※この作品はR-18です。

『Fate/Desire of Thunderbolt』   作:山嵐のハイオーク

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第10話:『黄昏の車窓、泥の深淵から漏れ出る戦慄』

「ねえ、本当にどこ行ってたのよぉ(ぷんすこ)」

 

錆びついたシャッターが固く閉ざされた不気味な廃屋の前で、刹那はジュリアから本日二度目となる猛烈な質問攻めを浴びていた。忽然と消え失せた占い屋の暖簾に呆然とする刹那に対し、彼女たちの言い分はこうだった。刹那が忽然と姿を消したのは、彼女たちがほんの少し目を離した、路上ダンサーの熱狂に夢中になっていた隙の出来事だったという。

 

「ふむ、しかしあの踊り子、中々大したものだったぞ。やはり異国の技というのは新鮮で、一見の価値があるな」

 

腕を組み、満足げな声を漏らす宗茂。すると、黒のシアーブルゾンをしっかりと着込んだジュリアは,危機感半分、からかい半分の笑みを浮かべて刹那の顔を覗き込んだ。

 

「確かに動きの切れもすごかったけどお★ 観客の多数は男だったし、みーんな別のところを見てたんじゃないかなー? 胸とかすごく揺れて、パンチラもし放題だったもんね! ダーリン見れなくて残念だったねー?♡」

 

「えっ……あ、いや……っ」

 

ジュリアの過激なからかいに、刹那が顔を赤らめる。するとその背後から、アイアス(シールダー)が何故か生真面目な対抗心を燃やして詰め寄ってきた。

 

「……あ、あの程度の動き、私からすれば大したことはありませんでした、マスターっ! 主には、今度私がもっと素晴らしい踊りを見せてやろうと……っ!」

 

「ええっ、アイアスが……っ!? いや、何か勘違いしてるよ……っ!」

 

昨夜の自慰の疼きがいまだ秘部の奥に残っているせいか、妙に息を荒げて意気込むアイアスに刹那がドギマギと困惑するなか、その不穏な女子たちの騒ぎを、ヴラド三世(ランサー)だけが冷徹な武人の瞳で引き締めた。

 

「静かにせよ。……このような場所であれほどの動きのできるダンサー、しかも肌色や顔つきからしてこの国のものではなかった。サーヴァントの気配こそ感じなかったが、こうして刹那殿も無事に合流した今、警戒を強めた方がよいであろうよ」

 

かつて孤高の王として君臨した男の極めて慎重かつ冷静な一言に、全員がハッと我に返る。それぞれから話を聞くほどにその奇妙なダンサーの正体が見(気)にかかったが、すでに夏の太陽は地平線の向こうへと没しかけ、周囲には薄暗い黄昏の闇が迫っていた。かえって情報を一度整理しようということになり、一行は潜入作戦を明日に据え、ヴラド三世の運転する高級車へと乗り込んでアパートへの帰路へと就いた。 

 

◇高級車の滑らかな車内の揺れと、4時間に及ぶ街中調査デートの疲労。寝不足の刹那が、助手席の後ろのシートで深い眠りに就こうとしていた、ちょうどその時だった。不意を突くように、助手席から体をひねったジュリアが、豊かな胸元を座席の背もたれに押し付けるようにして、寝耳に水をぶっこんできた。

 

「そういえばダーリンは今や2騎のサーヴァントのマスターなわけだけど、フェロモン出すのもほどほどにしてよ☆ ――うちもさ、そろそろ限界だし♡」

 

「ふえっ……!? じ、ジュリアさん……っ!?」

 

車内に満ちるエロティックな私服ギャルの微熱に、刹那はトロンとした眠気を一瞬で吹き飛ばされ、ただ顔を真っ赤にしてシートの奥へと身を縮めるしかなかった。やがて車が刹那の古ぼけたアパートへと到着すると、ジュリアもヴラド三世と共に六畳一間へと上がり込み、車内での戯れを消し去った本物の魔術師の顔で説明を始めた。彼女の『解析魔術』の痕跡から、この極東の地で行われている違法な聖杯戦争の、残るマスターたちの見当がついたらしい。

 

「いい、しっかり聞いてね★ まずセイバー、シールダー、ランサーのマスターうちらね☆ で、残る4騎のマスターだけど、そのうち一人はこの前接触した、あの超高速演算を操るアトラス院の魔術師(アルベリヒ)。……そして、今回新たに判明したのが、アーノルド・リッチマンと、オズワルド・アネハルツよ★」

 

ジュリアの口から、キャスターのマスターであるアーノルドの名が紡がれる。

 

「アーノルドの方は、ほぼ一般人に毛が生えたレベルのクズだし、気にしすぎる必要はないと思うけど……問題は……っ」

 

そこまで言って、ジュリアは明らかに言い淀んだ。細い骨格を不自然に強張らせ、意を決したように青い瞳に烈しい恐怖の残照を宿して、彼女は言葉を続けた。

 

「……オズワルドは、財力もあるし、魔術回路の質もいい。それに、時計塔の裏で相当長生きしてる。マジで要警戒なわけ、あの男は――っ」

 

言い終えたジュリアの顔は、明らかに真っ白に青ざめていた。彼女の脳裏に渦巻くオズワルドという男の絶対的な闇の重圧が、その肉体を狂おしく凍りつかせていたのだ。だが、事情を知らぬ刹那の内に宿ったのは、恐怖ではなく、かつて晃の冷たい死体を看取ったあの日から燃え続ける、男としての野生の火だった。小柄な身体を真っ直ぐに伸ばし、刹那は日食の瞳をジュリアへと向け、彼女を励ますように力強く言い放った。

 

「ジュリアさん。……そいつが晃を殺した奴(ライダーのマスター)なら、ぶったおすだけだ。それに、聖杯戦争はもう始まっちゃったんだから。どんなに強い奴が相手でも、僕たちは勝つことを考えなきゃダメでしょ?」

 

刹那の、内に秘めた肉の杭のごとき雄々しい決意の言葉が、凍りついていた六畳一間の空気を烈しく震わせる。

 

「……ん、そうだね!」

 

ジュリアは無理に作ったような歪なギャルの笑みで応じたものの、その顔は未だに青ざめたままで、晴れることはなかった。

 

「ちょっと疲れちゃったし、今日はもう帰るね★ 明日はがっつり対策とか練ってくるからさー☆」

 

いつもの覇気を失い、意気消沈したままジュリアはヴラド三世と共にアパートを後にした。パタンと閉まったドアを見つめながら、刹那の頭からはしばらく、去り際の彼女の酷く怯えたような表情が離れなかった。だが、いつまでもそればかりを考えているわけにもいかない。生き残るためには、等身大の日常を繋ぐ必要がある。刹那は気を取り直して簡素な夕飯を作り、三人でテレビのニュースを眺め、お風呂を済ませてから、ようやく布団を被って眠ろうとした。──激動の一日の疲労が、泥のような眠気となって彼を襲おうとした、まさにその瞬間だった。

 

「なーに、そのまま眠ろうとしているのだ、マスター♡」

 

「う、うわっ……! 宗茂、君、また肉食獣みたいな目をして……っ!?」

 

布団を頭まで被ろうとした瞬間、宗茂がその圧倒的な長身の質量を以て、容赦なく刹那の身体へと覆いかぶさってきた。

 

「当然であろう! 主殿は今や2騎のサーヴァントのマスターとなったのだぞ? 霊基の維持回路が二重に繋がったのだ、昨日までよりも何倍も多く、わしに熱い魔力を供給せねばならんのは魔術の絶対の理よ!」

 

宗茂は瞳をギラギラと発情させながら、衣服を乱暴に剥ぎ取り、剥き出しになった刹那の股間へと直接その指先を滑らせた。衣服の下から顕現したのは、あの並の成人男性を遥かに凌駕する最凶のオスの杭。

 

「か、勘弁してよ……っ! 昨日の疲れも残ってるのに……っ!」

 

フル勃起させられ、パンパンに熱く昂りきったペニスをのたまうように引き絞られながらも、刹那は必死に抗議の声を上げた。しかし、宗茂が自身の秘部を割り、その最凶の杭を自らの中へと挿入せんとしたそのタイミングで、刹那は周囲の状況がそれまでと全く違うことに気づいて戦慄した。

 

「ま、待って! 宗茂、アイアスさんも同じ部屋に居るから……っ!」

 

奥の布団で硬直しているシールダーの少女を指差し、羞恥に顔を真っ赤に染めながらも必死に叫ぶ刹那。しかし、独占欲にドロドロに発情した宗茂は、フッと鼻を鳴らして不敵にせせら笑った。

 

「ふん、何を今更。あの女は昨日も途中からわしらの対面座位のまぐわいを凝視しつつ、布団の中で指を忍ばせて自慰に執心しておったではないか。今更初心なフリなど一蹴してくれるわ!」

 

「えっ……あ、アイアスさん、昨日……オナ……っ!?」

 

「――ひっ……!? あ、あ、……っ」

 

宗茂の容赦のない暴露に、奥の布団の中で息を潜めていたアイアスは、おぼつかない寝起きのまま大きな瞳を見開き、口元の黒子を真っ赤に上気させて完全に硬直した。混乱する彼女の細い腰を、結合を一時お預けにした宗茂が強引に引きずり回し、ちゃぶ台の横の畳の上へと仰向けに押し寝かせたのだ。

 

「おぬしも昨夜の淫らな自慰で、身体の奥の魔力がすっかり枯渇しておるまい? 遠慮せぬともよいのだぞ」

 

「宗、茂殿……っ! 何を、する……っ、はぁ、うっ……!?」

 

宗茂はアイアスの両手首を床に押さえつけるようにして組み伏せると、衣服の上からでも乳首の位置が丸分かりになるあのツンと尖ったコニカル型の美乳を、その両手で容赦なく激しく揉みしだいた。さらに、薄着で完全に無防備になっていた彼女の太ももを大きく割り、最も敏感な秘部をねっとりと弄り始める。

 

「や、やめ……マスター、の、前で……っ、ん、あぁぁーーーーっ!!」

 

最初は必死に抵抗しようていたアイアスだったが、昨夜の自慰の疼きが残る肉体はあまりにも敏感すぎた。宗茂の一流の愛撫による快感の濁流に一瞬で堤防をブチ抜かれ、アイアスは仰向けのまま激しく腰を跳ね上げると、刹那の目の前で、ブシャアァッ! と大量の潮を激しく吹き上げてしまった。

 

「はぁ、はあ……っ、あ、う、……っ」

 

息を荒げ、全身の力を失って畳の上へとへたり込むアイアス。流石に、二人の美少女が目の前で淫らに乱れ狂う姿を突きつけられて、平然としていられるほど、刹那の理性に体力の余裕は残っていなかった。彼の脳髄は一瞬でショートし、オスの野生の衝動が完全にタガを外した。

 

「アイアスさん……僕、もう我慢できない。ごめん……っ!」

 

「や、あ♡ マスター、だ、ダメです、っ……んんぅっ!?」

 

仰向けで力なく横たわっていたアイアスのパンツを強引に引き剥がし、彼女の大きく開かれた太ももの間へと割り込むと、あの最凶のオスの杭を、びしょびしょに濡れそぼった秘部の最奥へと、正面から一気に根元まで突き刺した(正常位)。

 

グズゥゥゥッッッ!!!

 

「う、ぎいいいぃぃぃーーーーーッッッ!?」

 

六畳一間に、アイアスの引き裂かれるような悲鳴が響き渡る。肉と肉の接合部からは、痛々しくも鮮烈な純潔の血がドクドクと滴り落ち、畳の目を赤く染めていた。

 

「おお……処女であったのか、お主! 主殿、初夜までいただけるとは、なかなかどうして運が良いじゃないか!」

 

血の匂いと新たなメスの敗北を前にして、宗茂は格段にテンションを高め、さらに淫らにその肌を昂らせていく。

 

「ごめん、アイアスさん……っ、ゆっくり動くから!」

 

刹那は激しい罪悪感に駆られ、腰の動きを抑えようとした。しかし、大アイアスは涙を流して痛みに耐えながらも、口元の黒子を歪ませ、盾の戦士としての意地と、新しい主人への狂おしいほどの情愛をその切れ長な瞳に滾らせて叫んだ。

 

「いいえ……っ! これでも私は、戦士……っ! マスター、の、好きなように……っ、動いて、ください……っ! もっと、もっと、激しくして……っ!」

 

「アイアスさん……っ! ああ、クソ、あぁぁーーーッッッ!」

 

主人の野生に完全に火が点いた。刹那は正面から彼女の頭ほどもある爆太ももを大きく押し広げてガシッと両手で掴み、その最凶の杭で、コニカル型の美乳を激しく揺らす彼女の胎内の最奥を力任せに抉り狂った。

 

「――わしを忘れてはおらんか?」

 

二人が激しく正面から肉をぶつけ合い、アイアスが幾度も絶頂を迎えて絶状態(絶頂)で絶叫するなか、我慢の限界を迎えた宗茂が、自らの濡れそぼった股間を刹那の顔面へと強引に擦りつけてきた。これまでの度重なる激しい情事によって、夜のテクニックを完全に身体に学習させていた刹那は、口元に擦りつけられた宗茂の秘部を舌先で激しく、執拗に愛撫する。口内を蹂躙する刹那の天才的な舌技の超絶的な快感の前に、宗茂は

 

「あ、は、っ、んぁぁぁ……っ♡」

 

と、これまでの情事から得た極限の悦びにうっとりとその端正な顔を蕩け狂わせ、激しく白目を剥いて潮を吹き上げた。それと同時に、刹那はアイアスの最奥へと熱い種をドクドクと中出しした。口と股間の双方から同時に極限の快感を送り込まれ、宗茂とアイアスの二人は、同時にアヘ顔の絶頂へと狂い鳴いたのだった。

 

◇

「はぁ、はあ……っ。……う、あ……」

 

弩級のデカマラによる処女喪失の快感と衝撃が大きすぎたせいで、アイアスは完全に脳の回路をショートさせ、白目を剥いたまま畳の上で気絶してしまっていた。そんな壊された盾乙女を尻目に、イッたばかりの宗茂は

 

「あは、っ♡ さすがはわしの主殿、二騎同時とは見事な手際……っ」

 

と、しゃがみ込んで油断しかけていた。だが、今夜の刹那は、いつもやられっぱなしの可憐なショタではなかった。昨日からの度重なる理不尽なお仕置きと、チクニーなどの嫌がらせに対する等身大の男の子としての怒りと意地が、彼のヤリ返しを導いた。

 

「――油断しすぎだよ、宗茂っ!」

 

「な、に……っ!?」

 

イッたばかりで膝の力が抜けていた宗茂の背後から、刹那はものすごい勢いで猛然と飛びかかり、その背中に犬のようにガシッと抱きついた。そして、息を整える間すら与えず、彼女の未だにヒクヒクと震えている秘部へと、いまだに鉄の硬度を維持した最凶の杭を、後ろから力任せにグズリと再挿入したのだ。

 

「あ、がぁっ……!? 主殿、お前、何を――っ!?」

 

「いつも、いつも……お仕置きお仕置きって、威張ってばかりでたまるかよぉーーーッッッ!」

 

刹那が本気で少し怒っているからか、彼の感情の昂りに呼応して、魔法使い直伝の回路から青白い電撃粒子がバチチッと漏れ出し、杭の肉壁を通じて、宗茂の膣内の最も敏感な粘膜の最奥をガツガツと直接烈しく電気刺激した。

 

「ひ、あ、あァァァーーーーッッッ!? 響く、全身が、なかが、しびれ、るぅっ……!!」

 

一撃ごとに、まるで身体の全神経のスイッチを強引に叩き入れられるかのように、宗茂の全身は極限まで跳ね上がるほど敏感に、淫らに開発され、脳髄まで真っ白に痺れ狂っていく。形勢は、この瞬間に完全無欠の逆転を遂げた。不意を突かれた背後からの猛烈なピストン運動と、膣内を内側から直接破壊するような電撃の超絶的な快感の前に、高潔な女武芸者のプライドは一瞬で塵となって消え失せた。

 

「あ、は、っ、んぅぅ、んおォォォーーーッッッ! ──ッ、うあぁぁっ……! 許してマスターぁっ!!♡」

 

宗茂は白金髪を激しく畳に擦りつけ、大人の包容力も武人としての格もすべてを失った、理性の消え失せたケダモノ(獣)のような激しい喘ぎ声を六畳一間に響かせながら、自分が轟刹那という世界一可愛いオスの所有物(メス)であることを、骨の髄まで完璧に分からせられ、啼き狂うのだった。真夏の熱気が夜明け前の紫色の空へと融けていくなか、アパートの六畳一間には、完全に主導権を奪い返した刹那の荒い呼吸と、愛に敗北した二人の美少女のドロドロとしたぬくもりだけが、淫らに満ち満ちていた。

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