何でも許しちゃう近所のおっとり人妻に強引に迫ったら 作:東雲(しののめ)
「――お医者様の診断だと、ちょうど二ヶ月だそうよ」
僕は学校帰りに呼ばれ、彼女の家へと上がった。
せっかくお茶も出してくれたが、飲む気は起きずただ俯いてしまう。
「そうそう、性別は女の子だって」
「女の子の、赤ちゃん、が……」
「ええ。私のお腹の中にいるわ」
対して桂花さんはいつも通りニコニコ顔。
余裕そうにお茶を口にして、自らの腹部を優しくさすってみせる。
服を着ていると分かりにくいが、確かにお腹はちょっとだけ膨らんで見えた。
「その、妊娠が分かって、旦那さんの、反応とかって……」
「旦那さんって、
まるで旦那がもう一人、その子の父親が他にいると言わんばかりの意味深な視線。
僕は思い出す。あの日に彼女の中に思いっきり出したことを。
誘われてやったこととはいえ、最後に決断したのは自分の意思だ。
だからこそ、そんな目で見られると――
「ふふふ。そんな泣きそうな顔しないで。ちょっと
「け、桂花さん……」
「断言するけれど迷惑は絶対かけないわ。変に責任も感じなくて良い。そもそもお腹の子はあなたの子と決まったわけじゃないし。あの交わった日の翌日、夫にもたっぷり中に注がれたんだから」
「でも……」
「私は幸せよ。子供ができたことで、夫は夜のお店の数を減らして早く帰ってきてくれるし。上京している娘なんて特に大喜びでね。面倒だって滅多に帰省してくれないのに、報告したその日に『自分に妹ができる!』って言って飛んできてね――」
なにより、と告げて僕と目を合わせる。
「愛する男性と子供を作れるって、本当に幸福なことよ?」
聖母のような穏やかな微笑みだった。
きっとこれ以上、僕が『でもでも』と自分を責めるような態度を取ることは、その笑顔を穢すことになるのだろう。
万が一のことがあるかもしれない、そう承知した上で行為をしたんだ。
本当に桂花さんを想うならば――黙ること。
今の自分には、それが唯一にして最善の責任の取り方なのではないだろうか。
変に騒ぎたてれば、彼女の幸福を壊しかねない。
僕が口を噤んでいるだけで、物事はより良い方向に進んでいく。
「……本当に、おめでとうございます、桂花さん」
覚悟を、決めた。
自己保身でグチグチ言うのをやめて、自然に笑うように努める。
そして妊娠していることに、改めて祝福の言葉を口にした。
「こちらこそありがとう。それで――もしよければ、お腹、見てみる?」
断るという選択肢は僕にはないだろう。
頷くと、彼女は服を脱ぎだして……。
「って、なんで下着姿になるんですか!?」
「今日はワンピースだもの。お腹を見せるためには脱がないと」
はらりと服が落ちて、現れたのは真っ黒なブラとショーツを纏った美女。
あまりに淫靡なデザインの下着で、とても妊婦さんには見えない。
現に、子を宿してやっと二ヶ月ということで、お腹もほんの少し膨らんでいるだけ。
言われなければ妊娠中とはまだ分からないぐらい。
「意外とまだお腹は出てないの。でも分かりやすく変化したところもあって……」
ガン見して動けない僕の目の前に、豊満な乳房を寄せる。
黒一色の生地ではあるが、胸の中心、つまり乳首部分は若干変色していて。
「まさか、母乳、ですか?」
「ええ。既に一人産んでいるせいなのか、早めにお乳が出ちゃってね。お医者様曰く健康上の問題は特にないそうだけど――っと」
桂花さんはブラのホックを外し、生の乳をブルンと露出させた。
ピンクの先端は湿っていて、ポタポタと母乳が滴っている
「っ……」
その光景を見て、反射的に固唾をのんでしまった。
――しゃぶりたい。
男の性なのか、一瞬でそんな欲望がわき上がる。
「――いいわよ。しゃぶっても」
僕の考えはお見通しとばかりに、優しく声が掛かる。
ハッと面を上げると、桂花さんはニコリと笑ってくれて――……。
「あんっ」
しゃぶりついた。我慢できなかった。理性なんてとっくに崩壊している。
桂花さんの乳首に吸い付くと、女の嬌声が上がった。
胸の柔肉を搾るように掴むと、母乳が一層漏れ出てくる。
僕は乳頭にぴったりと口を嵌め、一滴残らず飲み込んでいく。
ほんのすこしだけ甘い匂いが香っていて、いくらでも飲めると思えた。
「……あらあら。夢中で吸い付いちゃって。可愛い」
桂花さんは微笑みながら右手で頭を撫でてくる。
そして左手では――僕の、いきりたった一物を愛撫してきた。
「おっぱいちゅぱちゅぱして興奮しちゃったのね。こんなガチガチにして……苦しいでしょう? 私でよければ慰めてあげるわね?」
慰めると言って愛撫をしてくるが、直接しごいてはくれない。
服の上から爪でカリカリしてきたり、陰嚢がある場所を弱々しく擦ったり……。
どれも射精まではできない弱刺激。
勘違いでなければ、それは本番を誘うための、挑発行為のように思えて――
「妊娠後期に入ったらセックスは控えた方がいいらしいけど、それは当分先の話。今はいくらでもセックスしていいそうよ」
彼女が耳元によって、吐息混じりに囁いてくる。
「しかも、もうデキちゃってるから、中だしだってし放題」
「桂花、さん……僕は……」
「うふふ。二階の寝室で待ってるわ。本来は夫婦しか使えない特別な部屋でね。これからどうしたいかは――あなたが決めなさい」
最後に、ふっと僕の耳に息をかけて二階へ消えていく。
数十秒後には、寝室の扉が開き、そして閉まる音が聞こえた。
彼女がベッドに仰向けになり、蜜穴をこちらに向けて笑っている姿が容易に想像できた。
もはや悩む余地など微塵もなかった。
桂花さんの後を追って階段を駆け上がり、夫婦しか入れない寝室の扉を開ける。
僕が来るということは最初から分かっていたのだろう。
彼女は目を合わせると、舌舐めずりをして満足げに微笑む。
そして学校帰りに言ってくれるように、僕に告げた。
「おかえりなさい」
本作品はこれにて完結です。
読んでいただきありがとうございました。
本日から『冷血無表情な保健室の先生に、事務的に性処理してもらう話』という新作を投稿します。下にリンクを設置しましたので併せてよろしくお願いします。
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