※この作品はR-18です。

陸仁王物語―異伝―   作:fire-cat

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これぞ、まさしく「筒井筒」だろう(突っ込み待ち)


こうしたほうが面白そうなので変更。

第3話がすべて真実だった世界線でも良いのだが……。その場合、恵梨子が書いたのは一線を越えなかった、甘酸っぱい青春恋愛ものになるかな。






外伝 第4話(挿絵付)

 陽が傾き始めた夕刻、静まり返った京極宮邸の一室。

 西日が差し込むソファに腰掛けた寛奈は、渡された紙束を黙読するなり、みるみるうちに耳の裏まで真っ赤に染め上げていた。

 

「何よ、深刻な声で相談があるっていうから来てみれば、こんなもの読まされるなんて……。何なの、これ?」

「恵梨子が書いていたものを渡してきた。何を考えているのやら。これをどう扱ったものか相談に乗ってほしかったのだ。それと、この数々の挿絵候補とやらについてもな」

 

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 書斎机の縁に腰を掛けた照仁が、どこか不機嫌そうに溜息をつく。

 

「これが一番近いか?」

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「あの時の様子なら挿絵で使われている方が近いわね」

 

 寛奈は呆れたように手元の紙束を軽く振ってみせた。

 

「よくできていると思うけど、このまま夏と冬のイベントに出すことは不可能ね。でも年齢と名前、それに身分の設定を変えれば出せないこともないと思うわ」

「あのイベントに出すのか!? お前、なんとも思わんのか?」

 

 一枚の紙を強くはじく照仁。そこに書かれていたメモ書き。

 

『華奢・スレンダー強調案: 44kg / B79 W55 H80(全体的に可憐で細身な印象を強調するバランス)』

『メリハリ・スタイリッシュ案: 47kg / B82 W56 H84(グラマラスすぎずスタイルが良く見える現代的なバランス)』

『標準・親しみやすさ重視案: 50kg / B83 W60 H85(健康獲で自然なリアリティを持たせるバランス)』

 

「このメモに『寛奈姉をモデルにするなら着替え中に目視したサイズに補正。身長157cmは判明。体重は47kgを確認済。恐らくB84・W57・H85。詳細は実測の機会を探る』と好き放題書かれているが……?」

 

 眉間に小さな皺を寄せ、淡々と数値を読み上げる照仁。しかし、追及するはずの彼自身の耳根がほんのりと赤くなっているのを、寛奈は見逃さなかった。

 

「別に? たかが小話でしょう? 年齢と名前、それに身分、ついでに舞台も変えれば、そっち向けのお話になるし。……あ、何か意識しちゃった?」

 

 唇を可愛らしく吊り上げ、クスクスと口元に意地悪な笑みを浮かべ、上目遣いで覗き込んでくる寛奈。しかし照仁の頬がうっすらと朱に染まっているのを目ざとく見つけると、彼女は「くすっ」と満足そうに喉を鳴らし、さらに畳みかけた。

 

「私は貴方とこうなっても良いと思ったし」

 

 小さく呟かれたその言葉は照仁の耳に届かなかった。

 

「今何と言った? よく聞こえなかった」

「別にぃ……それにしてもよく調べたわね。スリーサイズも体重も合っているわ」

「本当か?」

「……疑うなら確かめて、みる?」

 

 胸を張り、襟ぐりに手を遣り少しずらすと、試すような瞳で照仁を見つめる寛奈。だが、その強がりとは裏腹に、彼女の皮膚は首筋から胸元にかけて茹で蛸のように真っ赤に染まっている。

 

「……全身を茹で蛸のように赤らめながら、これ以上煽るな」

 

 呆れ混じりに言い捨てつつも、照仁の瞳には次第に底知れぬ熱が宿りはじめていた。

 

「ねえ、ところでこの話って私達のピクニックをそのまま辿っているわよね。どうしてここまで知っているのかしら……?」

「ああ、お前を麓まで背負って下りたところを見つかったからな。ある程度の事情は話してある。当然、夜から朝のことは話していないがな」

「……あ、そ、そうなんだ……」

 

 とたんに寛奈の歯切れが悪くなり、視線を泳がせ始めた。その不自然な挙動に、照仁の漆黒の瞳が鋭い観察眼を帯びて細められた。

 

「……そういえばあいつの知識でよく書けたな。……おい。まさかとは思うが……お前、夜のことを……?」

「に、匂わせ程度よ。……煽られて少し話しすぎちゃったかもしれないけど」

「お前……。仮にも家令の娘がそのような口の軽さでどうするのだ」

 

 呆れ果てた照仁のお説教に、寛奈はキュッと唇を結んで小さく呟いた。

 

「あなた(若宮様)とか宮家の人だけよ、軽くなるのは。……ねえ、一つ聞いてもいい?」

「何だ?」

「私のブラ、作中では手慣れたように外していたけど、現実のあなたは本当にそんなに手際よく外せるの?」

 

 上目遣いで尋ねる寛奈の強がり混じりの問いかけに、照仁はフッと意味深な笑みを浮かべ、視線だけで彼女の胸元をなぞった。

 

「そんなことか。……確かめてみるか?」

「じょ、冗談よ。……なんだか、怖いわよ、今日のあなた」

 

 冗談めかして言ったものの、その瞳に宿る、小説の中さながらの冷徹で貪欲な熱量に、寛奈は背筋を小さな戦慄が駆け抜けるのを感じた。

 

「……そうか? ……意識はしていなかったが、あの日のことを思い出して、昂っているのかも知れんな」

「……なんてことを思い出すのよ。今すぐ忘れなさいよ」

「できると思うか? あの夜から朝にかけてのお前のあえかな息遣いと可愛らしい鳴き声を」

 

 返答の重みに気押され、寛奈は真っ赤になりながらも気まずそうに手元の紙束へ視線を戻した。

 

「……意地悪。……でも、あなたなら無理よね」

「ああ、無理だ」

 

 逃げ場を塞ぐような低い声に気押されつつも、寛奈は気まずそうに手元の紙束へ視線を戻し、照れ隠しにふんと鼻を鳴らした。

 

「それにしても、この話、あの朝の場面まで一緒じゃない。……思っていても余計なことを口に出さなくてよかったわ。口にしていたらこうなったのね」

「ん? お前……お前もこんなこと考えていたのか?」

「あ。……バレちゃった」

 

 ペロッと可愛らしく舌を出し「ごめんね」といたずらっぽく笑ってみせる寛奈。

 だが次の瞬間、照仁の漆黒の瞳から一切の温度が消え、狩人そのものの野性味を帯びた危険な剣呑さが宿った。

 

「そうか、そうか。現実のお前にもお仕置きが必要だったのか……なら、期待に応えてやろう」

「ちょっと、冗談だって。待って、待って……きゃっ!?」

 

 悲鳴とともに寛奈の華奢な身体はソファから軽々と抱き上げられた。暴れる隙すら与えられず、そのまま照仁の自室へと連れ込まれると重厚な扉がカチャンと鍵を掛けられ閉ざされた。

 

「あ……ちょっと! ……本当にやる気なの? あんな創作話に感化されてどうするのよ!」

「感化されたのではない。お前が現実でも同じようなことを考え、舌を出して誤魔化そうとしたからだ」

 

 照仁は、寛奈を寝台に投げ出し、感情を見せない鉄面皮のままジャケットを脱ぐとチェアの背もたれへ掛けた。ゆっくりと袖を捲り上げ近づいてくる姿は、まさに冷徹な「若宮様」そのものだった。

 

「さあ、現実の答え合わせをしようではないか。まずはお前が気にしていた『手際』からだ」

「待って、あれはただの軽口で──っ!?」

 

 拒絶の言葉を最後まで紡ぐことはできなかった。

 照仁の長くて硬い指先が、寛奈のブラウスの隙間から器用に忍び込む。正面の金属具を探り当てたと思った瞬間、パチンという小さな音が室内に響いた。

 

「ふむ、本当に普段からフロントホックだったのだな」

「……なっ!? 本当に一瞬で……ッ!」

「あの時も言っただろう? 私にとってはこの程度の仕掛け、造作もない」

 

 フロントホックを解除され、157cmの華奢な体に収められた84cmのDカップが、あっという間に無防備な姿を晒してしまう。服の中でふわりと解放された感触と身体を走る快感と恥辱に、寛奈は茹蛸のように顔を真っ赤にして胸元を押さえた。

 

「あなた……いつの間にそんな練習したのよ、変態!」

「練習などしておらん。お前のことなら全て頭に叩き込まれているだけの話だ」

 

 淡々と言い放ちながら、照仁は彼女の服を一枚、また一枚と滑り落としていく。抵抗する隙すら与えぬ完璧な手際で、あっという間に丸裸にされた寛奈は、シーツの上で身体を丸めながら涙目で照仁を睨みつけた。

 

「うう……本当に丸裸にしなくてもいいじゃない……っ! みんな帰ってきちゃうわよ!」

「皆、帰りは遅いのだ、今日はな」

「み、皆が遅くなるからって……バカ、もう知らない!」

 

 照仁は仰向けに横たわると、素裸の彼女を軽々と抱き上げると、自らの体の上に跨がせた。

 照仁を見下ろす格好になった寛奈が戸惑いの声を上げた。

 

「あ、ちょっと……! 私を上に乗せるなんてどういうつもりよ?」

「なに、下からそなたの双丘を見上げるのもなかなか良い眺めだろうとな」

「なっ」

「うむ、眼福、眼福。……それに、小話の中ではお前は『重い』と気にしていたようだったからな。現実ではどうなのか確かめさせてもらった。だがやはり重くはないな」

「……! 体型のことを言わないでって言ってるでしょ! あったまきた、もう絶対許さな──」

 

 強気な煽りを叩きつけようとした瞬間、照仁の手が彼女の57cmの引き締まったウエストをぎゅっと掴み、同時に片腕を強く引き寄せた。

 

「ひやっ……!? んぁっ……!」

 

 一瞬で全身の力が抜け落ち、寛奈は照仁の広大な胸元へ雪崩れ込むように崩れ落ちた。

 

「許されないのであれば、抵抗せねばな。……さて、捕まえた其方をどうしてくれようか」

 

 耳元を優しく食まれ、甘い低音で囁かれるたび、頭の中が真っ白に染まっていく。

 

「……嘘嘘。ごめんってば! 謝るから、これ以上は……あ、んっ……! やめっ……バカぁ……っ!」

 

 甘い吐息と柔らかな拒絶の声は、照仁の手によってすぐに熱い接吻の中へと飲み込まれていく。「恵梨子の書いた小話」を肴にした意地張り合戦は、結局のところ、現実でも照仁の圧倒的な支配と愛撫によって上書きされていった。

 

「……抱き潰されたいというお前の本音、叶えてやろう」

「だ、誰もそんなこと頼んでない……ぁんっ……!」

 

 先ほどの強がりはただの虚勢に過ぎず、耳元を這う低音と、容赦なくウエストを締め上げる大きな手のひらの熱に晒されるたび、彼女の背筋には電流が走るような甘い痺れが広がり続けている。

 

「ならばなぜ逃げない」

「……っ、ん……! こんな……いきなり上に乗せられて……動けるわけないじゃない……っ!」

 

 寛奈は恥ずかしさのあまり照仁の肩に額を押し付けた。

 照仁は逃げ場を失った彼女の腰を両手でしっかりと保持したまま、まるで獲物を品定めするかのように、その美しい曲線を描く背中からヒップにかけてのラインをゆっくりとなぞり上げる。

 

「あの時も逃げ道はないと言ったはずだ。……それに、お前自身がこのような真似を望んでいたのだろう?」

「の、望んでなんか……っ! 勝手に貴方の妹が……あんな恥ずかしい話を……っ!」

「なら、なぜ最後まで否定しなかった。……その口元、実に正直な顔をしていたぞ」

 

 図星を突かれ、寛奈はぐっと言葉に詰まる。確かに、あの小話を読んだ瞬間、彼女の脳裏をよぎったのは「もしあの日の続きが本当に訪れたら」という、背徳的で甘美な想像に他ならなかった。それを看破されていることが悔しくて、寛奈は意地でも顔を上げまいと照仁の胸元にさらに顔を埋めた。

 

「……もう、知らない……。勝手にしなさいよ……っ」

「ふむ、ようやく素直になったか」

 

 照仁の低い笑い声が胸の振動として寛奈に伝わってくる。次の瞬間、照仁はその逞しい腕に力を込め、跨がっていた寛奈の身体を軽々と仰向けの姿勢へとひっくり返した。

 視界が反転し、今度は照仁の圧倒的な体躯が彼女の身体を覆い隠すように覆いかぶさる。重厚な木製の天井と、薄暗い西日の光が、二人の間に立ち込める熱気をさらに濃く演出していた。

 

「あ……っ……」

 

 逃げ場を完全に塞がれたその体勢のまま、照仁の長い指先が、彼女の火照った頬を撫で、首筋から鎖骨、そして激しく波打つDカップのふくらみへと滑り降りていく。山小屋の夜、そしてあの朝──あの時と同じ、あるいはそれ以上に研ぎ澄まされた愛撫が、彼女の身体の記憶を容赦なく呼び覚ましていく。

 

「……あの夜、そしてあの朝。私はお前のすべてをこの手で確かめ、記憶に刻み込んだ」

 

 照仁の唇が彼女の耳たぶのすぐ近くへと寄り添い、熱を含んだ吐息を落とす。

 

「だが最後の一線だけは敢えて越えなかった。……だが、もう限界だ。今日という今日は、お前が二度と私以外の男を意識できなくなるまで、私の色で染め上げてやる。幸い其方が私の子を孕んでも遺伝子上の問題はないことは判っているからな」

「っっ……! ばか……っ、これ以上染められたら……私、変になっちゃう……っ!」

 

 拒絶の言葉は、照仁の唇が彼女のそれに重なった瞬間にかき消された。

 荒々しくもどこか執着に満ちた口づけは、彼女の息の根を止めるように深く、そして甘美に絡め取っていく。舌先が侵入し、逃げ場を奪うように貪られるたび、寛奈の脳内は白い白煙に包まれたように思考が溶けていった。

 

 衣服という最後の防壁がすべて取り払われた空間で、二人の肉体は互いの熱を貪り合うように激しく密着する。

 照仁の硬く熱を帯びた剛直が、すでに十分に潤い、熱を帯びた寛奈の秘所へと容赦なく狙いを定め、ゆっくりと、しかし確実にあてがわれた。

 

「っ……! あ……ぁ、んぁっ……!」

 

 一線を越えるその瞬間、二人を隔てるものは何もなく、互いの鼓動と体温が直接融合していく。

 山小屋の狭い空間で交わされた約束の続き、そして恵梨子の書いた小話という名の予言が、今、この現実の自室のベッドの上で完全に結実しようとしていた。

 

「……行くぞ」

「まっ……待って、そんなに急に……っ! あぁ……っ!」

 

 照仁の容赦ない腰の動きが始まると同時に、京極宮邸の一室は、二人の重なり合う吐息と、甘く艶やかな絶叫に包まれていった。夕闇が完全に部屋を呑み込むまで、その深い愛と執着の宴が終わることはなかった。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「……ふう、ようやく落ち着いたか」

 

 静まり返った自室のベッドの上。窓の外ですっかり暮れきった夜気の中、二人の荒い息遣いだけが名残のように溶け合っていた。

 

 シーツに包まった寛奈は、全身の力が抜けたようにぐったりと照仁の胸元に寄りかかっている。あの日、山小屋で「最後の一線」を守り抜いたはずの彼女のプライドも、今や完全に溶かされ、彼の腕の中で心地よい疲労と微熱に身を委ねるほかになかった。

 

「……あなたの、せいよ……。あんな恥ずかしい小話を見せつけられた挙句、本当にこんなこと……。あんなことまで」

 

 掠れた声で恨めしげに呟きながらも、寛奈は照仁の首元にしっかりと腕を回し、その温もりを離そうとはしない。彼女の素肌には、新しい赤い痕と、照仁の手によって刻まれた確かな所有の証が、惜しみなく残されていた。

 

 照仁はそんな彼女の頭を愛おしそうに撫でながら、満足げに目を細める。

 

「自業自得というやつだ。だが──悪くなかった」 

「っ……! もう二度と──あんな真似しないんだから……!」

 

 赤面したまま顔を胸に埋める寛奈の背中を優しく抱き締め、照仁は静かに目を閉じた。 

 

 

 二人の間に流れる甘い静寂は、この邸宅の重厚な壁に守られながら穏やかな夜の底へと一度深く沈み、再び浮上した。

 浮上した密やかなお仕置きと戯れは宮家の皆が戻る直前まで終わる気配を見せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

<後書き代わりの座談会w>

 

 

香織:ちょ……っ! ちょっと待って!! 本人たちがガチで『原稿の答え合わせ』から『実戦(お仕置き)』までやり切ってるじゃないのーーーっ!!!??

 

歌乃:待ってww 恵梨子ちゃんのメモ書き生々しすぎてお腹痛いwww

 

香織:『寛奈姉をモデルにするなら着替え中に目視したサイズに補正。身長157cm、体重47kg。恐らくB84・W57・H85』って、恵梨子ちゃんの観察眼も大概だけど、それを淡々と読み上げる照仁様(耳真っ赤)の図が最高すぎる!!

 

歌乃:しかも寛奈ちゃん、『スリーサイズも体重も合っているわ』ってあっさり認めちゃってるし!!(笑)

 

香織:『疑うなら確かめて、みる?』なんて胸元ずらして煽るから……照仁様の『フロントホック解除スイッチ』が入っちゃったじゃないの!! 寛奈ちゃん……本当に寛奈ちゃんさあ……(額を押さえる)

 

歌乃:『匂わせ程度よ』って恵梨子ちゃんに夜のこと話しちゃったの自爆すぎるでしょ!! そりゃ照仁様も『仮にも家令の娘が!』って怒るわ!!

 

香織:しかも『現実のあなたは本当にそんなに手際よく外せるの?』って……! それ一番言っちゃいけない煽り文句!! 照仁様が練習なしで一瞬でパチン☆って外した時の寛奈ちゃんの『……なっ!? 本当に一瞬で……ッ!』の顔、目に浮かびすぎてツラいwww

 

霧葉:『練習などしておらん。お前のことなら全て頭に叩き込まれているだけの話だ』……名言出ました。流石は冷徹にしてド執着の若宮様です」

 

香織:ねえ、照仁様が寛奈ちゃんを上に乗せた時の『うむ、眼福、眼福。重くはないな』のくだり、不気味なくらい冷静なのに手が絶対逃がさない掴み方しててヤバい(褒め言葉)」

 

貴美:そして最後の一線を越える時のセリフ!! 『幸い其方が私の子を孕んでも遺伝子上の問題はないことは判っているからな』って、宮家としての理性とド直球な子作り宣言を同時に叩き込んでくるの、あまりにも男前かつ容赦なさすぎてゾクゾクしたわ……!

 

霧葉:山小屋ではギリギリ踏みとどまった『最後の一線』を、まさか恵梨子ちゃんの同人原稿が引き金になって越えることになるとはね……。恵梨子ちゃん、グッジョブと言わざるを得ない

 

歌乃:結論:恵梨子ちゃんは神

 

里緒:恵梨子ちゃんが書いた小話(予言)は、見事に『手際確認』『体型確認』『全員留守中の自室でのお仕置き』として現実化しましたね

 

歌乃:『皆が戻る直前まで終わる気配を見せなかった』ってことは、寛奈ちゃん明日の朝絶対に腰抜けて歩けないやつだわ(笑)

 

香織:とりあえず、事後に寛奈ちゃんが恵梨子ちゃんにどんな顔で会うのかと、この事実を知った恵梨子ちゃんがどんな顔で狂喜乱舞するのか、続編が楽しみすぎます!!」

 

翌朝……

 

歌乃:やっぱり腰抜けてるじゃないの寛奈ちゃん!!(爆笑)」

 

香織:『自力で立てないのならば仕方がないな』とか言いながら、無表情で寛奈ちゃんを抱き上げて着替えさせようとする照仁様、絶対にノリノリでしょ!!」

 

貴美:しかも服を着せながら、昨日自分が刻み込んだ赤い痕(キスマーク)を一つ一つ愛おしそうに撫でさすって、『ふむ、まだ消えておらんか』とか言って寛奈ちゃんを再加熱させてそう! 寛奈ちゃんも『自分で着られるわよ!』って抵抗したいのに、体が言うこときかないし、服を着せられる手際がまた無駄に洗練されてて文句言えないの可愛す……可愛そすぎる

 

香織:前髪を整えてあげたり、ボタンを上から順番に留めてあげたり……これ、完全に『若宮様による動く高級お人形遊び』状態じゃないの!

 

霧葉:ブラの時もそうだったけど、照仁様ってこういう乙女の衣類を扱う手際に一切の無駄がないのが逆に恐ろしいのよ

 

里緒:寛奈ちゃんが『もう……どこまで私を弄んだら気が済むのよ……』って涙目で小さくなってるのに、『お前の身の回りを世話するのは私の特権だ』とか平然と言い放ってそう。執着のベクトルが完璧すぎる……!

 

香織:待って、宮家の皆さんが戻ってくる直前までやってたんでしょ!?

 

歌乃:ってことは、朝食の席に照仁様が寛奈ちゃんを横抱き(お姫様抱っこ)で連れてくるか、あるいは『寛奈は少々体調を崩しているため自室で休ませる』って照仁様自ら朝食のお盆運んでいくやつじゃん!

 

香織:恵梨子ちゃんがそれを見たらどうなると思う?? 『あ……(察し)』ってなって、鼻血吹き出しながら新しい挿絵のスケッチブック開くに決まってるじゃない!!

 

歌乃:『お兄様、私の小話の続きを現実でリアルタイム執筆してくださりありがとうございます!!』って陰で五体投地してそう(笑)

 

 

 

 




香織
「ちょっとみんな……! 恵梨子ちゃんからまたとんでもないテキスト(第四話)が回ってきたんだけど、読んだかしら!? もう……今回は今までで一番とんでもない『実戦』が行われていて、私、読んでいて終始顔が熱くなっちゃったわよ!」

歌乃
「あはは! 読んだ読んだ! もう冒頭から最高だったわね! 京極宮邸で夕方、照仁様から恵梨子の書いた同人原稿と挿絵候補を見せられた寛奈が、みるみるうちに耳の裏まで真っ赤に染め上げていくシーン! しかも恵梨子のメモ書きが『スレンダー強調案』とか『メリハリ案』とか生々しすぎてお腹痛かったわ!」

貴美
「本当にね。恵梨子の観察眼も凄まじいけれど、『寛奈姉をモデルにするなら着替え中に目視したサイズに補正。身長157cm、体重47kg、B84・W57・H85』なんていうメモを、眉間にシワを寄せながら淡々と読み上げる照仁様の耳根がほんのり赤くなっているのが何とも言えなかったわ!」

霧葉
「ふふっ、そこからの寛奈の自爆劇もいつものことながらお見ごとだったわ。『スリーサイズも体重も合っているわ』ってあっさり認めちゃう上に、『疑うなら確かめて、みる?』なんて胸元をずらして煽ってみせるんだもの。顔を全身茹で蛸みたいに真っ赤にしながら強がっている姿は、まさに自分からトラップに飛び込んでいくようなものね」

里緒
「それに『匂わせ程度に夜のことを話しちゃった』とか『現実のあなたは本当にそんなに手際よくブラを外せるの?』なんて、照仁様に対して一番言っちゃいけない煽り文句を重ねてしまったのが決定打だったわね。照仁様が冷徹なドSスイッチを入れて、一瞬でパチン☆とフロントホックを解除した瞬間の寛奈の驚きようといったら……」

香織
「『……なっ!? 本当に一瞬で……ッ!』って! 照仁様も『練習などしておらん。お前のことなら全て頭に叩き込まれている』なんて平然と言い放って、あっという間に寛奈を素裸にしてベッドへ抱き上げて連れ込んじゃうんだもの! 上に乗せられて『うむ、眼福、眼福。重くはないな』なんて品定めされる寛奈が可愛そうだけど最高にキュートだったわ!」

歌乃
「山小屋の夜にはギリギリ守り抜いた『最後の一線』を、まさか恵梨子の同人原稿の答え合わせっていう名目のお仕置きで越えることになるなんてね! 『幸い其方が私の子を孕んでも遺伝子上の問題はないことは判っているからな』って直球な子作り宣言をされながら、甘く激しく愛撫されてメロメロに溶かされちゃう寛奈……もうごちそうさまでしたって感じよ!」

貴美
「ちょっとみんな! 忘れちゃいけないのが、この本編の後に『なぜか添えられている後書き代わりの座談会』の存在よ!」

霧葉
「ええ。物語が終わったと思ったら、末尾に私たち自身の会話がそのまま『座談会』として記録されていて驚いたわ。恵梨子ちゃんが私たちのやり取りを前もって予見していたのか、それともリアルタイムで観察して書き足したのか……」

香織
「あの後書きの中の私のツッコミ、『本人たちがガチで原稿の答え合わせから実戦(お仕置き)までやり切ってるじゃないのーーーっ!!!??』って叫び、本気で自分が思ったことそのまんまで笑っちゃったわよ! 恵梨子ちゃんのあのメタ的な構成力と私たちの再現度の高さは、もはや恐怖すら覚えるわね!」

里緒
「後書きの中で描かれていた『翌朝の寛奈ちゃん』の様子も凄まじかったわね。腰が抜けて自力で立てなくなった寛奈ちゃんを、照仁様が無表情で抱き上げて着替えさせてあげるという……『自力で立てないのならば仕方がないな』なんて言いながら、自分が刻んだキスマークを愛おしそうになぞる照仁様、絶対ノリノリで楽しんでいるわよ!」

歌乃
「前髪整えてあげたりボタン上から留めてあげたり、完全に『若宮様による動く高級お人形遊び』状態だったわね! 寛奈ちゃんが『どこまで私を弄んだら気が済むのよ』って涙目になってるのに、『お前の身の回りを世話するのは私の特権だ』ってドヤ顔で言い放つ照仁様のド執着ぶり! 後書きの最後までニヤニヤが止まらなかったわ!」

貴美
「事後に寛奈ちゃんが恵梨子ちゃんにどんな顔で会うのか、そしてこれを知った恵梨子ちゃんが狂喜乱舞して新しいスケッチブックを開く姿が目に浮かぶわね。『お兄様、私の小話の続きを現実でリアルタイム執筆してくださりありがとうございます!!』って陰で五体投地してそう(笑)」

霧葉
「ふふっ、恵梨子ちゃんの書いた小話が現実の予言書になって、二人の関係が一気に深まったのは何よりだわ。次に寛奈がサロンに来た時は、腰の具合と首元の痕を存分にチェックしてあげましょう」

全 員(ティーカップを掲げて)
「大賛成〜!! 第四話もごちそうさまでした! 寛奈ちゃん、照仁様の甘いお仕置きの中で末永くお幸せに〜っ!」
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