※この作品はR-18です。

怪しいサイトで天使と悪魔のラブドールを購入したら実体化した 〜ハーレムの代償で命が削られている僕の元に、なぜか女子大生退魔師達までも押し掛けてくる〜   作:nene2012

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ラティアとトークし夕食も作ってくれる

「あの……残りの時間は私と一緒に過ごしてくれるんですよね?」

「うん、そうだけど……」

「では、マスターの名前を教えてくれませんか?」

「ああっ、そういえば名乗ってなかったね。僕の名前は結城悠人」

「悠人さんですね……。では、私の事はラティアとお呼びください」

「う……うん、わかった」

 

 そんな会話をした後、彼女は僕の手を握ってきてジーッと目を見ながら見詰めてくる。

 その様子に彼女が何を言いたいのか分からず仕舞いである。

 僕は困惑しながら頭に思い付いた事を喋る。

 

「え……えっと、ラティアとモルガの顔は同じだけど何故なの?」

「はい、私達を造った創造主によって同じ顔になっています」

「へ、へぇ……そうなんだ……」

 

 思わず呆気に取られてしまう。創造主って何なんだ……?

 彼女達を造った者も人間じゃないという事か?……一体、どんな存在やら……?

 そんな事を考え込んでいるとラティアが心配そうに言ってくる。

 

「あの……悠人さん? 何を考えているのですか?」

「あ、いや……ちょっとね、ははは……」

 

 彼女は気遣わしげに言う。そんな彼女を心配させまいと誤魔化すように笑う。

 しかし、このまま何もせず過ごすのは勿体無い気がするので何か聞いてみる事にしたのである。

 

「ねぇ、ラティア? 昨日、モルガが言ってたように君は僕の所有物っていうことで大丈夫?」

「はい、私は悠人さんの所有物です……。そして、ご奉仕する為にここに遣わされました」

「ご奉仕……?」

「はい! 私の身体を使って気持ち良くなってください……」

 

 ラティアは僕の手を握ると自分の胸に押し当てるのであった。彼女は頬を染め僕を見詰めている。

 僕は彼女が言った言葉の意味を直感的に理解した。つまり、そういう事だ……。

 

 そんな事を考え思わず唾を呑み込んで頭の中で、その場面を想像する。

 彼女の胸の感触に興奮していると急に手を離して言ってくるのである。

 

「あっ! その……こんな事をするのは初めてで、つい……。恥ずかしいです……」

「そ……そう」

 

 彼女は頬を赤らめてモジモジしている。そんなラティアを僕は可愛いと思ってしまう。

 だが、羞恥心から拒否されると僕も気まずくなり何も言えなくなってしまう。

 

「だけど……私、悠人さんに喜んでもらうために頑張ります……」

「べ……別に無理して奉仕してくれなくてもいいよ。徐々に慣れていけばいいんじゃないかな」

 

 そんな彼女の健気さに僕は心の中で嬉しくなった。

 それから彼女と他愛のない会話をしていく。

 

「モルガから聞いた話、悪魔じゃないけど似たようなものだと言ってたが君もそんな存在という事なの?」

「え~と、私も概念でいう天使ではないですけど……人間から見れば神に近いような存在から造られたドールということで……」

「神みたいなものによって造られたドール?……」

 

 ラティアの話す内容に理解が追い付かない。少なくとも彼女達は人間の人智に及ばない存在から造られたと説明している……。

 果たして彼女の言う事も本当の事かどうかも判断するには情報が少なすぎた。

 

「どうして、ラティアは朝から夕まででモルガは夕から朝までなの?」

「それは……恐らく創造主が天使は日中に活動し、悪魔は夜に活動するというイメージで設定したんじゃないでしょうか」

「へ……へ~、設定ね……」

 

 彼女の説明で創造主という存在も案外、人間的な思考で動いているのか……?

 たぶん、宗教的な神とは縁遠いが人間を遙かに超えた存在なのだろう……。

 

「僕に奉仕してくれると言ったけど本当は嫌だと思ったりしてない?」

「そんなことありません! 私は私の意思で悠人さんを愛おしい存在として尽くさねばならない相手だと思っています」

 

 僕は彼女の真偽を確かめるように訊くと本気で僕の為に献身してくれると答えてきた。

 そんな彼女の言葉に切なくなり、やりきれない思いが胸に込み上げてくる。

 これからはラティアの思いに応える為にも彼女を守ってあげたいという感情が湧いてきた。

 

「僕も君を大切にするよ……」

「悠人さん……そう思って頂けるだけでも嬉しいです!」

 

 その言葉に彼女も感激し僕に熱い視線を送ってくる。

 だが、暫くして自分の言葉に恥ずかしくなり彼女から目を背けてしまう。

 

 僕もラティアも恥ずかしくなり、お互い黙ってしまうのである。

 すると彼女はその場の雰囲気を変える為に何か思いついたのか手を叩いた。

 

「あっ! そういえば、夕食の準備をしましょうか? 私が作りますね!」

 

 そう言うと彼女はキッチンに向かう。そして、冷蔵庫の方へ行き中を覗くのである。

 独り暮らしだが、そんなに自炊する方じゃないので食材は少ない方だ。

 

「ありあわせの物で作りましょうか……?」

 

 ラティアは申し訳なさそうに言ってくる。そんな様子も僕にとっては可愛く思えてしまう。

 確か生米やパスタの乾麺と卵などはあった筈だ……。

 彼女は冷蔵庫の中にある食材を見て、しばし考えると閃いて訊いてくる。

 

「カルボナーラでも作りましょうか?」

「うん、それでいいよ」

「はい! わかりました」

 

 そんなやり取りをした後、彼女はキッチンに立ち料理を作り始めるのであった。

 そして、僕はラティアの料理している姿を見ながら思うのである。

 もしかしたら、これからの食事は彼女が作ってくれる事になるのでは……と。

 

 モルガとは夜の営みを、ラティアはウブなので肉体関係に持っていくには、まだ少し時間が掛かるだろう。

 だが、もう少しすれば夏休みに入る。そうなれば彼女との時間が多くなる。

 

 そんな期待に胸を膨らませながら料理ができるまで待つことにした。

 そして、暫くするとラティアはカルボナーラを皿に盛り付けて持ってきた。

 

「できました! どうぞ召し上がれ」

 

 彼女は満面の笑みを浮かべ言う。そんな笑顔に僕は思わずトキメキ見惚れてしまうのである。

 出来立てのカルボナーラを見て僕が作るより遥かに上手な料理であった。

 

 匂いも良く胡椒が効いていて食欲が湧いてくるようだ。

 ラティアは盛り付けた皿を見せ自信満々な様子で言うのであった……。

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