※この作品はR-18です。

【本編完結】前線基地あまあま娼館ライフ   作:ヒマリすきすきクラブ

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また長くなったので分割しようと思ったけど、どう切るにもキリが悪かった。
その代わりに娼館シーンが2万字くらいあるはずなので許してほしい。


貴方はわたしのパトロン(マリナ)

トレスリア地方に穿たれた大穴の第四階層が踏破されて、しばらくが経った。

飢餓の厄災襲来からの復旧も進み、現在大穴では天才兼変態科学者アーデルハイトによって『リフト』と呼ばれる各階層への転移装置の設置が計画されていた。

 

それはそれとして、トレスリア地方のはるか東、新興勢力の『千国連合』に属するホウライという国から遥々鬼族の少女が前線基地にやってきた。

どうにもその少女は司令官を旦那様と慕っているそうだが、司令官には全く身に覚えがないらしい。

軽く読心魔法で見た限りではどうも幼い頃に出会って将来の約束をしているというのに、司令官はそれを覚えていないとは。

 

「ちょ、ちょっと旦那様!?前線基地まで来てみたら、この『緊急スクープ!前線基地の司令官はクズの極み!』って新聞記事は一体!?」

「待て……!それは何日か前の古い記事だ!今はもう解決した!ほら!こっちが昨日出た新しい記事だ!」

 

しかも、ちょうど司令官が彼女より2日早くやってきた白銀のエルフ、シラエスの実力確認を兼ねて探索部隊と一緒に危険なクリスタルの回収任務を終えた後、大穴からの帰還中に司令官が谷底の川へ落としたクリスタルの反応が彼女の故郷鬼ヶ島に流れ着いたらしい。*1

こうして鬼族の少女クレハは故郷鬼ヶ島へ、結婚のための里帰りという誤解を解けないまま司令官と仲人役を申し出たシラエスの3人だけでUターンすることになったのだ。

 

一方の前線基地では、念動力使い(サイキッカー)の青年レイが令和の日本からやってきた少女ヒマリと前線基地の旅商人マリナを伴って、深淵と呼ばれるエリアを探索していた。

大穴の各階層とはまた異なる法則に支配された深淵ではここにしかない特殊な物質も多数確認されていたが、人手が足りないとして以前から要調査のまま放置されていたのだ。

 

「また敵が出てきましたよぉ〜」

 

マリナの間延びした声が敵の接近を伝える。

ここまで何度も繰り返したことなので、今更慌てるようなこともない。

 

「おにーちゃん、お願い」

「わかった」

 

小動物のような可愛らしい声がお願いすると同時に、迫り来た深淵の魔物の軍勢はまとめて念動力(サイコキネシス)で強制的に空中へと浮かされ、足を止められてしまった。

首を掴まれてジタバタと足を動かすが、首を絞め上げられるばかりで逃げることはできない。

 

「ありがと。それっ!」

 

ヒマリが『ルクスノヴァ』に覚醒したことで得たスキルが放たれる。

『ノヴァブラスト』。

レイへの想いが高まりすぎて、一気にマナ覚醒+5と呼ばれる状態まで覚醒したヒマリの一撃。

紫色のエネルギーライフルから太く長時間照射されるエネルギーの奔流が、フロアの入口から最奥まで減衰することなく掃射される。

空中で磔にされながら一直線に集められた敵集団は成す術なく直撃に呑まれた。

 

「ナイスショット!」

 

太いエネルギーの奔流が消え去った頃には、ドロップアイテムを残して敵集団のほとんどが消え去っている。

残った僅かな生き残りと大物は、そのままレイが念動力(サイコキネシス)で始末した。

 

最後にボスらしき大型の剣と盾を持った巨大騎士(大穴の番人 アーマーナイト)が両手を上げさせられて動きを止められると、その背後にレイがテレポート。

レイから実体化した念波の刃で両腕を切断されると、ヒマリのエネルギー弾に何発もヘッドショットされて撃破された。

これにて深淵100フロア、3名で踏破だ。

 

「いやぁ〜、レイさんヒマリさん、お疲れさまでした!思った通り、他では見れない貴重な品々がザックザクですね〜」

「いや。こちらこそありがとう、マリナさん。俺たちだと目利きはできないからね」

「そうだね。わたしたちは、こっちの世界の物品の価値には、まだ疎いから……」

「ヒマリもしっかり狙って撃てたね」

「うん。アーデルハイトさんのところでたくさん練習したから。……えへへ」

 

レイの手にヒマリが頬を擦り付ける。

以前、平和な世界にいたヒマリにはモンスターを撃てないのではないか。

そんな懸念をアーデルハイトに相談したところ、彼女はあっさり解決策を出してきた。

 

『あっ、実は今この研究所の総力を挙げて造ったVR訓練施設……名付けて「鏡影の回廊」のαテスト版をやろうと、ストレスが溜まってるシエナに声をかけるところだったんです。まだ私が試しただけで安全性は確保できませんが……敵を1体出すだけならできますよ』

 

複数出すと処理落ちしてるので本格稼働は第七層でも見つかった頃になるんじゃないですかね〜、と要するに現時点ではさっぱり未定なことを言っているアーデルハイト。

彼女に頼んでシエナと一緒にヒマリにも使わせてもらった結果、無事ヒマリは相手が人型でも頭を狙って撃てるようになっていた。

 

ホクホク顔のマリナに礼を伝えながら、レイたちはテレポートで前線基地へ帰還する。

侵食を防いでいたサイコフィールドも解除して、レイも一息吐いた。

 

*****

 

「さて、おふたりは確かわたしに相談があるんでしたね?深淵まで案内してもらいましたし、なんでも言ってくれていいですよ〜」

 

しばらくして、研究用の素材をアーデルハイトに引き渡して荷物を整理してきたマリナ。

巨大な鞄を下ろし、ゼニスブルーの髪を揺らしながら、前線基地のマーケットにあるカフェで待ち合わせていた2人の下にやってきた。

 

「あぁ、ありがとうマリナさん。ちょっと相談事があってね。でもその前にマリナさんのデザートと飲み物注文しましょうか」

「そうですね。深淵で頑張ってきたご褒美、食べちゃいましょうか」

 

店員を呼び、注文を済ませながらマリナはカップルストローで特大ジュースを飲んでいるヒマリとレイを見た。

少なくとも深刻な話題ではなさそうだ。

 

「ほら、ヒマリから言ってみる?」

「うん……。えっとね。あの……。わたしとおにーちゃん……この世界で、結婚……することにしたんだけど……」

「あらあら」

 

モジモジしながら頬を赤らめて告げるヒマリに、マリナとレイは優しく微笑みかける。

 

レイは元の世界では火星軍の生体工場にある人工子宮から産まれたので、親という存在も家族という概念も最近まで分からなかった。

当然恋人も結婚もこちらに来てから概念から教えてもらった。

何せ、慰安活動で妊娠したら受精卵を軍の人工子宮に預けてあとはお任せだったのだ。

もしかしたらレイにも慰安活動で誰かを孕ませて血の繋がった子供がデキていたのかもしれない。

 

今はこの世界でヒマリがいる。

それでいい。

 

「ヒマリの世界では、結婚する約束をすることを婚約って言うらしくてね。男性から女性に指輪を贈るそうなんだ。だからマリナさんには、その婚約指輪っていうのに良さそうな指輪のデザインと加工のできる職人さんを探してほしくて」

 

ふむふむ、とせっかくなので紅茶と一緒に頼んだこのカフェで一番高い三段はちみつパンケーキをつつくマリナ。

パンケーキとはついこの前ヒマリとレイの世界の食べ物として紹介され、流行り始めたデザートだ。

この前旦那さま(司令官)たちと食べた時は一段だったのに、いつの間にか三段も重ねるように進化しているとは。

そこまで聞きながらマリナは気付いた。

普段は外している、自分が旦那さま(司令官)から贈られた絆の追憶をポーチから取り出す。

 

「あぁ、なるほど〜。それなら同じような物がこちらの世界にもありますね。特別な相手との間で指輪の形に結晶化する『絆の追憶』って言うんです。それなら任せてください。もっと関係が深まった時に現れる……って伝説がある、大きな宝石がついた『深・絆の追憶』っていうのもあるんですよ。こっちはその伝説を元にした恋愛小説が大流行したので、女の子みんなの憧れなんです。旦那さま(司令官)とデキないかなぁ……」

「わあ、見つかったねおにーちゃん」

 

嬉しそうに笑うヒマリを見て、レイも小さく頷く。

どうやら男性から女性に贈るのみのようだが、婚約指輪と結婚指輪とやらの概念はこちらにもあるらしい。

 

異性との思い出が指輪の形状で結晶化する……というのはなんとも異世界な感じでロマンチックだが、普通にプラチナで職人に作ってもらうことも多いようだ。

 

「あれ?それって……」

 

レイが何かに気付いたように異空間収納を漁る。

そこには、綺麗な白いケースに収められた指輪、『絆の追憶』があった。

 

「あっ、絆の追憶持ってたんですか〜?もうレイさんったら、隅に置けないなぁ〜」

 

マリナがニマニマしながら両手で頬杖をつく。

マリナの豊かな胸が二段に減ったパンケーキの向こう、カフェのテーブルで柔らかく潰れた。

 

「ううん。これは娼館でおにーちゃんに抱いてもらった時に見つけた物で……落とし物かなって一緒にルディアさんに届けたけど、おにーちゃんに預かってもらっててって言われてたの」

「あぁ、なるほど〜。ルディアさんったら」

 

ルディアが知らないはずはない。

きっと、レイたちが気付くと信じていたのだ。

 

「知らなかったらそうなりますよね〜。付けてみてください。きっと、レイさんとの思い出が溢れてきますよ」

 

ヒマリがそっと小さな箱を開くと、中には白色の宝石が嵌め込まれた綺麗な指輪が入っている。

レイがヒマリの小さな左手の薬指に、ゆっくりと指輪を嵌めた。

すると、ヒマリの心の奥底から、レイとの暖かな思い出がいくつも溢れ出していく。

 

「えへへ……。これ、わたしのだったみたい」

「そういうことなら良かった」

 

レイとヒマリが微笑み合う。

ふと、マリナが何かを閃いたように手を合わせた。

 

「ふふふ。ところで、プラチナでも絆の追憶、記念に作っておきませんか?ヒマリちゃんのみたいに思い出が溢れてくるわけではありませんが……今ならお安くしますよ〜」

 

ここまで盛大に惚気話を聞かされていたと気付いたマリナがニコニコと微笑んでいる。

どうやら話が上手く収まったところで商売に繋げたいらしい。

 

「マリナさん、それってデザインはわたしのとお揃いにできるかな……?おにーちゃんにもつけてほしくて」

「もちろんできますよ〜。こちらでは男性が絆の追憶を付ける風習はありませんが、女性なら皆さんデザインはそっくりな物を頼まれますね」

「そうだな。じゃあマリナさん、お願いするよ」

「はい〜。それじゃあ今度仕入れるので、届くまでしばらく待ってくださいね」

「おにーちゃん、楽しみだね」

「ふふ、そうだね」

 

ヒマリは優しい笑顔を向けたまま、幸せそうに、甘えるようにレイの左腕にぎゅっと抱きついた。

 

*****

 

おしゃべりしているうちに、マリナの紅茶はすっかり冷めてしまっていたが、心はぽかぽかだ。

 

「そういえば、何か売れそうな物はありませんか?買い取れるかは分かりませんが、値付けならできますよ〜」

「ああ。それなら大穴で拾ってきた物がヒマリの婚約指輪用にいいかなって持ってたんだ」

 

レイは異空間収納から強化ガラスケースらしき箱に入ったそれを取り出す。ガラスケース内の台座にがっちり固定されているのは、多分直径10cmはあるだろう鷲掴みできるようなサイズの巨大なピンクダイヤモンド。

レイが第三階層で盗賊団の拠点を襲撃(Heist)した時に回収してきた品だった。

 

強化ガラスケース内でところどころ砕けて割れてしまっているが、それでも十分すぎるほどに綺麗な煌めきを放っている。

ケース内の台座には金属板があり、ところどころ削れて読めないが翻訳魔法で見たところ、元は異世界でカ・ペリコ島のホアン氏とやらが所有していたようだ。

わざわざ自分の名前がある辺り、相当な成金趣味で見せたがりだったのだろうか?

それはレイには分からない。

 

「……え?」

 

レイはどうかな?と真面目な表情のまま、ヒマリはすごいなぁいくらするんだろうと期待に満ちた顔のまま、きょとんとしているマリナを見る。

レイもヒマリもなんだか高そうだなとは思っているが、どちらも正確な価値を分かっていない。

10秒ほど経ってようやく目の前の状況を受け入れられたマリナが、飛び上がるような勢いで立ち上がった。

 

「え、えぇぇっ!?ちょっと!仕舞ってください!あとテレポート……の前にお代を!店員さん!」

「えっ、うん」

 

マリナの大声に慌ててすっ飛んできた店員にテーブルで代金を払い、レイは3人一緒にテレポートした。

しかもとっさのことだったので、転移先はあろうことか娼館のラウンジ内だ。

 

「……あら?レイくん、まだ娼館の営業時間じゃないわよ」

 

支配人のルディアが怪訝そうな顔でレイたちを見る。

今の時間は下の酒場は営業しているけど娼館はもう少し先な時間帯で、娼館のラウンジ内はちょうど娼婦やスタッフが出勤し始めたところだ。

そんな中、突然現れたレイたち3人に好奇の目が向けられていた。

もちろんルディアはすぐにヒマリの薬指に嵌められたレイとの絆の追憶に気付いた。

 

レイはテレポートのためにヒマリとマリナの身体に触れている。

ヒマリとマリナの腰を抱くように片腕ずつ回して2人を密着させていた。

まるでこれから堂々と3人でセックスを楽しもうとするかのように。

確信犯である。

 

「なっ……あなたたち、まさか3人で!?」

「き、規律が……いやでも、私もまたご指導ご鞭撻してもらったほうが……?」

「あっ、なんだかスキャンダルの予感が!」

「ちょっ……!みんな誤解です!違いますから!」

 

たまたま近くにいたソフィアに清楚なビキニ兵士のカーラ、新聞記者エメルダといった娼婦の面々から浴びせられる好奇の視線や言葉に慌てて言い訳をするマリナ。

特に最近娼婦になったエメルダは、数日前に『緊急スクープ!前線基地の司令官はクズの極み!』という悪意はあるが否定しづらい司令官のゴシップ記事でエルドラーナの新聞を賑わせて読者からの大反響をもらい。

特ダネ目当てに娼館に忍び込んだところでルディアに拘束されて娼婦にされ、司令官から処女目隠し拘束レイプで一生穴奴隷になる宣言しながらマゾ快楽堕ちしたばかりである。

おかげで、次のゴシップ記事になる予定だった『前線基地に潜む色欲の厄災!?オーナー権限で研修娼婦と身体の面接を行う人型厄災の正体に迫る!』は永久にお蔵入りした。

その後なんだかんだで前線基地の仲間として歓迎されたところで歓迎会からそのままレイにお持ち帰りされ、リクエスト通りに縄で縛られアナルバイブをハメられながらの絶倫巨根で二本挿しされて本格的にマゾの本能を開花させられていた。

 

ホウライからクレハがやってきたのはその翌日だ。

 

「ダメですよ、証拠写真は抑えたので今度レイさんはあたしを抱いて口封じしないとー♡」

「いいよー、今度たっぷり口封じしてあげるね」

「えっ、やったぁ!」

 

裏でそんな脱線をしながらも、慌てたマリナがルディアに訴えていた。

 

「ルディアさん、会議室を借ります!」

「……ここは娼館よ?」

 

暗に何言ってるのアナタ、という声音だったが血相を変えて慌てふためくマリナは気付かない。

 

「はぁ……レイさん、後で清算お願いね?あとヒマリさんは今日出勤日だから、時間までに来てくださいね」

 

ため息をついたルディアは、会議室ではなくいつもレイが利用しているVIPルームに案内させた。

VIPルームでしばらくして、ようやくマリナは落ち着きつつあった。

 

「す、すいませんでした〜。つい慌ててしまって。わたしとしたことが、冷静さを欠いてしまって……」

「まぁ、大丈夫だけど……それよりマリナさんがビックリするってことはやっぱり相当高いのかな?」

「ヒマリもよく分からなくて……。その、学生だったからまだジュエリーは……」

 

再びレイは強化ガラスケースを異空間収納から取り出す。

直径10cmはあるカットされた大きなピンクダイヤモンドはところどころケース内で砕けて割れてしまっているが、その輝きは曇っていない。

 

「当然ですよぉ〜!」

 

机に突っ伏して大きな乳房をクッションにしていたマリナが再び立ち上がって叫んだ。

 

「こんなサイズのピンクダイヤモンドはお目に掛かったことありません!そもそもピンクダイヤモンド自体が稀少で、普通はすごくちっちゃいんです!これは一体どれくらいのお値段になるやら……」

 

普段あまり動揺しないマリナが本気で困惑している。

 

「もし、プラチナで作る深・絆の追憶の宝石分ならこの落ちてる欠片だけでも十分のはずですねぇ。この大きなまま加工するなら、それこそ王侯貴族が依頼するような彫金師と宝石細工師に頼まないと危険すぎます。……ただ、確か旦那さま(司令官)のお部屋にスティーラさんって方の綺麗な魔石細工が飾ってあるんですよね。近々司令本部のエントランスにも置く予定だとか……。最近マーケットにお店を開いたらしいんですが、わたしはまだ会ったことがなくて。それに、売らないと言ってもどこぞの権力者が狙ってくる可能性だって十分ありそうです。えぇ、これは困りましたねぇ……」

「な、なんだか……凄い物なのかなってなんとなく分かるよ……」

「ちょっと想像以上の反応で俺も驚いたよ」

「そもそも、こんな凄いピンクダイヤモンドをどこで拾ってきたんですかぁ……?」

 

そんな疑問は、レイが簡単に答えてくれた。

 

「ああ。第三階層の盗賊団の拠点から奪ってきたやつだよ。大穴の時空の歪みの向こうから流れ着いたみたいだ」

「はぁ〜、レイさんとヒマリちゃんのおかげで久しぶりに寿命が縮みました〜。まったく、勘弁してくださいよ……。遺物なら、前線基地のオークションでも流せますねぇ」

 

緊張がやっと抜けたのか、マリナは腰掛けていたベッドへ仰向けに倒れ込む。

おっとりお姉さんの豊かな胸とむちむちの身体がベッドを軋ませ、少し遅れてふわっと香水の香りが広がった。

 

ちょうどその時、ヒマリが持っていたルクスノヴァのスマホが震える。

時計機能は彼女がそろそろ娼婦として準備しなければならないことを示していた。

 

「おにーちゃん、ヒマリ、行ってくるね……♡ また後でね」

 

ヒマリがレイの唇にキスをしてから、立ち上がってVIPルームを出て行った。

部屋には、ベッドに横になっているマリナとベッドに腰を預けたレイが残される。

 

──ギシリ、とベッドを軋ませたのは果たしてどちらか。

 

ほんの少しして、マリナはレイがこちらに近づくのを感じた。

仰向けになって天井をぼんやり眺めていた彼女は、彼がそばに来るのを感じて視線を向けた。

 

「そんなにびっくりして疲れちゃった?」

 

レイはマリナの横に座りながら尋ねる。

彼の手が、マリナの額に触れるとそっと髪を撫でるように滑っていく。

マリナは彼の手の感触に心地よさを感じているようで、静かに目を閉じた。

 

「うふふ……そうかもしれませんね~。でも大丈夫ですよ」

 

マリナは微笑んで、再びレイの方へ視線を向けた。

 

「レイさんが素敵な指輪をヒマリちゃんに贈ろうとしていたんだと思ったら、なんだか温かい気持ちになりましたもの」

 

柔らかな笑みを浮かべたマリナの頬は微かに色づいている。

彼女の表情からは、先ほどまでの疲労が嘘のように消え、彼に対して親しみと信頼が滲み出ていた。

マリナが微笑んでいる姿を見て、レイは彼女の手に優しく自分の手を重ねた。

 

「レイさんとヒマリちゃんのおかげで、今日はとても充実した一日になりましたから。ありがとうございました」

 

彼女の言葉に、レイは小さく微笑む。

彼はさらに距離を詰めて、マリナの頬にそっと手を添えた。

二人の視線が交わり、互いの瞳の中に情熱の火が灯る。

 

「ねえ、マリナさん……」

 

レイはマリナの耳元で囁いた。

彼女の耳に吐息がかかり、マリナは少しだけ肩を震わせる。

しかし、彼女は何も言わず、ただ静かに目を閉じているだけだった。

沈黙の中で、レイはゆっくりと耳元から顔を移動させていく。

自分の鼓動が、微かに早くなるのを感じながらマリナは言った。

 

「……先に、娼婦の服に着替えていいですか?」

 

マリナの娼婦服は、大きな胸の谷間を大胆に曝け出した、夜空の色をしたスケベドレスだ。

むっちり肉感的な身体にはぴったりとした透ける薄布がふわりと舞い、胸の谷間の下で結ばれたリボンは解けてしまえばスルスルと滑り落ちてしまうだろう。

 

「大丈夫、マリナさん……このままでいいよ」

 

レイの声が低く、艶やかに響く。

彼はそのまま、探索服のままなマリナの唇にそっと自分の唇を重ねた。

最初は柔らかな接触だったが、すぐに深く、情熱的なキスへと変わっていく。

マリナはその感触に身を委ねながら、彼の首筋に手を伸ばし、しっかりと抱き寄せる。

 

「んん……♡ ちゅ……♡ んふぅ……♡」

 

二人の唇が絡み合い、熱い舌が互いを求め合う音が静かな部屋に響く。

マリナの甘い吐息が漏れ、その声は次第に熱っぽくなっていく。

レイは彼女の反応を感じながら、さらに深く彼女に迫っていく。

 

「ん……っ、あぁ……レイさん……♡」

 

マリナは唇を離し、すぐ近くで微笑むレイを見た。

ヒマリがいなくなった途端、まるで獲物を見つけた獣のようなレイの瞳に射抜かれて、マリナの表情はトロンとした熱に浮かされた顔に蕩けている。

 

しばらく前、彼に娼館で抱かれた時を思い出す。

あの時は確か、まだ彼は恋人という概念も結婚という概念も理解していなかった。

だから、それがどういうモノなのか問われて、自分は色々と教えてしまった。

 

『恋人は、特別な人との仲良しな関係のことですよ。デートしたり、お話ししたり、一緒に楽しい時間を過ごすんです。そして、時にはこうして身体を触れ合ったりもします』

 

『結婚は、もっと深い関係のことです。ずっと一緒にいて、助け合って、支え合うことを誓うんです。夫婦、とも言いますがね。夫婦になると、朝起きて抱き合ったままキスをしたり、一緒にお風呂に入ったり、毎晩一緒に寝たりして……2人だけの甘い世界で、いっぱいセックスしたりするんです』

 

そんな自分の言葉を思い出しながら、マリナはまた彼にゆっくりと押し付けるように唇を重ねられた。

そうしたらすぐに舌を入れられて、唾液の混ざる水音が響き、身体が痺れるように甘い電流が駆け抜けていく。

 

そう……そしてあの時、マリナはつい続けてこう言ったのだ。

 

『試してみますか?わたしと、恋人同士のえっちがどういうものか……♡』

 

と。

レイは、そのマリナの誘惑に乗っかり……そして、その後マリナは濡れやすくとても敏感な女体を何度も何度も絶頂に追い込まれ、マリナが今まで味わったことのない濃厚な快楽の海に溺れることとなった。

朝まで恋人同士のイチャラブえっちごっこをいっぱい楽しんだ。

 

マリナの身体は既に司令官好みの性処理穴に調教されていて、娼婦としてももう慣れてきて自信がついていた時期だった。

だから油断していた。

この前線基地で初めて、身体の中から骨の髄まで完全に食らい尽くされて、全身を濃厚な愛と快楽に包まれながら屈服させられる交尾セックスの味を知ってしまった。

 

司令官と期間限定ポーションを飲んで交尾した時も凄まじかったが、レイはそんなもの飲まなくても同じかそれ以上すごくて、気持ち良かった。

身体中の粘膜を余すことなくレイの逞しい雄に染め上げられ、娼婦なのにレイに逆に徹底的に貪り尽くされて、女としてのすべてを捧げ尽くす快楽に染め上げられて……。

 

もう忘れられない。

あの時の情熱的な記憶が蘇り、マリナの下腹部には疼きが走る。

自分が司令官に抱かれているときに感じている疼きとはまた別の疼き。

また、朝までゆっくりと、あの濃厚な交尾が味わえる。

 

「ふふ……ねぇ、レイさん」

 

マリナは彼の首筋に手を伸ばし、しっかりと抱き寄せた。

唇が離れると、お互いの鼻先が触れ合う距離で見つめ合う。

 

「また、試しませんか?わたしとの……恋人同士のえっちを」

 

言ってしまった。

 

『恋人は、特別な人との仲良しな関係のことですよ。デートしたり、お話ししたり、一緒に楽しい時間を過ごすんです。そして、時にはこうして身体を触れ合ったりもします』

 

自分で言った言葉が蘇る。

 

そうだ、これはデートの続きなのだ。

 

彼の手がマリナの顎に触れて、優しく持ち上げる。

その触れ方ひとつとっても、マリナはゾクゾクする。

その指が、少しずつ首筋を撫でるように下がっていく。

彼の呼吸が耳元に触れるだけで、マリナの全身が粟立つ。

 

──ああ……、これだ。

 

この感覚。

彼に抱かれた時の、この全てを受け入れてしまう感覚。

 

「あ……♡」

 

マリナは目を閉じた。

次の瞬間、レイは再びマリナの唇に吸い付くように覆い被さった。

濃厚で、深くて、何もかも奪われるようなキス。

ただのキスなのに、意識がトロけていく。

マリナは彼の背中に手を回し、必死にしがみつく。

彼の肌に触れるたびに、自分の体温がさらに上昇していくのを感じる。

レイがゆっくりと体重をかけてきて、そのままベッドの上に押し倒される。

服越しに感じる彼の体温と重み。

ああ、もう戻れない──

 

一瞬だけ、大好きな司令官(旦那さま)の顔が頭を過ぎった。

もちろん、マリナは司令官が大好きだ。

いつか、マリナ城を建て、大量の召使いを従え、司令官を旦那さまとして迎える夢は決して忘れていない。

 

しかし。

 

今は今だ。

マリナは、レイと愛し合いたい。

司令官との未来を夢見ながら、今宵の快楽を享受したい。

マリナは娼婦なのだから。

そう……これは、娼婦とお客様の、甘々恋人セックスプレイ。

だから……大丈夫。

いいの。

 

「レイさん……」

 

マリナは囁くように言った。

 

「……大好き」

 

そう言った瞬間、レイは笑った。

その微笑みは、彼女をさらに深く堕とすために用意されたもののように感じられた。

マリナは身を委ねるしかなかった。

 

──ああ……、大好きな司令官(旦那さま)との甘い結婚生活の夢も素敵だけど……。

 

今は、この人と、この時を共有していたい。

彼の手が、マリナの服の隙間からすべり込んでくる。

その指先は、まるで意志を持つかのように彼女の柔肌を這う。

マリナはその感触に、甘い喘ぎ声を漏らした。

 

「ああっ、ん……♡」

 

司令官とのセックスも良い。

とても良い。

 

だが、レイとの行為は違う。

彼との交わりは、まるで麻薬のようなものだ。

一度味わってしまえば、もう他のものでは満足できなくなってしまう。

 

(……いけない、のに)

 

マリナは理性の片隅でそう思う。

けれど、もう止められない。

 

「ん……っ♡」

 

マリナは彼の唇を受け入れたまま、その舌を受け入れた。

甘く蕩けるような感触が口の中に広がり、思考が霞んでいく。

優しくも執拗なキスは、マリナを絡めて蜜のように甘い快楽の海へと引きずり込む。

 

彼の舌が巧みに口腔内を這い回り、マリナの舌を探し当て、絡み合う。

ちゅく、ちゅぱ、じゅる……♡と淫猥な水音が響くたびに、マリナの理性が溶けていく。

そのたびに、身体の奥から疼きが込み上げてくるのが分かった。

 

マリナの頭の中は、もう、そのことだけでいっぱいになってしまう。

司令官とはまた違う、濃厚な愛と快楽を与えられる悦び。

 

「ぷはぁ……♡ らめ、え……♡」

 

長い長いキスの後、ようやく解放された唇が、わずかに痺れている。

銀糸が二人の唇を繋いだ。

 

唇が離れても、その名残惜しさに胸が締めつけられる。

マリナは荒い息をつきながら、ぼんやりとレイを見上げた。

レイの表情は変わらず穏やかだが、その瞳の奥には妖しい光が宿っている。

 

「可愛いよ、マリナ」

 

その声を聴くだけで、マリナはゾクゾクしてしまう。

 

「……レイ」

 

マリナも彼と同じように呼び捨てた。

まるで、本当の恋人のように。

お互いの指を絡め合わせながら、二人はしばらく見つめ合った。

 

(ああ……♡)

 

心臓が激しく脈打ち、全身が火照るのを感じる。

 

「……レイっ」

 

マリナはもう一度彼の名前を呼んだ。

それは、大切な存在に対する呼びかけのようだった。

彼女は自分でも気づかないうちに、この行為(甘々恋人セックスプレイ)に没頭していた。

マリナの胸の鼓動はますます激しくなり、顔が熱くなる。

彼の視線を感じながら、彼女はそっと目を閉じた。

 

レイはそっとマリナの首筋に口づけを落とす。

ゆっくりと服を脱がせていきながら、少しずつ露わになっていく白い肌に、その唇を這わせていく。

鎖骨から胸元へと、彼の温かな唇がマリナを求めるように愛撫していく。

くすぐったくて、気持ちよくて、マリナは切ない吐息を漏らすしかなかった。

 

「レイ……っ♡」

 

マリナは彼の名前を呼ぶことしかできない。

露出した巨乳をレイの掌が握り込んで揉みしだきながら、乳首を転がしていく。

レイの指先が彼女の肌に触れるたびに、甘い感覚が脳裏を満たし、彼女は快楽に囚われていく。

そしてもう片方の手は太腿に触れ、ゆっくりと内側へ滑り込み、まだ残っていた下着越しに秘所を擦り始めた。

 

もちろん、マリナが探索服の下に穿いていた実用性重視の地味な下着の内側は、既に愛液でヌルヌルに濡れていた。

くちゅり、と湿った音が鳴る。

前回レイに娼館で抱かれた後『再生』の魔法をかけてもらったことで、見た目こそ初々しさを残しているマリナの秘所。

しかしその内側は、司令官相手や娼婦として散々セックスしたおかげでマリナの穴はもう慣れきっていて、ちょっと弄られただけでもすっかり濡れやすくなってしまっている。

 

彼はまるで彼女の全てを知っているかのように、的確に弱い部分を責めてくる。

彼女はすでに、彼の腕の中でとろけてしまっていた。

 

(こんなの……ずるい……♡)

 

レイの手が、マリナの身体を優しく撫で回す。

それは愛情を込めた慈しむような触れ方でありながら、同時に彼女を快楽の虜にするための巧妙な罠であった。

マリナは一瞬その手に抵抗しようとするが、まるで雲の中を漂うような感覚に捕らえられ、何もできなくなる。

いつの間にか、マリナの股間を弄っていた彼の指先は下着を引っ掛け、そのまま太腿をスルスルと滑らせてどこかへと落下させていた。

 

「……んんっ♡ んふぅっ♡」

 

彼の指が、ぬるりとした愛液を掻き出すようにして秘部の中へ侵入してくる。

ぐちゅっ、ぬちゅっ……♡と卑猥な水音が響き、マリナは思わず声を上げた。

 

「んっ、あっ……ああ……っ!」

 

指一本だけでも十分すぎるほどに気持ちいい。

彼が巧みな動きでマリナの弱いところを的確に責め立てる。

マリナは自分の内側が彼の指で掻き乱されるのを感じながら、さらに甘い刺激に耐え切れず、小さく声を漏らしてしまう。

彼の指が出入りするたびに、彼女の身体は自然と反応し、敏感な部分を指へと押し付けてしまう。

 

彼女はその刺激に耐え切れずに、ベッドの上で身を捩らせた。

秘部の奥から愛液が溢れ出し、シーツに染みを作っていく。

 

(もっと……欲しい……♡)

 

マリナは自分の心の中で欲望が膨れ上がっていくのを感じていた。

もう、我慢できない。

その瞬間。

 

クイッ、と狙ったようなタイミングでマリナのGスポットが指の腹でグリグリと押し潰された。

マリナの身体がビクンビクンと大きく跳ね上がり、ぷっしゃぁぁぁ……♡と大量の潮を噴き散らして盛大に絶頂を迎える。

頭の中が真っ白になり、意識が遠のく。

快楽で目は潤み、舌は半開き。

口の端からはよだれが垂れていた。

 

「ひゃぁぁっ♡♡ あ゛っ♡♡ イッグゥゥゥ♡♡♡」

 

おっとり優しい雰囲気で、普段あまり大きな声を出すことの無いマリナ。

その普段の声からは想像できない下品な悲鳴を上げて、あっさりと膣イキさせられた。

ぐっちょり濡れたままの秘部から指が引き抜かれると、マリナの秘裂は物欲しげにパクパクと開閉を繰り返す。

その奥からとろりとした透明な液体が溢れ出していた。

 

「はぁ……はぁ……♡ レ、レイ……♡」

 

マリナは荒くなった息を整えながら、彼の方を見た。

 

(ああ……これ……♡)

 

二人の視線が交錯する。

彼女の瞳には情熱と欲望の入り混じった炎が宿り、レイも同じように彼女を見つめ返した。

 

(わたしを、完全に堕とすつもりの目だ……♡)

 

そう……まだ、これからだ。

まだ序の口に過ぎない。これから本番が始まるのだ。

その視線だけでマリナの身体は火照り、さらに求めたくなる衝動が湧き上がる。

レイはその視線を逸らさず、彼女の手を引き寄せた。

 

「マリナ」

 

レイの低い声が再び耳元で響く。

レイはゆっくりと、彼女の手を取り、自身の腰元へと導いた。

彼の手が、彼女の手をそっとその部分に当てたとき、マリナはその感触に一瞬息を飲んだ。

大きさだけでなく、熱さと硬さも、あの期間限定ポーションを飲んだときの司令官と同じ……いや、それ以上かもしれなかった。

そして、その根元に鎮座した片方だけでも握り拳ほどある大きなキンタマも、ずっしりと重くて熱い。

パンパンに張り詰め、今も濃い精子を生産し続けるそこは、まさに生命の源泉だった。

 

マリナは喉の奥で小さく呻きながら、自分の手が彼の雄の象徴を握っているという事実に圧倒されそうになる。

 

「ああ……♡」

 

彼の手が彼女の手をさらに強く握り締めると、彼女は思わずその指に力を込めた。

彼の手と自分の手が重なったまま、マリナはおそるおそる彼の方を見上げた。

レイはまるで獲物を狙う獣のように、ギラギラした目でマリナを見つめていた。

 

(これが、今からわたしの腟内に……♡)

 

マリナは無意識のうちに自分の唇を舐めていた。

今から起きることを想像するだけで、子宮がキュンッと疼く。

 

「……欲しい?」

 

レイが問いかける。

その言葉は問いかけというよりも確信に満ちた命令のようだった。

 

「はい……♡ 欲しい……です……♡」

 

マリナは正直に答えた。

嘘をつく必要などない。

その欲望を隠す必要もない。

 

「……んふっ♡」

 

だって、これは娼婦とお客様の甘々恋人セックスプレイなんだから。

だから、大丈夫。

だって、恋人同士なんですもの……♡

 

そう、これはただのお遊びだ。

演じているだけ。

だから、構わない。

彼女は目を閉じて、全身の力を抜いた。

 

「挿れて、ください……♡♡♡」

 

甘ったるい媚び媚びな声が喉から絞り出される。

この声を聞けばどんな男も即座に発情してしまうこと間違いなしの、娼婦による性奉仕を乞う声だ。

けれど、これは演技なんかじゃない。

心の底から求めている願い。

本心からの懇願だった。

自分の意思とは関係なく、勝手に出てしまう言葉。

マリナの牝の本能が、レイに服従して求めている。

娼婦としてのマリナが、心の底からレイの雌にしてほしいと願っている。

もう、抜け出せない……。

 

マリナは自然と股を開き、自らの大事なところをレイの眼前に晒した。

 

(……ああ……♡)

 

これから起こることを考えると、マリナの頭の中は快楽に支配された妄想でいっぱいだった。

 

「レイ……♡♡」

 

マリナは甘い声で彼の名前を呼んだ。

それは、期待に満ちた呼びかけだった。

 

「お願い……♡♡♡」

 

その言葉を聞いた瞬間、レイは満足げに微笑んだ。

 

「うん、分かったよ」

 

マリナの股間に、その凶悪なまでの屹立が当たる。

 

「レイ……レイ……っ♡」

 

マリナはもどかしそうに身悶えながら、自らの蜜壺を指でくぱぁ……♡と開いてみせた。

 

ぬらぬらと愛液を纏ったピンク色の媚肉が丸見えになり、ひくひくと誘うように蠢いている。

その中心にある小さな穴は、ヒクッ、ヒクッ……♡と収縮しては白く濁った本気汁を垂らし続けている。

 

彼はそっとマリナの身体を押さえつけ、自身の腰を進めた。

熱いものがマリナの入り口に触れる感覚がして、彼女の身体が期待に震える。

ゆっくりと、じっくりと、その質量がマリナの狭い場所を押し広げていく。

あまりにも大きすぎる剛直が押し込まれていく感触に、思わず息を呑んだ。

 

「んっ……♡」

 

その圧倒的な存在感がマリナの体内に入ってきた途端、全身が燃えるように熱くなり、マリナは意識が飛びそうになった。

あまりの衝撃に、一瞬呼吸が止まる。

しかし、それでもなお、その快楽を貪りたいという欲求の方が強かった。

彼女は歯を食いしばり、なんとか耐えようとした。

けれど、そんなものは無駄だと言わんばかりに、レイの巨大な男根は容赦なく侵攻してくる。

 

膣口がみっちりと圧し拡げられる。

膣肉が剛直に吸い付いて、ねっとりと絡みついていく。

すっかり充血して膨らんだGスポットがゴリゴリと亀頭の肉傘で擦り上げられ、潰される。

子宮口に到達する前に、その途中に位置する弱点を刺激されたマリナは快楽のあまり絶叫した。

 

「あ゛ぁぁっ♡♡ それ、だめぇ♡♡♡」

 

マリナは頭を振り乱しながら叫んだ。

あまりに激しい刺激に、彼女は耐えきれずに大量の潮を吹き出してしまった。

絶頂を迎えてしまったのだ。

子宮口まで貫かれていなくても、簡単にイカされてしまった。

しかし、その事実すら今の彼女にとっては快感だった。

 

(あぁ……♡)

 

膣肉の隙間から大量の白く濁った本気汁が押し出され、泡立って流れ出していく。

大好きな司令官に抱かれてる時でもないのに、こんなに感じているなんて信じられない。

でも、気持ちいい。

頭がおかしくなりそうなくらい気持ちいい。

あまりにも大きな快楽が与えられすぎて、マリナはもうわけがわからない。

 

「ふーっ……♡ ふーっ……♡ ふーっ……♡ ふーっ……♡」

 

マリナは大きく口を開き、必死に酸素を取り込んだ。

そして気付いた。

今、マリナが絶頂してから、胎内の巨根は1mmも前進していなかった。

 

むしろ、Gスポットを責めないように少し後退していた。

マリナが落ち着くのを待ってくれていたのだ。

だがそれは、今からもう一度Gスポットを虐められるということでもあった。

 

(だめ……♡ だめだめ……♡)

 

マリナはその事実に戦慄した。

まだ彼女の中に挿入したばかりだと言うのに、既に狂いそうな程の快感を得てしまった。

これ以上続いたら、本当にどうにかなってしまうかもしれない。

 

「マリナ」

 

レイの声が聞こえてくる。

優しい声とともに、レイが手を差し伸べてきた。

マリナはその手を取り、彼の手に自分の指を絡めると、ゆっくりと握り返された。

その感触だけで幸福感が満ち溢れていくのを感じた。

 

「レイ……♡♡」

 

マリナは甘く蕩けた顔を上げて彼を見つめた。

 

そして、優しくされた次の瞬間。

 

彼女は完全に無防備な状態で、彼の侵入を受け入れていた。

 

ずんっ……!と凄まじい衝撃がマリナの身体中を駆け巡る。

子宮口を一気に突き上げられ、目の前に火花が散ったかと思うほどの鮮烈な刺激に襲われた。

同時に、今まで感じたことの無い強烈な快感が全身を貫く。

脳天まで響くような凄まじい快感に、一瞬にして思考能力を奪われた。

彼女の身体は弓なりに反り返り、足先はピンッと伸びている。

口の端からだらしなく涎を垂らしながら、焦点の合わない目で虚空を見つめるしか出来なかった。

 

「……お゛ぉぉっ♡♡♡」

 

あまりの強すぎる悦楽に、マリナから獣のような低いアクメ声が迸る。

同時にぷしぃっ、ぷしゃぁ〜〜っ♡とマリナの股間から勢いよく潮が噴き出した。

 

レイの巨根がマリナの奥の奥まで入り込み、子宮口を押し潰す。

彼女の膣壁がレイのペニスを離すまいとぎゅうぎゅうに締め付ける。

 

「お゛ほぉっ♡♡ らめぇぇえっ♡♡♡」

 

むっちり肉感的なマリナの歳上な身体は、レイの逞しい肉体にピッタリと密着していた。

二人の間には一分の隙もないほどだ。

お互いの汗ばんだ肌同士が触れ合い、擦れ合う。

その感触がたまらなく心地よい。

 

そう思うと同時に、マリナの意思とは無関係に身体が動いていた。

無意識のうちに彼の背中に腕を回して強く抱き着く。

脚は彼の腰に絡みついて、その動きを制限するかのように固定してしまう。

もう離さないと言わんばかりに強く強く絡みついた。

まるで、恋人同士のように。

いや、これは演技でも何でもない。

今の二人は紛れもなく恋人同士だった。

マリナは今、自分がレイの女になったことを理解した。

 

(あ゛あぁ♡♡ しゅごいぃぃ♡♡♡)

 

そしてレイはピストンしないまま、マリナの膣奥を捏ね回すようにぐりぐり〜っと腰を揺すり始めた。

子宮口はぐちゅぅ……♡と押し潰され、同時にGスポットも引っ掻き回される。

ねちっこいグラインドに合わせてマリナの身体もビクビクっと跳ね上がり、結合部からは本気汁が滝のように流れ出していく。

ぬぽっ……ぬぢゅっ……♡と音を立てながら何度も押し付けようなグラインドを繰り返される度に、子宮が亀頭にキスし続ける。

その度にマリナの脳内で何度もバチバチと何かが弾けるような錯覚を覚えた。

 

レイの動きはとても緩やかだ。

しかし、だからこそ凄まじい程に快感が続く。

 

マリナは全然激しくピストンされていないのに、レイのカリ首がGスポットやポルチオを甘いスローなスピードで擦るだけで何度も何度もイカされた。

もう数え切れないくらいにイキまくっているというのに、一向に慣れる気配は無い。

むしろどんどん敏感になっていく一方だった。

 

(あぁ……♡)

 

マリナは虚ろな瞳で虚空を見つめながら、そのあまりにも強い快楽を受け止めていた。

行商で鍛えられたマリナの大きなお尻にレイの腰とずっしり重たい金玉袋が密着していて、マリナの手脚はすっかりレイに回されてしがみついている。

本物の恋人同士のように、だいしゅきホールドでピッタリと肌を合わせたままマリナは幾度も絶頂を味わっている。

 

もしも今ルディア黙認で、エメルダが特ダネを求めてVIPルームに侵入してきたなら、どう見ても恋人同士の甘々濃厚交尾にしか見えないだろう。

もしかしたら新婚夫婦が初夜にやる、絶対孕ませるためのラブラブ子作り種付け交尾だと思われてもおかしくはない。

そしてエメルダは証拠写真を激写して、次回の娼館口封じセックスでの口実としてお仕置き変態マゾプレイを要求してくるのだ。

 

「ま……待ってぇ……♡ い゛ぃぃ♡♡ イぐぅぅっ♡♡♡ これだめぇ……♡♡♡」

 

マリナの声はすっかり蕩けきっていて、もはや懇願すら甘ったるく響いてしまう。

さっきからずっと深いアクメから降りてくる度に、ねっとりした腰使いでまたすぐに深い深い極楽へ連れていかれている。

それが繰り返されれば、もう抗えない。

 

娼婦と客のセックスだとか、恋人セックスごっこだとか、司令官のことだとか、そんな建前はもう全部マリナの頭から消えていた。

 

「あ゛ぁぁっ♡♡ おくぅ♡♡ おぐぅぅ♡♡♡」

 

マリナは自分がこんなにも下品で淫らな声が出せたなんて知らなかった。

もう何も考えられないくらい気持ちいい。

あまりの激しい快楽に涙を流しながら喘ぐことしかできない。

 

レイの大きな身体が密着して、むっちり豊満な肉感的ボディをしっかりと固定され、逃げ場などどこにもない状態で徹底的に甘々交尾を叩き込まれた。

そして子宮口に亀頭がねっとり押し付けられたまま、ぐりゅっぐりゅっ……と捏ね回されながらマリナは激しく絶頂した。

 

「あ゛ぁぁっ♡♡ イクっ♡♡♡ イグゥゥッ♡♡♡」

 

ぷしっ♡ぷしゃぁぁ〜〜っ♡とマリナの股間から大量の潮が噴き出す。

それは彼女の意識に関係なく、勝手に噴き出してしまう。

もう完全に身体が言うことを聞かない。

マリナは全身をビクビクと痙攣させながら、連続イキ地獄を堪能していた。

 

「はぁーっ♡ はぁーっ♡ はぁーっ♡ はぁー……っ♡」

「……マリナ、どのくらい経ったと思う?」

「ほぇ……?」

 

やっとレイのねっとり腟奥グラインドが止まった。

レイはすっかり脱力して弛緩したマリナの耳元で囁く。

マリナは荒い呼吸を繰り返しながら、ゆっくりと視線を上げてレイを見つめた。

その瞳はすっかり蕩け切っていて、焦点が合っていない。

レイの言葉の意味がよくわからなかったのか、返事も曖昧なものになっていた。

ずっと深イキアクメを繰り返していたマリナにとって、時間の感覚は完全に失われていた。

 

「マリナがイキまくってたのはどのくらいだと思う?」

 

マリナの意識はまだ快楽の余韻から抜け出せず、頭が回らない。

だから、答えが出せなかった。

しかしレイは焦らない。

マリナが返事をするまで、ただ待ってくれているのだ。

 

いや、マリナの腟内はアクメ漬けで勝手にレイのチンポを舐めしゃぶり扱きあげて、マリナの子宮は今すぐにでも射精してほしくてチン先にぶちゅぶちゅキスし続けているというのに、レイは耐えて待ってくれているのだ。

むしろマリナがイキまくってる間にもさらに硬度を増して、マリナの胎内を占領する巨大な剛直は今も健在だった。

そしてレイの睾丸はパンパンに膨れ上がり、マリナの尻肉に押し付けられている。

今すぐにでも爆発しそうなほどだ。

しかし、レイはまだ射精していないのだ。

何故なら、まだレイが満足していないから。

 

「ふーっ♡ ふーっ♡ わかんないっ♡♡ しらにゃいっ♡♡♡」

 

マリナは答えられなかった。

もう何も考えられないくらい気持ちよかったから。

マリナの胎内に埋め込まれたままの剛直が脈打つ度に、ゾクゾクとした快感が背筋を駆け上がる。

子宮口をぐりぐり押されているだけでまた何度もイってしまう。

 

「一時間くらいかなぁ?」

 

マリナの耳元で優しく囁かれる。

マリナの耳には甘い毒のように浸透していった。

ゾクゾクッと背筋が粟立つような感覚に襲われると共に、マリナの意識が急激にクリアになっていく。

それと同時に、自分が今までどれだけ長く絶頂していたのかを理解した。

一時間も……ずっとアクメし続けていたんだ……♡

そんな時間が経つまで、ずっとイカされ続けていたんだ……♡

そう認識した途端、今まで以上の強い快感が襲ってきた。

もう二度と戻って来られないかもしれないくらい深いところまで堕ちてしまったような気がした。

 

「うそだよ。あれから30分経ってる。まだ腟内に挿れてから30分だよ」

「…………え゛っ♡♡ むりっ♡ むりむりっ♡♡ しんじゃうぅ♡♡♡」

 

マリナの頭の中は混乱していた。

 

(うそ……♡ まだたったの30分しか経ってなかったの……♡)

 

それはつまり、これからもっと長く交わるという事に他ならない。

だって、レイは。

娼館にやってきたら営業終了時間まで誰かを抱いてる、前線基地一番の性豪なんだから……。

 

「大丈夫だよ、安心して。ちゃんと気絶させないよう朝まで可愛がってあげるからね」

 

ねっとりと子宮口に押し付けられたままマリナをイカせ続けていた、張り詰めた亀頭がゆっくりと膣肉を引っ掻きながら抜け出ていく。

マリナのGスポットをカリ首が抉り、ヒダを捲り上げたところで、ようやく太いカリ首が膣口で引っかかるようにして動きを止めた。

 

「あ゛ぁっ♡♡♡ ふーっ♡♡ ふーっ♡♡♡」

 

そして、パンパンに膨らんだ巨根が、長いストロークでマリナの最奥をずぅんっ!と突き上げる。

 

「お゛ほぉぉっ♡♡♡」

 

マリナの身体は激しく痙攣し、背中を大きく仰け反らせて絶頂した。

 

マリナの子宮が痙攣して精液を求めるように収縮し始める。

子宮口が亀頭に吸い付いて、精液を強請るようにキスし続けていた。

大量の潮がマリナの股間から吹き出した。

 

朦朧としていたマリナの意識がいっそ不自然なくらい急速にクリアになって、そして当然胎内を埋め尽くすレイのデカマラに意識が集中する。

『鎮静』の魔法をかけたレイはマリナの最奥をノックするように、ゆっくりと、深く、長いストロークで抽送を開始した。

 

「ほぉ゛ぉっ♡♡ お゛ぉっ♡♡♡ お゛っ♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛おぉぉぉ♡♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛おぉぉぉぉ♡♡♡」

 

さっきまでとは全然違う、深く長いスローストローク。

ずりゅりゅ……っ、ぶちゅんっ!と音を立てて巨根が抜き差しされるたびに、マリナの口から獣のような嬌声が上がる。

マリナの頭の中は真っ白になって、何も考えられない。

ただただ暴力的な快楽に流されていく。

快楽のあまり逃れようとするが、マリナの身体は勝手にだいしゅきホールドをかけ続けていて、自らレイの身体に密着させてしまっている。

 

レイの腰が前後に揺れ動き、マリナの子宮口をぐりぐりと押し潰してくる。

マリナの子宮は完全に降りきっており、マリナの身体はレイの子種を受け入れる準備が万全になっていた。

 

「ほお゛ぉっ♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛ぉぉっ♡♡♡」

 

ずりゅりゅ……っ、どちゅんっ!

ずりゅりゅ……っ、どちゅんっ!

マリナの子宮がレイの亀頭に殴られるたびに、マリナの頭の中では星が瞬き、意識が飛びそうになる。

それでもレイは決して止まらない。

むしろどんどん激しくなっていくばかりだ。

 

「お゛っ♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛っ♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛っ♡♡♡ お゛っ♡♡♡」

 

重たいピストンと重たいアクメで、マリナの口からは間抜けな喘ぎ声しか出てこない。

もはや思考能力など皆無だった。

マリナの全身は汗と愛液でぐしょ濡れになり、ベッドのシーツには大きな染みができていた。

 

「マリナ、そろそろ射精していい?」

 

レイは、マリナの耳元に唇を寄せ、吐息を吹きかけながら尋ねてきた。

ゾクリとした快感に襲われ、マリナの背筋が粟立つ。

 

「んふぅぅ……♡ らしてください……っ♡♡ いっぱい出してくださひぃぃ〜っ♡♡♡ なかにくださいぃぃぃ〜〜っ♡♡♡」

 

マリナは自分がなんと答えたか分からなかった。

レイは再び動き始める。

マリナの最も感じる部分を的確に責め立てる。

子宮口をこじ開けようとばかりに何度も何度も執拗にノックされた。

その度にマリナの頭の中には火花が散り、思考が停止してしまうほどの衝撃を感じた。

もう何も考えられない。

ただひたすら快楽に身を任せ、獣のような声を上げ続けるしかできない。

 

「あぁ……マリナ、射精る……!」

 

レイが低く唸るような声と共に、マリナの膣内に大量の精液を解き放った。

熱い奔流が勢いよく子宮に流れ込み、精に飢えまくっていたマリナの赤ちゃん袋を満たしていく。

ドクンドクンと脈打ちながら放出される大量の精液がマリナの胎内を焼き尽くすかのように蹂躙していく感覚に、マリナは脳が痺れるほどの快感を覚えた。

今まで感じたことがないほどの、今まで経験したことの無いほど凄まじい絶頂に襲われる。

 

「あ゛ぁぁっ♡♡♡」

 

マリナは絶叫しながら果てた。

全身をガクガクと痙攣させて、瞳をぐるんと上に向けて白目を剥きかけたところでまた『鎮静』がかかる。

失神アクメ寸前から甘美な深イキくらいまで引き戻され、天国にいるような至福の表情で熱い精液を胎で味わっていた。

幸せいっぱいの表情でレイと深いキスを交わし、だいしゅきホールドで絡めた脚がビクンッビクンッと激しく跳ね上がるように痙攣しており、爪先がピンと伸びきっている。

そのあまりにも強烈すぎる快感の奔流に飲み込まれ、またマリナの意識が遠のきかけるが、すぐに引き戻された。

もちろんそこに、ある程度クリアになった意識を腟内射精される感覚が直撃した。

 

「ほぉ゛ぉぉ〜〜……っ♡♡♡ あついのが……♡ どばどばきちゃってますぅぅ〜〜っ♡♡♡」

 

長く長く、長い間マリナの子宮に直接子種汁を流し込むレイ。

マリナの子宮口はミチミチに押し広げられたまま、子宮奥に直接大量のザーメンを流し込まれ続ける。

その子宮口が精液を一滴も漏らすまいと亀頭に吸い付き続け、膣壁は搾り取るように収縮している。

マリナはイキっぱなしになりながらも、自分の中に注がれる命の源をしっかりと感じ取っていた。

子宮がレイのザーメンで満たされていく幸せな感覚に酔いしれていたのだ。

パンパンに膨らんだ子宮から精液が逆流し、結合部からぶびゅっ♡と溢れ出してしまうほど大量に出されたのにも関わらず、それでも尚マリナの子宮は満足することなくレイのザーメンを求め続けていた。

 

「ふーっ♡ ふー……っ♡」

 

ようやく、長い長い射精が終わったようだ。

レイは最後の一滴まで出し切ろうと腰を押し付けながら小刻みに動かしている。

マリナはといえば、息も絶え絶えといった様子でぐったりとしている。

その表情には深い満足感がありありと表れていた。

 

「マリナ、大丈夫?」

 

レイの声を聞くだけで胸がきゅんとなり、膣がきゅっと締まる。

その声は慈愛に満ちており、マリナの心を癒してくれる。

マリナは小さく首肯すると、レイの首に腕を回した。

 

「レイ……♡」

「よかったよ。すごく良かった」

「嬉しい……♡♡♡」

 

レイが優しい眼差しでマリナを見つめる。

マリナは幸せそうな笑みを浮かべると、レイに強く抱きついた。

レイの熱い吐息を感じたマリナは、彼の背中に腕を回し、また脚を絡めて強く抱きつく。

 

(あぁ……幸せ……♡♡)

 

マリナは心の底からそう思った。

これは夢ではないのだ。

現実なのだ。

この幸せなひとときは永遠に続いて欲しいと思いながら、レイにしがみつき、離れないようにして身を任せた。

 

「レイ……♡♡ もっといいですよぉ……♡♡ だって、まだこんなに大きい……♡♡♡」

 

マリナの腟内を満たす巨根はまだガチガチのままだ。

射精したばかりだというのに、萎える気配が全く感じられない。

 

「うん、いいよ。朝までいっぱいえっちしようね」

 

マリナの耳元で甘く囁かれ、マリナはゾクゾクした快感に襲われた。

これから始まるであろう情事を想像するだけで、マリナの身体は熱くなり、子宮がきゅんとした。

マリナは期待に満ちた眼差しでレイを見つめた。

 

「はい……♡♡♡」

 

*****

 

6時間が経った。

VIPルームの大きなベッドには長いブロンドを淫らに散らし、股間からどっぷり粘ついたレイの精液を溢れさせてぐったり横たわるソフィアが増えていた。

 

「あ゛ぁっ♡♡ だめぇっ♡♡ またイキますぅぅ~っ♡♡♡

 

その隣に四つん這いでレイの力強いピストンを受け止めている、夜空の色をしたドスケベドレスを着たマリナの姿があった。

 

実はソフィアが自分の予約が途切れたところで、軽食と飲み物、そしてマリナの娼婦服を持ってきてくれたのだ。

そして「マリナには休憩が必要よ!」と言いながら、自分がレイのおちんぽを受け止めることでマリナが回復する時間を稼ごうとしてくれたのだ。

 

結果、以前のセックスでレイに従順になっていたソフィアの高い防御力を誇る侯爵令嬢おまんこはレイとの交尾で即堕ちした。

それでも離れたくないとずっとチンポを受け止めてはいたが、何度も大量射精されたことで今ソフィアはとても人前では見せられない顔でぐったりしている。

朝までぐっすりかもしれない。

 

そして、回復したマリナはしっかりスケスケドスケベドレスの娼婦服に着替えていた。

腰のリボンはとっくに解け、ほとんど脱げかけで四つん這いになったマリナのむっちり肉感ボディにヒラヒラと乗っかっているだけだが、むしろそれがいい。

あなたとのセックスが大好きです♡と全身で表現している、とても娼婦らしいドスケベで扇情的な恰好だ。

 

「マリナ、また射精すよ!」

 

ぱん♡ぱん♡ずぼっ♡ずぼっ♡と何度も何度も腰を打ち付けられ、子宮口を突き上げられる度に目の前に火花が飛び散るほどの凄まじい衝撃と快感に襲われる。

 

マリナはレイから散々愛されて蕩けきった表情をしていた。

幸福そのものを表現するような、いやらしいメスの顔。

そんなマリナに対し、レイは一切手加減することなく腰を打ちつけている。

ぱんっ♡ぱんっ♡と肉同士がぶつかり合う音が鳴り響き、マリナの大きな尻肉が波打つ。

レイは両手でマリナの豊かな胸を鷲掴みにして揉みしだきながら、マリナのむっちりした豊満な尻に腰を打ち付けていた。

ただでさえ今のマリナは全身性感帯と言っても過言ではないほどに感度が高く、どこを触られてもビクビク反応してしまう。

レイの猛攻を受け止め続けていたマリナが、また高みへと上り詰めていく。

 

「ああっ♡ きてぇっ♡♡ らしてくだひゃいっ♡♡♡ おまんこにいっぱいくださいぃぃ〜〜〜〜っ♡♡♡」

「うん、じゃあ膣内で受け止めて!」

 

ばちんっ!と強烈な一発を叩き込まれ、マリナは絶叫した。

マリナの腕から力が抜け、大きな尻だけが高く突き出される。

そしてもう何度目か分からないほど、マリナの子宮に大量の精液が流し込まれた。

 

「ほぉ゛……っ♡♡♡」

 

どぷっ♡ごぷっ♡びゅるるぅ〜〜っ♡と大量に吐き出される濃厚な雄汁が、マリナの胎内を満たしていく。

子宮から全身に温かい液体が染み渡っていく感覚は何とも心地よく、心と体が満たされていく感覚だった。

 

そんなマリナは頭の中が真っ白になるほどの快感に打ち震え、またイッてしまった。

ぷしゃっ♡ぷしゃぁーっ♡と盛大に潮を吹き出しながら、獣のような声を上げて絶頂を迎えたのだ。

 

「んお゛お゛ぉっ♡♡♡ お゛ほぉ〜〜っ♡♡♡」

 

マリナは舌を突き出したアヘ顔で痙攣している。

ヒマリにはまだ早いような、大人の色気漂わせる下品なメスの顔だ。

 

鼻の穴を膨らませ、口はだらしなく開き、涙とよだれを垂れ流しながら、頭の中を真っ白に染め上げられている。

どぷっ♡どびゅるっ♡とまだまだ大量に注ぎ込まれる精液を感じながら、マリナは幸せな表情を浮かべていた。

恋人同士の甘々セックスではまず見られないような酷い顔で迎えた、マリナの最高の瞬間。

それが今、訪れていた。

 

こんなにも気持ちよくなれるなんて、幸せすぎて死んでしまいそうだとマリナは思った。

そしてふと我に返ると、今の自分を鏡で見たならばきっと酷いことになっているだろうと思った。

 

マリナはふとそんなことを考えたが、すぐに考えるのをやめた。

だって、こんな幸せな気持ちに浸っている時に考えるようなことではないのだから。

 

マリナの腟内が収縮し、レイのペニスをきつく締め付ける。

尿道に残った残滓まで搾り取ろうとする動きに、レイは思わず呻き声を上げた。

 

「ふーっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡ あぁぁ……♡♡ さいっこう……♡♡♡」

 

ようやく長い射精が終わった。

レイはマリナの腰を後ろから掴んだまま、ぐりゅ♡ぐりぐり〜っ♡と痙攣するマリナの膣奥に亀頭を押し付け、精子を塗りたくるような動きをする。

この牝は自分のモノだと主張するような、いつもヒマリも、他の娼婦も受けているレイのザーメンマーキング。

子宮口に密着しての力強い射精で子宮をパンパンにされた直後に味わう、太く長いカリ高巨根にみっちりと腟内を圧し拡げられて子宮口を押し上げられながらの、遺伝子を塗り込まれるような執拗でねっとりしたマーキング。

その威力はリタやマーガレットといった清楚寄りの娼婦ですら子宮が屈服する牝の悦びに染め上げて、発情期の牝犬のように堕とすほどだ。

 

「お゛っ♡ お゛っ♡ お゛ぉ〜〜っ♡」

 

マリナは獣のような声を上げながら、全身を痙攣させてアクメを繰り返す。

子宮口が亀頭に吸い付き、最後の一滴まで絞り尽くそうとしていた。

 

大好きな司令官の形をしていたマリナの娼婦おまんこは、とっくにレイの形にされてしまっていた。

マリナの膣肉はレイの巨根の太さと形を覚え、子宮口はレイの亀頭に吸い付いて離れず、ポルチオやGスポットなどのマリナの弱点や性感帯はことごとくバレて弄ばれてしまった。

 

「ふーっ♡ ふー……っ♡ ふぅー……っ♡ ふぅ〜……っ♡」

 

マリナは満足げな吐息を漏らした。

レイがゆっくりと腰を引くと、栓をしていたペニスが抜けていき、ぶぴっ♡ぶぽっ♡と下品な音を立てて泡立った大量の精液が逆流する。

まだ硬い巨根が引き抜かれる時の感触さえも堪らなく気持ち良く、マリナは幸せそうにうっとりと微笑みながら、「抜いちゃうんですねぇ……♡」と呟いた。

どろりとした白濁液がベッドシーツにぼたっ♡ぼたたっ♡と重たい音で零れ落ち、白い水溜まりを作っていく。

 

「ああ……っ♡♡♡」

 

その様子を見て、マリナは興奮を抑えられず、また軽く絶頂してしまった。

レイのペニスに開かれたままの膣口はヒクつき、どぷどぷと白濁液を吐き出している。

その姿はまるで粗相をしているかのようで非常に情けなく惨めな姿であったが、それを咎める者は誰もいない。

むしろそれが素晴らしいことであると肯定されている気分になれた。

 

「頑張ったね」

「ん……ふぅ……♡」

 

レイはマリナの背中に覆い被さるように体重をかけながら、耳元で優しく囁く。

その声は優しく、愛おしさが込められており、マリナの心を温かく包み込むようだ。

 

「マリナ、ありがとう。すごくよかったよ」

「はい……♡ こちらこそありがとうございますぅ……♡」

 

マリナは振り返ってゆっくり起き上がると、キスをせがんだ。

レイもそれに応えてくれる。

マリナの豊満な女体、その背中にヒラヒラと乗っかっていたスケベドレスの娼婦衣装が、パサリと舞い落ちた。

 

──マリナにかかっていた魔法が、解けてしまう。

──12時を過ぎたシンデレラが、ただの少女に戻ったように。

──娼婦のマリナが、ただの女のマリナへと。

 

娼婦のマリナから、産まれたままの姿でただのマリナへ戻った彼女と、唇が重なった。

 

「ん……♡ んん……♡♡ んっ……♡♡ んふぅ……♡♡♡」

 

マリナとレイは恋人のように甘く唇を重ねる。

マリナの舌が伸び、レイの口内に入ってくる。

レイもそれに応えて自らの舌を伸ばした。

 

「んちゅ……♡ ちゅぱ……♡ ぢゅるっ♡ ぺろ……♡ んふぅっ♡ れろぉ……♡ ちゅ……♡ んふぅ……♡」

 

二人の舌が絡み合い、唾液が交換されていく。

お互いの口の中を舐め合い、歯茎の裏まで丁寧に愛撫し合う。

 

(ああ……幸せ……♡)

 

マリナはそんなことを考えながら幸せな時間を過ごしていた。

レイの体温を感じるだけで、マリナの心は癒されていく。

そして同時に、レイへの愛おしさが溢れてきた。

 

(好き……♡)

 

マリナは自分の感情に素直になることにした。

そういえば今日は甘々恋人セックスプレイ、だったような気がしたが……普通にレイさんとの甘々恋人セックスのつもりで楽しんでいた気がする。

でもまぁ、身体の相性も抜群で、ずっと気持ちよくしてくれて、幸せな気持ちにしてくれたのだ。

こんなに好きになってしまっても仕方がないだろう。

 

「はぁ……はぁ……♡ レイさん……♡」

 

マリナはレイの胸板に頬ずりをした。

 

「私、あなたのこと……」

 

マリナはそこで一旦言葉を区切ると、意を決したように続けた。

 

「好きになっちゃいました……♡」

 

それを聞いたレイは優しく微笑んで言った。

 

「俺もだよ。マリナ」

 

そんな時、不意に2人とソフィアがいるベッドの枕元が淡く光った。

 

「あ……♡」

 

マリナの、レイに対する思い出が指輪の形に結晶化した、愛と想いの結晶。

マリナの絆の追憶が、そこにあった。

 

「……デキちゃいました、ね……♡」

「デキちゃったな……」

「えへへ……♡ 嬉しい……♡」

 

マリナは絆の追憶を大事そうに抱えて微笑んだ。

 

「これ、司令官以外の人との絆の追憶……初めてです……♡」

 

マリナは嬉しそうに絆の追憶を眺めていた。

 

「どうする?もっと作れるか、試してみる?」

 

そう言われると、マリナは顔を赤らめて俯いてしまった。

 

絆の追憶ってそういったものじゃないんですよ、なんてこの世界での常識が頭の中から出てきそうだったのに。

子宮から湧き上がってきた別の言葉が握り潰してしまった。

 

しばらくしてからゆっくりと顔を上げると、恥ずかしそうにしながらも小さく首を縦に振った。

その瞳には期待と肉欲とほんの少しの罪悪感が見え隠れしている。

 

「……はい♡ もっと作りたいです……♡」

 

マリナは熱っぽい視線を向けてきた。

その表情には確かな情欲の色が滲んでいる。

ほんの一瞬浮かび、そしてすぐに秘められた子作り願望全開の誘惑の表情を、レイは彼女の思惑通り気付かなかったフリをした。

またすぐに、マリナの表情が大人の色気をムンムン醸し出す淫乱な雌の顔へと戻っていく。

 

「ああっ♡ レイさんっ……♡」

 

彼女は両腕を伸ばし、レイを抱き締めると足も絡めて全身を密着させた。

それはやっぱり恋人同士の交わりのようで、2人の心が通じ合っていることを示しているようだった。

 

娼婦と客、ではなく。

今はもう、愛し合う恋人同士だった。

 

*****

 

マリナの柔らかな下腹の奥に建つ肉の宮殿、マリナ城。

生命の玉座(ふかふかのベッド)にまだ新たな主はおらず。

また、その座を占められる者もいない(娼館では妊娠できない)

神秘の肉の宮殿は侵略者たる白濁の軍勢によって既に陥落し。

白旗を上げたマリナ城を、運命に阻まれた無限の彷徨い人が(優秀な遺伝子を宿した)決して届かぬ栄光を探し求めていた(無数の精子が泳ぎ回っていた)

 

パンパンに膨らみ、卵管まで染み渡ったレイの種汁でたっぷり満たされたそこには、新たな熱が占めていて。

マリナが旦那さま(司令官)と愛しあった時の記憶はもうほとんど残っていなかった。

 

そんな、マリナの子宮の底には、いつか大好きな旦那さま(司令官)との子供を孕みたいという、マリナの強い気持ちが刻まれている。

だけど……そこには新しく、レイとの愛の記憶が刻まれてしまった。

 

娼館にも勤めているからこそ、恋愛感情や身体の相性だけで簡単に心変わりするような、そんなチョロい女ではないと思っていた。

けれど……。

マリナの子宮の底に刻まれたレイとの交尾の記憶はあまりにも素晴らしく、あまりにも尊く、あまりにも甘美だった。

あれを忘れることは、おそらくもうできないだろう。

だから、マリナは、決めた。

 

──わたしは商人だし、旦那さま(司令官)以外にももう一人だけなら、パトロン(愛人)をお迎えしても良いよね……?

 

2人の愛の営みはもうしばらく、娼婦の仕事から戻ってきたヒマリが混じってきて、3人一緒に眠るまで続くのであった。

 

「大好きです、レイさん……♡ これからも、いっぱい、しましょうね……♡」

*1
盗賊は現れなかった。




次回は「新聞記者エメルダに必要なモノ」(仮題)を予定しています。
その次はまだまっさらなんで気長にお待ちください。
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