ドアが閉まった後の保健室は、急に広く、静かになった。
霧島麗子はソファの端に腰を下ろし、白衣の裾を握りしめていた。あかりと舞子が互いに寄り添いながら帰っていく後ろ姿が、まぶたの裏に焼き付いている。二人の顔は赤く、少し疲れてはいたが、どこか満ち足りた pur な光を帯びていた。
「……くそ」
低い声が、部屋に落ちた。
麗子はゆっくりと立ち上がり、カーテンを完全に閉め切った。鍵をかけ、電気を少し暗くする。そしてソファに深く沈み込み、白衣のボタンを外し始めた。中は何も着ていない。豊かな胸が露わになり、その下——すでに半ば硬くなった、自分の肉棒がパンツの生地を押し上げていた。
彼女もまた、ふたなりだった。
「あかりを……奴隷に、したかったのに」
呟きながら、パンツを下ろす。自分の肉棒が跳ね出す。あかりほどではないが、立派な大きさだ。先端はすでに先走りで濡れている。麗子はそれを右手で握り、乱暴に上下に扱き始めた。
「くそおお……なんで……あんなに簡単に……幸せそうな顔で……!」
声が裏返る。怒りのあまり、目の端から涙が溢れた。あかりを何度も限界まで追い詰め、潮を吹かせ、射精させ、奴隷にしようと企んでいた。なのに結局、舞子と結ばせてしまい、普通に「好き」を確認し合うような結末にしてしまった。
「私が……管理してあげたかったのに……!」
手の動きが速くなる。根元から先端まで一気に擦り上げ、亀頭を掌でこね回す。先走りが糸を引き、手袋をしていない素の手に絡みつく。麗子は歯を食いしばり、涙を流しながら腰を小刻みに動かした。
「あかりの……あの巨根……私ので、凌駕してやろうと思ったのに……!」
想像する。あかりを縄で縛り、自分の肉棒を強制的に咥えさせ、射精管理をしながら「先生のものです」と言わせる光景。なのに現実は、あかりが舞子の中で幸せそうに果てていく姿だった。
「くそおおおおお……! 悔しい……悔しくて……たまらない……!」
声が大きくなる。涙が頬を伝い、唇に落ちる。右手は容赦なく自分の肉棒を扱き続け、左手は自分の胸を掴み、乳首を強く摘まんだ。上下からの刺激が重なり、腰がびくびくと跳ねる。
「出る……出ちゃう……こんなの……惨めなのに……出る……!」
射精感が一気に高まる。麗子はソファに深く沈み、足を大きく開いた。肉棒を根元まで握りしめ、激しく上下させる。涙で視界が歪む中、あかりの潮を吹く顔と、舞子に抱かれるあかりの顔が交互に浮かぶ。
「あかり……私の……奴隷に……したかった……くせに……!」
次の瞬間、麗子の腰が大きく跳ねた。白濁した精液が勢いよく噴き出し、自分の腹や白衣を汚す。一度目が終わらないうちに二度目が続き、彼女は声を殺すように咽びながら、射精を繰り返した。
「くっ……くそ……まだ……出る……!」
射精が収まっても、手は止まらなかった。敏感になった先端を親指で擦り、残りの精液を絞り出すように動かす。涙は止まらず、抽泣混じりの吐息だけが保健室に響く。
「……なんでよ。なんで、普通に幸せになんかに……させてしまったのよ……」
麗子はぐったりとソファに倒れ込み、天井を見つめた。汚れた自分の肉棒を握ったまま、小さく肩を震わせ続ける。怒りと悔しさと、どこか甘い敗北感が、胸の奥で渦を巻いていた。
保健室に、精液の匂いと、麗子の小さく咽ぶ声だけが残っていた。