ゆるく生きたい貞操逆転モノ 作:ロリ巨乳最高
水無瀬ルミは困惑していた。
妹の嫌がらせを受けて実質な婚約相手が決まったと思ったら超美形だってでござる。
それが現在のルミの心境だった。
どこのご都合主義漫画の一ページだとツッコミを入れたい。
入れたいが、名家の娘として清く生きるご令嬢のガワを脱ぎ去ることなどルミのプライドとしてできなかった。
今日が顔合わせだけで行為を行う日で無ければ掲示板にスレを立ち上げて『嘘乙』と言われていた所だろう。
緊張の中、母からカードキーを渡され困惑する彼の手を引きホテルの最上階に位置するスイートルームのベッド腰掛けたルミはそれはもう緊張していた。
家で受けた性交渉の授業は男に恥をかかせない様、女性としてリードするものだと教えられていたし、それなりの手順やら技術は教え込まれていた。
だが、いざその場となれば頭は真っ白になりカチンコチンに固まってしまっていた。
嫌悪から始まったこの感情は相手の顔見て一瞬で掌が裏返りそうになってしまう。
厳密にはそれだけではないのだが、初撃は間違いなくそこだ。
自身のちょろさに一言物申したいが、いきなり想定外の自身の理想にドストライクな男と性交を行うことになって成功できる女などどれほどいるのだと目がグルグルと回る思いだった。
「緊張、しているか」
「ひゃい」
―――ひゃいってなんだ、ひゃいって。
裏返った声色に情けなさと驚きと……色々な感情でルミの頬は真っ赤に染まる。
すっとルミの隣に腰を下ろした桜田ゴウシはルミの右手を取った。
冷静であれば気の強いルミは一言もの申すところではあるが『私よりすっごくデカい手』『硬くて、か、カッコい……』『あれ、私の手汗凄くないかな』と様々な情報が入り混じる。
その反応の中に嫌悪感と言う要素は一切存在していなかった。
「正直な所、私も緊張している」
「しょ、しょうなんですか」
彼は少し困ったような薄い笑みを浮かべ、そう告げる。
この段階でいきなり取られた手に集中していた意識は彼に向かう。
適度な柔らかさのベッドの沈みこみは彼の方が深く沈みこんでいる。
立ってこの場に来るときは彼を引っ張る様に来たからあまり意識をしていなかったが、明確に彼は大きいという事実に気づく。
座った状態だと言うのにルミより顔一つ分は確実に大きい。
下から見上げているというのに、二重顎の様なだらしのないフェイスラインは見受けられず、シャープな顔のラインと、細く切れ長目の様なクールな印象を与える目元が困ったような顔をしていたのだ。
―――か、可愛い!
端正でしっかりとした男の容姿の中に確かな庇護欲を感じさせるものを認識した瞬間、ルミは完全に落ちてしまっていた。
この顔に笑みを、穏やかな安寧を送ることのできる女になりたい、と。
「遅れた分際で言えることではないが、他愛のない話をしないか」
ルミは緊張していては始められるものも始められないしな、と彼が空気を繋ごうとしているのを理解した。
理解したが、既に惚れこみ覚悟がガンギマリに振り切れたルミは情けない自身を叱責するように頬を叩き、気を持ち直す。
突然の奇行に彼は目を丸くしているのが見えたが、ルミとして通さなければならない筋がある。
それを熟さなければ先に進める気がしなかったからだ。
ベッドから降り、履物を脱いでその場にて正座をした。
戸惑い、困惑する声は聞こえたが女として通さなければならないものがある。
「この度、私がこの場に来たのは自身の身内による嫌がらせによるものでした」
「正直なところ、この話が私に回ってきた際に見たあなたのプロフィールと容姿を見て侮蔑の感情を持ったことは確かです」
「この場に来ることはイヤで仕方がなかった」
「ですが、貴方の顔を拝見し真っすぐに意思を通すその姿を見てその愚かさに気が付きました」
「節操のない愚かな女とお笑いください」
「そのうえであなたの慈悲が頂けるのであれば私のすべてを捧げます」
「どうか、お情けを頂けないでしょうか」
床に手をつき額が付くほど深く頭を下げながらそう言葉にした。
ルミはこの場に来た流れをありのまま告げ、自身の現状の思いまで洗いざらい話すことにしたのだ。
「顔を上げてくれ」
判決を待つように長い沈黙を待つ心算であったが、それは大変短い時間で音が訪れた。
僅かな布のこすれる音、一歩動く下駄の思い音。
告げられた言葉に倣って顔を上げればそこには片膝をついた彼がいた。
―――ここに至るまでいかなる事情があったかなど気にはしない。
―――だが、誠意をもって向かってくるのであればこちらも誠意を。
「抱くのは初めてなんだ、不格好でも笑ってくれるなよ」
見上げた彼の顔には苦笑いの様でありながら強い目をしていた。
〇 〇
どうなることかと不安視していた性交渉。
ゴウシは突然謝罪してきた少女に少し面喰いながらも一歩を踏み出し始めることが出来そうであることに安堵を覚えた。
「あの容姿に嫌悪を覚え、今の容姿に好意を覚えて貰ったのであればこの数年の努力は無駄ではなかったと嬉しく思う」
今回の不手際で更新されなかったゴウシのプロフィール写真は2年と半年ほど前に撮影した中学入学時のものであった。
「一定数、ファット・フェティシズム……所謂デブ専と言う性的思考を持つものもいるだろうから写真との差に落胆されることも覚悟していたんだがな」
「そ、そう言った層が一定数いることは承知していますが、私は今のあなたの方が圧倒的に好みです」
「それは良かった」
「で、ですが今のこの状態は一体何なのでしょうか!?」
ゴウシが胸の内を吐露するが、腕の中にいるルミは現在の状況をうまく理解できないでいた。
ゴウシは彼女が顔を上げてから猫を持ち上げるように脇に手を入れ立ち上がらせると、そのまま後ろから抱き着くように腹に手を回して腰を下ろした。
現状ルミはゴウシを背に感じながら彼の膝の上に座らされていた。
「この方がいかに
「伝わりました!ものすごく伝わりました!」
背面に弱い15とは思えないしっかりと肉体、腹部に回された腕は離れようとしてもビクともしない。
身じろぎをして腹部に押し付けられる形の硬い腕は意図していないのだろうが子宮の少し上を圧迫するよう置かれていた為か、これからの行為を予期するようにルミの股間は現時点でだいぶ残念なことになっていた。
そんなことを知らないゴウシは落ち着かせるように、自身の緊張を和らげるため彼女の匂いに慣れようとしていた。
「く、首に顔を埋めないで。すこし汗ばんでますから」
「いい匂いしかしないが」
「~~~ッ‼」
先ほどまでの覚悟は何だったのか。
ペースは完全にゴウシに握られていると理解させられるように首筋まで火照りは昇っていた。
「卑怯!卑怯ですよ!私ばっかり見られてあなたの顔を見れないんですけど!」
「立ったままだと見上げるのは疲れるだろう」
ルミは自身の羞恥を誤魔化すように緊張を主張する彼の様子を伺おうとしても密着している現在の状態ではうまく振り向くことも困難であることに不満を零す。
いかにも正論だと言わんばかりに耳元で告げられる声変わりを終えた男性らしい低い声に情緒がかき乱される。
「この体制のままで……も……」
「ここでスマートに着物を脱がせることが出来れば恰好もついたかもしれないな」
対面で座ればゴウシの望む状態にはできるだろう、と言葉を続けようとしたがその通りにすると中々はしたない状況になることが思い浮かんだ。
―――気を使われたッ!
ルミは女らしくリードするために脱衣の難易度の高い着物をさっさと脱いで肌襦袢、インナーくらいまでになっておくべきだったのではないかと己の失態を察する。
―――写真上の彼が行為を望むことなど極めて低確率であると高をくくって着物なんか着て来たばっかりにッ!
慌てて帯締めに手を伸ばすとその手を覆い隠すほどの大きな手が重なる。
「手順を口にして。脱がせてあげよう」
「ミ゜ッ」
「脱がせ終わったなら君が俺を剥いて良いよ……ダメ?」
「ダメじゃないでしゅ!」
―――ちょっとこの男スケベすぎる!
ルミはこんな展開知らないとのぼせ上ってしまいそうなほど紅潮するのを理解しながら、声を震わせながら手順を説明していく。
帯締めを緩め、帯揚げを外される。
帯を落とし、小物が抜かれ、伊達締めも除かれる。
最後に腰ひもを引かれれば着物を肩から落とすだけ。
その段階でルミは少し怖気づく。
「すみません、お伝え忘れていたのですが、その」
「ん?」
「私、胸がデカいんです!」
着物の圧迫感から抜けていくにつれ、内側に入れた補正用の詰め物の存在を思い出しルミは告白した。
胸のデカい女性は男性から苦手意識を持たれやすい。
それは世の女性が皆知っていることだ。
胸がデカい、ケツがデカいと言うのは性差を強く感じさせ苦手意識を持たれやすい。
故に男性の初めての経験を頂くこの場では初潮を迎えたばかりの少女が性交渉を成功しやすいとされている。
彼がデブ専が存在する、なんて言ったがそれと同じくらいのごく少数デカい胸が好きな男性もいることは知っている。
だが、その多くはマザコンに分類され、国有保証男児に定められた健全な男子から外れ身内からイタズラを覚えさせられているものばかり。
幼いころから親を知らない国有保証男児の統計上巨乳を好むものは殆どいないのだ。
ここまで来て致命的なことに気が付いてしまったルミはもはや涙目、声も少し震えていた。
「俺は規格外すぎるサイズで無ければ全然受け入れられる」
「――――え」
断られるのだと目をぎゅっとつぶったルミの耳に入って来たのは都合の良すぎる言葉であった。
「過度にデカい乳が苦手、と言うよりもガタイが良すぎるのが苦手と言えるか」
誠意には誠意を。
ゴウシは素直に自身の好みを口にした。
「ルッキズムを拗らせたひどい話だが、凹凸のある体は嫌いじゃない。何ならそれなりにデカいのは好きだ。苦手なのは胸がデカいからと言って体型維持を諦めきっただらしなさを覚える体、かな」
具体的に言えばグラマーやぽっちゃりなんて装飾の付くグラビアアイドル。
特に下腹部に脂肪がついているような巨乳に託けたデブ。
細身に巨乳など脂肪のつき方的に100%豊胸なんて言うやつもいるが、それでもバランスとしてゴウシはそう言うタイプの女が好みだった。
彼女の着物を肩から降ろすと、身長比から言えば少し華奢な肩幅に、細い二の腕が見えた。
それに腹部に関してはしっかりと体型管理された腹囲であることは腕を回した際に察している。
何ならちょっと細すぎる。エロい。
手を伸ばしデコルテから胸部側面を沿うようになぞり、大変立派な胸を持ち上げる。
ハリのある胸と言えば良いのか、垂れるように伸びてはおらず、高さのある理想的な胸だ。
……こう見事な胸を持ち上げる機会などなかったからか、すくい上げるように持ち上げた乳は重力に従って手にのしかかる。
肩越しに見える頂点も小ぶりでサーモンピンクの虐め甲斐のありそうな理想的なものである。
「君の体は十分に興奮する」
少し不安を覚えていた勃起は確かな硬さをもって、下着の中で硬くなっている。
……理想的なドスケベボディ見て萎える方が難しいと言うものだ。
リアクションが正しいのか、不快に思われないかと思いながらもこれが正解のはずだ、と彼女の手首を掴んでその指先を己の愚息に触れさせるように導く。
「……誓って事前に精力剤の類いを飲まずにコレだ」
「私の体で、こんなに……?」
「下着の中に閉じ込めておくのが痛いくらいに」
そう言うと彼女は飛び起きるように立ち上がり、半脱ぎのまま膝をついてこちらに向き直る。
「……お顔真っ赤ですね」
「バレたか」
「でも……おそろい、ですね」
彼女の顔がふりゃりと笑みを浮かべた。
「ここからは私がリードして見せます、ので」
帯を解くように手を回す都合かエロい胸をぶら下げて太ももに押し付け滑らせるように動いているのが分る。
たくし上げた髪は先ほどから分かってはいたが、うなじの破壊力がすごい。
されるがままに、時折「んっ」と短い声が聞こえるのが心臓に悪い。
「立ち上がって、ください」
朱に染め上げていた顔は目が潤み、出来上がっているのが見て取れる。
ゴウシが立ち上がるのに合わせて帯を解き、腰ひもも抜かれる。
ほんの少し引っ張れば肌が見えるような状態だ。
「失礼、します」
立ち上がり、ゴウシの腹部に胸を密着させるように近づき、首筋に両手を伸ばされる。
「ひゃ――むっ――!」
「キスを望んでいるように見えてしまって、な」
少し背伸びをして襟に手が付いた時にグッと腰を引き寄せ、艶やかなその唇をうばってしまった。
「わ、私がリードしているんでふっ」
「脱がせ終わったなら君が俺を剥いて良いとは言ったが、俺が脱が終わる前に動いたのは君だ」
突然唇を奪ったことに関しては怒っていないが、必死にリードしようとしているのを途切れさせられたことに怒っているらしい。
前世の男がリードしたいのに手玉に取られて意固地になっている、と解釈すればいいのだろうか。
ぷりぷりと怒っているのがかわいらしく、再度その唇に触れた。
「もう脱がせ終わったようなものじゃないですか!」
「脱がせきってない」
ゴウシを見上げるようにプンスコと可愛らしく抗議するが、確かにまだルミは脱ぎ終わってはいなかった。
「き、詭弁!脱ぎます、もう自分で脱ぎますからね!」
「なら俺も自分で脱いでしまっていいな」
ルミが申し訳ない程度に残された着物が手首付近にまとまっている状態で後手を抜けば残っているのは下着のラインが浮き出ないように選んだと思われるほぼヒモのショーツだけ。
「……女には男の服を脱がせたいって夢があるんです」
「そうか、半脱ぎは半脱ぎでエロいからそのまま続けてくれ」
「うぅ……」
ショーツの腰部分に手を通していたからか、前傾姿勢になっており柔らかそうに動く乳が良く見える。
デコルテからシミ一つない肌の綺麗さには目を瞠る。
吸い寄せられる視線をどうにかそらそうにも万乳引力はあまりにも強かった。
「ぬ、脱がしますからね、本当に脱がしちゃいますからね!」
「ああ」
ルミは自身のショーツの腰ヒモに通していた指を抜き、そのままゴウシのトランクスに移る。
ぴっちりと股下まで丈のあるそれは女子のスパッツにもよく似てた。
決定的な違いと言えば、前開きと呼ばれる
こ、こうもぴっちりとしていると脱がせなくても凶悪なブツを隠し持っているのが良く分かる。
ごくり、と生唾を飲み込んで手を伸ばす。
抱き着くように背中側に手を回し、親指をゴムと肌との間に入れる。
できたのはわずかな隙間。
だが、明確に漂う雄の匂いに釣られるように前かがみだった体は自然と膝立ちになってゆく。
ゴムを滑らせるように下げ始めると早々に引っ掛かる。
トランクスの表面からでもわかる陰茎。
海綿体に血液が充血し、太さと長さを主張している。
自身の息が荒くなっているのが分る。
「―――あっ」
どれだけ夢中になって吸い寄せられていたのか、鼻先が布地越しに触れるほど近づいてしまっていたらしい。
慌てて離れる動作と共に掴んでいたトランクスのゴムを勢いよく下ろしてしまった。
起立している状態でも天を向こうとするほどがっちりと硬いそれはゴムに引っ掛かり、下に向けられたかと思えば勢いよく再び姿勢を取り戻すように上を向いた。
その勢いのまま、密着する程近づいていたルミの鼻先を掠った。
ズル剥けた陰茎の先端から漏れ出た僅かな先走りが鼻先に付着。
「~~~~ォ゛」
視覚、嗅覚はこの時点で陥落し、パンッと腹を打つような音が耳に届いた頃にはルミは情けなく達した。
陰茎を追えば良いのか、鼻先に付いた先走りを追えば良いのか、必死に下を伸ばすアホ面を晒しながら。