女友達がパパ活やってるらしいのでダメ元で頼んでみたら 作:東雲(しののめ)
ある日の休日。僕は町に出かけた。
緊張に耐えながら駅前に立ち、彼女を待っていると――
「――はよー、オタクくん」
「――あ。早瀬さん。どうもです」
昼前の休日ということで、たくさんの人が行き交っている。
しかし大群衆の中であっても、彼女の存在はすぐに発見することができた。
直接声を掛けられたのもあるが、なにせ格好がド派手なもので――
「早瀬さんの私服、初めて見ましたけど……めっちゃギャルですね」
金髪やピアスやネイルはもちろんだが。
ゆるっとした大きめのサマーセーターを着て、下は丈が超短いタイトデニム。
デニムはセーターでほぼ隠れてしまっていて、一瞬ノーパンかと勘違いしそうになるほどだ。そして足元は真っ黒なハイヒールブーツと……。
これぞ全男子が想像するまんまの美少女ギャルの私服! そう言いたくなるほどゴリッゴリのギャルな服装である。これは遠目でもよく目立つ。
「あはは。めっちゃギャルって。それ褒め言葉として受け取っていーんだよね?」
「も、もちろんです。とても似合っているかと」
「あんがとー。ちなみに可愛い?」
「可愛いです」
「ぷっ! 真顔で即答とかウケる! ちょっとは照れてもいいんだよ?」
だって誰がどう見てもエロ可愛いから。事実すぎて照れもクソもない。
現に周囲の男性陣からの視線はすさまじく……。
「オタクくんは無地でシンプルな格好だね。ワンチャン、アニメキャラがプリントされたTシャツとか着てくるかなって思ってたわ」
「いやいや着ませんよ。まして早瀬さんと出かけるんですから無難にしました」
「あたしはデート相手の格好が何でも、別に気にしないよ?」
「デッ……!? いや僕たちは友人同士で……」
「おやぁ? デートって言われると照れちゃう系? 友達とて男女二人で遊ぶんだし、あたしは今日デートのつもりで来たんだけどなー?」
早瀬さんは悪戯っぽく笑って、腕まで組んでくる。
すっごく良い匂いがするし、むにむにとおっぱいが当たって――
「オタクくんも、今日のことデートって思ってくれるなら、腕組んだまま歩いてあげるよ? どうするー?」
「ど、どど、どうするって……」
「あたしと腕組んだり、手繋ぐのイヤ?」
途端、二の腕に一層強く胸を押しつけられる。
もしデートと認めれば、この最高の胸の感触を、全身から香る女の匂いを、一日中傍で堪能することができるのだ。
しかし周りから目立つし、そもそも友達だし――……。
「……これはデートですね。はい。僕もそう思います。はい」
「あは。急に素直。あっさり認めちゃった。性欲に負けたね?」
「け、決して、下心で頷いたわけじゃ……」
「負けたよね?」
「…………負けました」
「たはは。素直でよろしい。そんじゃデート普通に楽しみつつ――」
早瀬さんが耳元に近づき、吐息混じりに囁く。
「――最後には、気持ちいい思いもさせたげるね」
さて、デートと題打って始まった今日だが。
そもそも、なぜ僕たちは休日に揃って出かけることになったのか。
「はぁ……はぁ……オタクくん、そっち、どうだった……!?」
「……な、なんとか、確保、できました……!」
「よ、良かった。あたしも限定版、無事にゲットできたよ……!」
四店舗目となる書店の入ったビルから出て合流。
お互い両手に、本やグッズの詰まった袋を持っていた。
改めて言うと、今日はマンガの新刊やグッズの発売が多数重なってしまっていた。
中には先着の店舗特典付きのものもあり、早瀬さんと協力して購入分担することになったのだ。
もちろん、書店や他購入者に迷惑をかけないよう、ルールやモラルは守った上での分担である。
「早瀬さん、荷物持ちますよ」
「オタクくんも自分ので結構重いでしょ?」
「大丈夫です。荷物持ちするために一緒に来た面もありますから」
「……ありがとね。じゃあお言葉に甘えて少し持ってもらおうかな」
腕を組んでのほほんとしてられたのは最初だけ。
早瀬さんの額に輝く汗が、いかに今日の争奪戦に賭けていたのかを教えてくれる。
「とりま、ちょい遅いけど昼ご飯食べよっか?」
「はい。一息いれましょう」
満足そうにする彼女に釣られて笑い、小休止の腹ごしらえに。
それからは普通のデートっぽいことをして楽しんで――
「――こ、ここが、ラブホテルっ!」
最後には抜きをしてくれるとは聞いていたものの。
まさかラブホでするなどとは予想外。初めての場所にキョロキョロと中を見回してしまう。
「うんうん。あの子たちに聞いてたとおり良い感じの部屋じゃん。リーズナブルだし受付も無人で入りやすいし」
「あの子たち……?」
「あたしの知り合いにパパ活やってるJK結構いてね。仲間ってより同業って呼ぶべきかな? その子たちからどこのホテルが良いとか、あの客はヤバイとか、そういうのちょくちょく共有してもらってんの」
「ははぁ。そういうネットワークがちゃんとあるんですね……」
同業JKから、このラブホは穴場だと聞いていたらしい。
荷物を置いて、豪華な造りをした部屋を、二人して観覧する。
どこもかしこも新鮮だが、特に目についたのは浴室で――
「お。ちゃんとマットあるじゃん。良かった良かった」
早瀬さんが言う通り、浴室には巨大なマットがあった。
AVなんかでローションプレイする時に使うやつだが……。
「今日はそのAVやソープランドでよくやるローションプレイしたげるね」
「へぇ……って、本当ですか!?」
「うん。だからさっきドラッグストア寄ってローション買ったし。もしかしてイヤ?」
「ぜ、ぜんぜん嫌じゃない、ですっ」
驚きと喜びのあまり、返事が若干うわずってしまう。
「でも、いいんですか? 普段そこまでのことしたり……」
「ローションプレイは流石にしないね。そもそもお客さんとラブホみたいな密室来ないようにしてるし。ただ今日はずっと荷物持って貰った上、ここの部屋代も払わせちゃって――なにより友達だから。特別にね」
早瀬さんは得意げにウインク。
それから一旦ベッドルームに戻って服を脱ぐことに。
ただ全裸になったのは僕だけで、私服姿のままの彼女に、先に浴室で待っているように告げられる。
浴室の暖房をつけ、言われるがままマットの上で座って待機していると――
「お待たせしました~、お客様~!」
浴室の扉が開けられ、ちょっと作った声でギャルが入ってくる。
「本日お相手させていただく早瀬セナで~す。一七歳の現役バリバリJK。今日はよろしくおねがいしま~す」
「……………………」
「ちょっとー。せっかくソープ嬢っぽく挨拶してるのにノーリアー?」
僕がリアクションしないので、指でちょんちょんと額を突いてくる。
しかし言葉を失うのは無理もないと思うのだ。
なにせ早瀬さんの格好が――
「それ、マイクロ、ビキニ、ですか……?」
「うん。クソ安いの買ったからチープな作りだけどね。似合ってるかな?」
クルリと回ってくれたり、ポーズを取って全身を見せてくれる。
しかしあまりに、あまりに布地面積が少な過ぎるだろう。
乳首は隠れているが乳輪ははみ出てしまっているし。
下半身についても割れ目は隠れているが、綺麗に整えられた陰毛がはみ出してしまっている。
「似合いすぎてるというか……エロすぎるというか……」
そもそも肉体のプロポーションが完璧すぎる。
巨大な双房も、くびれた腰も、ちょうどいい太さの太ももも……。
普段は服で覆われているそれが全部丸見え。
乳首と割れ目だけ隠れているせいで、むしろ全裸よりもエロいと思った。
「にひひ。お客さん誉め上手ですねー。これは気合い入っちゃうなー」
「……一応確認しますけど、そういうの着て海とかプール行かないですよね?」
「え? 当ったり前じゃーん。心配しなくてもあくまで今日のプレイ用だよ。こんなん海で着てたらヤリチン大学生とかにソッコーでパコられちゃうもん。つかその前に痴女がいるってお巡りに通報されるんじゃね?」
おかしなこと訊くね、と早瀬さんは朗らかに笑って、風呂桶を取るとお湯を溜める。
そこに買ってきたローションボトルを一本丸ごと注いで混ぜて希釈。
「大量のヌルヌル完成っと。マットに仰向けになってくれますか、お客さまー?」
「あ、はい! って、普通の口調で大丈夫ですよ」
「そこは雰囲気よ。ま、喋りにくくはなるし、こっからはいつも通りにいきますか」
言われるがまま横たわる。
全裸なので股間も剥き出しで、ちょっとだけ恥ずかしい。
「それじゃあローションかけるよー」
彼女は両手にローションをすくうと、僕の身体に塗りたくる。
一瞬にして全身ヌルヌルだ。
「今日はたくさん荷物持って貰ったし、腕からほぐしたげるね」
早瀬さんが僕の右腕にまたがって座る。
手を恋人繋ぎして腕が動かないよう固定すると、秘部を擦りつけるように前後に動いてくれて――
「おぉぉ……」
「業界だとタワシ洗い? って言うんだっけ。どうかな?」
「最高です……!」
AVを見ているときは、股で腕なんか擦られて気持ちいいのかと疑問だったけど。
……僕が間違いだった。確かにこれは気持ちいいっ!
割れ目が肌に擦れる度、肉厚な土手の感触が伝わってとても心地よい。
早瀬さんが腰を振る姿は淫靡で、視覚的にも楽しむことができる。
その後、右腕が終わると左腕、左右の足も、同様にマッサージをしてもらう。
でも逆に、ここまで男性器には一切触れてもらえなくて――
「オタクくんの、とんでもないことになってるねー」
ギンギンに勃起した一物を見て、足の間に座る早瀬さんが意地悪っぽく笑う。
僕が我慢の限界だと知っているだろうに、まだ直接触らず焦らしてくる。
流石にたまらなくなって、思わず上半身だけ起こして、彼女に抱きつきながら股間を擦り付ける。
そこからさらに右手でヌルヌルのおっぱいを、左手でヒップを揉みしだく。
「あー。お客さんが女の子の許可無く触ったらいけないんだよー」
クスクスと笑う彼女に、興奮を抑えながら予告する。
「早瀬さん、たぶん、ですけど、今日は一発二発じゃ済まないです……」
「わお。いきなり男らしいこと言うねぇ」
早瀬さんが僕の背に両腕を回して抱きつき、耳元で囁く。
「――いーよ。精子空っぽになるまで相手してあげる」
そして彼女は抱擁を解くや、こちらの胸元を軽く手で押す。
再び仰向けになった自分、剛直の上に早瀬さんがまたがってくる。
綺麗な一本筋の割れ目、土手の間に一物が収められてしまった。
「せっかくのマットプレイだし。一発目は素股にしよ」
両手をこちらの胸元あたりに置いて、腰をゆっくりと前後に振り始める。
先走りとローションが混ざりあって、にちゅにちゅといやらしい水音が響く。
……早瀬さん、腰振り、上手っ。
童貞の自分でも、それが一朝一夕の動きではないと分かる。
ただ予想外だったのは、僕がすさまじい快感を得ていることは当然として、上にまたがっている早瀬さんも――
「ふぅ……んっ……オタクくんのカリ高すぎ……ちょうどクリにあたって感じちゃ……あっ」
いつもエッチなことに余裕だったギャルJKが、珍しく頬に朱が差していた。
その表情は新鮮で、とても可愛く見えて……。
「え、ちょ、急になにし――」
つい相手の肩を掴んで、自分の方に倒してしまう。
完全密着状態。彼女のおっぱいが男の胸板で潰れ、両足は絡み合い、そして顔は――あと数センチでキスできるほど近い距離になる。
「もー。いきなり掴むからビックリしたじゃーん」
「……すいません」
衝動的にやってしまったことに謝りつつも。
――早瀬さんの身体、あったかいし柔らかぁ。
今や完全密着なので、男根だけでなく、全身で彼女を感じることができる。
「あっ……この体勢、余計にクリが擦れて……ん、これ効くなぁ……」
しかも超至近距離で、喘ぎ混じりの吐息まで聞ける。
こんなの股間には大ダメージとしか言いようがなく――
「は、早瀬さんっ、もうすぐ、出ちゃうんですけど」
「……へ? あ、うん、いいよ。いつでもイって」
「その前に、お願いが、一つ」
「なに?」
「キスしながら、イキたい、です」
「………………」
キスが苦手だという話は聞いている。
パパ活では強く求められたら渋々応じている、と。
それを知っていたので、ここまで僕はお願いしてこなかった。
でもこんな間近で顔を合わせていたら、どうしてもキスしたい欲が出てくる。
「キスは……
「あっ、これもう、すいませんっ」
「え。どうし――んぐ!?」
早瀬さんを問答無用で引き寄せ、唇を重ねる。
頭を掴んで逃がさないようにし、そのまま舌をねじ込むと彼女は最初戸惑ったが――
「……ちゅ。れらぁ……ん……ちゅっ……」
しょうがないな、という風に舌を大胆に絡ませてくれる。
――苦手っていう割に、キスも上手すぎっ。
夢中になってキスをし、全身は女体で擦られ快感は最高潮。
びゅるるるるるるるるるるるるるるる!
お漏らしするように、下半身から大量の白濁が放たれる。
「……っぷは。だ・し・す・ぎ」
射精後もしばらくキスを続けた後。
ようやく唇を離すと、彼女はそのまま力を抜いて身体を預けてくる。
「あの、すいません、突然キスしちゃって……」
「いいよ別に。でもオタクくんファーストキスじゃなかった?」
「で、ですね。初めてでした」
「あたしなんかでよかったの?」
「よすぎました!」
「また食い気味……あはは。そう。後悔ないなら安心だよ」
むしろキスにハマりそうになってしまった。
「早瀬さん、完全復活するまで少し時間がほしいので……」
「それまでキスしてたい、って?」
「もし、嫌でなければ、ですが」
「まったく。よくばりさんだねー。ならあえて聞こう。少しってどれくらいよ?」
「…………一○分くらい?」
「はは。結構するねー。分かったよ。でも激しいのは感じちゃうからやめ――あ、ちょ、オッケーだしたからってがっつかな……ん、ちゅぱ……こらぁ……ちゅっ…………」
結局、早瀬さんには一〇分どころか、キスだけを三〇分以上続けてもらった。
その間に、胸やお尻を揉んだり、最後は両手で恋人繋ぎをしたり……本当に夢見心地の時間だったと思う。
一度キスを許したからか、苦手という割に彼女もノリノリで接吻するように。
これからは学校での抜きでも毎回キスしたいと頼んだら、ちょっと恥ずかしそうにしながらも頷いてくれた。
浴室からベッドに場所が移っても、貪るように何度もディープキス――
手でも口でも男根に奉仕をしてもらい、ひたすら射精を重ねた。
人生初のデートは、最高という他なかった。