※この作品はR-18です。

何でも許しちゃう近所のおっとり人妻に強引に迫ったら   作:東雲(しののめ)

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第6話:人妻の秘密

「――いらっしゃい」

 

 夜の一一時頃すぎ。

 僕は桂花さんの家の玄関前に訪れていた。

 チャイムは鳴らさず、スマホからメッセージを送ると、扉がゆっくり開く。

 そして挨拶と共に、上着を羽織ったネグリジェ姿の彼女が姿を現した。

 

「旦那さんは……」

「話した通り、お酒飲んでもう寝ちゃってるわ」

 

 実は一時間ほど前に、桂花さんから突然連絡がきた。

 少し前に連絡先は交換先していたが、スマホでやり取りするのは初めてで、正直だいぶ焦ったものだ。

 状況は聞いていた通り、旦那さんはもう就寝していて――

 

「メッセージでも伝えたけど、夫は翌日の仕事がお休みになったみたいでね。そしたら『明日の夜、久しぶりにしよう』って言われたの」

 

 僕がこれから行おうとしていることは、今まで以上にリスクが高いことだ。

 しかも非人道的とも言える。

 これまで桂花さんと散々身体を重ね、なんとか一線は(、、、)守って(、、、)きた(、、)が――

 

「妙にやる気満々だったし、女の勘だけど中に出されると思う」

「中、に……」

「ええ。年齢的に低い確率だけど、できちゃう可能性もゼロじゃない」

「………………」

「そして偶然だけど、あなたと夫は同じ血液型。私の言いたいこと――分かるわよね?」

 

 もし僕が今日孕ませても、それがどちらの子かは分からない。

 目の前の女性は、言外でそう言っているのだ。

 

 ――なんて恐ろしい考えだ。

 

 学校帰り、明るい時間に会うこの人は、優しくて穏やかで……。

 そんな彼女がどうして、笑顔でこんなことを言えるのか不思議でならない。

 それでもスマホ越しに『どうする?』と妖しく尋ねられ、僕は衝動的にここに来てしまった。

 

「大丈夫よ。何が起きても全部私のせい。あなたは悪くないし責任を負う必要もない」

「……………………」

「どうしても後ろめたくてできないのなら断ってくれて構わないわ。でも――こんな機会、今後もう二度と来ないかもしれいけれどね」

 

 理性なんて利かなかった。

 本能に従って……いや、本能に負けて面を上げる。

 

「……桂花さんと、生でセックスさせて、欲しい、です」

 

 倫理に大きく逸脱しても、僕はどうしてもやりたかった。

 両拳を握り締め、絞り出した声でお願いをする。

 

「…………ふふ。上がって」

 

 桂花さんはどこか満足そうな表情で、僕を家にあげた。

 しかしリビングに通されると思いきや、そのまま二階へと手を引かれてしまって。

 

「ここって……桂花さんと旦那さんの、寝室、ですよね?」

 

 僅かに開いた扉の隙間から、いびきをかく旦那さんの姿を確認できる。

 

「子作りするなら寝室で、でしょ?」

「で、でも、旦那さんがいる横で……」

「安心して。絶対に(、、、)起きないわ」

 

 不安な僕を見て、桂花さんが手を握ってくる。

 そして耳元に寄って甘く囁く。

 

「ゴムもつけず、ピルも飲まず、夫の横で思いっきり種付け生交尾……とっても気持ち良いわよ?」

「う……」

「今日だけは中出しし放題。こんな大チャンスそうないわ。本当にしなくていいの?」

 

 もしかしたら遊びで済まない結果をもたらすかもしれない。

 それなのに男根は一層隆起してしまう。

 ガチガチになった一物を見て、桂花さんはニコニコと笑う。

 

「私とここで本気交尾、したいのよね?」

「…………は、はい」

 

 ついに完全に頷いてしまった。

 なおも萎縮する僕に、聖母のように優しく声をかけてくれる。

 

「なら、自分の口からちゃんとお願いして」

「桂花さんに、種付けしたい……です」

 

 僕は小さく、しかしハッキリと口にした。

 

「はい。分かりました」

 

 桂花さんは微笑んだ。

 一度タガが外れてしまえば、後はずるずると行くだけ。

 途端に、押さえ込んでいた欲望が爆発的に増加して、荒くなる呼吸の中で確認をする。

 

「僕、たぶん始まったら我慢できないです。ほ、本当に妊娠させるつもりで、やりますけど……」

「うふふ。年齢的にはギリギリ間に合うかどうかよね……正直難しいとは思うけど、頑張って私の卵子捕まえてね」

 

 僕の手を引くと、一緒に夫婦の寝室に入る。

 それから桂花さんは服も下着も全て脱ぎ去った。

 僕もそれにならって丸裸になる。

 静かにベッドへと近づくと、熟睡する旦那さんの姿が。

 ぽっかりと空いている片側のスペースが、いつも桂花さんが寝ている場所なのだろう。

 

「再三だけど安心して。一度寝たら朝まで起きない人だから」

 

 お酒を飲むと滅多なことでは起きないという。

 

「桂花さん……」

 

 僕はベッドに座ると、すぐに彼女の口をついばんだ。

 寝息を立てる旦那さんの隣で、ぴちゃぴちゃと唾液の混じる音がする。

 舌を交わしながら、桂花さんの秘裂を愛撫。

 少しするとじんわりと奥の方から濡れてきた。

 

「あなたは精力あるし、さっそく始めましょうか」

 

 桂花さんはベッドにうつむけになり、枕に顔を埋める。

 僕は彼女の臀部に馬乗りになり、いわゆる寝バックと呼ばれる体位で、その狭い膣へと挿入をした。

 

「気にせず動いて」

 

 言われたとおり、僕は好きに動いた。

 桂花さんの肉体を使い、思う存分腰を振り続けたのだ。

 

「上手。気持ちいいわよ」

 

 もうすぐ限界が来ると感じると、桂花さんに重なるように身体をうつ伏せに倒す。

 完全密着体勢。僕の全身が彼女の全身を支配した。

 

「桂花、さん」

「いいわよ、中で出して」

「くっ。妊娠して――くださいっ」

 

 コツンと子宮にあたった瞬間。

 僕は一気に精子を注ぎ込んだ。

 これまで出したことがないくらい、大量のザーメンが出ているのを感じる。

 

 未だ勃起状態である男根を、射精しながらも小刻みに振り続けた。

 中はいつもよりほんのり温かいような気がして。

 僕を受け止めてくれるのだという満足感を得ていた。

 

「桂花……?」

 

 その時、隣で僕以外の男の声がした。

 意識がふと現実に戻る。

 もしもこの場を目撃されたら――今になって急に焦りが生じる。

 

「……寝言よ」

 

 しかし桂花さんの声で安心する。

 よく見ると旦那さんは寝返りをうっただけのようだ。

 

「……よかった」

「まだ勃起してるよね?」

「あ、はい」

「なにかして欲しい体位ある?」

 

 体位……。

 

「き、騎乗位」

「騎乗位ね」

 

 すくりと上半身を起こすと、僕と位置を入れ替わる。

 今度は僕が仰向けになり、枕に頭を置いた。

 

「挿れるわよ」

 

 血管が浮かび上がるほど隆起したそれを、桂花さんは自分の手で膣に挿入する。

 精液やカウパーでぐちゃぐちゃになった肉壺に、卑猥な音を立てながら吸い込まれた。

 

「はい、奥まですーっぽり」

 

 桂花さんは、ゆったりと腰と臀部をグラインドさせる。

 

「優しく動くわね」

 

 その動きはまさに百戦錬磨というべきもので、あまりの上手さに過去の男たちの幻影が見えたような気さえした。

 そのせいなのか、僕は優しくしてくれる桂花さんに、挑戦のようなお願いをした。

 

「全力で、搾って、欲しいです」

 

 手加減なんてないものを味わいたかった。

 

「……そうね。子作りセックスだものね」

 

 桂花さんは本腰を入れるために、膝を少しだけ上げた。

 

「まずは中をきゅーっと締めるの」

「あ、あっ」

「竿全体をしっかり掴んだら、下半身を使って、こうやってパンパンて大きな音を立てながら――」

 

 臀部と僕の腰がぶつかる炸裂音が寝室に響く。

 桂花さんは旦那さんがいることなんて気にせずに、リズミカルに腰振りをする。

 

「ときどきはピストンを停めて、密着させたままぐりぐり~って腰だけ前後に動かすの。夫はこれが大好きでね」

「っ――」

「あら、イっちゃったの? まだ三〇秒ぐらいよ?」

 

 どくんどくんと精子が零れていく。

 

「続けて、ください」

「いいの?」

「まだまだ、元気なので」

「うふふ、確かにそうね」

 

 桂花さんは再びグラインドを始めた。

 これからまた天国とも地獄とも言えるような、快感の連鎖が何時間も続くことになるだろう。

 それまで自分の体力や気力は持つのだろうか。

 

「あなたがやめたくなったら、いつでもやめていいからね」

 

 離れる選択肢をチラつかされ、思わず強く抱きつく。

 桂花さんはそんな僕を抱きしめ、慈愛に満ちた微笑みを浮かべるのだった。

 

          *****

 

「――あら」

 

 空がオレンジ色の染まる頃。

 学校から帰ると、隣家から声をかけてくる女性がいた。

 

 それは桂花さんだった。

 しかし出会った当初と異なり、そのお腹は僅かに膨らんでいる。

 

 家と家の間にしかれた細い道路、僕と彼女を隔てる境界線。

 以前まではそれを越えることに一喜一憂していたが。

 しかし、今は躊躇なくそれを乗り越えてしまう。

 

「おかえりえなさい」

 

 そして彼女は、いつものようにニコニコと笑うのだった。

 

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