『Fate/Desire of Thunderbolt』 作:山嵐のハイオーク
町外れの古い空き家での凄惨な死闘を終え,刹那(せつな)と宗茂(むねしげ)は、魔力枯渇の臨界点で意識を失ったシールダー――大アイアスをその腕に抱きかかえ、アパートの六畳一間へと連れ帰ろうとしていた。真夏の熱気がじっとりと満ちる深夜から夜明けにかけての帰路。その道すがらには、昨夜の激闘と刹那の行動をその場で直接目撃していたジュリア・ペンデルトンの姿があった。彼女は使い魔を落とされた戦慄と、目の前で繰り広げられたあまりにも濃厚なディープキスの残像に脳髄を完全に灼かれ、激しい嫉妬と動揺に襲われながらも、時計塔の魔術師としてのプライドに賭けて、努めて冷静に状況を判断しようと必死に自制し、二人の歩調に連れ添うようにしてアパートの玄関先まで同行してきたのだった。しかし、アパートの扉を開け、意識のないアイアスを奥のベッドへと静かに寝かせたその瞬間――ジュリアが必死に抑え込んでいた冷静さのタガは、限界を迎えて一気に決壊した。
「すぅ、、、刹那クン、君ってば正気? さっきは死にかけてたけど、アーチャーでもないのにこの娘マスターの死後も生きてたんだよ? こんな規格外の怪物を君は受け入れるっていうの?」
アパートの玄関先で、ジュリアの金髪碧眼の瞳は驚愕と嫉妬に激しく見開かれていた。ギャルの仮面の裏側で冷や汗がそのエロティックな鎖骨を伝い落ちるなか、彼女は昂る感情のまま、自らの手で黒のシアーブルゾンを胸元からだらしなくはだけさせていた。ブラジャーとインナーという、アウターを排して実質2層のみとなった薄手の生地の向こう側――その暴力的なKカップの最尖端からは、服の素材にかかわらずその形状をくっきり浮き彫りにするリング型ピアスの呪いによって、硬質な突起と乳首の膨みが、彼女の荒い呼吸に合わせて衣服を内側からメリメリと押し上げ、完全な存在感を放っていた。その圧倒的なエロティシズムを前に、刹那は雷雲のように艶やかな黒髪のショートボブを揺らし、顔を真っ赤に染めてドギマギとたじろぐ。
「ウチ、昨日の君たちの戦い、バッチリその場で見てたんだからね★ 君が、あのボロボロの女の子に、あり得ないくらい濃厚なディープキスぶちかまして魔力供給したところまで……全部、丸裸に視えてたんだからぁーーーッッッ!?」
「じ、ジュリアさん、声が大きいよ……っ! 奥で彼女が眠ってるんだから……っ!」
「確かにウチ、体液交換が効率的とは教えたよ!? でも、普通は出会ったばかりの、しかもマスターを失ったサーヴァントに、あんな思い切りのいいことしないでしょ!? チェリーのくせに、何その恐るべき決断力は……っ!」
「……ふん、主殿のあの神速の英断があったからこそ、この新たな盾が我が陣営に加わったのだ。外から嗅ぎ回っていたお前に、とやかく言われる筋合いはない」
刹那を背中に隠すようにして、お団子ハーフアップの白金髪を誇らしげに揺らした宗茂が,冷徹にジュリアを睨みつける。ジュリアは悔しげに言葉を詰まらせ、刹那の男にあるまじき可憐な日食の瞳を間近に見つめるうち、股下を熱い愛液でわずかに濡らしながら、これ以上の尋問は無意味と悟って踵を返した。
「――詳しい作戦はまた明日! 今日はもう帰るし★」
バンッ、とジュリアが強めにアパートのドアを閉めて去っていった、まさにその瞬間だった。
◇
「――さて。邪魔者は消えたな、主殿。……わしは、怒っているのだぞ」
「う、うわっ! 宗茂、君、顔が怖いよ……っ!?」
振り返る間すらなかった。ドアの閉まる音に重なるようにして、宗茂の内にあった強烈な独占欲と発情が暴発した。彼女は顔を耳まで真っ赤に染めながらも、武人としての強靭な膂力で刹那を狭い玄関の壁へと激しく押し付け、その衣服を乱暴に引き裂いていく。衣服の下から顕現したのは、女装をすれば晃すら嫉妬するその可憐な少年のルックスからは1ミリも想像がつかない、並の男を遥かに凌駕する最凶のオスの杭。
「わしという契約者がありながら、あのような見知らぬ女の唇を貪り、己のぬくもりを分け与えるなど……っ。今夜と言わず、今この瞬間から、主殿のその不実な身体を一滴残らず吸い尽くしてやるッ!」
「フーッ!! フゥーッッ!!」
と狂おしいほどの荒い吐息を漏らし、嫉妬の鬼と化した宗茂は、玄関の板張りの上で自ら秘部を刹那の杭へと力任せに押し付け、根元までグズリと腰を落とした。
「つ、ッ……あ、あぁっ……!」
あまりの結合の強烈さに、刹那の口から悲鳴に似た声が漏れる。ドロドロに発情した宗茂の胎内は、怒りと情愛の昂りゆえに
「ッ、いつもより、なかの、しめが、キツイ……っ!」
と思わず脳髄が痺れるほどの凄まじい密着度でオスの杭を締め付け、玄関に激しい肉の結合音を響かせながら、刹那を瞬く間に1発目の絶頂へと引きずり込んでいった。
「……ふむ、そういえば、まだ湯浴みが済んでおらぬな。背中を流してやるぞ、主よ」
1発目を吐き出させ、心地よい脱力感に震える刹那の身体を、宗茂はまだまだ嫉妬心を燃やしたまま、狭いユニットバスの浴室へと強引に連れ込んでいく。蛇口から溢れる熱い湯気のなか、お互いの身体を洗いっこする最中にも、彼女のお仕置きは終わらない。宗茂はその強靭でしなやかな指先を使い、刹那の敏感なペニスの茎をねっとりと愛撫し、射精寸前まで高めてはピタリと動きを止める、狂おしいほどの射精焦らしプレイを仕掛けてきたのだ。
「ん、うあ……っ! 宗茂、もう、だめ……ださせ、て……っ!」
限界を迎えた刹那は、オスの野生の片鱗を剥き出しにするように、目の前にいきり立つ彼女の豊満なおっぱいを両手で力強く引き寄せ、その白い肌の谷間へと熱い種を烈しく射精した。
「――んあぁっ!?」
胸の先で刹那のドクドクとした熱いぬくもりを直接感じてしまった宗茂は、ゾクゾクとした快感に身体を震わせながらも、
「生意気な……主殿のくせに、わしの胸で感じさせるなど……っ!」
とさらに情欲に火を点け、小柄な刹那の身体をその強靭な両腕でひょいと抱え上げた。そのまま壁に押し付け、宙に浮かせた体勢のまま力任せに杭を自身の最奥へと突き刺す『逆駅弁プレイ』へと雪崩れ込み、浴室の壁を激しく打ち鳴らしながら、2発目の熱い絶頂をその胎内の奥深くへと貪り尽くすのだった。
◇
「……はぁ。機嫌、直してくれた? ほら、ご飯作るから、ちょっと待っててよ」
お風呂から上がり、少しでも彼女の嫉妬を宥めようと、夜が明けかける薄明かりのなか、刹那は生真面目な手つきで小さな台所に立ち、夕食代わりの食事の準備を始めた。しかし、宗茂の嫌がらせはまだ続いていた。トントンと包丁を響かせる刹那の背後から、宗茂は音もなく忍び寄り、衣服の隙間から手を滑らせて刹那の乳首を指先で捏ねるように弄り(チクニー)を仕掛けてきたのだ。
「う、うわっ……! ちょっと、危ないだろ包丁持ってるんだから……っ! 頼むから一回離れてくれ……っ!」
イライラ、いらいらしつつも、刹那は顔を真っ赤に染めながら何とか料理を仕上げ、小さなちゃぶ台へと並べた。
「ほら、できたよ。食べよう」
一息ついて皿を差し出すと、宗茂は箸を持とうともせず、何かを待っているとばかりに、小鳥のようにその艶やかな唇を小さく開けてみせた。刹那は
「……ハイハイ」
と呆れながらも、その可愛らしいおねだりに応じるように、おかずを箸で摘んで「あーん」と彼女の口へと運んであげる。食後、ようやく満足してくれたかと思いきや、宗茂は不敵な笑みを浮かべ、刹那の股間の前へと音もなく膝をついた。彼女は、いたずらっぽい艶やかな上目遣いで刹那の顔をじっと見つめながら、その猛りへとしゃぶりつき、超重厚なバキュームフェラを敢行した。喉の奥まで一気に杭を呑み込み、強烈な圧で吸引される感覚に、刹那の脳髄はまたしてもショートしかける。
「ん、んぐ、うぅ……っ。宗茂、もう、いきそ、う……っ!」
「んンまッ。(ペロリ)出すのはコ、コ、だ♡」
溜まったエキを舌先で妖艶に舐め取り、濡れた唇でそう囁いたまさにその瞬間、宗茂は刹那をちゃぶ台のすぐ近くの畳の上へと強引に押し倒した。奥のベッドはアイアスが眠るために埋まっている。だからこそ、二人は畳の上で座っている刹那の太ももの上に、宗茂が向かい合わせでどっぷりと腰を下ろす『対面座位』の体勢のまま、根元まで一気にその熱い猛りを自らの中へと貪るように挿入した。――その、ちゃぶ台の上の食器がガタガタと激しく鳴るほどの凄惨な結合音と、互いに愛おしそうに顔を赤らめ、激しく求め合って睦み合う、あまりにも濃厚な「いちゃらぶ」の甘い嬌声が室内に響き渡る。その激しい愛の営みの最中、奥のベッドの布団が、微かに揺れた。
「ん、みゃ……ぅ……? ――へ……っ?」
魔力の安定と共に、おぼつかない寝起きの寝ぼけた声を漏らしながら、大アイアスがうっすらと目を覚ましたのだ。最初はウトウトと視界を彷徨わせていた彼女だったが、目を開けた瞬間、ベッドのすぐ目と鼻の先であるちゃぶ台の傍らで、男女が狂おしく裸体を重ね合わせている光景が飛び込んできた。
「え……? ――な、あ、……っ!?」
状況を理解した瞬間、アイアスの心臓は早鐘のように跳ね上がり、驚愕と強烈な羞恥のあまり、布団の中で両手で必死に己の顔を覆い隠した。本来なら視線を逸らすべきだった。しかし、お互いを愛おしそうに見つめ合い、顔を赤らめながら極上の快楽に蕩け合っている刹那と宗茂の、そのあまりにも淫らで幸せそうな「いちゃらぶ」の情景は、アイアスの理性を内側からメリメリとへし折っていった。ピストンが跳ねるたびに、宗茂の口から甘い包容力の嬌声が漏れ、刹那の逞しい種が3発目の絶頂として最奥へと中出しされていく。その凄まじいオスの質量と、愛し合う二人の熱量を至近距離で焼き付けられるたび、アイアスの生真面目な処女の肉体は、抗いようのない情欲の津波に込み(飲み)込まれていった。太ももをいくらすり合わせても、溢れ出る愛液の粘度を抑えきれず、彼女の股下は瞬く間にびしょびしょに濡れそぼっていく。
(熱い……っ。主に抱かれた唇が、身体の奥が……こんなにも、疼いて……っ)
ついに我慢の限界を迎えたアイアスは、顔を耳まで真っ赤に染め上げながら、自身の布団の中に、震える細い手をそっと忍ばせた。ピチャ、と衣服の布地を湿らせる自身の処女の蜜の感触。彼女は指先で自らの最も敏感な秘部をねっとりと弄り始め、指の隙間から主人の猛々しい交尾をじっと見つめ続けながら、布団の中で幾度も密やかな絶頂を迎え、真夏の夜明けの深淵へと、泥泥に堕ちていくのだった。