賭ケ堕チル ——黒いチョーカーと快楽ハッキング調教—— 作:坂本太郎
戸隠雪見の男勝りな仮面を剥ぎ取り、純従なメスへと調教した神代朔夜。文芸部を事実上の支配下に置いた彼が次に目を付けたのは、雪見と同じく文芸部に身を置く1年生、花手毬つづらであった。
放課後の文芸部室。雪見が朔夜の足元で首輪を嵌められ、恍惚と自らの身体を慰めている横で、つづらは怯えるように肩を震わせていた。
金持ちには珍しく誰に対しても優しく、恩着せがましさのないおっとりとした美少女。争い事が苦手なその優しい性格故に、かつては家畜にまで落ちていじめられていた、あまりにも純真で無垢な存在。
「つ、雪見先輩……どうしてそんな……。神代さん、先輩を放してください……っ」
つづらは大きな瞳に涙を溜め、か細い声で朔夜に訴えかける。その姿は、狼の群れに迷い込んだ哀れな仔羊そのものだった。
「おやおや、優しいですね、花手毬さん。ですが、彼女は自ら望んで僕の犬になったのですよ。……それよりも、次は君の番だ」
朔夜がスッと手を伸ばすと、つづらはビクッと身体を強張らせて一歩後退りした。背後には、首輪を嵌められた11人のハーレム(心、菜々美、那々、直愛、綾女、栗霧、熊楠、沙織、可織、千歳、雪見)が、壁際から獲物を見つめるような目で見つめている。
「私、私はギャンブルなんてしません……! 争うのは、嫌なんです……っ」
「拒否権はありませんよ。ここは百花王学園だ。勝負はシンプルにしましょう。君が僕の目を10秒間、逸らさずに見つめ続けられたら君の勝ち。もし目を逸らしたら、僕の勝ちだ」
「え……? 目を見る、だけ……?」
あまりにも簡単な条件に、つづらは戸惑いながらも、雪見を救いたい一心で朔夜の双眸を真っ直ぐに見つめた。
しかし、それが朔夜の罠だった。朔夜の瞳は、これまでに数多の女を絶頂の底へ突き落としてきた絶対的な支配者のそれ。1秒、2秒と経つにつれ、朔夜の放つ圧倒的な色気と、全てを見透かすような昏い眼光が、つづらの脳を激しく揺さぶる。
(な、何……この感覚。身体が、熱くて……動けない……っ)
5秒が経過した時、つづらの顔は真っ赤に染まり、息が荒くなっていた。そして7秒目、朔夜がふっと艶めかしい笑みを浮かべた瞬間、つづらは耐えきれずに「ひゃうっ……!」と小さく声を上げて目を逸らし、その場にへたり込んでしまった。
「7秒。僕の勝ちですね、つづらさん」
「あ、あ、ウソ……私、負け、ちゃった……」
朔夜はへたり込んだつづらの前に膝をつき、彼女の柔らかい頬を優しく包み込んだ。これまでの悪女たちへの手荒な扱いとは違い、壊れ物を扱うかのような、恐ろしいほどに優しい手つきだった。
「争い事が嫌いな君には、暴力も脅迫も必要ない。ただ、その純白な身体に、誰も教えてくれなかった『最高の快楽』を刻み込んであげましょう。怖がらなくていい……僕に全てを委ねなさい」
優しく耳元で囁かれる愛の言葉のような支配に、つづらの理性が甘く溶けていく。彼女は生まれて初めて経験する男の匂いと優しさに、抗う術を失ったまま、朔夜の腕の中に抱き上げられていった。
### 文芸部室の一番奥での調教開始
朔夜がつづらを抱き上げて向かったのは、文芸部室の一番奥にある古びたソファだった。長い時間放置されていたのか、革の部分は色褪せ、木枠には埃が積もっている。つづらの心臓は破裂しそうなくらい高鳴っていた。(怖い……でも逃げられない……神代さんの目が……)
「ここがいいだろう」
朔夜はつづらを優しくソファに座らせると、彼女のすぐ隣に腰掛けた。距離が近すぎてつづらの身体は反射的に縮こまる。
「そんなに固くならなくてもいい。まずは……リラックスしよう」
朔夜の温かい手が、つづらの肩にそっと置かれた。予想していた痛みはない。その温もりがじわりと全身に広がっていく感覚につづらは戸惑う。(あ……すごく……優しい手……)
朔夜のもう片方の手がつづらの小さな顎を持ち上げる。至近距離で目が合う。深い海のような青い瞳だ。
「つづらさん……とても綺麗だ」
甘い囁きに、つづらの頬は一気に紅潮した。(やだ……綺麗だなんて……そんなこと言われたの初めて……)
朔夜は微笑むと、つづらのおでこに優しくキスをした。
「んっ……」
「驚いた? 痛くなかったろう?」
再び優しいキスが瞼に落とされる。次は頬。
そして耳元へ……
「ふぁ……」
くすぐったいような甘酸っぱい感覚につづらは身じろぎする。しかし朔夜は許さず、さらに深く彼女の耳介を唇で挟み込み、耳孔に向けて熱い息を吹きかけた。
「ひゃんっ!」
「可愛い声だ……」
低い声が鼓膜を震わせると、つづらの頭の中がクラクラした。朔夜の声は麻薬のように思考能力を奪っていく。
朔夜の手はゆっくりと下りていき、つづらの細い首筋をなぞった。その指先が鎖骨のくぼみを過ぎ、ブラウスのボタンへと届く。
「脱がすよ……怖くないからね」
一つずつ外されるボタン。布の擦れる音が妙に大きく聞こえる。朔夜の手つきは信じられないほど慎重で優しい。まるでガラス細工を扱うように。
ブラウスがはだけると、真っ白なレースの下着が現れた。その中に慎ましやかに収まっている胸の谷間にはうっすらと汗が光っている。
「きれいな肌だ……ここに口づけしてもいいかな?」
そう訊ねながらも、朔夜は答えを待たずに谷間へ顔を埋めた。
「あっ! やぁん……恥ずかしい……です……っ」
羞恥で全身が火照るが、朔夜は構わず柔らかい皮膚に吸い付き、痕を刻んだ。痛みはなく、代わりにじんわりとした温かさが広がる。
「ここは感じるみたいだね?」
朔夜が上目遣いで尋ねると、つづらは必死に首を振った。
「わかりませ……ん…あぁっ!」
否定した瞬間、朔夜の舌先が乳房の麓をなぞり上げた。未知の感覚に背中が弓なりに反る。
「正直になってもいいんだよ。芽亜里にも……いや……誰にも見せないつづらさんを見せてくれないか」
「め、芽亜里ちゃんには……っ」
親友の名前を出されると途端につづらの瞳に涙が滲む。(ダメ……こんな姿……絶対に見せられない……)
その葛藤を察したように朔夜は微笑んだ。
「そうだね……この淫らな仔羊は、僕だけの秘密だ」
囁きながらブラのホックが外され、ぷるんと現れた胸の頂を朔夜の指がそっと撫でた。
「んん〜っ!」
軽く触れられただけなのに身体が跳ね上がる。さらに朔夜は両方の乳首を摘み、優しくコリコリと揉みほぐし始めた。
「あっ……あっ……それ……ダメぇ……」
つづらの声が切なげに変わっていく。初めて知る性感に戸惑う心と、もっと欲しいと疼く身体の乖離に混乱する。
朔夜はその反応を愉しむように微笑みながら、スカートの中に手を忍ばせた。太ももの内側をソフトに撫で上げ、中心へと近づいていく。つづらは腰を捩って逃げようとするが、朔夜の腕はしっかりと彼女を捕らえて離さない。
「ここも……もうこんなになっているね」
薄い生地越しにも分かる湿り気に朔夜は目を細めた。ショーツを引きずり下ろされると、透明な糸が引いているのが見えた。
「やっ……見ちゃ……やだぁ……」
つづらの哀願を聞き流し、朔夜の指が割れ目を探る。柔らかな肉襞を開き、濡れた蜜壺を確認する。
「素晴らしい……こんなに純粋な花から、こんなに濃密な蜜が湧き出るとは」
「うぅ……恥ずかしくて……死んじゃう……」
羞恥で顔を両手で覆うつづらだが、朔夜は容赦なくその中心へと指を進めた。
「痛かったら言うんだよ」
第一関節が埋まる。つづらの腰がピクンと跳ねる。痛みはない。それどころか、何かを欲しがって蠢くような奇妙な感覚だ。
「ふぁ……なに……これぇ……」
「これが『気持ちいい』ってことだよ。少しずつ覚えようね」
朔夜の指が螺旋を描くように動き出す。入口付近の浅い箇所を丹念に擦り上げると、つづらの喉から甘い喘ぎが漏れ始めた。
「あっ……あっ……なんか……ゾワゾワする……」
「そこだ。ここを重点的に責めてあげよう」
Gスポットを特定した朔夜の指使いがさらに精密になる。同じテンポで一定の刺激を与え続ける執拗さだ。初めは戸惑っていたつづらの呼吸が徐々に乱れ、腰が勝手にくねり始めた。
「んっ……あぁっ! やっ……やぁん! 神代さまぁ……そこ……おかしくなる……っ!」
「いいよ。おかしくなっても。これは悪いことじゃない。全部僕だけに見せてごらん」
耳元で囁かれる甘い許可に、つづらの中で何かがプチンと切れた。押さえ込んでいた欲望が堰を切って流れ出す。
「ああっ! すご……いぃ……! もっと……もっとください……!」
つづらの声が変わった。幼さの残る高い声はそのままに、響きには危険な色気が帯びている。自分で朔夜の手に股間を押し付けるように腰を動かし始めた。
「素正になったね……素晴らしい子だ」
朔夜は褒めるようにキスを贈ると、指の動きを速めた。同時にもう片方の手でクリトリスを優しく捏ね回す。
「ひゃうんっ! そこっ……一緒にしたらダメぇ……!」
ダブルの刺激につづらの限界は急速に近づく。爪先がピンと伸び、シーツを握りしめる指が白くなる。
「イクっ……イッちゃいます……っ! 神代さまぁ……あああぁーーっ!」
甲高い悲鳴と共に、つづらの身体が激しく痙攣した。朔夜の指を咥え込んだ膣がリズミカルに締め付け、熱い蜜が噴き出す。
「おっと……たくさん出たね」
絶頂の余韻で放心状態のつづらを優しく抱き起こすと、朔夜はズボンのベルトを緩めた。解放された雄々しい分身を見てつづらの瞳が恐怖と期待で潤む。
「こんなの……入るわけ……」
「大丈夫……僕がちゃんと導いてあげる」
ソファに浅く腰掛けた朔夜の膝の上につづらを跨がらせる。初めての体位に困惑するつづらを尻目に、朔夜は彼女の臀部を支えてゆっくりと下降させた。
「力を抜いて……そう……そのまま……」
入口が亀頭に触れた瞬間、つづらは息を飲む。
「怖い……です……」
「僕を信じて……優しくするから」
つづらが目を閉じた。その睫毛の先が震える。
朔夜は一気に突き上げるのではなく、慎重に腰を押し上げる。つづらの未熟な花弁がギュウギュウと悲鳴を上げながらも剛直を受け入れていく。
「うぅぅ……っ!」
処女膜を貫通する痛みに顔を歪めるつづら。しかし朔夜はそこで止まらない。さらに深く沈み込ませると、とうとう互いの恥骨が密着した。
「全部……入ったよ」
汗で貼り付いた前髪を払ってやりながら朔夜が微笑む。結合部からは純潔の証が僅かに滲んでいる。
「うぅ……神代さまぁ……痛い……です……」
「慣れるまで少し休もう。大丈夫……怖くないよ」
朔夜が再びおでこや頬にキスの雨を降らせると、少しずつ痛みが和らいできた気がする。代わりにお腹の中に鎮座する熱い塊の存在感が意識され始める。
「動くよ……平気かな?」
こくりと頷くつづら。朔夜はゆっくりと上下運動を始めた。
「んっ……んっ……あっ!」
初めは辛そうに歯を食いしばっていたつづらだが、朔夜の緩慢な抽送が続くうちに異変を感じる。奥の一点を押し込まれると、痛みとは別の甘い痺れが走るのだ。
「あ……んんっ……それ……さっきの……」
「そうだよ。さっき見つけた君の『イイトコロ』だ」
朔夜は角度を調整して集中的にそこを狙い撃ちした。ペースは遅いままだが的確な刺激に、つづらの嬌声が次第に切迫感を帯びてくる。
「あっ! そこぉ……すごく……いいです……!」
「もっと欲しいかな?」
「ほしい……です……お願いします……っ」
躊躇いながらも欲望を吐露するつづら。その瞬間、朔夜の動きが加速した。
「ひゃぁんっ! あっぱ! すご……いっ!」
激しく揺さぶられる度に乳房が波打つ。朔夜はそれを両手で鷲掴みにすると揉みしだきながら乳首をしゃぶり上げた。
「んん〜っ! らめぇ……全部しちゃ……おかしくなるぅ……!」
「そう……おかしくなってしまえ」
卑猥な水音と甘い喘ぎが埃っぽい部室に響く。つづらの腰は無意識に朔夜の動きに合わせて踊り始めている。
「神代さまぁ……また……来ちゃいます……っ!」
「好きな時にイケばいい。何度でも満足させてあげるから」
耳朶を噛みながら囁くと同時に、最後の一突きを放った。子宮口を直撃する衝撃につづらの意識が飛びかける。
「あああーーっ! イクッ! イッちゃうぅーーっ!」
全身を弓なりに反らせて激しく痙攣するつづら。その絶頂に合わせて朔夜も胎内深くに熱い飛沫を解き放った。
結合したまま崩れ落ちるようにソファに沈む二人。つづらはぐったりと朔夜の胸にもたれかかり、荒い呼吸を繰り返している。その無防備な項に朔夜は優しく唇を寄せた。
「よく頑張ったね。可愛い僕の仔羊」
「ふぁ……はぃ……」
朦朧としたつづらの首に何かが巻かれる感触。細いチョーカーが美しい首輪となり、彼女を新たな主に縛り付けた。
「これで君も僕のものだ。いつでも呼び出してあげるからね」
朔夜の囁きに、つづらの瞳がとろりと溶ける。
「はい……ずっと……お傍に置いてください……神代さまぁ……」
### 翌日・放課後・文芸部室にて
翌日の放課後。文芸部室の扉が開くと、そこには驚くべき光景が広がっていた。
部室の奥に置かれたソファー。そこに腰掛ける朔夜の膝の上に、ちょこんと座っているのは花手毬つづらだった。
いつもはおっとりとしていた彼女の制服は、どこか艶っぽく着崩され、ニーソックスは少し緩んでいる。そしてその白い首には、神代朔夜の所有物であることを示す、細く可愛らしい「黒いチョーカー」が誇らしげに嵌められていた。
つづらは朔夜の胸に顔を埋め、昨夜の快楽の余韻でトロリと潤んだ瞳で、甘えるように呟いた。
「あん……朔夜様。私、もう、朔夜様に優しく意地悪されないと、身体が寂しくて堪りません……っ」
「つづら、随分と淫らな仔羊になったね。あんなにギャンブルを怖がっていたのに」
朔夜が優しく彼女の頭を撫でると、つづらは嬉しそうに身体を擦り寄せた。
「はい……っ。私、神代様に抱かれて初めて分かりました……。ギャンブルで争うよりも、こうして朔夜様に全てを捧げて、優しくめちゃくちゃにされる方が、何百倍も幸せだって……。私を家畜の地獄から救ってくれたのは芽亜里ちゃんだけど……私の心を快楽で満たしてくれたのは、朔夜様だけです……っ」
そう言って、つづらは自らブラウスのボタンを外し、朔夜の手に自分の豊かな胸を押し当てた。その表情には、汚れなき純真さと、開発され尽くした雌としての淫らさが同居する、極上の背徳感が満ち溢れていた。
純白の象徴だったおっとり美少女すらも、優しく確実な快楽の檻へと閉じ込められた。神代朔夜のハーレムは12人目。文芸部の完全掌握を目前に、彼の甘い支配は学園をさらに深く侵食していく。
(第十一話 了)