※この作品はR-18です。

怪しいサイトで天使と悪魔のラブドールを購入したら実体化した 〜ハーレムの代償で命が削られている僕の元に、なぜか女子大生退魔師達までも押し掛けてくる〜   作:nene2012

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3人で壮太のお見舞いをした後、結衣はヤボ用で僕はイザベラの部屋に誘われる

 翌日の火曜日。講義を受けるために登校してみたものの、今日も壮太の姿は見当たらない。

 授業が終わった後に再びメッセージを送ってみたが、やはり返信はなかった。

 流石に気になるので今日の帰り彼の家に寄ってみようと考える。

 

 昼食を食べる為に学食に行くと結衣とイザベラが席に座って食べていた。

 結衣が僕を見つけると笑顔を浮かべて手招きしてきた。呼ばれて、テーブルに近づき彼女達と挨拶を交わす。

 

「悠人……君、今日も壮太君は休み?」

「そうだね……今日も休みみたい。だから帰りに壮太のアパートに寄るよ」

「3人でソウタのお見舞いしようカ?」

「そうだね……3人で行こうか」

 

 イザベラも心配そうに尋ねてくるので壮太の家に行こうと提案すると、結衣も賛成してくれた。

 そして、3人で食べながら談笑していたが昨日の事もあり僕は結衣と目を合わせるのが気まずい。

 

 しかし、僕の正面に座っていた彼女はうっとりとしたような表情で僕を見詰めていた。

 それに気づいたイザベラは、その様子を見て不審に思ってきたようだ。彼女が疑わしい様子で質問してくる。

 

「2人共……その……どうかしたノ?」

「えっ!? ……いや、何でもないよ!」

 

 イザベラの純粋な視線に僕はドキッとする。昨日、結衣と一線を越えてしまったので内心慌てる。

 そして、今度は結衣に訝し気な視線を送ると彼女も同様に焦っていた。

 

「あ……あの……その……何もないよ!」

 

 結衣も落ち着きなく動揺しているようだ。やはり、何か怪しいと勘付かれたかもしれない。

 その様子を見たイザベラは疑いの視線から一変して嫉妬心が込められていた。

 その目には怒りも宿っているようだ。横目で結衣をジト目で見詰めてくる。

 

「……ワタシに何か隠してナイ?」

 

 イザベラのジト目が怖い。しかし、昨日の出来事は話す訳にもいかない。

 冷や汗をかきながら誤魔化すように苦笑いして返答するしかなかった……。

 

「いや……本当に何も……」

「だ……だから何もないって、イザベラ……」

 

 2人で言い訳をしながら、うやむやにした。イザベラは更に疑惑が深まったのか僕を凝視してくる。

 流石に昨日の話が出来る訳がないので必死で誤魔化したのであった……。

 

 

 

 

 そして午後の授業が終わり解散になった。3人で壮太を見舞うため大学を出る。

 歩いて彼のアパートまで行く。閑静な住宅街が広がり壮太の住んでいるアパートが見えてくる。

 僕が道案内しつつアパートに辿り着き、インターホンを押して名前を呼んだ。

 

「壮太……悠人だよ。大丈夫?」

「……悠人か……明日は学校に行く……心配しなくていい」

 

 インターホン越しに聞こえてくるのは彼の弱々しく疲弊した声だった。体調を崩していたのだろうか?

 ただ、インターホン越しだが僕を警戒している様な雰囲気も認められた。

 僕はイザベラと結衣もインターホン越しに話させることにした。

 

「ソウタ……大丈夫? ワタシ達も来たヨ」

「壮太くん、調子悪そうだけど病気なの?」

「……君達も来てくれたのか、ありがとう……病気じゃないから」

 

 彼女達も心配して声を掛けてくる。2人に声を掛けられて壮太も幾分か安心した口調で言う。

 壮太の家に集まったがインターホン越しに話すだけで部屋の中に入れて貰えることは無かった。

 

 単に壮太の顔を拝みたかったのではなく、少し話がしたかったのである。

 僕達は、それから少し壮太と他愛もない会話をして後にするのであった。

 それから結衣のスマホに電話が掛かってきた。彼女は慌てて電話にでる。

 

「はい、祓川です……あっ、はい……分かりました」

「どうしたの?」

「ごめん……今から日本支部の会合に行かなくちゃならなくなったの……」

 

 通話を終えた彼女に聞くと退魔師協会の日本支部から緊急の呼び出しをされたようだ。

 どうやら、イタリア支部のイザベラには関係ないことのようだった。

 

「それじゃあ、私は行くね」

「ウン……気を付けてネ」

「頑張ってね」

 

 僕とイザベラは結衣を励まして見送った。彼女は電車に乗るために駅へと向かって行ったのであった。

 すると、イザベラが僕に向き直ると意を決したかのように口を開いた。

 

「ハルト……ワタシの家に来てくれる? アナタに悪魔祓いのお守りを渡したいノ」

「えっ? 僕は別に構わないけど……」

「じゃあ……来テ」

 

 彼女は自分のアパートに招待してきた。イザベラの住まいは大学から10分ぐらいの所らしい。

 結衣と同じように退魔師協会から用意されたマンションに1人暮らしをしている。

 

 途中まで横に並んで一緒に歩いていると、さっきから肩のあたりに彼女の胸が当たってくる。

 服越しにムニュムニュと当たって気持ちいいが何となく恥ずかしい……。

 

 彼女は、どうやら僕に身体を密着させているようだ。僕も男なのでドキドキして興奮してきた。

 暫く歩くと昨日通った道を歩き古びた外観のマンションに辿り着く。彼女も結衣と同じマンションに住んでいるようだ。

 

 イザベラはエレベータに乗り込んでスイッチを押すと上階へと登っていく。結衣の部屋とは違う階だ。

 そして、目的の階に到着すると降りて廊下を歩き目的に部屋につく。扉の鍵を開けて中に入ると小奇麗でシンプルな部屋であった。

 

 フローリングの床材が敷かれた部屋でインテリアは少なく清潔感が保たれている。

 部屋に入るなり香水の匂いがする。彼女は欧米人なので体臭を和らげる為に使用しているのだろう。

 

「へぇ……いい部屋だし、いい匂いもするね」

「ソウ……ありがとう。適当にソファに座ってテ」

 

 イザベラは褒められて嬉しそうに微笑む。僕は勧められるままソファに腰を掛けると彼女は奥に行った。

 暫くすると奥の部屋から戻ってくる。そして、手には銀色のメダルを持っている。

 

 彼女が、そのメダルを手渡してきたので僕も何気なしに受け取る。

 そのメダルの表面はある人物が彫られており裏には十字架が彫られていた。

 

「これ……聖ベネディクトのメダル。バチカンのエクソシスト達も持っている銀製の特別なお守りヨ」

「ありがとう……でも、これは貴重な物なんじゃ……」

「気にしないで……ワタシも別のメダルを持っているカラ」

 

 イザベラは無償で僕にプレゼントしてくれた。この銀のメダルの人物は聖ベネディクトという聖人らしい。

 彼女が言うにはイタリア支部の退魔師協会に所属した時、協会の枢機卿からの祝福で渡されたものの一つらしい。

 

 バチカンのエクソシスト達の殆どが所持しているという事だ。

 しげしげと珍しそうに眺めているとイザベラは頬を赤らめながら、ウットリとした表情で僕を見詰めているのであった……。

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