賭ケ堕チル ——黒いチョーカーと快楽ハッキング調教—— 作:坂本太郎
乾千歳を金と快楽の罠で陥落させ、ついに10人の美少女をハーレムに収めた神代朔夜。学園の各勢力を次々と侵食する彼が、第二ステージ『双(ツイン)』の系譜・善咲会との死闘の幕開けとして目を付けたのは、本校の過去の歪みを色濃く残す場所――かつてギャンブルの賭場として使われていた因縁深き「文芸部」だった。
放課後。古びた本棚が並び、どこか薄暗い文芸部の部室。
部長の2年生、戸隠雪見は、一人でパイプ椅子に深く腰掛け、お気に入りの小説をめくっていた。ショートカットの髪に眼鏡、一人称は「僕」。男子に混じって遊んできた彼女は、サバサバとした男勝りな口調と態度で、この狂気の学園の中でもどこか飄々と独自のスタンスを保ち続けている。
「ふむ……。最近、学園内で首輪を嵌めた女を連れ回す変な転校生がいるって噂だけど。僕の文芸部(たまり場)には関係のない話だな」
雪見が本から目を離さずに呟いたその時、部室の重い扉が静かに開いた。
「関係がない、とは冷たいですね。戸隠部長」
現れたのは朔夜。その後ろには、首輪を嵌められた10人のハーレム(心、菜々美、那々、直愛、綾女、栗霧、熊楠、沙織、可織、千歳)が、一糸乱れぬ従順さで控えている。千歳が「彼女が戸隠雪見。男勝りだけど、中身はただの初心な本読みよ」と冷やかに告げる。
「へえ、君が噂の神代朔夜か。何の用だい? 僕の本読みを邪魔するなら、お引き取り願いたいね」
雪見は本を閉じ、眼鏡の奥の瞳で朔夜を鋭く睨みつける。男っぽい態度で威嚇するが、朔夜は全く動じない。
「君がかつてこの賭場を巡る勝負に敗れ、文芸部を譲り渡した記録……そして、その裏で君が『本当は男子のように扱われることに怯え、女の子として激しく愛されたい』という強烈な飢えを抱えていること。すべて僕の目には見えていますよ」
「な……っ!? 何を根拠にそんな気持ち悪い妄想を!」
雪見のサバサバとした仮面が、一瞬で崩れかけた。
「妄想かどうかは、今から確かめればいい。戸隠雪見、君と3回勝負のギャンブルをしたい。ゲームはシンプルに、君の愛読書をランダムに開き、そのページの最初の文字の画数が『偶数』か『奇数』か。僕は3回ともすべて『偶数』に賭けよう。君が勝てば、僕の全財産をあげましょう。だが僕が勝ったら――」
朔夜は一歩、また一歩と雪見に近づき、彼女を古い本棚の壁へと追い詰めた。
「君のその『男勝りな仮面』を剥ぎ取り、隠された『女の子の部分』を、僕の部屋で徹底的に暴き立てる」
「……っ、ふん、面白いじゃないか。その安い挑発、乗ってあげるよ!」
雪見は負けじと強気を装い、本を構えた。勝負は3本勝負、2本先取した方の勝ちとなる。
朔夜は、彼女が差し出した本のタイトルを見た瞬間に、その書籍に含まれる各ページの頭文字をすべて脳内で検索し、それぞれの画数を瞬時に弾き出していた。さらに、本を差し出す雪見の指の位置や、本の側面(小口)についた僅かな手垢の跡、紙のめくれ具合を凝視し、彼女が「無意識によく開いてしまうページ」の範囲を完全に予測した。
彼女が開きそうな全13ページを特定した朔夜は、その中で最初の文字の画数が偶数であるページが11枚、奇数であるページが2枚であることを看破する。すなわち、雪見がランダムに開くという行為において、偶数が出る確率は圧倒的に高く、この3回勝負全体で朔夜が勝利する確率は約93.6%という、勝つべくして勝つ仕掛けを完璧に見抜いていた。
不敵に笑う朔夜は「僕はすべて偶数だ」と宣言した。
「さあ、1回目だ!」
雪見が勢いよく本を開く。開いたページの最初の文字は『恋』。画数は10画で偶数。まず朔夜が1勝をあげる。
「くっ、たまたまだよ! 2回目!」
焦った雪見が再びページをめくる。最初の文字は『愛』。画数は13画で奇数。雪見が1勝を取り返す。
「ほら見たことか! 次で終わりにしてあげるよ!」
勝ちを確信して息を荒くする雪見。しかし、これこそが朔夜の計算通りだった。心理的に追い詰められ、アドレナリンが出た人間が最も開きやすい「癖のついたページ」を、朔夜は冷徹に見つめていた。
「さあ、運命の3回目だ、雪見さん」
雪見が震える指で最後の一めくりをする。開かれたページの最初の文字は『情』。画数は11画……ではなく、旧字体および正式な画数カウントにより12画、すなわち「偶数」であった。
「嘘……12画、偶数……っ!? 僕の、負け……?」
愕然とする雪見に、朔夜は冷酷な笑みを浮かべながら静かに語りかけた。
「君の負けだ、雪見さん。僕は君がこの本を差し出した瞬間、すべてのページの頭文字の画数を弾き出していた。さらに、本の側面についた汚れや紙の癖から、君が無意識に開く13のページを特定したのさ。そのうち偶数から始まるページは11枚、奇数はわずか2枚。僕がこの3回勝負で勝利する確率は93.6%。最初から君に勝ち目はなかったんだよ」
「な、何言ってるんだよ!? そんなのデタラメだ、ただの偶然に決まってるだろ!」
雪見は顔を真っ青にしながら叫び、現実を拒絶するように狂ったように何度も何度も本をランダムに開き直した。
「ほら、奇数が出ろ! 奇数……ッ! え……? 『画(8画:偶数)』……。次、次こそは! 『夜(8画:偶数)』……!? なんで……『明(8画:偶数)』、『定(8画:偶数)』……嘘だろ……っ!? ほとんど偶数しか出ない……っ!!」
開くページ、開くページ、ことごとく最初の文字が偶数画であるという事実を突きつけられ、雪見の細い身体が小刻みに震えだす。彼女の数学的な敗北と、朔夜の圧倒的な計算能力に対する恐怖が、その胸を支配していった。
「さあ、勝負はついた。男っぽい口調で隠したその身体が、本物の男に触れられた時、どんなに可愛い『女の子』の声をあげるのか……じっくりと教えてあげましょう」
理性を粉砕され、雪見は初めて味わう男の暴力的な色気に身体を震わせながら、文芸部の奥の部屋へと連行されていった。
### 文芸部の奥の部屋での調教開始
完全な敗北者となり、文芸部の奥の部屋へと連行された雪見は、古い木製のベッドの上に乱暴に押し倒され、抵抗しながらも身体を緊張で硬直させていた。
「おいおい冗談だろ!? 僕をここでヤるつもりなのかよ!?」
「その『僕』という不自然な仮面が気に食わんのだよ」
朔夜は冷酷に言い放つと、雪見の両腕を強固に拘束し、彼女のトレードマークであった眼鏡を容赦なく取り上げた。
「離せっ!! 触んな……あっ!?」
遮るものがなくなり、露わになった双眸には怯えと羞恥の色が宿る。無防備になった胸部へ朔夜の掌が容赦なく当てられ、揉みしだかれると、雪見の口から思わず上擦った悲鳴が漏れた。
「ほう……こんなに小柄で男勝りな癖に、意外とあるじゃないか」
「きっもち悪ぃんだよ……っ!」
揶揄する声色とともに乳房全体を強烈に愛撫され、雪見は必死に憎まれ口を叩く。しかし、その男性器への嫌悪感や恐怖とは裏腹に、彼女の皮膚表面にはうっすらと熱い汗粒が滲み始めていた。強がる語調とは裏腹に、下半身では太腿同士を不自然に擦り合わせている。それは、女であることを隠しきれていない何よりの証左であった。
朔夜が指先を巧みに操り、胸の先端の蕾をピンとはじけば、雪見は敏感すぎる反応を示し、そこをピンク色に膨張させたままブルブルと震わせた。
「まだ強がっている暇があるようだな。だが、すぐにその余裕も奪ってあげるよ」
朔夜は自身の衣服をくつろげ、猛烈な硬度と質量で屹立した剛直を、雪見の目の前に突きつけた。
「まずはその生意気な口で、僕のモノを満足させてもらおうか」
「な、何考えて……むぐぅ――っ!?」
拒絶の言葉を吐き出そうとした雪見の唇に、熱い肉茎が無理やり押し込まれた。初めて見る雄の圧倒的な存在感に戸惑い、涙目を浮かべながらも、雪見は頭を掴まれ、必死に吸い付かされる姿勢を強制された。
「ん、むぐぅ……っ、れろ……ちゅ、ちゅぱ……」
「本ばかり読んでいた割には、随分と締め付けのいい口じゃないか」
朔夜は容赦なく彼女の髪を掴むと、喉の奥深く、限界まで一気にペニスを突き刺した。
「んぐぅ――ッ!? むぐ、ん、んんーっ!」
喉を激しく蹂躙された果てに、朔夜は彼女の口内へ熱く濃厚な精液を一気に解き放ち、無理やり全てを飲み干させた。
「ゲホッ、う、うぅ……っ♡」
男勝りなプライドを完全に汚され、オスの遺伝子を強制的に嚥下させられた背徳感。それが雪見の脳内の理性を急激に書き換えていく。下着をずり下げられた彼女の秘裂は、すでにドロドロの愛液で濡れそぼっていた。
「では次は本番だ。四つん這いになりなさい」
「は……はい……っ」
雪見は震える声で応じると、ベッドの上で恭順の姿勢をとった。豊満な臀部が高く掲げられる屈辱的な格好だ。朔夜はまだ熱く猛り狂う剛直を、雪見のナカへと一気に根元まで突き立てた。
「ひぎゃああっ!? 熱い、奥が、全部壊れちゃうぅぅう!!」
鋭い悲鳴が響く。パン!パン!と肉の衝突音が反響するたび、雪見は白目を剥きかけながら激しく身悶えした。激しいピストンに脳を揺さぶられ、抑えきれない嬌声が部屋に響き渡る。
「あ、あぁっ♡ 気持ちいい、気持ちよすぎて頭がおかしくなるぅぅう!!」
「どうした? 男扱いに怯えていた癖に、本物の男に貫かれるのはそんなに嬉しいか?」
「ち、違うわよ……! これはただ……生理現象みたいなもので……っ!?」
突然激しく最奥を突かれ、雪見は弓なりに背中を反らせた。執拗なGスポットへの刺激、内側からの圧倒的な圧迫感に、彼女の理性が完全に瓦解していく。
「ごめんなさい……もう駄目……助けて……お願いだから、私をめちゃくちゃにしてぇぇええっ!!」
ついに折れた雪見が、歓喜と絶頂への期待に声を狂わせる。朔夜は彼女の腰を強固に掴み上げると、ラストスパートとばかりに下から烈しく突き上げた。
「イッグゥゥゥゥッ!!!!」
二人は同時に激しい絶頂を迎え、朔夜の二度目の濃厚な白濁が雪見の子宮最奥へと容赦なくブチ撒けられた。雪見は白目を剥いて盛大に潮を吹き、完全に果ててベッドへと崩れ落ちた。
放心状態でピクピクと痙攣している雪見の首元へ、朔夜はそっと手を伸ばした。あらかじめ用意していた、鈍い光を放つ「黒いチョーカー」をカチリ、と冷たい金属音が響き、彼女の白い首に強固な首輪が嵌め込まれた。
「契約成立だ。これで君は、僕の11人目の所有物だよ」
首輪の冷たい重みを感じ、完全に「雌」としての刻印を押された雪見は、涙を流しながらも、その表情には絶望的なまでの恍惚感が満ち溢れていた。
### 翌日・放課後・文芸部室にて
翌日の放課後。文芸部の部室は、いつもと違う甘く淫らな空気が漂っていた。
部屋の奥、古いソファーに深く腰掛ける朔夜の足元に、一人の少女が這いつくばっている。
それは、昨日まで男勝りだった戸隠雪見の姿だった。
トレードマークだった眼鏡は外され、涙で潤んだ瞳はトロリと熱く昂っている。制服のブラウスは大きくはだけ、その白い首には、神代朔夜の所有物であることを示す「黒いチョーカー」が深く刻まれるように嵌められていた。
雪見は自らはだけた胸元を朔夜の膝に擦り付けながら、消え入りそうな、しかし紛れもない「女の子」の甘い声で啼いた。
「あ、あん……朔夜様……っ。昨夜は、僕の……いいえ、私の汚い身体を、あんなに優しく、激しく愛してくださって……ありがとうございました……」
「雪見。随分と可愛い声で鳴くようになったじゃないか。あの男勝りな口調はどこへ行った?」
朔夜が雪見の髪を乱暴に引っ張り上げると、雪見は恥ずかしさに顔を真っ赤に染めながらも、うっとりと目を細め、彼の靴を愛おしそうに舐め回した。
「もう……『僕』なんて言えません……っ。私は、朔夜様に男の力でねじ伏せられ、メスにされた、ただの弱い女の子です……。あの方の大きなお宝で、奥の奥までドロドロにされて……もう朔夜様なしじゃ、息もできません……っ!」
そう言って、雪見は朔夜のズボンのフロントに狂おしく顔を埋め、彼のモノを欲しがるように何度も舌を這わせた。
男勝りな少女の仮面は完全に剥ぎ取られ、極上のメスへと生まれ変わった。神代朔夜のハーレムは11人目。文芸部を起点とする第二ステージの攻略は、これ以上ない背徳的な滑り出しを見せていた。
(第十話 了)