『Fate/Desire of Thunderbolt』 作:山嵐のハイオーク
第三の重要拠点たる廃病院を電撃制圧し、アパートへと引き上げる道すがら、白金髪の長身の麗人──立花宗茂(むねしげ)の胸中には、今までに経験したことのない不気味な『ざわめき』が生じていた。何が原因なのかは分からない。ただ、体の底から底知れぬ活力がフツフツと溢れてくるような、それでいて、自らの霊基の中でずっと長い間「欠けていた最も重要なピース」が、ようやく元の場所へと舞い戻ってきたかのような──奇妙な充足感。
(一体、この内側から湧き上がる熱量は何なのだ……っ)
唐突に突き付けられた謎の疑問に、明確な解が得られないまま、一行は日常の境界線であるアパートへと帰り着いた。その日はジュリアの思想鍵紋解析や、西遊記の怪物たちとの連戦による疲労もあり、全員が早々に泥のような眠りへと就いてしまった。──正式な夜が明け、宗茂もまた、その日の朝にひとつの『夢』を見た。それは、かつて関ヶ原の戦いよりも遥か前に、孤独な病床で自分を遺して先立ってしまった、最愛の亡き妻とのあまりにも幸福な再会を心から喜ぶ夢であった。なぜ今更、あんな昔の記憶を夢に見るのだろう──。
「……っ」
どこか切ない名残惜しさを胸に、朝の眩い太陽の光が差し込む六畳一間で目を覚ました宗茂。だが、その寝起きの視界の輪郭がハッキリと結像するよりも早く、耳元へかけられた『ある言葉』によって、彼女の深緑の瞳から、大粒の涙が堰を切ったようにドッと溢れ出した。
「あらら。──武士にあるまじきお寝坊だな、宗茂」
心臓が、跳ねるように脈打った。それは──生前、周囲の目を盗んで重ねていた女同士の濃厚なまぐわいの翌朝。昇ってきた太陽の光に自らの全裸を照らさせながら、縁側で外の朝風を心地よさそうに浴びつつ、最愛の妻がいつも不敵に毒づいていた、あの懐かしい『口癖』そのものだったからだ。
「ぎ……ん……?(誾千代……っ!?)」
宗茂はガタガタと全身を震わせ、驚愕のあまり唇を戦慄かせて呟いた。横で布団を並べていた刹那(せつな)──腰のあたりまで長く伸びた黒髪を朝日に煌めかせた少年は、フッと柔らかく、けれどかつてないほど勝気で不敵な笑みを口元に浮かべて言い放った。
「珍しく勘が働いてないな? ──いや、元から戦場(ここ)じゃ、俺の方が冴えてたっけな」
「え──」
だんだんと目と頭が冴えてきた宗茂が、目の前の少年の風貌の奥に宿る絶対の神威に対し、更なる疑問を投げかけるよりも前に。
「んむ……っ、んぐ……っ♡」
刹那の、これまでにないほど熱く、貪るような強烈なディープキスによって、その麗しい口を真っ向から奪い去られた。頭の中がグズグズに混乱する。大判のタオルの隙間から、昨日までの刹那(あるじどの)のショタとしての可憐な香りと、生前の最愛の妻の苛烈な情熱の残照が綯い交ぜになって脳髄を激しく揺さぶってくる。ふと気づくと、これまでになく繊細で、自分の最も感じやすい性感帯をすべて知り尽くしているかのような手付きで全身を容赦なく愛撫され、
「あはぁんっ、あ、んぐッ……!♡」
いつもなら刹那を優しくリードするはずの175cmの長身の麗人が、まるでお姫様抱っこをされた初心な少女のような、可愛らしい甲高い嬌声をベッドの上で上げさせられていた。
「ある、じ、どの……っ!? ──い、いや、おぬし……何やら様子がおかしいじゃ、ないか──っ」
必死に抗おうとする声音のなかに、かつてない甘い極上の雌の艶が混ざる。そんな宗茂の戸惑いなどお構いなしに、男(オス)としての急成長を遂げ、前世の荒御魂の金雷を完全覚醒させた刹那は、挿入の準備を完全に整えていた。いつものように、手慣れてきた強烈なピストン。しかし、今朝の刹那の腰使いはいつもとは明らかに異なっていた。やけにゆっくりと、けれど自慢の豊満な肢体の最奥、子宮口の最も敏感なスポットを「丹念に、抉るように」抜き差ししてくるのだ。その愛撫の間の口淫にしたって、いつになく卓越した、女の身体の構造を骨の髄まで理解し尽くしているかのような神域の技量であった。
「ひ、あぁぁーーーーっっっ!!! 脳みそが、脳みそがとろとろに溶けちゃうぅぅぅーーーーッッッ!!!♡♡♡」
やがて、朝っぱらからの至高の情事も完全なるクライマックスを迎える。結合した自らの最奥で、少年の最凶の超肉棒(杭)の中に込められた黄金の神鳴りの稲妻が、すでに爆発寸前でくすぐっているのを、宗茂は全身の神経で敏感に察知していた。
「──出すぞ。一緒に……“イけ”ッッッ!!!!」
耳元で、刹那が少し低くなった頼もしい声音で力強く囁くのと、全く同時だった。
ドクククククッッッ!!! バリバリバリィィィィンッッッ!!!!!
圧倒的な質量の、神代の威光を宿した電気と、濃厚なドロドロの精液の奔流が、宗茂の子宮の最奥へと容赦なく一気に注ぎ込まれた。
「ああああああああんっっっ!!! ──あるじどのぉぉぉーーーーッッッ!!!♡♡♡」
凄まじい神鳴りの感電絶頂と共に、宗茂の口からは、前世の魂の檻を完全に突き破った無意識の確信の言葉が叫びとなって飛び出ていた。
(──ああ、そうか。私は、私はもうとっくに、あの孤独な病床で私を待って散っていった、最愛の妻と再会していたのだな……っ!)
涙と白濁でドロドロに塗れた宗茂を、若武者としての不敵な笑みを浮かべた刹那(誾千代)がその逞しい両腕で強く、愛おしそうに抱き締める。
「ああ──。これからはずっと一緒だ。もう二度と、お前を一人になんてさせないからな、宗茂」
二つの魂が、現世のまぐわいによる絶対の結合を以て、今ここに永劫の契りとして完全に一本の鎖に繋ぎ合わされたのだった。
◇黄金の感電絶頂を共にした後も、二人は布団の中で互いの汗ばんだ裸体を深く抱きしめ合ったまま、静かに言葉を交わし始めていた。
「本当に……本当に、誾千代なのだな……っ」
何度も、慈しむように熱い口づけを重ねながら、刹那(せつな)の口から語られる生まれ変わり(再誕)の顛末を聞き、宗茂(むねしげ)の胸からは抑えきれない喜びの感情が涙とともに溢れ出して止まらない。しかし、その至福の最中、彼女の深緑の瞳に生前の重い影が過(よぎ)った。
「すまなかった、誾千代……っ。私が弱いばかりに、関ヶ原で西軍に付いて敗走し、誇り高き立花の領地をすべて取り上げられる改易の憂き目に遭わせた。お前のあの時の言葉はいつも正しかったのに、私は、お前の制止を聞かずに……」
四百年以上、英霊として座に還ってなお、彼女の魂を縛り続けていた生前の最大の悔恨と後悔の吐露。愛する者を孤独な病床に置き去りにして国を失った武将としての罪悪感に、宗茂は刹那の胸元へ顔を埋めて肩を震わせる。だが、長く伸びた黒髪を朝日に煌めかせた若武者(刹那)は、そんな彼女の愛おしい頭を優しく撫でながら、フッと勝気で柔らかい微笑みを浮かべた。
「何を言っているんだ。お前はその後、持ち前の武威を以て、徳川の世から奇跡の柳川再封を立派に成し遂げたじゃないか。……それにさ、俺はなんだかんだ言って、馬鹿みたいに不器用に『義』を重んじるお前のそういうところが、昔から大好きなんだよ。もしあの時、お前が俺の言うことを素直に聞いて大人しく立ち回るような奴だったら、俺はどの道、お前にとっくに興味を失っていたかもしれないな」「誾千代……」
「だから、そんな終わった過去のことはもういいんだよ、宗茂。……それよりも、お前自身、気づいているか? 今、お前の体内に流れる魔術回路のパスが、劇的に変質しているのをさ」
刹那にそう言われ、自身の身体に意識を向けた宗茂は息を呑んだ。少年の指先から流れ込む濃厚な pale blue の電流と交雑したことで、宗茂の白金髪はさらにその輝きと純白を増し、光を浴びて神々しく煌めく【至高の銀髪】へと完全に変貌を遂げていた。対する刹那の雷雲のような長い毛髪もまた、その一部が、彼女の宿す武威の熱量によって黄金の如き金色の輝きに映え、妖しく交じり合っている。
「そう言えば──宗茂、今ここで『雷切』を呼び出してくれ」
「……? 構わないが、何に使うのだ?」
宗茂は疑問に思いながらも、愛する伴侶(主人)の頼みに応じ、虚空から光とともに現臨させた一振りの名刀『雷切』の柄を、自らの手で刹那へと真っ直ぐに手渡した。
「宗茂。お前の英霊としての本当の、真の宝具は……この刀じゃない。その天下無双の剣技を裏付ける、お前自身の真の名を冠する至高の業物──『波游兼光(なみよぎかねみつ)』だッ!!」
その言葉が刹那の唇から放たれた瞬間、
ドクンッ!
と、宗茂の脳髄と霊基の最奥で、眠っていた真の因果が完全に上書きされる凄まじいシステム音が響き渡った。正式な上書きを経て、彼女の手から手渡されたはずの『雷切』は──刹那の手のなかに握られた瞬間、まるで本物の所有者を迎えた歓喜の如く、バチバチバリバリと凄まじい黄金の電光の出力を跳ね上げた。溢れ出る神代の金雷が刀身を激しく包み込み、名刀は少年の魔力によって姿を変え、誾千代が振るうべき至高の稲妻の鞘へと、その格を完全に反転させたのだ。かつて戸次鑑連が雷を切り裂いた名刀『雷切』は、現世において、真の主人を見つけたのである。
「──これからは戦士として、俺がお前の背中を完璧に守ってやる。だから、もう一人で背負い込むな。共に戦おう、宗茂」
「……あぁっ! その通りなのだな、我が愛しき誾千代──ッ!!」
四百年の星霜の呪縛をブチ破り、最強の絆と新たな真の宝具を覚醒させた二人は、朝日の差し込むアパートの布団のなかで、誓いを刻み込むように再び熱い熱いディープキスを交わすのだった。
◇誾千代としての完全覚醒を果たした刹那(せつな)と、真の宝具『波游兼光』を上書きされた宗茂(むねしげ)が布団のなかで再び熱い唇を重ねていた、まさにその時だった。
(ごそごそ……)
「えっへへ……。すいません、朝からあんなに激しい音が聞こえてくると、流石に起きちゃって……っ」
「あぁんっ、ご、主人様ぁぁぁ……っ♡」
引き違いの襖のドアの隙間から、物欲しげに顔を覗かせていたのは、まだ朝の寝起きのままである素朴なパジャマ姿の大アイアスと、ジュリアのキャミソールパジャマをはだけさせたハサンの二人であった。昨夜の凄惨な調教の余韻(ガバガバになった秘部)をスヤスヤと疼かせながら,最愛のオスの匂いに釣られて這い寄ってきたのだ。
「ふふ、おいでよ。二人とも、ちゃんと相手してあげるからさ」
「俺」としての傲慢さと獰猛な野生をさらに昂らせた刹那は、若武者としての不敵な薄笑いを浮かべて手招きした。こうして、朝の光が差し込むアパートの六畳一間で、前世の絆を祝福するかの如き至高の『朝から4P乱交饗宴』が盛大にオッパじまったのである。
「アイアス。そのパジャマ姿も可愛いけど、俺、お前のあのびっちりした戦闘服姿も大好きなんだよね。──ほら、お前自身の力で、今すぐあの格好に変身してみせてよ」
「マ、マスター……っ!?///」
刹那に鋭く促され、アイアスは羞恥に震えながらも、自身の霊基の魔力を駆動させてパジャマを一瞬で光の粒子へと変えた。次の瞬間、彼女の豊満な肢体を隙間なく包み込んだのは、肌にびっちりと張り付いた例の黒のボディスーツ(戦闘服)であった。刹那はその変身を見届けるや否や、彼女の自慢の超巨尻の肉厚な割れ目へと手をかけ、かつてないほど乱暴にその引き締まった布地を引き裂きにかかった。手のひらに pale blue の青白い雷撃粒子の火花をバチバチと収束させ、強靭な防弾布地をメリメリと力任せに破き、剥き出しになった真っ白な卵肌の超巨尻の最奥へ、最凶の超肉棒(杭)を一気に、根元まで真っ直ぐに突き刺して激しい寝バックを敢行した。
「ひ、あぁぁーーーーッッッ!!! 戦闘服が、破られ、そのまま……直接、子宮の奥まで、杭で抉られてゆくでありますぅぅぅーーーーッッッ!!!♡♡♡」
アイアスのハリのあるコニカル美乳が畳の上で激しく潰れ、名探偵の大妄想など跡形もなく吹き飛ぶほどの衝撃ピストンが朝の部屋に鳴り響く。一方、その横で、パジャマ姿のハサンが物欲しげにヨダレを垂らして
「わたくしも、わたくしも早く分からせて……っ♡」
と喘ぎを漏らす。刹那は冷徹な眼光をその褐色肌へと向けた。
「おい、ハサン。お前、勘違いしてんじゃねえよ。昨日負けたからって、すぐにご褒美が貰えるわけないだろ?」
「あ、はぁんっ!?♡」
刹那は言い放つと同時に、パジャマを剥ぎ取った全裸のハサンの股ぐらへ向かって、自らの強靭な右手を丸ごと強引にブチ込んだ。馬の如き杭で出産並みに拡張されていた彼女のガバガバな膣内を,少年の右手が力任せに、拳ごとズルズリと最奥まで激しく突っ込んで内臓を掻き回す。
「おっ、おほおおおおおおおーーーーっっっ!!! 手、手が、ご主人様の右腕が丸ごと、わたくしのお万●の中にブチ込まれて……ッッッ!!! ひぎぃ、これ、これは最高のご主人様からのお仕置きですわぁぁぁーーーーッッッ!!!♡♡♡」
ハサンは黒曜石の瞳を完全に白目へとひん剥き、異次元の快感の暴力に喜び狂いながら、床の上でカエルのように手足をピクピクと痙攣させて絶頂の愛液を噴き出させた。情欲の熱量が臨界点を突破するなか、刹那は手持ち無沙汰にしていた愛する伴侶──至高の銀髪へと変貌した宗茂の元へと、まだ冷めやらぬ超肉棒を再び力任せにぶち込み直した。そして、その上に乗っかったアイアスの超巨尻の最奥へと交互に超肉棒を激しく挿入し、pale blue の電撃粒子とともに、朝のアパートの畳の上に白濁の海をブチ撒けながら、無尽蔵の射精を何度も何度も重ね続けたのだった。
「あ、あぁ……っ、誾千代……っ、そこ、そこはダメなのだ……っ!♡」
「あはぁんっ! マスター、お尻の穴まで、とろとろに蕩けちゃうでありますぅぅぅっ!!!♡♡♡」
最後の一瞬まで、ハサンのクリトリスをその指先で前後左右に乱暴にぐりぐりと激しく刺激して、彼女を永劫の隷属の快感地獄へと完全に置き去りにする刹那。朝のアパートに響き渡る4人のヒロインたちの狂おしい絶頂の啼き声は、前世の絆と現世のハーレム同盟を、これ以上ないほど淫らで強固なものへと繋ぎ変えたのだった。