ぷっくりと充血したクリトリスにしゃぶり付いている触手。べろべろと枝分かれした細い舌のようなものが何本も陰唇や足の付け根を這い回り、尻穴に入ったままの触手も、中でわずかにうねっている。もちろん雌器官だけでなく、太ももや腰や腕にも触手がまとわり付いており、キララは自分がピーミートの餌になっているような気がした。
『ああ、よく見えるよ、キララちゃん。君のおまんこ全部、触手に食われちゃっているね。たくさんの触手が這いずり回っていて、とってもやらしいよ』
嘲笑うようなジョーカーの声がひどく冷たく思えて、キララはとうとう泣きだした。なぜ、どうして、自分がこんな目に遭っているのだろうか。
『泣かないでいいんだよ、キララちゃん。ピーミートは絶対に君を傷付けない。ただ、君を気持ちよくするだけだ。だから君も、気持ちよくなることだけを意識すればいい』
慰めるようなジョーカーの声に同調するように、肉塊はくちゅくちゅ、くちゅくちゅと、あくまでもやさしく、キララの女園をしゃぶるようにそこに吸い付いている。
「うぅっ……やだぁ……やめて……もう……舐めないでぇ……」
強気なキララが崩れていく。ぺろぺろ、れろれろとあまたの触手に体中を舐められながら、キララは自分がただのか弱い女の子にすぎないのだと自覚して泣いた。
『大丈夫、何も考えないで、気持ちいいことだけを感じよう? ほら、自分で言うといいよ。いま、ピーミートの触手にどこをどうされているのかな?』
「お、お股……クリトリス、舐められてる……」
キララは暗示にでもかかったかのように、ジョーカーの言うとおりにした。ピーミートの血色のいい肉色の触手がうにょうにょとうごめいている自分の股間を見つめて、頬を上気させる。
「ローションみたいなの……垂らされて……」
『ピーミートの体液は渇きを知らない、まさにローションだ。それに、催淫効果も入っているんだ。体液まみれにされると、どんどん気持ちよくなるんだよ』
「ああっ、やっ、お尻の中っ、動かないでっ!」
その時、キララの腸内の排泄物処理が終わったのか、アナルに潜り込んでいた触手がぐっと前進した。しかしその触手はゆっくりと後退し、それからまたゆっくりと前進する。ずちゅ、ずぼっと、キララの後ろの孔に何度も触手が出入りする。
「やだぁっ、お尻の穴、こすらないでぇっ」
『じゃあ、どうされるのがいいかな? 乳首のにゅるにゅるも、そろそろ飽きてきちゃったかな? どうする? そろそろおまんこに触手を入れてもらおうか?』
「やっ……いやぁ……」
『大丈夫だよ。何も怖くない。これまでだって、知らない男のペニスを何度でも咥え込んだんだろう? それよりもピーミートの触手のほうが気持ちいいよ。ほら、見てごらん』
ジョーカーがキララをうながす。するとキララは、ピーミートの本体からうねうねと伸びてきた一本の触手が目に入って息を呑んだ。それは人間の雄の生殖器と同じ形で、先端の亀頭がはっきりと見て取れる。しかし、硬そうな表面には背の低い突起物が余すことなく生えており、それで女穴の中を穿たれたらと思うと、キララの背筋が震えた。
『君のヴァギナが寂しそうだ。ピーミートの触手おちんぽを受け入れたらどうかな』
「い、いやっ……やだ、入れないでぇ」
あんなものを受け入れたら、おかしくなってしまう。だって――。
(あれ、絶対、気持ちいいっ……♡)
性行為の経験があるからこそわかる。張り詰めて硬く、それでいて表面に突起物を持った疑似ペニスでごりごりと膣壁をこすられたら、間違いなく気持ちがいい。尖っているようにも見える亀頭で何度も子宮の入り口をノックされたら、これまでの男たちの肉竿では得たことがないほどの快感があるはずだ。
『嫌なのかあ。じゃあ、入れるのは無理だね。もっとじらされたいのかな』
「えっ……」
ジョーカーがそう言うと、ピーミートは突起付ペニスをキララの目の前でゆらゆらさせたまま、さらに触手を伸ばしてキララの体にまとわり付かせた。皮膚という皮膚が、肉団子の体液であるローションまみれにされ、キララの全身はマッサージされるようにあまたの触手に愛撫された。
二の腕も手指の間も、細い腰もふっくらとした桃尻の丘も、太もももふくらはぎも、くるぶしに至るまで、触手はキララと椅子の間に潜り込んで背中でさえも、余すことなくなでてこする。中には小さな突起を持った触手もあり、その突起がぐっと押し当てられると、まるでツボ押しマッサージでもされているかのような心地よさがあり、キララはうっとりと目を閉じた。
「あっ……ぅん~」
悲鳴に近かった声から一変して、キララは深く息を吐いた。ゆっくりと全身を巡る心地よさに、体だけでなく心もとけていく。
「あ、何、かっ……」
『全身を愛撫されて気持ちよさそうだね』
「ちがっ……んぅ~……」
キララは上半身をよじった。得体の知れない感覚が胸の中を走る。
「何、これっ……ああっ」
触手がキララの乳房をむぎゅむぎゅと押す。まだ成長途中なので、子供用のお茶碗程度の控えめなサイズではあったが、白い丘は触手に押されてやわらかく潰れる。するとキララは、そこに猛烈なかゆみのような違和感を覚えた。
「や、めて……おっぱい、何か変なのっ!」
『変? 大丈夫だよ、ピーミートは何一つ、人体に悪影響は出さない。とても安全な生き物だ』
「で、でも……っ!」
『どう変なのかな。わからないから、ちゃんと教えてくれる?』
キララはうっすらと目を開けて自分の胸を見つめた。最初からずっと乳首はしゃぶられ続けており、乳頭がじんじんしている。それなのに、乳房全体は妙に張り詰めていた。
「で、出そう……なのっ」
『出る? どこから何が?』
「お、おっぱいから……何かっ!」
『なるほどね。キララちゃんってば、もしかして赤ちゃんを産んでもいないのに、母乳が出そうなの? いいね、見せてよ、キララちゃんのおっぱいミルク』
「そんな……っ!」
そんなはずがない。母乳は出産後の女性だけが出せるもののはずだ。出産はおろか、自分は妊娠すらしていない。それに、まだ十六歳だ。そんな若さで母乳が出るはずがない。
(まさか……この変な触手のせいっ!?)
左右両方の乳首を貪っている触手にあった、無数の突起物。そこから出ていた体液が皮膚の中に浸透して、何か自分に作用したのだろうか。
「いやっ、うそっ……出ないっ!」
キララは否定するように叫んだ。しかし、ピーミートはにゅちゅ、にゅちゅと、変わらずにキララの乳首を舐めしゃぶっている。まるで、そこから出てくるミルクを早く飲みたい、と甘えるように。
「あぁあんっ、いやぁっ……乳首っ、くちゅくちゅしないでっ」
『出そうじゃなかったの? やっぱり出ないの? 見たいんだけどなあ、キララちゃんのおっぱいミルク。ピーミートに授乳してあげてよ』
ジョーカーがしつこく尋ねる。その間も、触手はキララの乳首をれろれろ、れろれろと舐め回し、突起物を押し付けながら肉の花びらで乳頭を挟み込んでつまみ、こする。そのすべての刺激が、キララの腰に快感の波を走らせる。
「やだぁっ、もうやめてぇ……」