女友達がパパ活やってるらしいのでダメ元で頼んでみたら 作:東雲(しののめ)
童貞卒業をしてから月日は流れ――高校三年の秋。
「第一志望の大学、模試A判定おめでとー!」
僕の部屋に訪れた早瀬さんがクラッカーを鳴らす。
「ど、どうも……誕生日の時みたいな盛大な祝い方ですね……」
「そらそーよ。オタクくん勉強ちょー頑張ったから。最初の模試なんてギリでC判定だったでしょ?」
「……アハハハ。あの時はもうダメかと思いました……」
当時の無力感というか、絶望を思い出し乾いた笑いしか出てこない。
「でもこれで――あたしと同じ大学に行ける確率、めっちゃ高まったね!」
ぼんやり生きてきた自分が、いきなり勉強熱心になった背景。
それは早瀬さんに、何気なく言われた一言から始まった。
『――どーせなら一緒の大学に行こーよ!』
そりゃ高校生活だけでなく、早瀬さんと大学生活まで送れたら嬉しい。
しかし問題は、彼女は成績優秀で、志望大のレベルも相応に高かったこと。
少なくとも一年前の自分では、合格するのはほぼ不可能とされた。
童貞卒業したさに、僕は一度だけ学年五位を取ったこともあったが……。
あれは火事場の馬鹿力で、そう長く続くものではなかった。
すると、そんな僕の現状を見かね、早瀬さんが家庭教師をすると申し出てくれて――
「すべて早瀬さんが付きっきりで勉強を見てくれたお陰です。本当にありがとうございました……!」
いくら成績優秀とはいえ、彼女自身の勉強もあったろうに。
今日までほぼ毎日、放課後になると熱心に面倒を見てくれた。
僕は深く頭を下げ、改めて感謝の言葉を口にする。
「あはは。腰九〇度くらい曲がってない? ガチのお辞儀じゃーん」
僕の真剣すぎる礼を見て、彼女はお腹をかかえて楽しそうに笑う。
「あ、でもでも、入試本番まで油断はできないかんね? 最後まで気を抜かず一緒に頑張ってこ!」
「はいっ……! 何卒よろしくお願いいたします……!」
「だから感謝の仕方がガチすぎるって。頭上げてよー」
しかし本当の本当に感謝しかないのだ。
早瀬さんと出会わなければ、僕はうだつあがらない人生で終わった気がする。
彼女がいたから勉強も頑張れたし。
彼女がいたから学校も楽しく送れたのだと思う。
「オタクくんとヤるようになってパパ活もやめたし、時間に余裕あったから、だからそんな気にしないで」
「そう言ってもらえると気は楽にはなりますけど……」
「してもらいっぱなしは嫌? だったら対価を支払ってもらおうかなー」
早瀬さんはニヤッと笑って、いきなり抱きついてくる。
しかもその右手が、僕の下半身に伸びてきて――
「最近はずっとお預けで、正直ムラムラしてたんだよね」
「くっ……爪でカリカリするそれ……ほんとに勃っ……」
「模試も終わって一区切り付いたしさ。勉強見たお礼として――いっぱい気持ち良くしてよ?」
「は、早瀬さん……!」
「やんっ! そんな乱暴におっぱい揉んじゃ……もー。速攻オスのスイッチ入っちゃうんだから。まだ童貞さんの
禁欲していたのは僕も一緒なので、さっそくタガが外れて欲望がダダ漏れになる。
「…………ん。オタクくんとちゅーすんの好きぃ……」
舌を交じり合わせながら、互いに服を乱雑に脱いでいく。
それから早瀬さんに手を握られ、ベッドへと連れて行かれる。
入試前の大事な時期ということもあって今回はゴムあり。彼女は一瞬で男根に装着させてくれて――即ハメ。剛直を一気に奥まで刺す。
「つッッ……ひっさしぶりのセックス、効っくぅ……!」
快楽に打ち震えているが、それは僕も同じ。
童貞卒業後も何度もシたが、ここ数週間は模試に一本集中だった。
愛液まみれでグツグツと煮えたぎる女の中、あまりの強快感に思わず天井を見上げてしまう。
本能のまま、激しくピストンを繰り返し――……。
「……後ろからするのもヤッバぁ……寝バック気持ち良すぎ……っ!」
何度か体勢も変えて、現在早瀬さんはうつ伏せに。
抵抗できない状態の彼女に、思いっきり腰を打ち付ける。
「もう、何回イったから分からな……って、ど、どこ触ってんのオタクくん!?」
どこと言われれば、早瀬さんのお尻の穴だ。
綺麗な色でキツく締まっているそれを、指で広げたり閉じたりする。
「……ダ、ダメだって……
「こっちは、処女なんですか?」
「……あったりまえ、じゃんっ。お尻はエッチする場所じゃ……」
そう文句を言う割に、指で触る度にビクンと身体を揺らす彼女を見て、とあるお願いが脳裏を過る。
「――もし大学合格したら、こっちの処女、くれませんか?」
経験豊富な早瀬さんでも、ずっと守ってきた唯一の初めて。
率直に言って、それを奪いたいと思ってしまった。
「そんな言い方、されたらぁ……あ。指ちょっと入ってぇ……」
「早瀬さん」
「…………うぅ。わ、分かった。最後の処女、オタクくんにあげる、から、今は指抜いてぇ…………」
許可が出たことで言われたとおりに指を抜く。
ただ代わりに、体重をぐっとかけてピストンを一層激しくする――
「あっ、イ、イグ、これおっきいのきちゃ……あぁぁぁぁ!」
同時に頂点へ。
彼女の中に、ゴム越しで大量の白濁を注ぎ込んで快に浸る。
それからゴムを付け替えるや正常位に移行。
ただ休憩もかねて、僕は上半身を前に倒して、早瀬さんと抱き合う形に。
彼女も応じるように、両腕をこちらの背に、両足を腰の後ろへと回してくる。
完全密着――俗に言う、だいしゅきホールドである。
女の中を味わうように、ゆっくりと腰を前後。
キスをしながら言葉を交わす。
「ちゅ……大学受かったら、お尻でしたいなんて、とんでもないこと言うんだから……」
「……すいません。ただ、早瀬さんも悪い反応じゃなかったので……」
素直にそう言うと、彼女は否定はできないと苦笑してから。
「ならこっちからも前もってお願いしとこ。合格したら久しぶりに生セックスしたい。本気で孕ませるぐらいすごいやつ……安全日計算しとくからさ……」
ここは持ちつ持たれつ。僕は分かりましたと頷く。
それから緩い雰囲気で、お互いアレしたいコレしたいと盛り上がるが――
「でも受験後、そんな余裕、ありますか、ね?」
ふと我に返って思う。
大学の授業もそうだし、合格直後も入学手続きやら家探しで大変なイメージだ。
もしかしたらしばらく忙しくなるのではないだろうか?
「家探しかぁ……確かにそれもしなきゃね。いっそのこと一緒に住んじゃう?」
「え。は、早瀬さんと僕が……!?」
「他に誰がいんのさー。同棲したら掃除や洗濯はもちろん、ご飯も作ったげるし、四六時中いつでもエッチできるよ?」
「い、いつでも、エッチ……」
「そ。あたしの胸もお尻もとことん
異論なし。それはもう最高というほかない。
想像するだけでも股間が疼いてしまう。
「一緒にゴロゴロしながらマンガ読んだりできるし、デートにもすぐ行けるし……思いつきで言っといてなんだけど、これマジで名案じゃね? ホントに同棲しちゃう?」
前のめりになる早瀬さん。
聞く限り素晴らしいアイディアだが、ただし大きな懸念があって――
「現実問題としては……お互いの両親に、なんと説明するか、ですね」
一八歳。高校卒業時には社会的に成人として扱われる。
しかしこれから大学生になる男女が、同居を簡単に許されるとは……。
「そこはノリよノリ! オタクくんの男気で全部何とかする!」
「ノリ!? というか僕頼みですか……!?」
ギャルのノリの良さ、恐ろしいなぁ。
そもそも、早瀬さんのご両親に、僕ながどう挨拶すればと吐露すると――
「あー確かに。あたしらの関係……今さらだけど、ただの友達でいいのかな?」
そう。僕たちの関係は曖昧なままだ。
正式に付き合っているわけではなく――
「でも童貞卒業する時。『責任取ります!』ってオタクくん告ってたけどね」
「ぅ…………」
「つか、告白っていうか、ほぼプロポーズだったし」
「あれは場の勢いというか、早瀬さんが言うところのノリというか……」
「じゃあ嘘だったってこと?」
「嘘ではないです」
「おっ。出たオタクくんの即答。てことは勢いとはいえマジで言ったんだ」
早瀬さんは嬉しそうな顔をして、一層抱きつく力を強くする。
僕も一度見せた覚悟を取り消すつもりはない。
ただ今のところ、僕は彼女に面倒見られっぱなしなので……。
「正式な告白とか、そういうのは…………受験後でも、いいですか?」
「ふふ。結果を示してから言いたいわけだ。やっぱり男の子だね――いいよ。待ってあげる」
了解です、と彼女は優しくフレンチキスをしてくる。
「早瀬さん、そろそろ……」
「……うん。お喋りばっかしてないで、本気セックス、しよっか」
「ただ今回は特に禁欲してたので……」
「何回戦でも付き合うよ。腰振るの疲れたらあたしが動くし、もちろんお口もおっぱいも使い放題。オタクくんの好きなように――あんっ。そんな強く抱きしめなくても、あたしはどこにも逃げないよ?」
早瀬さんは明るく微笑んで、言葉を締め括った。
「前に言ったじゃん、オタクくん専用の女になったげるって」
女友達がいるのは素晴らしい。
友達として一緒にいるだけでも楽しいし、時にはエッチなイベントにも遭遇できるから。
でも早瀬さんという存在は、僕にとってはもはや友達以上の存在になりつつある。
自分たちの関係性が今後どう変わっていくかは、まだ断言できないけど――
自信をもって言えることが一つ。
早瀬セナは、可愛くて優しくて、僕にとっては……。
世界で一番、素晴らしい女の子だ。
本作品はこれにて完結です。
読んでいただきありがとうございました。
本日から『何でも許しちゃう近所のおっとり人妻に強引に迫ったら』という新作を投稿します。下にリンクを設置しましたので併せてよろしくお願いします。
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