怪しいサイトで天使と悪魔のラブドールを購入したら実体化した 〜ハーレムの代償で命が削られている僕の元に、なぜか女子大生退魔師達までも押し掛けてくる〜 作:nene2012
「ちょっ、ちょっと! 待ってよー!」
僕は慌てて肉棒を抜こうとした。抜いた途端、ラティアの膣から僕が放出した精液がボタボタッと床に飛び散る。
彼女は恥ずかしそうにしながらも抜かれた刺激で小さな声で喘いでしまう。
「ああっ♡……」
「こらっ! あたしというものがありながらラティアとエッチしてるなんて何事よ!」
「ご……ごめんなさい。けど、2人とも僕の所有物だから別にいいじゃないか……」
僕は言い訳するも、すっかり彼女の剣幕に萎縮してしまう。モルガの剣幕に思わず謝罪してしまった。
するとモルガは鼻をフンッと鳴らして言う。
彼女は目を剥いて怒りの形相で完全に怒っていた。
「何を言ってるの! あたしの方が悠人を大事にするに決まってるでしょ! 酷いよ!」
「っていうか……僕はご主人様みたいな立場だから……」
「そんなの関係ないよ! とにかく、あたし以外としないで!」
「ええっ!? そんなの無理だよ!……」
僕はモルガの憤慨した様子に押され後ずさりするが、彼女も一歩詰めてくる。
最早、修羅場寸前の空気になっていた。そんな僕達の様子を見てラティアは少し面白そうな表情で微笑んだ。
「くすくす……♡ 悠人さんを取られて、悔しいのですね……?」
ラティアは先程までの無防備な恰好から一転して、モルガをないがしろにする感じで話す。
だが、彼女の足元の床には未だに僕の精液がポタポタ垂れていた。ショーツを穿いていないからだろう。
そんな訳で傍目にはエロいが僕にはラティアがドジっ娘に見えてしまう。
その様子を見て、モルガもフフっと鼻を鳴らしラティアに向かってけしかける。
「ふん! アソコからザーメン垂らして話す女から言われても!」
「ああっ!? 私としたことが!?」
その指摘で今気付いたと言わんばかりにラティアは慌てて裾の中に手を入れる。
慌てる仕草を見てモルガがクスクスッと嘲笑し得意げな表情になっていた。
嘲笑われた彼女もムキになってモルガに詰め寄る。
2人は同時に張り合って睨み合い罵るのである。
「まあ、ザーメンをアソコから垂らしているのに気付かない、うっかりさんだからね……」
「んぐっ!? あなたみたいな、ふしだら女に言われる筋合いはありません……」
モルガの煽りを受け、その言葉の意味を理解し一瞬にして怒りで顔が赤くなる。
ラティアも負けまいと鋭い目付きで言い返す。
確かにその通りだが、モルガも昨日は似たような状況だったと思うが……?
そして、お互い視線からバチバチと火花を散らし睨み合っていた。
「ちょ、ちょっとお互い喧嘩しないで!……」
僕は2人を宥めようとするが、聞く耳を持とうとしない。彼女達は言い争いを続けていた。
「へへーん……昨日、悠人はあたしと夜遅くまでセックスしたんだから……」
「ふんっ! いっぱいセックスしたからと言って勝ち負け関係ありません。どのくらい悠人さんに愛されているかが大事なんです……」
2人が言い合いしだしたので僕は話題を変えるように話をし始める。
「モルガの事だけど……何故、朝から活動できるの?」
「それが、よくわかんないんだよね……気が付いたら朝に目覚めたし」
「おかしいでしょ! 私達は昼夜交代で活動するのがデフォルトですよ!」
僕が話を振るとラティアもモルガの不測な行動を不服に思い不満タラタラに言う。
どうも、それぞれ昼夜交代で活動するように設定されていたらしい。
モルガ自身も何故そうなったのか不明らしくお互い顔を見合わせ首を捻る。
なんで彼女が朝から活動できるようになったのかも僕には皆目見当がつかない。
考え込んでいると、不意にある記憶が蘇った。それはあの老人と出会った時の事だ。
確か、生命と精力を無限にする能力を付与するとか言っていたような……?
「そうか……あ老人の力が影響しているかもしれない」
「な、何よ? 急に難しい顔をして……?」
モルガは不安そうに僕を見詰め、ラティアも自身の知らない話に強い関心を示す。
「老人? 誰に会ったのですか? 怪しいですね……」
「ああ……実は、昨日公園で会った……」
僕は夜の公園で謎の老人との出会いを説明し事情を話す。すると2人共目を丸くして驚いていた。
「そう言えば、昨日そんなこと言っていたね……」
モルガも怪訝な顔をしながら、じっくり考えている様子だ。
話を聞いたラティアも、しばらく腕を組み考え込んでいる。
「恐らく……その老人も創造主と同等の存在なのでしょうね……」
「モルガが朝から活動できるのも、そのお陰?」
「可能性としてはあり得ますね」
なるほど……。つまり、それが原因でこんな事になったのか。
う~ん……あの老人は本当に何者なんだろう……?
しかし、考えてばかりでも答えは出ないので止める事にした。
今日、予定していた出来事を2人に向かって話すのである。
「ねえ、今日は大学休みだから皆揃って服を買いに行こうよ?」
僕がそう言って誘うとラティアが不思議そうに訊ねてくる。
「何故……服を買う必要が必要なんですか?」
「君達のデフォルトの格好で外に出て行くには恥ずかしすぎるんだ」
「あっ……昨日の夜にそう言っていたね」
どうもラティアは服を買いに行くという概念が頭に無かったらしく戸惑っている。
モルガの方は僕が昨日言った事を思い出していた。
「どうやって、お金を用意すればいい?……」
「お金は私達が稼がないと……」
モルガが困惑気味に僕に話し掛ける一方で、ラティアは眉間に皺を寄せ難しい顔をしていた。
「安心して! 君達の服代は全部僕が払うから!」
そう答えると彼女達は安堵し買い物の話に乗り気になる。
「やった! 一緒にお買い物行こうね♡」
「もちろん私も行きますよ……」
僕が服代の工面をすると説明したらモルガは無邪気に喜びラティアは嫉妬が混じった表情で僕を見る。
そもそも僕とモルガで2人きりにさせたくないのだろう。
この時点で彼女達の性格の違いが、だいたい分かって来た。
モルガは基本的に単純かつ楽天的で天真爛漫だ。だが、甘えん坊で寂しがり屋の一面も持ち合わせている。
それに対しラティアは真面目で思いやりのある性格だ。そして、お堅く嫉妬深い面がある。
いずれにしても彼女達を制御していくのは大変だと実感するのであった……。