異世界で、好き勝手して、生きていく 作:瑜伽
「では、クルスさんはこちらの部屋を使ってください」
あの後、リディアに連れられ喫茶店に入った俺はリディアから歓待を受けていた。
喫茶店を経営しているだけあって、彼女の料理スキルは中々に達者だ。
こちらではどんな食べ物が出てくるのか、期待と不安がまじりあっていたが、いい意味で裏切られた。
見た目も味も日本で食べられていた物とそう変わりなく、とても満足のいく物だった。
コンビニ弁当や栄養補給ゼリーで済ませていた社会人時代を振り返ると、久しぶりに手料理という物を味わった気がする。
リディアについていき2階にあがると、案内されたのは4畳ほどの部屋だった。
ベッドとクローゼット、それにテーブルが置いてあり、その上にはランプや水桶のような物があった。
定期的に掃除はされているのだろう、埃っぽいという事もなかった。
「明かりをつけたい場合はそちらのランプで、水が欲しい時には1階の裏手に井戸がありますので、ご自由にお使いください。トイレは共用になりますが、1階と2階、どちらにもあるので、どっちを使っていただいても大丈夫です」
リディアが部屋についての説明をしてくれるが、今からこの女性が自分のモノになると考えるとあまり頭に入ってこなかった。
「布を使いたいときは各部屋に備え付けの物がクローゼットの中にあります。使用後は水桶と共に部屋の前に出しておいてください」
俺の中に残っている僅かばかりの理性が待ったをかけるが、かつての最後を思い出し、良心を抑え込む。
「それでは、朝食の時間になったら声を掛けますので、ごゆっくりどうぞ」
そう言ってリディアが背を向け、退出しようとした瞬間、俺は彼女に向かって力を放出しながら声をかけた。
「あ、リディアさん。ちょっと待ってください」
力の波を意識しながら、俺は心の中で念じた。
(助けてもらったお礼は身体で。感謝の心をこめて、性奉仕をするのが常識)
リディアに俺の力が浸透していくのがはっきりと解った。
「どうしましたか?クルスさん……。あっ!すいません!私ったら大事なことを!」
振り返ったリディアは先ほどと変わらない様子で続けたが、途中から急に焦ったような表情を見せた。
「身体を使ったお礼をするのを忘れていました!」
そう言ったリディアはまるで当たり前の物事を語るかのようだった。
「えっと……。 身体を使ったお礼、ですか?」
俺は内心の興奮を表に出さないようにしながら言った。
「はい! クルスさんには先ほど助けてもらったお礼に、私の身体を使った性奉仕をいたします。感謝の心をたっぷりこめて!」
言いながら、リディアは喫茶店で使っているのだろう今まで身につけていた黒いエプロンと、白いブラウスを脱ぎ始める。
「ちょっとまってください、リディアさん。それはやりすぎじゃないですか? 助けてもらったお礼に性奉仕なんて、聞いたことないですよ」
彼女の中でどういった理屈がつけられているのか、確認しておく必要がある。
「そうですか? 確かに今まで生きてきて、お礼に性奉仕なんてしたことはありませんでしたが、常識ですよね?」
過去の記憶を捏造しているという訳では無さそうだ、だとすると刷り込まれた内容は疑問に思わないようになる、というのが近いか?
「でも、恋人同士でもないのにそういったことをするなんて、リディアさんの喫茶店って娼婦のサービスもしていたんでしたっけ?」
これまで話した感じ、彼女の貞操観念はしっかりしていた。
恋人同士でするような事を初対面の相手にする、というのはどう考えているんだ?
「クルスさん!変な冗談言うと怒りますよ!うちは健全な喫茶店ですし、あくまでこれは性奉仕です!私が一方的にクルスさんに身体を捧げるだけなので、恋人同士でするようなエッチな事とは違います!」
なるほど……。
彼女からするとお礼の一種であって、恋人同士でするようなエッチな事どころか、それ以上の事をしている自覚はない。
自分の喫茶店を揶揄されているように聞こえて機嫌が悪くなったということか。
「ふぅ……。性奉仕なので仕方ないんですけど、下着姿を見られるのはやっぱり恥ずかしいですね」
白のブラジャーとショーツ姿になったリディアが、照れたように話しかけてくる。
んん?性奉仕については納得しているのに、下着姿や全裸は恥ずかしいのか。
性奉仕自体は常識だから気にならない、だがそれに伴う下着姿や全裸に対する羞恥心はそのまま、って所かな。
力の使い方次第で完全に羞恥心を消すことも出来そうだが、今はこれでいいだろう。
というかこっちにもブラジャーやショーツはあるんだな。
「それでは始めますね、クルスさん。私を助けていただいて、ありがとうございました」
ベッドに腰かけた俺の前で、頬を赤く染めながら、リディアは俺の前に跪いた。
「不慣れではありますが、感謝の気持ちを込めて、ご奉仕させていただきます。ここからはリディアと呼び捨てにし、クルスさんのお好きなように扱ってください」
下着姿になったリディアが部屋の床に三つ指をついて頭を下げた。
通常の状態ならまずやらないであろう絶対服従のポーズ。
「まずは、お召し物を失礼いたします」
言いながら頭を上げたリディアは俺の服を脱がせ始めた。
俺はしばらく様子を見る事にし、リディアに任せていた。
リディアは慣れない手つきで俺を脱がせていき、残すはパンツ一丁となった。
「で、では、こちらも失礼して……」
リディアは頬をさらに赤く染め、俺のパンツに手をかけた。
男の下着を脱がすという事に緊張しているのだろうか、それとも異性の身体に対する羞恥心か。
恐らくその両方だろうと思いながら、リディアの様子を窺っていた。
「っ……」
リディアにパンツを脱がされた瞬間、中で押さえつけられていたペニスがリディアの目の前に飛び出した。
そこは既に興奮で先走りが垂れ、大きく天を向いていた。
自分で慰める事以外には使わないだろうと思っていたペニスが、まさかこんな美人を相手にする事になるとは。
人生とは解らないものだ。
「あの、クルスさん……。どうすればクルスさんが気持ちよくなれるのか。私、男性の身体について詳しくありませんので、して欲しいことがありましたら遠慮なくお申し付けください」
リディアが顔を真っ赤にしながら声をかけてきた。
性奉仕をするのが常識と刷り込んでも、本人の知識や技術が伴っていないとこうなってしまうという事か。
例えばリディアは熟練の娼婦、男を簡単にイかせることができる。
という刷り込みをしても意味が無いという事だ。
本人としては熟練の娼婦として振舞い、精一杯やるんだろうが。
「それじゃあまずは手コキかな、手で俺のペニスを上下に扱いてくれるかい?」
ここからは俺がリードした方がいいだろう。
リディアの中でも性奉仕だから、俺の希望を最優先する方がやりやすいだろうしな。
「わ、わかりました」
リディアは恐る恐る、といった手つきで俺のペニスを手に取ると上下に動かし始めた。
かなり拙く、はっきり言ってもどかしい。
リディアほどの美人が俺に手で奉仕してくれているという視覚的な快楽は凄いのだが。
「こんな感じで頼む」
言いながら俺はリディアの手を上から掴むと、そのまま自分でやってるように扱き始めた。
リディアの手を使ったオナニーというのが近いだろうか。
「は、はい……」
俺が手を放すと今度はリディアだけで同じように手を上下させる。
「クルスさん、こんな感じでしょうか?」
リディアが俺のペニスを扱きながら、上目遣いで不安そうに問いかけて来た。
「ああ、そのままで頼む」
俺の返答に安心したのだろう、手の動きが少しずつ大胆になっていく。
そのままリディアに扱かせていると、だいぶ気持ち良くなってきた。
リディアには才能があるのかもしれない。
このまま出してもいいが、せっかくだし次に行くか。
「リディア、次はフェラチオだ。君の口を使ってペニスを気持ちよくするんだ」
俺はリディアの手をどけ、ペニスをリディアの口元に突き出す。
「えっと……。お口ですか?」
目を丸くしながらペニスにゆっくりと口元を近づけるリディア。
それを見て俺は大事なことを思い出した。
近づくリディアの顔を手で抑えた。
「ごめん、ちょっと待ってリディア。フェラチオをしてもらう前に、キスしてよ」
自分のペニスを口に入れた後にキスするのは、いくら相手がリディアほどの美人だとはいえ、少しの抵抗感があった。
ましてやこれがファーストキスになるんだし。
「キス……ですか」
ここで初めてリディアの顔が曇った。
俺はそれを不思議に思いながら、リディアに問い掛ける事にした。
「あれ?キスは嫌だった?」
彼女の心の内が気になる。
それを知ればもっと上手に力を使えるようになるかもしれない。
「あの……。キスは愛を誓い合った、恋人同士がする神聖なモノです。ですのでクルスさんとは……その……」
リディアは顔を曇らせながら、俺に言った。
なるほど、彼女の中でキス、というのは性奉仕に関係が無い神聖なモノとしてインプットされてるわけだ。
中々面白い。
「そっか……なるほどね。今更聞くのも何なんだけど、リディアって年はいくつ?」
会話の中から力の上手な使い方を探っていこう。
「はい、20になります」
日本でいうなら大学生か、見た目はもう少し若く見えるが。
「結婚はしてる?」
この世界の結婚事情がどうなっているのかは知らないが、成人は15歳と聞いたから日本よりは早そうだ。
ただ、リディアが結婚をしているなら旦那の話が一切ないのも不自然だし、恐らく結婚はまだだろうな。
「いいえ、していません」
やっぱりそうか。
結婚しているならある程度は男の身体に詳しくなっているだろうしね。
「男性経験はあるの?」
この感じからして無いとは思うが、一応聞いておくか。
「いえ、ありません」
これも予想通り。
男性経験があるならもう少し性に対する知識もあるだろう。
「恋人はいるの?」
この年齢でこの容姿だ。
恋人の一人や二人いてもおかしくはないとは思うが、男性経験が無いとも言っていたからいないのか?
「はい、恋人で婚約している相手がいます」
ほう、つまりリディアは恋人兼婚約者がいながら男性経験が無い。
相手はまだリディアに手を出していないという事か。
「そうなんだ、どんな相手なの?」
これほどの美人を堕とした男だ。
一体どんな奴なのか純粋に興味がある。
「ルシオは幼馴染です」
なるほど、幼馴染だったか。
昔からの付き合いであれば大した事のない男でもなびく可能性はあるか。
「ルシオ君はリディアにエッチな事をしたいと迫ったりしないの?」
こんなに美人な婚約者がいるんだ、普通の男なら我慢できず手を出してしまいそうなものだが。
「時々言われますが、そういう事は結婚してからするものです」
リディアは中々ガードが堅いんだな、ルシオ君も可哀想に。
「じゃあルシオ君とは何もしてないの?」
こんなに美人な彼女がいながら何もできないとは、同情するぞ。
「休日にはデートして、手を繋いだりします。……あとは、……キ、キスも時々」
顔を真っ赤にしながら話すリディア、うーん……キスをしたと報告するだけでこうなるとは。
リディアはかなり初心なようだ。
「そっか、どうしてルシオ君とはまだ結婚してないの?」
幼いころからの婚約者だったかは解らないが、幼馴染らしいし大きく年が離れてるとも思えない。
お互い結婚しても問題のない年齢だろう。
「実は、ルシオの家は鍛冶屋をやっているんですが――」
ふむ、結構ややこしいことになっているようだ。
リディアは、幼いころから憧れであった喫茶店を開き、夫となるルシオ君と一緒に切り盛りしていくのが夢だったそうだ。
ルシオ君もそれに対して否やは無く、街一番の喫茶店にしようと約束してくれていたらしい。
そうして、成人した丁度良いタイミングでこの店が売りに出された。
元々は宿屋だったそうだが、近くに衛兵の詰め所がある、ということで大声も出せない。
そういうコトをしたがる客相手には評判が悪く、だからと言って安眠を求める客からすれば、どこかで事件が起きると、深夜であっても衛兵の詰め所が騒ぎになってぐっすりと眠れない。
防犯面では恵まれていたのだが、宿屋としては致命的だった。
そんな宿屋が繁盛するわけもなく、次第に廃れていった。
オーナーは早々に手放したかったらしく、この立地、大きさでは破格の値段で売りに出した。
しかし、破格とはいっても成人したてのリディアやルシオが払える金額ではない。
その為、互いの両親に頭を下げ、借金をすることになった。
宿屋としては致命的でも、喫茶店として考えるとかなりの好物件だったのだ。
店は表通りにあり、元々が宿屋だったため、飲食の提供もそのまま可能。
使える部屋数も多く、2階を開放すれば客同士がティータイムに使える個室の提供もできる。
また、衛兵の詰め所が近くにあるため防犯面も安心、さらにその衛兵の休憩時間や衛兵詰め所に用事があった人がそのままお客さんになってくれる可能性もある。
夜中の騒音については最も衛兵詰め所から遠い場所を自分たちの寝室にすることで、気にならない程度にはなった。
親に対する借金が残っているとはいえ、これから働いて返していけばいい。
そう考えていざ結婚式をあげようとなった時、ルシオ君の父親が右腕に大怪我をしてしまった。
鍛冶屋にとって利き腕が使えないというのは大きなハンデであり、右腕以外を使ってこれまでと同じ仕事を熟すとどうしてもペースが落ちた。
こういう時のために貯めていた財産は、子供達へ貸しつけていたため家に余裕はなかった。
ルシオの君の家に男手は成人前の弟がいるのみで、とてもではないが父親の鍛冶の補助はできない。
やむなく家の手伝いをすることになったルシオ君はリディアと相談して、弟が鍛冶の補助をできるようになるまでは結婚を先延ばしにする決断をしたそうだ。
「なるほどなー……」
日本的な考えでいうなら役所に婚姻届けさえ出しておけば結婚したことになるから、まずはそれでいいんじゃないかと思うのだが、こちらでは結婚式を挙げて神様の御前で愛を誓って初めて結婚したことになるらしい。
そして結婚式にはなかなかの金額がかかるようで、両家が揃って出すのがこちらの仕来りのようだ。
ルシオ君側の家に余裕がないのだろう。
かといってリディアの両親の方もそこまでの蓄えがあるわけではないらしい。
喫茶店と結婚式、同時期に行うのは結構ギリギリの計算だったんじゃないだろうか。
ところでこっちでは離婚したい時にはどうするのか気になるな。
もしかしたら神様の御前で私達離婚しますって言うのかな?
「結局のところ大事なのは金か」
今の話を聞いた限りだと、金さえあれば解決できる問題に思える。
かつての日本でもそうだったが、金があると選択肢が増え、ないと減る。
もしも俺に金があれば、あんなブラック企業すぐにやめていたし、そもそも両親が金持ちだったのなら、あそこまで勉強だけにこだわるような事は言わなかったはずだ。
「難しいことは追々考えるとして、リディア、続きを頼む」
今はこんな美人相手に性奉仕をしてもらっているんだから、そちらを楽しむことにしよう。
何となくどう誘導すればいいのかは察しがついたしな。
「続き……ですが、あの、キスはちょっと……」
リディアが俯きながら答える。
「ああ、安心してくれリディア、君の言う神聖なキスと俺が頼みたいキスは違うんだ」
さて、上手くいくといいが。
「違う……とは?」
下着姿のリディアがこちらの瞳を覗き込むようにして言った。
「君とルシオ君のキスは唇と唇が少しだけ触れ合うようなキスだったんじゃないか?」
リディアの様子から判断したが、恐らく間違ってはいないだろう。
「はい、そうですけど……キスってそういうものじゃないんですか?」
よしよし、やはりそうか。
「実はな、恋人同士でするキス以外にも種類があって、俺が頼みたいのは正式にはディープキスってやつだ」
キスとディープキスを別物だと思わせて、思考を誘導していく。
「ディープキス……聞いたことがありません」
リディアは首をかしげながら俺を見つめている。
「ディープキスというやつは性奉仕をする際によく使われていて、とても人気のあるモノなんだよ」
性奉仕で使われる、といえば乗ってくるはずだ。
「そうだったんですね、でしたらお願いします。私にディープキスを教えてください!」
よし、かかった。
「構わないよ、ディープキスはキスと違って、唇だけじゃなく、口を開いてお互いに舌を入れあったりするんだ」
リディアには俺がディープキスを仕込んでやろう。
「舌を入れあったり……確かにキスとは違いますね、それなら私がクルスさんにしても問題ありませんね」
キスよりももっととんでもない事をしてるんだが、リディアの中では納得がいったようだ。
「さて、それじゃ頼むよ」
俺はリディアの頬に手を当て、ゆっくりと引き寄せる。
「はい、お任せください。私のディープキスを存分に味わってください」
整いすぎている宝石のようなリディアのかんばせが近づいてくる。
そのスカイブルーの瞳が優しく細められ、俺とリディアの唇の距離がゼロになった。
「チュッ♥……」
数秒、唇を合わせてからリディアの口内に舌を侵入させる。
一瞬びくっとしたリディアだったが、すぐに力を抜いて俺の舌を自分の舌で突っつくように動かし始めた。
ディープキスのやり方を教えるように、俺はリディアの口内を蹂躙していった。
リディアも心得たもので、お返しとばかりに自分の舌を使って同じように俺に返してくる。
興奮と息苦しさでお互いの呼吸が荒くなったころ、俺は自分の唇をリディアの唇から離した。
「ひぅ……はぁ……クルスっ、さんっ❤︎……これ、なんだかとっても気持ちよくって……ただの性奉仕なのに、変な気分になっちゃいました……」
リディアと俺の間で銀色の糸が引く、口の周りはお互いの唾液でベタベタだ。
彼女は上気したような顔で俺に囁いたが、俺は俺で興奮していた。
ファーストキスをささげた相手が恋人兼婚約者がいる抜群に美人な女性、しかもその相手はこれが背徳的な行為だとは全く思っていない。
「リディア、気にしなくていいんだ、性奉仕では相性がよければ性奉仕をしている側が興奮する事もある。それより俺のペニスをその口で扱いてほしい、フェラチオだ」
そろそろ俺の方も限界が近づいてきた、ここらで1発出させてもらおう。
「そうなんですね、わかりました。それじゃあ私の口でクルスさんのペニスを気持ちよくさせちゃいますっ」
リディアは頬を染めながら俺に流し目をおくってきた、その妖艶さに俺はさらに興奮しながらペニスをリディアの口元に持っていく。
「頼む、さっきのディープキスのような動きをペニス相手にしてくれるといいから」
リディアは頷き、前髪を軽く後ろにやりながらペニスに唇を近づけた。
恋人兼婚約者であるルシオ君と愛を誓うための、神聖なキスに使われるはずのそれを、俺のペニスに。
「チュッ♥……はむっ……」
リディアは先ほどのディープキスが軽い口づけから始まったことを覚えていたのだろう、躊躇いなく俺のペニスにキスをした。
そして数秒後、口内に俺のペニスを咥えると、先ほど俺が教えたように舌を使って刺激し始めた。
26年生きてきて、最も容姿の整った女性の痴態。
ストリップから始まり、手コキ、ディープキス、そしてフェラチオ。
さらにそれを本人のあずかり知らぬところで、さも常識であるかのように刷り込む興奮。
恋人兼婚約者がいるというのに、その身体や心までも好き放題する背徳感。
俺自身が童貞ということもあり、我慢できるはずもなかった。
「うっ……はぁ……イクっ、イクっ……! リディアッ……!出すぞっ!」
俺はリディアの頭を両手で掴み、夢中で腰を振った。
リディアにとってはかなり苦しいだろうが、理性で止められる段階はとうに過ぎていた。
「っ!?……ゲホっ!……、ゴホっ!……」
リディアは目を白黒させながら、俺の手をどけようと必死にもがいていた。
その姿を見ているとさらに興奮が増し、ついに俺のペニスが限界を迎えた。
「うおおおっ!……リディアッ! 出すぞっ!……飲み込めっ!……うっ……」
ドピュッ♥ドピュッ♥ドピュピュッ♥ドピュ~♥
「……うっ……はぁ……、ふぅ……はぁ……ふぅ……」
今までの人生で一番気持ちのいい射精を行なった俺は、余韻を楽しむようにリディアの頭を抱え込み、固定したままにしていた。
これほどの精液を出したことはこれまでに一度もなかった。
「ゲホッ!……ゴホッ!……はぁ……はぁ……ゲホッ……はぁ……はぁ……ゴホッ……はぁ……はぁ……」
しばらく経ってからリディアを解放すると、彼女は途端にせき込んだ。
リディアの顔は涙や鼻水、精液や涎でまみれ、ひどいものだったが、それでもなお綺麗だった。
出した精液の量に比べてリディアの顔に ついてる量が少ないのは、そのほとんどを飲み干したからだろう。
「リディア、すまん。やりすぎた」
射精して冷静さを取り戻した俺は、さすがに後悔していた。
性的な行為に慣れていない彼女に唐突にする事ではなかったと。
しかし、リディアが涙目になっている姿を見ていると、身体の内から再び興奮が沸き上がって来た。
「はぁ……、はぁ……、ふぅ……」
先ほど脱いだ後、近くに置いていた自らのエプロンで顔を拭ったリディアは、俺の方を見て唇を尖らせた。
「いやぁ、興奮して歯止めが利かなかったんだ、許してくれ」
今日初めて気が付いたが、俺は女の子を虐める方が好きなのかもしれない。
まるで強姦された後のようなリディアを見ていると、身体の内側からほの暗い興奮が沸き上がってくるのだ。
力を使っているからリディアの同意をもらえただけで、実際には強姦のようなものなのだが。
「クルスさん……こんな乱暴な事、性奉仕相手以外にやってたら即時衛兵を呼ばれますからね!」
リディアが不機嫌な様子を見せながら俺を諫めるが、それもまた俺の興奮を煽る材料にしかならなかった。
「わかったよ、普段はやらない。ところでリディア、俺のペニスをその口で綺麗にしてくれない?性奉仕、性奉仕」
言いながら俺はリディアの顔を半勃起したペニスでペチペチと叩いた。
こんな屈辱的な事をされれば、例え恋人であってもいい気分はしないだろう。
「ふぅ……わかりました、性奉仕なら仕方がないですね」
リディアはため息をつきながら俺のペニスを手で掴み、口内へと運んだ。