※この作品はR-18です。

何でも許しちゃう近所のおっとり人妻に強引に迫ったら   作:東雲(しののめ)

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後日談:人妻の妊娠

「――お医者様の診断だと、ちょうど二ヶ月だそうよ」

 

 桂花(けいか)さんと関係を持ってしばらく。

 僕は学校帰りに呼ばれ、彼女の家へと上がった。

 せっかくお茶も出してくれたが、飲む気は起きずただ俯いてしまう。

 

「そうそう、性別は女の子だって」

「女の子の、赤ちゃん、が……」

「ええ。私のお腹の中にいるわ」

 

 対して桂花さんはいつも通りニコニコ顔。

 余裕そうにお茶を口にして、自らの腹部を優しくさすってみせる。

 服を着ていると分かりにくいが、確かにお腹はちょっとだけ膨らんで見えた。

 

「その、妊娠が分かって、旦那さんの、反応とかって……」

「旦那さんって、この家で(、、、、)同居している(、、、、、)()のこと(、、、)、よね?」

 

 まるで旦那がもう一人、その子の父親が他にいると言わんばかりの意味深な視線。

 僕は思い出す。あの日に彼女の中に思いっきり出したことを。

 誘われてやったこととはいえ、最後に決断したのは自分の意思だ。

 だからこそ、そんな目で見られると――

 

「ふふふ。そんな泣きそうな顔しないで。ちょっと揶揄(からか)って言っただけよ」

「け、桂花さん……」

「断言するけれど迷惑は絶対かけないわ。変に責任も感じなくて良い。そもそもお腹の子はあなたの子と決まったわけじゃないし。あの交わった日の翌日、夫にもたっぷり中に注がれたんだから」

「でも……」

「私は幸せよ。子供ができたことで、夫は夜のお店の数を減らして早く帰ってきてくれるし。上京している娘なんて特に大喜びでね。面倒だって滅多に帰省してくれないのに、報告したその日に『自分に妹ができる!』って言って飛んできてね――」

 

 なにより、と告げて僕と目を合わせる。

 

「愛する男性と子供を作れるって、本当に幸福なことよ?」

 

 聖母のような穏やかな微笑みだった。

 きっとこれ以上、僕が『でもでも』と自分を責めるような態度を取ることは、その笑顔を穢すことになるのだろう。

 

 万が一のことがあるかもしれない、そう承知した上で行為をしたんだ。

 

 本当に桂花さんを想うならば――黙ること。

 今の自分には、それが唯一にして最善の責任の取り方なのではないだろうか。

 変に騒ぎたてれば、彼女の幸福を壊しかねない。

 僕が口を噤んでいるだけで、物事はより良い方向に進んでいく。

 

「……本当に、おめでとうございます、桂花さん」

 

 覚悟を、決めた。

 自己保身でグチグチ言うのをやめて、自然に笑うように努める。

 そして妊娠していることに、改めて祝福の言葉を口にした。

 

「こちらこそありがとう。それで――もしよければ、お腹、見てみる?」

 

 断るという選択肢は僕にはないだろう。

 頷くと、彼女は服を脱ぎだして……。

 

「って、なんで下着姿になるんですか!?」

「今日はワンピースだもの。お腹を見せるためには脱がないと」

 

 はらりと服が落ちて、現れたのは真っ黒なブラとショーツを纏った美女。

 あまりに淫靡なデザインの下着で、とても妊婦さんには見えない。

 現に、子を宿してやっと二ヶ月ということで、お腹もほんの少し膨らんでいるだけ。

 言われなければ妊娠中とはまだ分からないぐらい。

 

「意外とまだお腹は出てないの。でも分かりやすく変化したところもあって……」

 

 ガン見して動けない僕の目の前に、豊満な乳房を寄せる。

 黒一色の生地ではあるが、胸の中心、つまり乳首部分は若干変色していて。

 

「まさか、母乳、ですか?」

「ええ。既に一人産んでいるせいなのか、早めにお乳が出ちゃってね。お医者様曰く健康上の問題は特にないそうだけど――っと」

 

 桂花さんはブラのホックを外し、生の乳をブルンと露出させた。

 ピンクの先端は湿っていて、ポタポタと母乳が滴っている

 

「っ……」

 

 その光景を見て、反射的に固唾をのんでしまった。

 ――しゃぶりたい。

 男の性なのか、一瞬でそんな欲望がわき上がる。

 

「――いいわよ。しゃぶっても」

 

 僕の考えはお見通しとばかりに、優しく声が掛かる。

 ハッと面を上げると、桂花さんはニコリと笑ってくれて――……。

 

「あんっ」

 

 しゃぶりついた。我慢できなかった。理性なんてとっくに崩壊している。

 桂花さんの乳首に吸い付くと、女の嬌声が上がった。

 

 胸の柔肉を搾るように掴むと、母乳が一層漏れ出てくる。

 僕は乳頭にぴったりと口を嵌め、一滴残らず飲み込んでいく。

 ほんのすこしだけ甘い匂いが香っていて、いくらでも飲めると思えた。

 

「……あらあら。夢中で吸い付いちゃって。可愛い」

 

 桂花さんは微笑みながら右手で頭を撫でてくる。

 そして左手では――僕の、いきりたった一物を愛撫してきた。

 

「おっぱいちゅぱちゅぱして興奮しちゃったのね。こんなガチガチにして……苦しいでしょう? 私でよければ慰めてあげるわね?」

 

 慰めると言って愛撫をしてくるが、直接しごいてはくれない。

 服の上から爪でカリカリしてきたり、陰嚢がある場所を弱々しく擦ったり……。

 どれも射精まではできない弱刺激。

 勘違いでなければ、それは本番を誘うための、挑発行為のように思えて――

 

「妊娠後期に入ったらセックスは控えた方がいいらしいけど、それは当分先の話。今はいくらでもセックスしていいそうよ」

 

 彼女が耳元によって、吐息混じりに囁いてくる。

 

「しかも、もうデキちゃってるから、中だしだってし放題」

「桂花、さん……僕は……」

「うふふ。二階の寝室で待ってるわ。本来は夫婦しか使えない特別な部屋でね。これからどうしたいかは――あなたが決めなさい」

 

 最後に、ふっと僕の耳に息をかけて二階へ消えていく。

 数十秒後には、寝室の扉が開き、そして閉まる音が聞こえた。

 彼女がベッドに仰向けになり、蜜穴をこちらに向けて笑っている姿が容易に想像できた。

 

 もはや悩む余地など微塵もなかった。

 桂花さんの後を追って階段を駆け上がり、夫婦しか入れない寝室の扉を開ける。

 僕が来るということは最初から分かっていたのだろう。

 彼女は目を合わせると、舌舐めずりをして満足げに微笑む。

 

 そして学校帰りに言ってくれるように、僕に告げた。

 

「おかえりなさい」

 




本作品はこれにて完結です。
 読んでいただきありがとうございました。
 本日から『冷血無表情な保健室の先生に、事務的に性処理してもらう話』という新作を投稿します。下にリンクを設置しましたので併せてよろしくお願いします。

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