賭ケ堕チル ——黒いチョーカーと快楽ハッキング調教—— 作:坂本太郎
私立百花王学園。創立有余年を誇るこの名門校は、表向きは政財界の超大物たちの子息が集う輝かしいエリート養成所である。しかし、その実態は、美徳や知性ではなく「ギャンブルの強さ」こそがすべての階級を決定する、狂気と極彩色の資本主義が支配する魔窟であった。
勝てば王侯貴族のごとき権力と栄華を手にし、負ければ人間の尊厳を剥奪され、「家畜(男子はポチ、女子はミケ)」の烙印を押されて首輪を嵌められる。生徒会が構築したこの絶対的なカーストシステムは、百喰一族の頂点たる生徒会長・桃喰綺羅莉の冷徹な知性と圧倒的な強運によって、完璧に維持されているはずだった。
だが、どれほど強固に見えるシステムにも、必ず脆弱性(バグ)は存在する。
「ギャンブル、ね。人間の欲望と不確定要素をルールという檻に閉じ込めただけの、極めてアナログで非効率的なシステムだ。……ハッキングの対象としては、これ以上なく容易(イージー)すぎる」
放課後の喧騒から離れた旧校舎の一室。夕闇が差し込む薄暗い部屋で、神代朔夜(かみしろ さくや)はノートPCの画面を見つめながら、冷徹な笑みを浮かべていf た。
朔夜は、この狂った学園に編入してきた一人の男に過ぎない。しかし彼が持つ本質は、ギャンブラーではなく「支配のハッカー」であった。彼は確率の神に祈るような真似はしない。対戦相手の心理、イカサマのロジック、学園の資金流動、そして人間という生き物が持つ「肉体と欲望のメカニズム」――そのすべてを完全に解析し、上書きするためのコードを脳内で組み立てる。それが彼の戦い方だった。
彼にとって、百花王学園の誇る美少女たちは、それぞれが固有のセキュリティを持つ「極上のサーバー」に過ぎなかった。
ある者は高慢なプライドというファイアウォールで身を護り、ある者は狂気という予測不能の暗号化で本心を隠し、ある者は従順な忠誠心というアクセス制限で他者を拒絶する。だが、神代朔夜の圧倒的なオス性と、脳の防衛ラインを直接破壊する「肉体的調教」という名のウイルスを流し込めば、どんな高貴な美少女も、一瞬にして理性を失った従順な肉奴隷へと書き換えられてしまうのだ。
「まずは、このクラスの歪んだ生態系のトップから処理していきましょうか」
画面を閉じ、立ち上がった朔夜の瞳には、すべての光を吸い込むような底知れない漆黒の覇気が宿っていた。
彼の目的は、単にギャンブルで勝つことではない。学園の美少女たちを一人残らず自らの肉体でハッキングし、そのプライドと処女性を快楽の暴力で徹底的に去勢すること。そして、彼女たちの白い首元に例外なく「黒いチョーカー」を嵌め込み、自分なしでは生きていけない完全な従属メスへと作り変えること。
44人に及ぶ美少女ハーレムの構築、そして一族の頂点をも巻き込む絶対的支配の王国。その壮大な計画の第一歩が、今、静かに踏み出されようとしていた。
脆弱なる女王たちに、男の絶対的な支配という名の『破滅的快楽』を。神代朔夜による、百花王学園完全ハッキングの幕が上がる――。