数ページをめくると共に最初の行為が始まる場面に眼を向ける。
それは風舞希の自室にある敷き布団の上で彼を誘う為に笑みを浮かべている。
「それ程、怖がらなくても良いですよ。私達は家族も同然ですから」
その言葉と共に寝間着から溢れ出そうな乳房の肌を晒しながら彼に伝える。布団の上で上半身を少し起こした彼女の胸元は大きくはだけられ本来なら隠されているべき豊穣の双丘が惜しげもなく露わになっている。薄暗い行灯の光がその白さを際立たせていた。
俺は自分で描いたコマを見つめながらごくりと涎を飲んだ。作中の少年もまた同じ反応をしている。恐怖と憧憬と背徳感がない交ぜになった表情で彼女を見下ろしている。
意を決したように近づく。
「失礼します」
その言葉と共に彼が風舞希の乳房を揉んだ瞬間に感じたのは極上の感触だった。
俺は自分の手が震えるのを感じた。ペン入れの時に指先が震えたのは徹夜のせいだけじゃない。このコマに込めた執念が還ってきたのだ。
指が沈み込む。柔らかい。吸い付くような肉の弾力。
ただの柔らかさじゃない。東家当主という重責を背負ってきた女の疲れを癒すかのような絶対的な包容力がその肉塊には宿っている。
「んっ…」
風舞希が小さく息を漏らす。拒絶ではない。むしろ待ちわびていたかのような吐息だ。
少年はその反応に勇気づけられより深く指を食い込ませる。豊かな肉が指の間から溢れ出し形を変える。その淫らな視覚情報に頭が焼き切れそうになる。
そして彼は顔を近づけた。
熟れた果実のような乳首が彼を待っている。
舌先でそっと舐めると風舞希の身体がビクリと跳ねた。
「ああっ…いい子ですね」
彼女の手が彼の頭を優しく包み込む。母親が子供をあやすような手つきだ。でもその指先は微かに震えている。
少年は赤ん坊のように貪りついた。乳首を口に含み舌で転がす。吸い上げるたびに風舞希の喉から甘い声が漏れ出し部屋の空気を甘く濃厚に変えていく。
乳首を貪る少年の頭を、風舞希はより深く胸元へと押し付けた。
豐かな谷間が彼の顔を呑み込んでいく。視界が白く柔らかな肉に埋め尽くされ、彼女の香りが肺の奥まで満たす。
「んっ…ふぅ…いい子、もっと深く…」
誘導されている。完全に。
俺はページをめくる手が止まらない。描いたのは自分だが、客観的に見るとこの構図は圧倒的だ。彼女は奉仕しているのではない。彼を自分の一部として取り込んでいるのだ。
少年は息苦しさの中で、必死に舌と唇を動かす。彼女の乳房を揉みしだく手には、もっと触れたいという欲求が溢れている。
極上の感触。指が沈み込むたびに跳ね返ってくる弾力。体温が直に伝わってくる。
そして、彼の硬直が彼女の柔らかさを刺激しているのは明らかだった。
「ああっ…そこ、硬いですねぇ…」
風舞希が喉の奥でクスクスと笑う。その振動が胸を伝い、直接彼の顔に伝わる。
彼女は自分の乳房を両手で押し挟み、少年のモノを強く締め上げた。
上下に動かす。ねっとりと、しかし容赦なく。
「っ…!」
少年が声にならない息を漏らす。身動きが取れない。彼女のペースだ。
でも、彼はただされるがままになっているわけじゃない。
彼の手が、彼女の腰を掴んだ。強く、引き寄せる。
自分から動けないなら、彼女ごと揺らしてやる。
「こら…積極的ですね」
風舞希の声が少し上擦った。
彼女は眉をひそめ、快楽に耐えるような表情を見せる。聖母の仮面が剥がれ、ただの女の顔が覗く瞬間。
俺はそのコマの描き込みに、自分の執念を重ねた。
ただのパイズリじゃない。これは主導権の争いだ。彼女が彼を支配しているようで、実は彼が彼女の理性を削り取っている。
「風舞希さん…っ、俺、もう…」
「出しなさい。私が受け止めますから…!」
彼女の腕が彼の背中を強く抱きしめる。爪が食い込む。
その痛みと快楽が同時に彼を襲い、彼は彼女の胸の中で弾けた。
白濁した液体が、彼女の豊かな胸を汚す。
行為の終わり。
荒い息遣いだけが部屋に響く。
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