※この作品はR-18です。

何でも許しちゃう近所のおっとり人妻に強引に迫ったら   作:東雲(しののめ)

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第1話:プロローグ

「――おかえりなさい」

 

 学校から家につくと、細い道路を挟み、向かいにある家の駐車場から声がする。

 その言葉に振り向くと、一人の女性がこちらに手を振っていた。

 

「あ、こんにちは。桂花さん」

「こんにちは。今日は随分と早いのね」

「テスト返却の日だったので……今日は学校半日だけなんです」

 

 彼女は、僕の隣家に住んでいる和泉(いずみ)桂花(けいか)さんという。

 いつもニコニコしていて、口調も物腰もとても穏やか。

 物心つく前からの付き合いだが、怒っている姿は一度も見たことがない。

 顔をあわせば、こうして明るい笑顔で挨拶をくれる。

 

 ――桂花さん、今日も美人だなぁ。

 

 大学生の娘がいるというのに、見た目は二十代後半ぐらいのまま変わらない。

 ちなみにその一人娘は大学進学のため上京してしまい、彼女は旦那さんと二人暮らし……とうちの母親からは聞いている。

 

「あらそうなの? 中学に上がって不良になったのかと心配しちゃった」

「不良って……ま、真面目にやってますよ!」

「うふふ。冗談よ。キミが悪いことするはずないしね」

 

 桂花さんは時々、僕をこうして揶揄(からか)うことがある。

 しかし満開の笑顔で言うからか、あるいは淑やかな雰囲気が滲んでるからか、揶揄われても嫌な気は全然しないから不思議なものだ。

 むしろ彼女と言葉を交わすだけ、心が弾んでいく感覚がある。

 

「そ、それじゃあ、また……」

「ええ。今度はゆっくりお茶でもしましょうね」

 

 しかし今日は、大事な(、、、)やるべ(、、、)きこと(、、、)がある。

 何日も前からずっと計画していたことだ。

 惜しいと思いつつ別れを告げて、そそくさとその場を去る。

 

 家の鍵を開けて、やや急ぎ足で自室へ。

 手早く制服を脱いで、動きやすいジャージに着替えた。

 そして玄関に移動して、『その時』が来るまでじっと耐える。

 

 ガチャン。

 

 耳を澄ましていると、隣家から鍵の閉まる音がした。

 これまでの観測通りなら、桂花さんはこれから買い物に行くのである。

 今頃は施錠を終えて、敷地の外へ、徒歩十分ほどの距離にあるスーパーに歩き出しているだろう。

 

「よし……やるぞ!」

 

 時は来たと腰を上げて、僕も外に出る。

 目視で確認するが、やはり出かけたのか、桂花さんの姿はどこにもなかった。

 もちろん旦那さんも仕事のため家にはいない。

 

 ――今日この日まで、安全運転で歩んできた人生だった。

 

 勉強や付き合いをそれなりにこなし、危ないことはもちろんしない。

 大人や周りに言われたことを従って生きていた。

 しかし今回だけは違う。

 僕は深呼吸をして、目的のものを思い浮かべる

 

 ――桂花さんの下着を、手に入れる。

 

 和泉家の洗濯物は、中庭にいつも干されているし、今日もそうなっている。

 そこには当然、桂花さんの服や下着が干されているわけで……。

 

「……桂花さんのパンツとかブラ使ってしごけたら、絶対気持ちいい……」

 

 実を言うと、小学生の頃から桂花さんには憧れを持っていたというか――

 間違いなく劣情は持っていた。

 彼女を思い浮かべて自慰をした回数は、もう数え消えない。

 

 しかも歳を重ねるにつれ、性欲はどんどん高まっていく。

 他人の下着を盗ることは犯罪だと承知している。

 それでももう抑えきれない――たった一度でいいんだ。

 彼女のものを自室に持ち帰って、それで剛直をしごいて、最後は思いっきり下着に吐精したいと切望していた。

 

「……学校が早く終わった今日は、絶好の機会なんだ……」

 

 下着を盗ったらすぐに逃げ込めるように、自宅の鍵はあえて閉めない。

 洗濯機には洗剤を入れておいて、すぐに回せるように準備。

 自慰に使った後は、速攻で洗濯して、後々『落ちてましたよ』とか『風で飛ばされたみたいですね』とか言い訳をつけて返却するつもりだ。

 

 そんなことで盗みの罪は消えないが、完全に己の所有物にしてしまうのは、どうしても躊躇われたから。

 

「…………行くぞ」

 

 僕は桂花さんが家にいないのを今一度確認。

 周囲に他の人もいないので、足音を殺しながら裏口に忍び寄る。

 緊張と興奮で加速する心拍数を抑えながら、敷地に侵入。

 ゆっくりと洗濯物の干された中庭へと進んでいく。

 そして――

 

「こ、これが……」

 

 衣類が干されている庭の中心ゾーンまで到達。

 目の前にある彼女のものに視線が釘付けになる。

 震える手で慎重にクリップハンガーを外し、ついに掴む。

 

「桂花さんの、パンツ」

 

 薄緑色の布地で、凝った刺繍がされた高級そうな下着である。

 たまにのパンチラで見た、同級生の可愛らしいパンツとは次元が違う。

 まさに大人の女性が履いているものといった感じだ。

 己の股間にぐっと熱が入って、ジャージのズボンを下から押し上げる。

 

 ――勃起しすぎて痛い。

 

 視線を少しずらせば、パンツと同じデザインのブラも干されている。

 すさまじい大きさでエロさ抜群。これもほしいなと欲が出てくるが。

 

「ダメだ。さすがに二つは盗めない……」

 

 後々返却する時、桂花さんに疑われる可能性が高まるから。

 とにかくパンツだけを絶対に持ち帰る。

 そしてベッドに飛び込み、とことんオナニーをしようじゃないか。

 

 そう期待に胸を膨らませた時――やはり悪は裁かれる運命にあるのか。

 自分の計画が、人生が、突然ここで暗転を迎えることなる。

 

「――そこで、なに、しているの?」

 

 この下着の持ち主、桂花さんに、僕は見つかってしまったのだった。

 

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