沼確バイン!!~エグいかわいいボーイッシュJKをメッチャやさしく攻略してみる~ 作:XI_01
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なんや暑い土曜日。
兄貴から呼び出しくらって、せやさかい、彼んち、訪ねたわけやけど。
最寄りは東京駅っちゅう立地の兄貴の一室のインターホンを鳴らした。
そったらややあってから返事――「いいぞ、入ってこい」言われたんや。
偉そうなこっちゃな、ちゅうてもまあいつものことやし。
オレは部屋に踏み入った、兄貴がいるであろう寝室を訪れた。
そったらや。
全裸の兄貴が女のアソコにモノをガンガン突っ込んでた。
兄貴は「はあはあ」若い男みたいな息吐きながら、ホンマ、がんがんがんがんん突いてやった。
兄貴に突っ込まれ、その肢体をおもちゃみたいに扱われてるんは、何を隠そう、葛葉アンナ女史。
阿呆みたいな大声、悔しそうに、せやけど敗北したみたいにあんあんあんあん――発してる。
まあそのへんはええんやけど、なにせ物を知らん十代の女のコみたいに喘いでるもんやさかい、オレは驚きの顔を隠せへん。
だってそうやろう?
こんなんあんたのキャラやないよなぁ、アンナさん?
全裸の兄貴は突っ込んでた動作をぴたりと止めるとオレんほうに向き直って、ホンマ全裸のまま、オレのほうに近づいてきた。
水を寄越せ。
そない言われた。
オレはたまたま手に持ってた赤いヴィッテルを寄越したった。
兄貴はうまそうに喉、潤しやったんや。
「アンナさーん、アンナさぁぁん」
オレがそないなふうに呼びかけても、当該彼女からの返事はなかった。
横向いて「はあはあはあ」荒い息吐いてて、そのへんからよほどイケたセックスやってことが窺い知れた。
「なんやねんな、兄貴、結局、アンナさんのこと、メッチャ抱いてるやんか」
「うるさいな、弟よ。抱くと決めたら徹底的に抱く。俺はそういう男だろう?」
「アンナさん、しくしく泣いてるやんか」
「それくらい具合が良かったんだろうさ」
「ったく、怖いで、兄貴は」
「言ってろ」
ご相伴にあずかろうとか、まさかそないおもたわけやないけど、オレはベッドの上で仰向けのまま息吐いてるアンナさんに近づいた。
アンナさんは「もういい、誰でもいいぞ。今、男に挿れられてしまえば、私はそれが誰であろうとカンジてしまう」とか情けなくも危なっかしいことを言いやった、やめろやその言い方は、アンナさん、だってメッチャ情けなく映ってまうぞ?――って、オレはきっちり正直なところを教えたった。
「アンナさんアンナさん、ちゃんとわこてるかぁ? オレやぞ、オレはイクミっちやぞぅ」
アンナさんはハッとなったように目ぇ丸くして。
「……どこから見ていた?」
「全部やよ。どうやら兄貴ののっぽでマッチョでカリ高なアレ、メッチャ良かったらしいな」
「そうか。私は殊の外、イカされてしまったのか……」
「不本意やと?」
「まあそうだ、しかし、重ね重ね、イかされてしまったからなぁ……」
デカいチチはまるきり重力に引かれてへん、むしろ完全に逆らってる。
ええ感じに生意気や。
一気に気が変わって、兄貴と「アナトモ」になったるべく、アンナさんのことを押し倒す。
凌辱っちゅう言葉が頭をよぎる、ああ、そうや、酷い目に遭わせたろうって思う。
「メッチャ挿れたんで、アンナさん。オレの使い道、知ったってぇや」
うっとりしたアンナさんやけど、すぐに「だが断る」――。
アンナさんはオレのでこを右手の人差し指だけで突っ返してくれた。
「挿れるなんていつでもできるだろう? だったら今、挿れる必要はない」
「アンナさんは、べつにオレのモノになってもええのん?」
「そう言っているつもりだ」
皮肉くさいなぁ、水臭いなぁ。
オレは両肩、すくめてみせた。
全裸の兄貴が戻ってきた。
ホンマ全裸で、まるで下半身隠さへんさかい、オレのほうがちょい恥ずかしくなってまう――なんてな。
兄貴は敢然と言うた、「来い、葛葉女史。一緒に風呂に入ろうじゃあないか」って――。
ベッドから下りて、よろよろ立ち上がった全裸のアンナさんは躓きそうになりながら前に歩を進めた。
前のめりになって、抱き取られるようにして、アンナさんは兄貴にシャワーに連れてかれた。
ホンマその背中――なにせ刑事やさかいアンナさんの背中は相応にえっらい逞しいもんやったんやけど、それかて兄貴の前やと色っぽいもんでしかないんやろうな――。
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東京駅は八重洲口近くの、ちょいとばかし気の利いた感のあるアメリカンスタイルの地味なれど明るいニュアンスのバー。
オレは右手のナイフつこて丁寧に牛肉のフィレを切り分けてて――オレの向かいには兄貴とアンナさんの姿がある。
兄貴はとっくりの日本酒を傾けて、アンナさんはジントニック飲んでやる。
オレは追加のラムコークをオーダーして、それからまた肉に戻った、肉、ホンマ、ニンニクが効いててええ感じや。
「罪深いなぁ、おまえは、弟君」
「アンナさん、それってなんの話?」
「おまえがシャルの弟だという時点でギルティだって言っているんだよ」
「心外っちゅうか、濡れ衣や」
「おまえたち兄弟は私の裸体を見るに至った。フツウなら許せんぞ」
それでもなぁ。
それでもやなぁ、アンナ女史――。
「どうあれオレ、アンナさんに突っこまへんかったやん?」
「ほぉ、弟君。おまえは私にいつでもそうできたと?」
「オレにまで挿れてほしいみたいなこと言うたで?」
「気のせいだ」
「ほならまあええわ。そういうことにしといたろ」
シャル兄が、「穴の具合はいいんだよ、アンナ女史の穴の調子は」とか容赦なく一般人なら赤面してしまいそうなことを言ってのけた。
ムッとしたような顔をしたのはアンナさんや。
「おまえの武器だってフィットしたんだぞ」アンナさんはなんとも直接的な感想を述べやった。
「中に出したか? 出さなかったか?」シャル兄はそう言い。
そしたらアンナさんはムカついたようにして「それすらわからなかったのか?」と問いかけ――。
「まあいい」って気を取り直すようにアンナさん。「ガキができたら責任をとってもらおうか」
「かつてオレが抱いてきた女はナマばかりで、だから誰の夫にでもなってやるつもりだった」
「そのあたりの計画性の無さはどうかと思うんだが?」
「俺はひどく気に入った女しか抱かない」
「だったらまあ、良しとしようか」
開けっ広げに表で話すネタやないように思う。
せやけどまあ、兄貴は超越してるもんやから、同じくぶっ飛んでるアンナさんと結ばれるようなことがあれば喜ばしいなって思う。
シャル兄はとっくりを小さく傾けて、ちょくちょくおちょこで日本酒をすする。
昔は女なんてどうでも良かったんだがなぁ――とか、このダイバーシティーの時代にふさわしくないことを言うた。
「はてさて、女が家庭に入るのは悪いことかね? 加えて地道に旦那を支えるのは悪いのことなのかね?」
アンナさんのその物言いにシャル兄はほっぺ緩めて、繰り返し、ちびちび日本酒をやる。
「けっして私はそうは思わんのだがね」
とか、アンナさんは続けやった。
「せやからさぁ、アンナさん」オレはコークハイを一口すすった。「時代は多様性に晒されているんやで?」
「私の考えは違う」と、アンナ女史。「刑事などという剣呑な職に就いてはいるが、心から愛している男が養ってくれるというのなら、私はすべてを捨て去って家に入ってやるさ」
ほえぇ、なんともさっぱりとしたご意見や、
そうかぁ、アンナさんは主婦になるんが、ある意味、夢なんかねぇ。
「たとえば、弟君、パンツ一丁で目玉焼きでも焼いてくれているシャルとやらは、容赦なく、私に中出ししてくれたわけだ」
「お互いに中出しのが気持ちええんは事実やろ? そのへん、オレはいちゃもんのつけようがないなぁ」
「阿呆か、おまえは。私はおまえの姉になるかもしれないんだぞ」
「いや、それって大歓迎やって話やよ。なにせ超絶の美人でしかも刑事なんやから。魅力的な肩書きばっかやんか」
呆れた。
そうとでも言いたげに、アンナさんは両手をそれぞれ横に広げて、首を左右に振ってみせた。
「シャルと同じく、おまえはおバカさんなんだな、イクミよ」
「恋人には誠実やぞ」
「ああ、そうか。焦らしに焦らしているというわけか」
「ううん、いいや。こないだ、めっちゃくちゃ中で出したった、自分でもびっくりするくらい、めっちゃ出た」
「……は?」
「いやだって、アキラっちは一直線にメッチャかわいいし、その上、メッチャエロいんやもん」
アンナさんは「愚かでしかないな」とか言いつつ、吐息ついて、それから右手で前髪を掻き上げた。
「おいおい、シャルよ」って呼びかけたのはアンナさんや。「いいのか、それで。幸せなガキが不幸なガキを生み出そうとしているぞ?」
「そのへんはうまくやっているんだろう」シャル兄が言う。「俺とアンナ女史との関係みたいなものだ」
「間違っても赤ん坊なんて授からないってか?」
「俺たち兄弟に任せておけ。恋人のことを不幸にするわけがない」
目ん玉おっきくして、アンナさんはぶるるっと身震いしはった。
それから彼女はシャル兄に勢い良く抱きついた。
「ああ、サイコーだな、おまえは、シャル。刑事なんていつでも辞めてやるから、ホント、いつでも言ってくれ」
「懸命に刑事なる職業に勤しむアンナ女史は素敵であり、また愛おしい」
「だ・か・ら、家に入れと言うのであればいつでも――」
「いずれはそうお願いすることになるだろう」
顎を引いて、少々、不満そうな表情を浮かべたのはアンナさん。
「次の機会には、おまえの両親にしっかりと会わせてもらいたい。どうだ? シャル、拒否するか?」
「しないさ。だが、田舎者すぎる夫婦でしかないぞ? ろくに仕事なんてしたことがないんだ。馬を育てるくらいしか、能がないんだ」
「馬ねぇ……。しかし、むしろそんなふうが嬉しい。愛着が持てる」
抱きついた状態から離れても、アンナさんはシャル兄にしなだれかかってやる。
ラブラブな光景は愛おしく映るさかい、オレは心の中で「兄貴、うまくやれや」って祈った。
まあそんなん関係なく、兄貴とアンナさんやったらうまくやるんやろうけどな。
二人ともオレよりずっと年寄りなんやし。