした立ち振る舞いを崩さないら、

 あなたは力強い眼光で三人の愛らしき雌奴隷たちを見回すと、さあ行こう、と堂々と声をかけた。

 

「はいっ、ご主人様! どこまでもお供いたします!」

「ええ、この世界の頂点へ……私達の愛を見せつけてやりましょう」

「……後で絶対に私を一番に可愛がって頂戴ね、勇者様♡♡♡」

 

 歓声と熱狂の嵐が巻き起こる中、あなたは三人の愛らしき雌奴隷たちを従え、威厳に満ちた足取りで、皇帝の待つ宮殿へと続く白大理石の階段を一つずつ力強く登り始めていく。

 

 兵たちに導かれるまま、あなたと三人の英霊たちは、帝都ローマの核心たる皇帝の宮殿内部へと足を踏み入れて行った。

 一歩中へ足を踏み入れると、視界に飛び込んできたのは、宮殿正面に広がる広大な庭園であった。そこには春の桜、夏のひまわり、秋の紅葉、冬の寒椿といった、本来であれば巡り会うはずのない色とりどりの季節感がバラバラな花々が、狂い咲くように全開で咲き乱れていた。甘やかながらもどこか退廃的な香気が鼻腔をくすぐり、視覚を強く狂わせる。

 その絢爛たる庭園を通り抜けて奥へと進むと、人気のない渡り回廊へと続いており、そこを通り抜けると大理石で作られた荘厳かつ壮大な中庭へと辿り着いた。

 あなたたちが中庭の中央まで進み出たその時、上部に位置する巨大なバルコニーの方向から、尋常ならざる魔力と威圧感の奔流が伝わってきて思わずそこを見上げる。バルコニーには人影はなかったが、どこからともなく、兵士と思われる声が中庭全体に響き渡った。

 

「―――皇帝陛下のおなりッ!!」

 

 その言葉を合図にするかのように、バルコニーの影からゆっくりとその人物が姿を現す。ローマの人々から聞き及んでいた姿とは一線を画す、圧倒的な歪みと狂気を孕んだ、ローマ皇帝の威容であった。

 噂に聞いた、可憐かつ豪奢なる大輪の花のような美貌。その面影を残しながらも、その肉体は目を見張るほど豊満であり、特に胸元は見る者を圧倒する圧倒的な肉感を誇っている。標準的なバストサイズを遥かに凌駕する圧倒的な乳房は、重厚な衣装の隙間からこぼれんばかりに主張し、存在そのものが暴力的とも言える官能を放っていた。引き締まった腰つきと豊満すぎる臀部、そして妖しく火照った肌は、まさに性を統べる女王たる威厳と雌の魅力を極限まで高めている。しかしそれら女性としての恵まれた美貌に先駆けて印象的だったのは、頭の上に角を生やしていることであった。それはまるで彼女が獣の権化であり、文明を挙げて獣と化していくローマを率いる人物としてこれ以上のない象徴的なシンボルを戴いているかのようであった。

 そしてあなたは、彼女という存在から滲み出るように伝わってくる異様な力を感じ取り、一種の確信を得る。あの女こそ、このローマを統べる存在にして、この特異点の異常の核心に最も近い人だと。

 皇帝ネロ・クラウディウスは、その巨大で豊かな胸を誇らしげに揺らし、眼下の全裸の演者たちを見下ろすと、唇を艶やかに歪めて深みのある笑みを浮かべた。

 

「……なんとも妖艶にして淫らな容姿よ。聖女のごとき清廉さを漂わせながら溢れ出る肉感、女神の如き可憐にして背徳的な裸身、そして中央に立つ男の雄々しくも猛々しい佇まい。

 なるほど、そなたらが最近のローマを熱中させているという、性交劇団なる者たちか」

 

 その言葉を受け、ジャンヌは気品と官能を交えた所作で一礼し、皇帝に拝謁できた喜びに満ちた声で応えた。

 

「皇帝陛下にお目にかかれますこと、そして我らが名を名乗る機会を賜りましたこと、最大の栄誉にございます。

 私はジャンヌ、こちらはステンノとエウリュアレ。我ら三人、こちらにおられます愛しきご主人様の忠実なる雌奴隷にして雌便器、そして性交劇団カルデアの主演女優らにございます」

「うむ! 噂に違わぬ女達の美貌と、男の益荒男ぶりである。そなたらと相見えたことに余は実に満足であるぞ。

 ……そなたらをわざわざ宮殿へと招いた理由は、薄々と察しておるな? 余はな、このローマを熱狂の渦に包んだという、そなたらの織りなす演劇に興味がある。聞くところによると、そなたらが題材にしているのが余の愛してやまないギリシャ悲劇だというではないか! 余は幼き日より古代ギリシャの英雄譚に触れ、その美しくも哀しき英雄らの生涯に憧れを抱いでおった。いつの日か英雄らの神跡をなぞるが如き、黄金の日を送りたいと願ったものよ。今日、まさにそのギリシャ悲劇の独自の演劇とする者達と邂逅できたことは、余にとって輝かしい幸運であるといえよう」

「我々にとっても、御身にお目通り叶いましたことは役者人生最大の幸運にございます」

「おお、よく言ってくれた。本来ならそなた達と絆を結ぶのはローマに名高き劇場であった方が相応しいのであろうが、皇帝たる余自らが街の劇場へ足を運べば、民共が狂喜乱舞して混乱を来してしまうであろう? ゆえにこうして、市民に無用な混乱を生じさせないように宮殿へと招待したのだ。これも民の平穏を想う余の気持ちあっての行いである。無論、そなた達の時間を独占できることも、密やかな愉しみと考えていたがな!」

 

 バルコニーの欄干に身を乗り出すようにして手を置き、ネロは目を輝かせながら尋ねてきた。

 

「して、そなたらは一体どのような演劇を余に見せてくれるのだ? 余のよく知る劇を演じるのか?」

 

 その問いに対し、あなたはこれまで巡業で演じてきた数々の題目を堂々と答えた。

 ギリシャ悲劇の最高峰にして性交劇団の最大のヒット作である『アガメムノン』から、オリジナルの演出と解釈を多分に織り交ぜた『アレクサンダー大王』のゴルディアスの結び目まで、これまでの巡業で開催してきた演目を一通りに説明してきた。

 ネロは深く感心した様子で頷き、その圧巻の爆乳を揺らしながら言葉を継いだ。

 

「む、む……! それらは余の好む話だ。栄華と滅び、情念と運命が交錯するギリシャ悲劇の様式美は、先にも言ったとおり余の美意識に強く響くものがある。またそなたらがそれらの悲劇にとどまらず、多様な物語を劇に取り入れて、独自の作品へと仕立て上げていたことに、余は感心してやまぬ。その創作意欲と溢れんばかりの情熱。見事である、と褒めて遣わそう」

 

 そう言うと、ネロの瞳の奥には鋭い試練の光が宿っていた。

 

「……しかしだ! 聞いているうちに余は気が変わってきた! それらの物語は余が幾度となく読み返し、諳んじるほどに知り尽くした話である。今さらそれを見せられたところで、結末も展開も分かっていては真の興奮は得られぬ。たとえそなたらが街で披露したという、情熱的で淫らな独自の演出を織り交ぜたとしても、だ。せっかくそなたらを独り占めしているのだから、この出逢いをもっと祝うに相応しい演目があった方がよいではないか。

 ……ゆえに、そなたらに問う! この欲深く、演劇に対して人一倍目の肥えたこの余を、心底から愉しませるに足る題目は用意してあるか? 余が見たいのは、ローマ市民らがまだ見たことのない演目である! 余の前にそれを披露し、余を喜ばせてみよ! もしも余をいたく感心させ、満足させたのであれば……このローマいちの役者たちに対して、それ相応の報酬を授けることを約束しようぞ!」

 

 ネロは鷹揚な態度で言葉を紡ぎながら、期待を込めて階下のあなたたちを見下ろした。その眼光は単に役者を見るような視線ではない。、目の前の存在が自分を満足させられなければ気まぐれに踏み潰し、壊して捨てる、まるで絶対的な政治権力と美の頂点に君臨するかのような覇者の目つきであった。

 あなたは返答をする前に、深く、静かに息を吸い込んだ。今この瞬間こそが、この特異点における最大の関門。世界の真相を知るために踏破しなければならない、千載一遇の挑戦の機会だ。この特異点に満ちる妖しい力ので出所、そしてこの特異点のどこかにあるはずの聖杯の所在、天に瞬く異様な星の正体、それらあらゆる真実を暴くために越えなければならない、一つの試練が今まさに訪れたのだ。

 あなたの脳裏には、愛おしき雌奴隷たち、そしてあのディオゲネスと膝を突き合わせて練り上げた、秘蔵の演目が鮮明に浮かんでいた。それは巡業中、ローマの市民たちには一度たりとも見せていない、この皇帝ネロへ捧げるために用意した完全初披露の舞台。荒々しくも情熱的な性交を主軸に置きながら、演者の肉体が織りなす美と芸術性を極限まで高めた、まったく新しい次元の演劇である。

 あなたは傍らに立つ三人の英霊たちと静かに視線を交わした。ジャンヌ、ステンノ、エウリュアレ―――三人は全幅の信頼と尊崇、そして深く狂おしい信愛に満ちた眼差しをあなたへ返し、力強く頷いてみせた。

 その視線を確かに受け止めると、あなたは皇帝ネロを見上げ、朗々と声を張り上げた。

 それでは皇帝陛下、とくとご鑑賞いただきましょう。これなるは我ら性交劇団が誇る至高の演目、この帝都ローマにおいて初披露となる奇跡の舞台。その名を『サロメ』と申します。どうぞ高き特等席より、ご覧くださいませ、と。

 

「……む? 『サロメ』とな……?」

 

 聞き覚えのない演目の名を耳にし、ネロは意表を突かれたように一瞬目を見張った。

 しかし全裸の演者たちが一斉に美しく礼を垂れるのを目にすると、その瞳には未知なる美の開花を予感したかのような、熱い期待の光が強く宿った。

 

 あなたと二人の女神が舞台袖となる柱の陰へ静かに身を引くと、中庭の真っ只中を舞台に見立て、ジャンヌが一歩前へと歩み出た。

 ジャンヌは、あたかもこの広大な中庭に数百人、数千人の観衆がひしめき、己を凝視しているかのように錯覚させる存在感を放ち始めた。うっとりと陶然とした面持ちで、まるで甘い歌を紡ぐように滑らかな声で語り出す。豊満な乳房をたゆたわせ、自身の白い肌を自らの指先で撫で回しながら、淫らに体を揺らして言葉を紡いでいく。

 

「―――語りましょう。古い話を語りましょう。

 古代ユダヤの王エロドは、実の兄である前王を暗殺してその妃を奪い、欲望のままに今の王座へと就きました……。王は妃の連れ子である可憐な王女サロメに狂おしく魅せられ、連日連夜、淫らで下品な欲望の視線を彼女へと向け続けておりました。……その耐え難い視線に堪え切れなくなったサロメは、賑やかな宴の席を抜け出し、一人の男が閉じ込められている暗く深い井戸の側へと向かいました……」

 

 ジャンヌは自身の体を強く抱きしめ、喘ぐような吐息を交えながら物語を進めていく。

 

「……井戸の底に囚われていたのは、不吉な預言を喚き散らし、妃から深く忌み嫌われていた預言者ヨカナーン。王によって預言者との接触は固く禁じられておりました。ですが、王女サロメはそのあまりある色仕掛けをもって見張り番の青年を惑わし、禁を破らせて預言者と対面してしまったのです。そして……サロメは気高く美しい彼に、一瞬で恋に落ちてしまいました」

 

 そう述べると、ジャンヌは美しく優雅な礼を垂れてスッと後ろへ身を引き、それを合図としてあなたと二人の女神が中庭の中央へと一気に躍り出た。

 配役は、欲望に狂う国王エロド役にあなた。可憐で残酷な王女サロメ役にエウリュアレ。そして、井戸の底から不吉な言葉を吐く聖なる預言者ヨカナーン役にステンノであった。

 

「ああ、ヨカナーン……! 私の愛しいヨカナーン……! あなたの体は、草原に咲き誇る白百合のように清らかで美しいわ……。お願い、私にあなたの体に触れさせて……!」

 

 愛を乞うサロメを演じるエウリュアレは、自身の豊満な胸を強調するように両手を胸元で重ね合わせた。指先が食い込むたびに柔らかく形を変える柔肉の弾力と、露わになった滑らかな肌の質感が、全裸という背徳感も相まって背得的な美しさを強烈に放つ。

 しかし、その目の前に立ち塞がるのは、井戸の底から湧き上がる冷酷な拒絶であった。預言者ヨカナーンを演じるステンノが、背筋をすっと伸ばして気高き立ち姿を見せる。

 

「去れ、不徳なる王の娘よ! 淫乱なる母の血を引く罪深き女よ! 汚らわしい唇を持った女よ! 我はこの身を主の光に捧げた者。お前のごとき不潔な女の手に触れられることなど、断じて拒む!」

 

 ステンノは凛とした美声を響かせ、胸を張って見せた。気高く突っぱねるその所作に伴い、豊満な双丘が誇らしげに揺れ、鋭い眼差しがエウリュアレをあざ笑うかのように見下ろす。神聖にして冷酷な預言者の威厳が、全裸という無防備な姿だからこそ、より異様に際立っていた。

 求める愛を冷酷に打ち砕かれたサロメ役のエウリュアレは、震える手で自分自身を抱きしめた。滑らかな体のラインが力任せに抱え込まれ、柔らかな肉がむちりと圧迫されて歪む。

 

「私の愛を拒むというの……? このサロメの口づけを、その聖なる唇で拒絶するというのね……! いいわ、ヨカナーン……」

 

 エウリュアレは立ち上がり、全身の肉体を誇示するように胸を反らせた。その瞳には狂おしい情念と、底知れぬ憎悪が宿っていた。

 

「ならば誓ってあげる……! あなたがどれほど私を嫌おうとも、私は必ずあなたのその唇に口づけしてみせる! どんな手を使ってでもあなたを、あなたの首を手に入れて、私のものにしてみせるわ……!」

 

 可憐な王女が復讐の鬼へと変貌を遂げる瞬間、二人の女神が放つ肉体美と倒錯した色気が中庭を支配した。その光景を食い入るように見つめるネロの息は、雰囲気に飲み込まれるように深い息を吐く。

 そして舞台は次の場面へと移る。ステンノが舞台袖へと下がり、あなたが代わりに進み出でる。サロメが心から厭う、国王との宴の場面だ。

 ナレーション役のジャンヌの朗々たる説明に合わせながら、あなたは国王たる堂々とした威厳と、姪に向けられる生々しく下品な色情を同時に漂わせながら、力任せにエウリュアレの華奢な手首を引いて舞台の中央へと引きずり出した。

 サロメに扮したエウリュアレは、腕を掴まれた痛みに顔を歪め、国王に対する反吐が出るほどの嫌悪感をその双眸に宿らせた。しかし、彼女はその大きな怒りを必死に押し殺すように胸元をかき抱くと、中庭に響き渡る可憐で哀切な声で独白を始めた。

 

「……あぁ、反吐が出るわ。あの卑しい義父の、ねっとりと私を舐め回す不快な視線……! 兄を殺し、母を奪い、今度は私までもその汚らわしい欲望で穢そうというの? なにが王よ、なにが絶対者よ……! こんな血と泥に塗れた宮殿で、私の運命はなんて残酷で皮肉なのかしら……!」

 

 エウリュアレは激しい憎悪を剥き出しにしながらも、その視線をどこか遠く、暗い井戸の底へと向けた。

 

「……けれど、それ以上に許せないのはあの男……ヨカナーン! この私が……王女たるこの私が降してあげた愛を冷たく蹴り飛ばし、呪いと罵詈雑言で私を貶めた聖者気取りの男! 私の美しさを拒み、私の唇を汚れだと叫んだ罪は重いわ。……ええ、そうよ。拒まれれば拒まれるほど、私の胸の炎は狂おしく燃え上がるの。

 愛しているわ、ヨカナーン。そして心底憎んでいるわ……! あなたのその冷たい唇に口づけするためなら、私はどんな惨劇だって引き起こしてみせる……!」

 

 怒りと愛憎の混じり合った身震いに身を苛ませ、その場で決意を固めるエウリュアレに対し、あなたは国王エロドに扮するように命令を下した。

 余の愛しきサロメよ! 今すぐ余の目の前で、興の赴くままに美しき舞踊を披露するのだ! 一片の惜しみもなくその肉体を躍動させ、そなたの持つ艶やかな美のすべてを余に見せつけるが良い、さすればそなたの願いを一つ叶えてやろう、と。

 そう言うとあなたは、もはや欲望を抑えきれぬと言わんばかりに、股間に聳え立つ怒張した雄の象徴を露わにしてみせた。逞しく滾り、肉竿には太い脈が浮き出て、湿り気をおびた亀頭が陽光を反射して怪しく光る。その圧倒的な雄としての逞しさと、底知れぬ力を感じ取ったのか、バルコニーで見下ろしていた皇帝ネロは思わず息を漏らし、あなたの股間へ熱い視線を注ぎ込んだ。

 エウリュアレはその場に淫蕩の気配が漂ってきたことを敏感に感じ取ると、サロメとしての演技を加熱させるべく、可憐な声を張り上げた。

 

「……あぁ、どこまでも浅ましく下品な王。私をそんな欲望の目で見つめ、欲望のままにその汚らわしい肉柱を握りしめて……! 虫唾が走るわ、吐き気がするほど嫌悪しているのよ! 

 ……けれど、いいでしょう。どんなに私を穢そうとしても、私は運命に屈したりしない。この私の持つ、男を狂わせるいやらしい肉体のすべてを使って……あなたを完璧に私の虜にして見せるわ! 私の舞踊に酔い痴れなさい、醜い王よッ……!」

 

 本来の『サロメ』の戯曲であれば、有名な『七つのヴェールの踊り』が披露される場面であった。原典においては単なる舞踊の名称に過ぎなかったが、後世の解釈では一枚ずつヴェールを脱ぎ捨てていく、一種のストリップショーとして演じられることが多い。

 しかしあなたたちは、最初から全裸であった。ゆえに服を脱ぐという本来の解釈は成立しない。だからこそ、あなたたちが導き出した答えは、一切の衣類を着ないまま、原典とは異なる情熱と官能を秘めた、この特異点のサロメでの成立する、全く新しい解釈を披露するというものだ。『七つのヴェールの踊り』は、何も服を脱がすことによる美の演出だけではない。演者の肉体を七つの異なる踊りで強調して、その魅力を剥き出しにしていくことも、またサロメを演じ得ることができよう。

 エウリュアレは自信満々に立ち聳えるあなたの肉体を極上のステージに見立て、その周囲を円を描くように美しく、そして淫らに舞い始めた。『七つのヴェールの踊り』。その第一の舞は、バーレスクである。

 彼女は爪先立ちのしなやかな足取りであなたの周りを練り歩きながら、胸を張り、お尻を誇らしげに突き出すクラシックなポーズを幾度も決めて見せた。まるで衣装のドレスを脱ぎ捨てるかのようにじっくりと、思わせぶりに肌の上を滑らせていく。そして背筋を限界まで大きく反らせ、自身の両手で豊満な双丘を下から掬い上げるように持ち上げて強調すると、あなたを挑発的に見つめた。そのまま両指で桃色の乳頭をつまみ上げ、クリクリと捏ね回しながら、腰を小刻みに振り振ると同時に、激しく妖しい腰使いで肉感的な臀部を揺らし、全裸の肉体が描く曲線美と肉欲的なポージングで観る者の目を釘付けにし、ネロは思わずうなった。

 

「うむ! 背徳的な身体の魅せ方。斬新にして妖艶であるぞ!」

 

 その言葉に甘んじることなく、エウリュアレは次の舞に移る。二つ目の舞は、トゥワークであった。

 エウリュアレはあなたに背を向けると深く腰を落とす体勢をとった。そして、引き締まった尻肉を持ち上げて、激しいリズムに合わせて「パンッ! パンッ!」と音を立てるほど高速で打ち振るってみせた。左右に力強く弾む豊かな臀部。エウリュアレは自ら両手で尻肉をグッと外側へ押し開き、その奥で無防備に蠢く可憐な秘丘と引き締まったアナルを剥き出しにし、あなたに向けて豪快に尻を振る背徳的な官能を強烈に誇示した。

 

「おおっ! なんと野性味に満ちた躍動か! 秘部を惜しげもなく開陳しながら腰を振る様は、まさに雌の獣の求愛そのものではないか!」

 

 ひとしきり汗と愛汁を垂らすと、三の舞であるベリーダンスへ移る。

 エウリュアレはあなたと正面から向き合い、手足はゆったりと広げたまま、お腹と腰の肉体操作だけで官能を表現し始めた。キュッと引き締まったお腹の皮が、まるで生き物のように上下へと波打つ。それに連動して、引き締まった腰が滑らかに大きな円を描いてグルグルと旋回した。腰が前に突き出されるたびに、彼女は人差し指を濡れそぼった割れ目へと滑り込ませ、クチュクチュと音を立てて自慰を行ってみせる。指を引き抜いて腰を左右に旋回させると、熟したアズキ色の割れ目から愛液が糸を引いて太腿へと滴り落ち、蛇のようにくねる肉体の艶やかさを際立たせた。

 そこから次に移るのは、四の舞であるガールズヒップホップ。

 先ほどのしなやかな動きから一転、エウリュアレは膝を軽く曲げた姿勢から、低く腰を落とした力強いキレのあるステップを踏み始めた。胸を前へ弾くようにドスンと大きく突き出し、素早く引き戻す激しい前後左右の動作に合わせて、華奢な肉体全体が跳ね上がる。片手で自身の乳房を強く押し潰して揉みしだき、もう片方の手で股間を激しく擦りつけながら、ダイナミックに脚を開閉させてリズムを刻む。激しく跳ねる胸と、足踏みに合わせて開閉する太腿の隙間から、淫らに熟した膣穴がくっきりと視界に焼き付けられた。

 ネロは胸を躍らせ、惜しみない称賛を声高に述べる。

 

「素晴らしいぞ! 肉体の躍動と絶頂への衝動が交錯しておる! 軽快な足取りでありながら、その実、全身で交尾を要求しておるのだな! 余には伝わって来たぞ!」

 

 そうしてキレのある舞を見せると一転して、五の舞であるレゲエへ移る。

 エウリュアレの踊りは野性味溢れる情熱の爆発へと達した。頭部を大きく振って紫紺の髪を乱し、上半身を前傾させながら、お尻を天井へ向けて激しく上下に突き上げ、突き下ろす。彼女は両手の指を己の膣内へと深く刺し込みつつ、自ら膣肉を左右に力任せに押し拡げた。四つんばいに近い体勢で腰を荒々しく振り上げ、まるで目に見えぬ雄の剛直と激しく交尾を繰り広げているかのような狂乱のステップ。全身から汗と飛び散らせながら、激しい腰振りと自慰で絶頂を貪るかのような舞に、舞台の熱量は更なる高みへと達していく。

 五つの激しき舞踊を踊り切り、全身を火照らせたエウリュアレは、荒い息を吐きながらもその瞳に狂おしいほどの情熱と官能の火を灯していた。汗で湿り気をおびた華奢な肉体から甘く重苦しい雌の匂いを立ち昇らせ、彼女は残された二つの舞踊へ向けて、堂々と立つあなたのもとへとしなやかに歩み寄った。

 

「あぁ……♡♡♡ はぁ、はぁ……♡♡♡」

 

 エウリュアレはあなたの目の前に立つと、可憐な脚を高く持ち上げ、あなたの腰へと妖艶に絡めつけた。そのまま自らの手のひらをあなたの胸元へ滑らせ、引き締まった筋肉を挑発的に撫で回す。

 そして、彼女の視線はあなたの股間に聳え立つ、猛々しく怒張した巨根へと注がれた。愛液で濡れた自身の指先を伸ばすと、陰茎の根本から浮き出た太い静脈をなぞり、ゆっくりと最先端の亀頭へと向かって滑らせると、あなたに背を向けるようにして背中を預け、膝を折って深々と中腰になった。そして、背後からあなたの逞しい陰茎を手でそっと掴むと、自身の熟した小豆色の割れ目―――愛液で濡れそぼった膣口へとあてがった。

 

「んっ……おぉぉっっほぉぉっ……♡♡♡♡」

 

 そして彼女はゆっくりと腰を落とし、あなたの巨大な亀頭だけをぬぷりと己の膣内へと慎重に差し込んだ。

 

「おぉぉっ”っほぉぉ”っぉぉ”ぉぉ♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 先端が入り込んだだけで、子宮口に押し寄せる圧倒的な雄の圧迫感と快楽に、エウリュアレの口から下品で淫らな声が漏れ出た。

 その光景を目撃したバルコニーの皇帝ネロは、ついに二人の性交が始まるのかと興奮して思わず欄干から身を乗り出すようにして、眼下の二人を食い入るように見下ろした。

 しかし―――まだその時ではなかった。エウリュアレはあなたの巨大な亀頭を膣の入口に深く咥え込んだ状態のまま、絶対にそれを逃すまいとでも言うように腰を激しく振りたくり始める。しかし竿の奥深くまで入れることは決してない。官能な舞踊と淫蕩な交尾の中間に位置する、絶妙な腰の動き。すなわちこれが六つ目の舞、ラップダンス。

 

「んっ”ぉ”っ♡♡♡♡♡♡ おぉ”っっ”っほ”ォ”ぉ♡♡♡♡♡♡ んぃ”ぃぉ”ぉ”ぉぉっ♡♡♡♡♡♡」

 

 亀頭が膣口と膣壁の最も浅い肉ひだを極上の摩擦で擦り上げ、擦り潰していく。激しく振られる彼女の豊満な尻肉が、あなたの太腿や下腹部に「パンッ! パンッ!」と官能的な音を立てて激突する。陰茎をすべて挿入するのではなく、最過敏な先端のみを膣口に抱え込んだまま舞い踊るという情熱的で淫靡な踊り。それによってもたらされる過剰な快楽の連続に、エウリュアレの口からは喘ぎ声が止まらなくなり、結合部からは泡立った愛液が留まることなく溢れ出し、あなたの太腿と彼女の脚をドロドロに汚していった。

 エウリュアレは絶頂の波に揉まれ、瞳をうっとりと潤ませながら、サロメとしての狂おしい情念を声の限りに叫び上げた。

 

「あ、あんなに不愉快で……憎らしいはずの王のおちんぽ様なのに……ォ”ォほぉ”ぉっ♡♡♡♡ なんで……なんでこんなに気持ちいいのよぉ”ぉっ♡♡♡♡♡ 悔しい……悔しいわっ♡♡♡♡ 私の持てる踊りの粋をぶつけても……この王を堕としきれるか怪しいだなんて……♡♡♡♡♡♡ あぁぁ”はぁぁ”っダメぇぇっ♡♡♡♡ このままじゃ……このままじゃ私が……王の凄絶なおちんぽ様に、心も体も完全に堕とされるぅぅぉぉッ”ッおお”ォ”ォ♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 避けることのできない敗北の予感と、雄の象徴に対する屈服の歓喜が混ざり合った叫びは、中庭全体、そして皇帝ネロの魂を猛烈に揺さぶり穿っていく。

 あなたはエウリュアレの官能的かつ淫靡な舞踊に大変気を良くした様子で、何度となく鷹揚に深く頷いた。そして、先端しか入っていない彼女の華奢で滑らかな腰を両手でがっしりと掴みつけると、国王たる圧倒的な威厳と重厚さを込めた声で語りかけた。

 見事なる舞踊である、サロメよ。そなたが真に何を望んでいるのかは計りかねるが、この王の前にありとあらゆる美と官能の舞踊を披露してくれたこと、大変感じ入った。ゆえに、王からの特別な褒美を授けよう。心して受け取るが良い、と。

 その言葉の意味、そして直後に訪れる猛烈な歓喜と破滅を瞬時に悟ったエウリュアレは、すでに快楽で蕩けきった表情を浮かべながらも、サロメとしての矜持を保とうと必死に拒絶の仕草を見せた。

 

「あ……っ、ダメ……ダメよ、王よ……♡♡♡♡ これ以上私の中に……あぁぁっ……♡♡♡♡♡」

 

 バルコニーから見下ろす皇帝ネロもまた、ついに訪れる至高の瞬間に熱に浮かされたような荒い息を漏らした。その頬は情欲と圧倒的な美意識の昂ぶりに赤く染まり、瞳は爛々と輝いている。

 次の瞬間、あなたは腰に力を込めると、エウリュアレの狭い膣の最奥―――子宮口を粉砕せんばかりの勢いで、太く滾った陰茎を深々と一気に突き入れた。

 

「オォぉ”ぅっ”っっほぉ”ぉぉ”ぉぉ”っっ”♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 あまりにも下品で、濁りきった獣の絶叫が、宮殿の奥深くまで響き渡った。

 激しい舞踊のステップは完全に止まり、押し寄せる極上の性感によってエウリュアレの華奢な全身がガクガクと激しく震え出す。これこそが『七つのヴェールの踊り』を完成させる最後の舞踊。至高の絶頂に震える女の真正の踊り、アクメであった。

 そして、この七つ目の舞はただ一度の絶頂などで終わるものではない。劇団の主宰であり、偉大なる雄たるあなたからの圧倒的な膣内射精をもってのみ、完成をみるのだ。

 預言者への復讐のために、自らの身と誇りのすべてを代償として支払う覚悟を決めた王女サロメ。しかし、目の前に立ちはだかる精強にして偉大なる雄のおちんぽ様を前に、彼女の矜持は脆くも崩れ去り、心は甘く蕩け、肉体は屈し、魂までもが完璧に屈服していく。そして、ちっぽけな復讐などという負の情念をも遥かに超越する至高の性愛によって、彼女は一人の「雌」として新しく生まれ変わるのだ。片恋慕の対象であった預言者のことなど疾うに忘却の彼方へと追いやり、王のおちんぽ様を生涯気持ち良くするためだけの性奴隷として、とこしえに幸福な生涯を生きる。これこそが、あなたたちがこの特異点と皇帝ネロの美意識を撃ち抜くために改変した、『サロメ』の結末であった。

 あなたはエウリュアレの華奢な腰が絶対に逃げ出せないよう、両手で指が食い込むほど強く掴み直すと、容赦のない猛然とした速度で陰茎を出し入れさせ始めた。

 パンッ! パンッ! パンッ!

 激しい肉と肉とが衝突する官能的な打撃音が中庭に激しく木霊する。膣壁が削り取られるかのように激しく擦り上げられ、最奥の子宮口があなたの固い亀頭によって幾度となく強打される。

 その乱暴なまでに力強い動きに合わせて、エウリュアレの美しい髪、豊かな汗を弾かせる胸の膨らみ、そして引き締まった桃色の尻肉が、まるでそれ自体が一つの淫靡な舞踊であるかのように揺れ動く。

 エウリュアレは顔全体を快楽と歓喜で蕩けさせ、泡立ち溢れる愛液を膣口から撒き散らしながら、自身の肉体が目の前の雄と彼の一物に屈服しつつあることを高らかに叫んだ。

 

「おぉ”っォォ”ほぉ”っ♡♡♡♡♡ おおぉ”ぉっ”っぅぉ”ぉっ♡♡♡♡ おちんぽ様♡♡♡♡♡ 王のおちんぽ様に、私のおまんこが……魂まで屈服させられちゃいますぅぅぅ♡♡♡♡♡ ヨカナーンなんて……ヨカナーンなんてどうでもいい……♡♡♡♡♡ 私……私、王のおちんぽ様なしじゃ生きられない、ただの変態お便器奴隷になりますぅぅぅ♡♡♡♡♡」

 

 白日の下の宮殿前で繰り広げられるあまりにも情熱的で猛烈な交尾に、皇帝ネロは言葉を失い、喉を鳴らしてゴクリと生唾を飲み込んだ。

 ただ観る者を圧倒し、気圧する精気に満ち溢れた性行為。口では演者としての台詞と劇の役柄を述べながらも、あなたとエウリュアレの二人は、魂の最も深いところで互いを強く想い合っているかのように互いの肌を密着させ、全身全霊で性愛を貪り合っている。それはもはや単なる演技という矮小な枠組みを超越した、確固たる愛の証明。皇帝ネロが統べるこのローマのいかなる男女、いかなる雌雄であっても決して到達し得ない、圧倒的な美と生命力に満ちた表現であった。

 特異点ローマ全体を覆い尽くし、人々の正気を蝕む妖しい瘴気でさえも決してかき消すことの不可能な、原始にして至高なる人間の交尾が、いまネロの眼下で眩いばかりの輝きを放ち続けていた。

 あなたは押し寄せる猛烈な射精の奔流をぐっと堪えながら、王としての重厚な声を響かせ、エウリュアレに問いかけた。

 余の陰茎の味わいはいかがか。世にあるあらゆる豊穣の果実をも遥かに凌駕する、極上の味わいであろ、と。

 その雄々しくも圧倒的な一物を味わうことで得られる性感がいかほどのものか、高座の皇帝にまで響き渡るかのように、エウリュアレは涙と唾液で顔を乱しながら叫び上げた。

 

「オォォッ”ッホォ”ぉぉっ♡♡♡♡♡ あ、味わいなんて……そんな生易しいものじゃありません♡♡♡♡♡♡♡ 王のおちんぽ様は……ォォ”ォッ”ッ♡♡♡♡♡ 太くて熱い鉄の柱みたいに、私のおまんこの壁をゴリゴリ削って……子宮口を壊すみたいにダイレクトに叩いてくるのぉ”ぉっ”♡♡♡♡♡♡ 一突きされるたびに頭が痺れて、身体の底からドロドロの快楽が溢れ出して止められない……♡♡♡♡♡ こんな……こんな凄絶な性感、この世のどんな果実も、どんな至福も絶対に敵わない♡♡♡♡♡♡♡ おちんぽ様に突かれるたびに、おまんこも魂も全部焼き尽くされちゃいそううなんですぅぅ”っっ”♡♡♡♡♡♡♡」

 

 快楽に甘く蕩けきった女神の生々しすぎる告白に、高座のネロら熱っぽい息を荒く漏らした。バルコニーの欄干を固く掴む白く美しい手には自然とぎちぎちと力が入り、その顔は圧倒的な美と官能への恍惚によって陶然としつつあった。

 

「ぬ……むぅ……。そこまで……そこまでの快楽をあの雄は与えるというのか……?」

 

 うわ言のように小さく呟きながら、ネロは己の身体の内奥——腹の底から急激に熱いものが込み上げ、子宮がキュッと疼くような感覚を確かに覚える。

 やがて、あなたたちの交尾は劇的な佳境へと移っていく。サロメという可憐な王女が、ついにあなたの持つ雄の象徴へと堕落する運命の瞬間であった。

 あなたはエウリュアレの華奢な胸を両手でわしづかみにし、指先を食い込ませて荒々しく揉みしだきながら、彼女の上体をぐっと起こした。バルコニーで見下ろす皇帝ネロへ、彼女の排泄器官のすべて、そして屈服した痴態の全貌を見せつけるように。エウリュアレが涙と涎をぼろぼろと零し、完全なる性愛の喜悦に身を蕩けさせる様を直視し、ネロは己の意思とは無関係に、無意識のうちにむっちりとした自身の内股を擦り合わせ始めた。

 そしてあなたは、溜め込んだ精気を爆発させるべく、激しく猛然と腰を振りたくり始めて、ついに、深々と突き刺さった陰茎の先端から、熱く濃密な精の奔流をエウリュアレの膣の最奥へと解き放った。

 

「オぉ”ぅぅ”っぉぉぉ”っほぉぉぉ”ぉぉ”ぉっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 身体の最奥を溶かすような熱い射精の感触に、エウリュアレは濁ったオホ声を張り上げ、自らの魂が目の前のおちんぽ様に完璧に屈服し、堕落したことを高らかに訴えかけた。

 吐精の最中であっても、あなたは緩めることなく何度となく腰を振りたくり、睾丸の奥に眠る精液を一滴残らず彼女の体内へ叩き込んでいく。もはや復讐の情など微塵も残っておらず、ただ一匹の淫らな雌奴隷に相応しい恍惚の表情を浮かべ、エウリュアレは全身を駆け巡る絶頂の波にガクガクと打ち震えた。結合部の隙間からは収まりきらない大量の白濁した精液が「ドプッ、びゅるるっ」と溢れ出し、白大理石の中庭の床を淫らに濡らしていく。

 

「ほぉぉぉ”ぉぉ”ぉっ♡♡♡♡♡♡ あ……熱い……♡♡♡♡♡ 王のおちんぽ様から、熱いお種が子宮の中に……ドバドバ流れ込んできますわぁぁぁ♡♡♡♡♡♡ あぁぁっ、堕ちる……♡♡♡♡♡ 私、サロメは……このおちんぽ様に完全に堕ちましたぁぁぁ”っ”……♡♡♡♡♡♡♡」

 

 あなたは余韻に浸る間もなく、結合部から「ぽんっ」と音を立てて陰茎を引き抜くと、気高き王のごとく毅然とした声で宣告した。

 そなたの魅せるすべての舞、実に見事であった、 約束通り、そなたの望みを一つ叶えて進ぜよう。いかなる願いを望むのか、と。

 陰茎を抜かれたエウリュアレは、快楽に震える身体を抱えながら、すぐに必死の面持ちで訴えかけた。

 

「あぁ……王よ……♡♡♡♡ お願いです♡♡♡♡ この凄絶で素晴らしいおちんぽ様で……あの憎らしきヨカナーンを……♡♡♡ 井戸の底で眠りこける、男装の預言者を徹底的に犯してくださいませ♡♡♡♡ あのヨカナーンを二度と神の預言など口にできない、卑しいおちんぽ様の性奴隷へと貶めてやってくださいませぇっ……♡♡♡♡♡」

 

 サロメの願いを聞き届けたあなたは、エウリュアレの小さな頭を両手で己の方へと引き寄せると、その可憐な唇を強引に奪い去った。

 

「んむっ……♡♡♡♡♡ んっふぅぅ……じゅるるるる♡♡♡♡♡」

 

 口唇を重ね合わせ、互いの口腔の内側を舌で激しく貪り合う濃厚な性愛の口づけ。エウリュアレはうっとりと瞳を閉じ、鼻腔から甘い息を漏らしながら、歓喜とともにその接吻に応じた。

 かくして、演目『サロメ』は息を呑むような狂乱の佳境を迎え、舞台は最終局面たる「ヨカナーンの処刑」へと引き継がれていくのであった。

 

 その後、あなたたちの演劇は一層淫らに、そして過激に推移していった。

 井戸の底に繋がれていた預言者ヨカナーン(に扮したステンノ)は、王の命令によって拘禁を解かれ、豪奢な王宮の中へと引きずり出される。怪しみ、警戒の眼光を向けながらも王宮へと足を踏み入れたヨカナーンであったが、待ち構えていたサロメの手によって瞬く間に捕らえられ、身に着けていた無骨な衣服を乱暴に剥ぎ取られてしまった(実際には全裸なので演出面での表現だが)。その下に隠されていたのは、男性のふりをしていたとは思えぬほど可憐で、溢れんばかりの情熱を秘めた豊満な女体であった。

 身分と性別を偽り、神の預言者を騙っていた罪に問われたヨカナーンは、王の痛烈な面罵を受けて激高する。しかし、王の圧倒的な肉柱による折檻が始まると、その抵抗は一瞬にして崩れ去った。深々と子宮を穿たれる凄絶な官能に、ヨカナーンはたちまち身も心も蕩けさせ、下品なオホ声の喘ぎを上げて屈服。王の性奴隷となることを涙ながらに懇願したのである。

 原典においては首を刎ねられ、銀の盤に乗せられた生首の状態でサロメに欲望の口づけを施された預言者。しかしこの舞台においては、二人ともども王の絶対的な所有物として受け入れられ、永遠の性愛へと没頭していく。恐ろしい復讐も、不吉な預言もすべて忘却の彼方へと放り投げ、一匹の雌としてただ王のおちんぽ様を貪る幸福な生涯を遂げるのだ。

 サロメとヨカナーン、二人の女神が膣内に大量の精液を注ぎ込まれ、結合部からだらだらと溢れ出る白濁した愛液を見せつける淫靡な構図をもって、この『サロメ』は華々しく幕を閉じた。

 

 すべての演目を終え、中庭に沈黙が訪れた直後。

 高座のバルコニーから、激しい手拍子の音が響き渡った。

 

「素晴らしい……! 誠に見事であるぞ、カルデア!!」

 

 皇帝ネロは満面の笑みを浮かべ、惜しみない喝采をあなたたちへ送った。

 

「演目が実に淫らで妖艶でありながら、そこには人間の底知れぬ欲望が雄弁に描かれておった! まさに美の体現……! 余の愛する黄金の劇場にも勝るとも劣らぬ、華やかで絢爛豪華な舞台であった!」

 

 ネロは紅潮した火照った頬を隠すこともせず、熱っぽい視線であなたたちを見下ろすと、興奮を孕んだ声で告げた。

 

「しばしそこにおるがいい! この美しき奏者たちに、皇帝自らが近くへ参って直々に褒賞を与えてやろう!」

 

 ネロはそう言い残すと、背を翻して宮殿の室内へと姿を消した。

 ついに、この特異点の核心たる皇帝があなたの目の前へと現れるのだ。あなたは揺るぎない決意を胸に抱きながら、皇帝を迎えるに相応しい、より一層淫靡かつ退廃的な雰囲気を演出することにした。

 あなたは足元へ二人の女神を膝づかせ、そそり立つ己の陰茎へと顔を寄せさせた。二人は自発的に舌を伸ばし、あなたの陰茎にこびりついた愛液と精液をうっとりと舐め取り始める。そしてあなたは傍らにジャンヌを招き寄せると、彼女の豊満な乳を鷲掴みにし、激しく揉みしだきながら唇を重ね合わせた。

 

「んむぅっ♡♡♡♡♡ んっふぅぅ♡♡♡♡♡ ぢゅるるる♡♡♡♡♡ れろれろっ♡♡♡♡♡」

 

 口唇を重ね、互いの舌を深く絡め合う激しいベロチュー。ジャンヌはすぐさまその濃密な愛撫に応じ、歓喜の息を漏らしながら舌を絡めて返す。しかし、その接吻の渦中においても、あなたとジャンヌの瞳は互いの意志を確かめ合うように、静かに、そして熱く見つめ合っていた。

 ジャンヌは接吻の合間に、あなただけに届く囁き声で呟いた。

 

「いよいよですね、ご主人様……。どんな罠が待っていようと、私は最後まであなた様の聖女であり、雌奴隷としてお供いたします♡」

 

 そして間もなく、白大理石の床を叩く、揺るぎない力強さと圧倒的な威圧感を伴った足音が近づいてきた。

 宮殿の一階の重厚な扉が開かれ、そこから皇帝ネロがゆっくりと中庭側に向かって歩み出てきた。近くで見ると、その爆発的なバストの肉感と、立ち昇る力の濃密さは狂暴なまでに空間を支配していた。

 

「おお……なんと淫らで美しき姿か。間近で見ると、その肉体の躍動となまめかしさは一段と際立つな。うむ、実に素晴らしい者たちではないか。

 ……そうであろう、レフ?」

「——ええ、全くですとも。皇帝陛下」

 

 ネロが背後に向かって投げかけた言葉に応じ、一人の男が影からぬっと姿を現した。

 あなたはその名を聞き、そして皇帝の後ろから歩み出てきた男の顔を目にした瞬間、思わず目を見張った。

 シルクハットに独特の翠色コート——かつてカルデアで目撃したのまったく同じ姿格好の男、レフ・ライノール。人理を焼却するための悪辣極まりない爆破テロを引き起こした、カルデアにとって絶対に許しがたい宿敵が、堂々と皇帝の傍らへ侍っていたのだ。

 レフは皇帝の問いかけに対して恭しく頷いてみせながらも、その緑色の瞳には、全裸で乱交に興じるあなたたちカルデアの面々に対する、あからさまな軽蔑と冷ややかな失望の色を濃く漂わせていた。

カルデア側と契約していない、人理によって召喚された女性の英霊が、特異点内で不特定多数の人間(現地人など)との間で性的関係を結ぶのは、アリか。

  • 有り(輪姦、和姦問わず)
  • 有り(和姦のみ)
  • 無し(主人公側の性行為だけ書いてほしい)
  • なんでもいいかヌかせて!
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