賭ケ堕チル ——黒いチョーカーと快楽ハッキング調教—— 作:坂本太郎
愛浦心、そして蕾菜々美という二人の美少女を従え、学園内での存在感を急速に強めていく神代朔夜。彼の次なる標的は、学園の暗部でさらに悪質な搾取を行っている「本物の悪女」だった。
放課後の旧校舎の一室。そこでは、鳳那々が数人の女子生徒を前に、冷酷な笑みを浮かべていた。
「いい、あんたたちの借金はこれでチャラにしてあげる。その代わり、今日の夜から指定した男たちのところへ行ってもらうわ。百花王学園の生徒ブランドなら、いくらでも稼げるものねえ?」
那々は、イカサマを使ったブラックジャックで目を付けた女子生徒をハメて多額の借金を背負わせ、その返済のために裏で売春を強要するという、文字通りの悪行に手を染めていた。怯え、涙を流す女子生徒たちを、那々は楽しげに見下している。
そこへ、ノックもせずに扉が開いた。
「なるほど。ギャンブルの負けを肉体で支払わせる、か。悪趣味ですが、システムとしては非常に効率的だ」
現れたのは朔夜だった。その左右には、チョーカーを首に巻いた心と菜々美が、従順な奴隷のように付き従っている。
「あら、噂の神代くんじゃない。何の用かしら? 今、大事なお仕事のお話中なんだけど」
那々は不快そうに目を細め、タバコの煙をふうっと吹きかけた。
「用件はシンプルです。そこにいる彼女たちの借金、僕が全額買い取りましょう。その代わり――鳳さん、あなたとギャンブルがしたい」
「はあ? 私と? 面白いじゃない。いいわよ、彼女たちの借金総額は3千万円。それを一括で払えるなら、受けて立ってあげる」
那々が提示したのは、彼女の得意舞台である『ブラックジャック』。ディーラーは那々の身内の女子生徒が務める。
(クスクス、馬鹿な男。このテーブルにはね、鏡の仕掛けがあるのよ。あんたの手札は全部私に筒抜け。売春組織の資金源にするために、あんたの身ぐるみ剥ぎ取ってあげるわ!)
ゲームが始まる。那々の目論見通り、朔夜の手札は筒抜けのはずだった。しかし、2ゲーム、3ゲームと進むにつれ、那々の顔から余裕が消えていく。
「な、何で……!? sixteen(16)でヒットして、ピンポイントで5を引くなんて……!」
「おかしいですね、鳳さん。僕の手札、見えているのでしょう?」
朔夜が冷ややかに微笑む。彼は最初から、那々がテーブルの反射を利用してインサイド・ワーク(イカサマ)を行っていることを見抜いていた。そして、那々が見ている「鏡の映像」そのものを、カードを配る瞬間の超高等な指技(セカンドディールやボトムディール)によって、あえて『都合の良い偽情報』として誤認させていたのだ。
最終ゲーム。那々の手札は「20」。勝ったと確信した那々に対し、朔夜が静かにカードをめくる。
「エースとジャック。ブラックジャック。……僕の勝ちです」
「嘘よ! あんた、何か仕込んだでしょう!?」
「仕込んだのはあなただ。イカサマをしておいて負けるとは、底辺の極みですね。さあ、3千万円の支払い、あるいは――」
朔夜は立ち上がり、逃げようとする那々の長い髪を容赦なく掴み、机の上に組み伏せた。
「あなたが他の女の子に強要しようとしていた『肉体での支払い』、今度はあなたが僕に対して行ってもらいましょうか。他人の尊厳をオモチャにしていた悪女が、どんな情けない声を出すのか……じっくり分からせてあげます」
那々のプライドに満ちた瞳が、初めて本物の恐怖で支配された。
### 旧校舎 一夜の調教部屋にて
古びた机が雑に並べられた旧校舎の一室。那々を組み伏せた朔夜の後方で、心と菜々美が興奮を隠せない面持ちで控えている。那々の長い黒髪が乱れ、胸元がはだける度に二人の視線が妖しく光った。
「くそっ、離せ! お前みたいな田舎モンに私をどうにか出来ると思うな!」
那々が悪態をつくが、朔夜の腕は鋼のように動かない。片手で彼女の両手を机に磔にすると、もう片方の手はスカートの中へ滑り込む。湿った音が狭い空間に響く。
「ほぉ。こんなに濡れてるのに強気だ。人に売春を勧めながら、実は自分の方が欲求不満だったんじゃないか?」
「うるさい! 触るなぁあ!」
しかし朔夜の人差し指がクリトリスを捉えると、那々の声が上擦る。自分で処理することすらしない日々だった彼女にとって、ここ最近最大級の刺激だ。
「ひぃんっ……! やめ……ろぉ……!」
抵抗空しく甘い啼き声が漏れ出す。心と菜々美は笑みを浮かべながら近づき、那々の足をそれぞれ掴んでM字型に固定する。
「あらあら、足震えちゃってるわね。悪いことを企んでる子はやっぱりエッチなことが好きなのかしら?」心が嘲るように言う。
「違……!」
「そうですよ。私も同じでした。お兄様に教えていただいた快感、一度味わってしまえば忘れられません」菜々美の声は羨望に満ちている。
朔夜がベルトを緩める音が響く。屹立した凶悪なペニスが露になると、那々の表情が強張った。
「待って! それは冗談じゃない! 私を弄ぶつもりで――」
言葉の途中で朔夜が強引に腰を沈める。狭い膣道を力ずくで蹂躙され、那々の喉が絞まったような悲鳴を上げた。
「ぎぃやぁあッ!! 痛いぃぃ! 壊れる……やめてぇぇ……ッ!」
苦痛に悶える姿を嘲笑うように心が耳元へ囁く。
「痛いだけですか? 変わってきますよ。最初は私も苦しかったけれど……今では神代様に貫かれないと眠れないんですもの♪」
朔夜が速度を上げるにつれ、粘膜が擦れる水音が激しくなる。最初は嫌悪感に支配されていた那々の頭蓋内で、何かが融解し始めた。
「ひゃう……あッ♡ ん……ちょっと……待ってぇ♡」
「感じてきたんだろう? 他人を売り飛ばそうとする女が自分の膣で善がってちゃ世話ないな」
那々は否定するように首を振りつつも腰が浮いてしまう。菜々美はその動きを抑えるふりをして体重をかけた。
「逃げようとしたらお仕置きですよ? 悪女さん」
亀頭が子宮口を叩くたび火花が散る錯覚。那々の視界が霞む中で三人の顔だけが鮮明に浮かぶ。
「もっと激しく……もっとぉお♡♡」
ついに出てしまった哀願。朔夜は冷笑を漏らし一旦動きを止めた。
「止めろと言ったり続けろと言ったり忙しい奴だ。だがまぁ合格点だな」
彼は深く埋め込んだまま静止する。焦燥感から那々は自ら尻を上下させた。
「なんで……なんで止めるの……ねぇお願い早く動いてぇえ!」
「動かしてほしいか? なら自分の立場を宣言してみろ。本名と一緒に誰の所有物になったか報告しなさい」
汗と涙と涎でぐしゃぐしゃな顔で那々が訴える。
「鳳那々……ッ! 私は……あなた専用の性処理便器になりましたぁあ! もう二度と人様に迷惑かけませ……あああっっ♡♡♡」
瞬間朔夜が再始動する。解放された飢餓感は凄まじく絶頂波となって襲いかかる。
「イッグゥゥゥゥッ!!!!」
白濁の噴火と共に那々は意識を手放した―――
ハァハァと熱い息を吐きながら机に突っ伏す那々。しかし、その瞳はすでに恐怖を失い、完全に快楽に毒されたトロンとした目つきに変わっていた。他人に売春を強要していた悪女のプライドは、たった一回の中出しで完全に去勢されてしまったのだ。
「うそ……何これ、あたまが、熱い……。ねぇ、足りない……足りないわよ。もっと……もっとちょうだい……っ!」
那々は目がトロンとなったまま、信じられないことに、自ら朔夜をベッドへと押し倒した。
まだ精液を滴らせて萎えかけている朔夜のペニスにしがみつくと、欲望を剥き出しにして、夢中でその先端を口内にくわえ込んだ。
「ん、むぅ……レろっ、んぐぅ……っ! ちゅぱっ、ん、んんーっ!」
射精直後の過激な刺激に、朔夜のペニスが那々の口内で再び猛烈な硬度を取り戻し、大きく跳ね上がる。その硬さを口内で感じた那々は、恍惚とした笑みを浮かべ、今度は自ら朔夜の体の上に跨がった。
「あはっ、またこんなに大きくなって……っ。私のナカで、もっとめちゃくちゃにしてぇっ!」
那々は自ら秘部を開くと、猛り狂う剛直を一気に自身の奥深くへと突き立てた。
「あうぅぅっ――! は、入ったぁぁっ、すごいの、来てるぅっ♡」
今度は那々が上から逆に腰を激しく攻め立てる騎乗位の体勢へ。長い黒髪を振り乱し、自ら肉の結合音を響かせながら、朔夜のペニスを子宮へと狂ったように叩きつけていく。
「逃げようとしたらお仕置きですよ? 悪女さん」
心と菜々美が嘲笑混じりに見つめる中、那々はもう周囲の目などどうでもよくなっていた。
「あ、あ、あぁっ! 神代くん……ううん、ご主人様ぁっ! 私の頭、全部お前のモノで書き換えてぇぇっ!!」
貪欲に腰を振り続けた那々のナカが、限界突破の収縮を起こす。朔夜もまた、那々の腰を強固に掴み上げると、下から烈しく突き上げた。
「鳳那々……ッ! 私は……あなた専用の性処理便器になりましたぁあ!」
「イッグゥゥゥゥッ!!!!」
二人は同時に二度目の激しい絶頂を迎えた。朔夜の濃厚な白濁が那々の子宮を完全に焼き尽くし、彼女は白目を剥きながら朔夜の胸元へと崩れ落ちた。
ピクピクと四肢を震わせ、完全に腑抜けた那々の首元へ、朔夜はそっと手を伸ばした。ポケットから取り出したのは、鈍い光を放つ「黒いチョーカー」だ。
カチリ、と冷たい金属音が響き、彼女の細い首に強固な首輪が嵌め込まれる。
「よく言えましたね。これでお前は、僕の三人目の所有物だ」
首輪の冷たい重みを感じながら、那々の心には、もう二度とこの男の快楽から逃れられないという、絶望的なまでの至上の幸福感が満ち溢れていた。
### 放課後の旧校舎の一室
翌日の放課後。
旧校舎のその部屋には、昨日那々に脅迫されていた女子生徒たちが集まっていた。彼女たちは、自分たちの運命がどうなるのか不安に駆られていた。
そこへ、扉が開いて朔夜が入ってくる。その後ろから現れた人物を見て、女子生徒たちは驚愕のあまり声を失った。
そこにいたのは、昨日まで傲慢に女王然としていた鳳那々ではなかった。
衣服はどこか乱れ、ストッキングは伝線し、何よりその首には、心や菜々美と同じ「黒いチョーカー」が固く嵌められている。彼女の自慢だったプライドは完全に粉砕され、その肉体は朔夜に与えられた快楽の泥沼から抜け出せなくなっていた。
那々は女子生徒たちの前に進み出ると、信じられないことに、その場に膝をついて頭を床に擦り付けた。
「みんな……ごめんなさい。私があなたたちにしようとしていたことは、最低の犯罪でした。……神代様が、私の歪んだ根性を、身体の奥底から叩き直してくださいました……っ」
その声は震えていたが、どこか恍惚とした響きを帯びている。
「よく言えましたね、那々」
朔夜が冷たく見下ろすと、那々は犬のように四つん這いで朔夜の足元へ擦り寄り、彼のズボンの裾を縋るように掴んだ。
「神代様……っ、お許しいただき、ありがとうございます……。私はもう、人の形をしたただの肉便器です。どうか、今日も私をめちゃくちゃに汚してください……!」
悪女としての牙を完全に抜かれ、恥辱の快感に溺れた那々の姿に、女子生徒たちは言葉を失うと同時に、彼らの救い主である朔夜への絶対的な畏怖を刻み込まれた。
「さあ、これで3人目だ。学園の膿をひねり潰すのは、実に気分がいい」
朔夜は那々の髪を荒っぽく引き上げ、快楽で完全に腑抜けたその顔を見つめながら、昏い笑みを浮かべた。
(第三話 了)