バットマンアーカムシティ:アナザー・インタビューテープ 作:ニンニク嫌い
≪猫は錠を破ることには長けている。だが、ミスター・ウェイン。君は彼女がなぜ、閉ざされた扉に惹かれるのか考えたことがあるかね?≫
≪君は何度も彼女へ手を差し伸べながら、その心に掛けられた最初の錠を見落とした。私はただ、鍵を彼女の前へ置いた。そして彼女は、自ら扉を開いた≫
≪聞きたまえ。これは君の知らないセリーナ・カイルが、初めて私に素顔を見せた記録だ≫
黒猫 テープ1
テープ#1 セリーナ・カイル aka キャットウーマン
――
――――
――――――
【録音開始】
【金属製の椅子が床を擦る音。続いて、拘束具の鎖が小さく鳴る】
『もう少し丁寧に扱うよう、あなたの部下に教えておいたほうがいいんじゃない? 高価なものを乱暴に扱う男は、女にも嫌われるわよ』
≪やあ、初めましてだね。気分はどうだい、セリーナ・カイル? それとも、キャットウーマンと呼んだほうがいいのかな?≫
『あらあら。まさか、あの有名なヒューゴ・ストレンジ教授に直接会えるなんてね。アーカム・シティ中に自分の顔を貼り出しているくらいだから、もっと自己紹介に時間をかける男だと思っていたわ』
【数秒の沈黙】
『でも、あのポスターの写真とはずいぶん印象が違うみたい。実際はこんなに胡散臭い顔をしてるなんて、腕のいいカメラマンを雇ったのね』
≪拘束され、武器もなく、退出する自由さえ与えられていない。それでも君は、まず私の外見を批評して会話の主導権を握ろうとする。なるほど、報告書に書かれていた以上に興味深い女性だ≫
『ずいぶん熱心に私のことを調べたのね。それなら、好きな宝石の種類や、座り心地のいい椅子くらい調べておいてほしかったわ。この部屋、趣味が悪すぎるもの』
≪君を歓待するために招いたわけではないのでね。では、ミス・カイル。君の目的を教えてもらおう。厳重に警備された私のオフィスへ侵入し、いったい何を盗もうとしたのだね?≫
『あなたが私から盗んだものよ!』
【椅子が大きく揺れ、拘束具が激しく鳴る】
『あれは私のもの。あなたにも、黒い制服を着たTYGERの飼い犬たちにも、勝手に触る権利はないわ。返してくれるなら、今夜のことは水に流してあげてもいい』
≪落ち着きたまえ。あれは君を逮捕した際に、規則に従って押収された物品だ。君が所有権を主張したところで、ここでは何の意味も持たない≫
『規則ですって? 街全体を巨大な檻に変えて、犯罪者同士を殺し合わせている男が規則を口にするなんて、本当に笑わせてくれるわね』
≪そう言いながら、君は笑っていない。先ほどまで一定だった呼吸も速くなり、肩には余計な力が入っている。どうやら、押収品の中には君にとって金銭以上の価値を持つものが含まれていたようだ≫
『私の呼吸まで観察してるの? それとも、そうやって女の身体を眺めるのが精神科医の仕事なのかしら』
≪私は必要な情報を集めているだけだよ。君は怒りや不安を、挑発的な言葉と性的な冗談で隠す習慣がある。相手を不快にさせれば、自分の内側まで踏み込まれずに済むと考えているのだろう≫
『会って数分で私を理解したつもり? 教授という肩書きを持つ男は、どうして揃いも揃って自信過剰なのかしら』
≪理解したとは言っていない。私はただ、目の前にある事実を観察している。そして君は今、私の分析を笑い飛ばす代わりに、言葉の正確さへ文句をつけた。つまり、完全に的外れではなかったということだ≫
『……本当に、嫌な男ね』
≪それも、よく言われる評価だ≫
【小さなガラス容器を机へ置く音】
『今度は何? 喋らない患者に腹を立てて、薬でも持ち出すことにしたの?』
≪ただの芳香剤だ。この施設は古い建物を無理に改装しているため、どうしても消毒薬と湿気の臭いが残る。長時間の面談には適していないのでね≫
『芳香剤? 精神科医なら、もう少し気の利いた嘘を考えたらどう? ここへ連れてこられた人間の気分を良くするために、あなたがわざわざ香りを用意するとは思えないわ』
≪無理に信用する必要はない。君は疑うことで今日まで生き延びてきたのだろう。その警戒心を捨てろと命じるつもりはないよ≫
『命令するつもりはない、ね。手足を椅子に縛りつけた男が言うと、なかなか説得力があるわ』
≪拘束したのは、君が二人の警備員へ重傷を負わせ、三人目から鍵を奪おうとしたからだ。君が冷静に会話できると判断できれば、処置を緩めることも検討しよう≫
『つまり、いい子にしていればご褒美をあげるって? そういう扱いは趣味じゃないの』
≪ならば、これは君自身が自由を取り戻すための交渉だと考えればいい。君は交渉が得意なのだろう?≫
【容器の蓋を開ける小さな音】
『……何の香り?』
≪いくつかの植物から抽出した、ごく一般的な調合だ。呼吸を整え、過度な緊張を抑える。身体へ危険を及ぼすものではない≫
『私に危険はないと、あなたが保証するの? それはあまり安心材料にならないわね』
≪だが、香り自体は気に入ったようだ。先ほどから呼吸が深くなっている≫
『あなたに言われたからじゃないわ。古い消毒薬の臭いよりはましだから、自分で吸っているだけよ』
≪もちろんだ。何をするかは君自身が決めればいい≫
『……そういう言い方、好きじゃないわね。まるで私の行動を全部読んでいるみたい』
≪君は自分を支配しようとする相手には反抗する。だが、選択を任されると、それが罠ではないかと疑わずにはいられない。君にとって自由とは、好きな行動を選べることではなく、他人に選ばされたのではないと確認できることなのだろう≫
『私に自由について説教するつもり? 街を壁で囲った張本人が?』
≪説教ではない。君がなぜ危険を冒してまで私のオフィスへ侵入したのか、その理由を理解しようとしているだけだ≫
『理由ならもう話したでしょう。あなたが盗んだものを取り返すためよ』
≪本当にそれだけかね? 君は警報装置が作動していることに気づいていた。それにもかかわらず、金庫の前から立ち去らず、三分二十七秒も錠の構造を調べ続けた。中身を取り戻すことが目的なら、別の機会を待つこともできたはずだ≫
『あと少しで開けられそうだったのよ。猫は目の前に獲物をぶら下げられて、素直に引き下がるほど聞き分けがよくないの』
≪つまり、君は中身を欲しがったのではなく、私が閉じたものを自分の手で開けたかった。誰かが「触れるな」と命じたものほど、君にとって価値を持つのだ≫
『安っぽい分析ね。泥棒が金庫を開けたがるなんて、子供にだって分かるわ』
≪では、なぜ君は盗むのかね? 生活に困っているわけではない。必要な金額を得たあとも、君は犯行をやめなかった。換金しにくい美術品や、保管場所のほうが価値を持つ宝石を好んで狙う。金銭だけが目的なら、あまりにも非効率的だ≫
『綺麗だからよ。それに、傲慢な金持ちが厳重にしまい込んでいるものほど、盗み甲斐があるでしょう? 彼らは扉と警備員と数字の羅列さえ揃えれば、永遠に自分のものにできると思ってる。そんな安心が間違いだって教えてあげるの』
≪やはり、君が盗みたいのは物ではない。所有者が抱いている安心感だ。安全だと思い込んで眠っている人間の懐へ入り込み、自分だけは誰にも閉じ込められないと証明したい≫
【しばらく沈黙】
『……私を怒らせたいの? それなら、もう少し面白いことを言ってちょうだい』
≪怒っているのではない。君は今、私の言葉を否定するための材料を探している≫
『何でも心理分析に結びつければ、精神科医は負けを認めなくて済むのね』
≪君も同じだよ、ミス・カイル。失敗しても「楽しんだ」と言い、追い詰められても「退屈している」と言い換える。何が起きても自分が選んだ遊びだったことにすれば、敗北を認めずに済む≫
『……アロマの香りが強くなってない? この狭い部屋には、もう十分すぎると思うけど』
≪香りの量は変えていない。君の意識が、ようやく周囲ではなく自分自身へ向き始めたのだろう≫
『少し頭がぼんやりするわ。やっぱり、何か変なものを混ぜたんでしょう』
≪緊張状態が長く続いていたためだ。呼吸が整えば、身体が疲労を自覚することもある。苦痛を感じているかね?≫
『いいえ。でも、それであなたを信用するつもりはないわよ』
≪信用する必要はない。私は信用してほしいとも頼んでいない。ただ、今この瞬間に何を感じているのか、自分で判断すればいい≫
『……ずるい言い方ね。信用を求めない男ほど、信用できるように見えるもの』
≪それを判断するのも君だ≫
『どこまでも私に選ばせるつもり?』
≪君は他人に何かを決められることを何より嫌う。ならば、私は君から選択肢を奪わない。少なくとも、この会話の中ではね≫
【セリーナが深く息を吐く】
『悪いけど、あなたの古臭い施設に長居するつもりはないの。こんな面談に付き合うくらいなら、独房の壁を数えていたほうがましだわ』
≪では世間話として聞こう。ここを出ることができたら、君はどうするつもりかな? 押収された金品を取り戻すために再び私のオフィスへ忍び込むのか。それとも、バットマンに会いに行くのかね≫
『バットマンに? 冗談を言わないで。彼のせいでここにいるようなものなのに。あの男が余計なことをしなければ、私はとっくにゴッサムを離れて、暖かい場所でカクテルでも飲んでいたわ』
≪彼は君を助けようとしていた。君もそれを理解しているはずだ≫
『頼んでいない助けは、ただの迷惑よ。特に、助けた相手へ感謝を期待するような男の善意なんてね』
≪バットマンが君に感謝を要求したことはないだろう。むしろ彼は、君が礼を言わないことも、再び盗みを働くことも分かったうえで手を差し伸べている≫
『随分と彼の肩を持つのね。あなたはバットマンを憎んでいると思っていたけれど、実は熱心なファンだったのかしら』
≪彼の行動原理を理解しているだけだ。そして、君が彼の名前を出されると、他の男について話すときとは違う反応を示すことも理解している≫
『違う反応? さっきと同じように、あなたをからかっているだけよ』
≪いいや。彼の名を聞いた瞬間、君は笑うことをやめた。言葉を選ぶ時間も長くなり、私の目ではなく扉を見た。君は彼に会いたくないのではない。彼へ会いたいと思っている自分を認めたくないのだ≫
『バットマンとの恋愛相談がしたいなら、相手を間違えてるわ。もっと素直で、退屈な女を探しなさい』
≪私は恋愛という言葉を使っていない≫
『でも、そう言わせたかったんでしょう? 残念ね、教授。期待したほど動揺してあげられなくて』
≪君は今、私が嫉妬や道徳的非難を示さなかったことに安堵している。誰かに彼への感情を知られれば、それを弱点として利用されると思っているからだ≫
『あなたは利用しないの?』
≪利用する価値があるかどうかを判断するには、まだ君を知らなすぎる≫
『正直なのね』
≪少なくとも、君を救う方法を最初から知っているふりをするつもりはない≫
『救う? ずいぶん大きく出たわね。私が救いを求めているように見える?』
≪彼は君を助けようとした。だが、君が何を必要としているかを理解してはいなかった。私は同じ誤りを犯したくない。だから君自身の言葉を聞きたいのだ≫
『嬉しい言葉だけど、そんな簡単に私を理解することはできないわ。バットマンにも、あなたにも……ね。私のことを分かった気になる男は大勢いたけれど、最後には全員、自分が見たいものしか見ていなかった』
≪それなら、私は結論を急がないことにしよう。君の過去を話してくれないか。キャットウーマンという名前も衣装も持たず、まだただのセリーナ・カイルだった頃のことを≫
『私がそんな話をすると、本気で思っているの? 初対面の胡散臭い精神科医に昔話を聞かせるほど、寂しい女に見えたのかしら』
≪いいや。君は自分の過去を同情の材料として扱われることを恐れている。苦労を語れば、目の前の人間に哀れな被害者として分類されてしまう。だから誰にも話さず、自分は最初から強かったのだと振る舞っている≫
『私を哀れむ人間には、手を伸ばしたことを後悔させてあげるわ』
≪その反応は当然だ。哀れみとは、しばしば優越感を善意で包んだものにすぎない。私は君を哀れむつもりはないよ、セリーナ≫
【短い沈黙】
『……その呼び方、馴れ馴れしいわね』
≪では、ミス・カイルと呼ぼう。君がどちらを選ぶかは任せる≫
『またそれ? 私に選ばせているように見せて、選んだ理由まで分析するつもりなんでしょう』
≪分析されたくないのなら、沈黙を続ければいい。私は無理に話させるつもりはない≫
『この香りを部屋中に充満させておいて?』
≪君はまだ自分で考え、私へ反論し、質問を選ぶことができている。何かを強制されていると感じるかね?≫
『……いいえ。少し気分が良すぎるだけ。それが気に入らないの』
≪不快でなければ、目を閉じても構わない。視覚から入る情報を減らせば、記憶を整理しやすくなる≫
『嫌よ。あなたから目を離すほど、私は不用心じゃないわ』
≪それで構わない。こちらを見たまま話せばいい≫
『話すとは言ってないでしょう』
≪では質問を変えよう。君が最初に盗んだものは何だね? 宝石か、現金か。それとも、もっと生きるために必要なものだったのかな≫
【しばらく沈黙が続く】
『……最初に盗んだのは、宝石じゃないわ』
≪そうか≫
『「続けたまえ」とは言わないの?』
≪君は命令されることを嫌うからね。話したくなければ、そこで終えてもいい≫
『本当に嫌な男。そう言われると、途中でやめたほうが負けたみたいに感じるじゃない』
【ゆっくり息を吐く音】
『パンよ。店で売れ残って、裏口の近くに置かれていた固いパン。今の私なら、目の前にあっても見向きもしないような安物だったわ』
≪空腹だったのかね?≫
『私だけなら、何も食べずに寝ることには慣れていた。でも、家には父がいた。酒を飲んで帰ってくると、食事がないことも、金がないことも、母がいないことも、全部誰かのせいにした。自分以外の誰かのせいにね』
≪その誰かには、君も含まれていた≫
『……書類にそう書いてあった?』
≪いいや。君が先ほどから父親の話をするときだけ、手首を拘束具へ強く押しつけている。それは逃げようとする動きではない。痛みを感じることで、別の感情を抑えようとしている≫
【拘束具がかすかに鳴る】
『そこまで見ているなんて、やっぱり趣味が悪いわ』
≪パンを持ち帰れば、彼が少しは静かになると思ったのかね?≫
『ええ。何か役に立つものを持ち帰れば、その夜くらいは怒鳴らずに済むかもしれないと思った。でも、そんなことはなかった。礼を言われることもなかったし、次の日にはまた別の理由で怒っていた』
≪それでも君は、次の日も何かを盗んだ≫
『……どうして、そう思うの?』
≪君は、役に立つことで安全を得ようとした。一度失敗した程度で諦められるほど、当時の君には他の選択肢がなかったのだろう。自分に価値があることを証明できれば、いつか彼も君を守る側へ変わるかもしれないと期待した≫
『違うわ。私は父に守ってほしかったわけじゃない』
≪ならば、訂正してくれ≫
『私はただ、家の中が静かになってほしかった。酔っ払った声も、物が壊れる音も、いつ自分の名前を呼ばれるか分からない時間も嫌だった。だから、必要なものを用意すれば、少しだけでも状況を自分で動かせると思ったのよ』
≪つまり君にとって盗みは、欲しいものを得る方法である以前に、自分では変えられない状況から主導権を取り戻す方法だった≫
【長い沈黙】
『……今のは、書類に書いてあったこと?』
≪いいや。君が教えてくれたことだ≫
『私は、そこまで話してないわ』
≪言葉にしていなかっただけだ。だが、君が話した内容はすべて、同じ結論を示している≫
『勝手に私の過去を綺麗にまとめないで。そんな立派なものじゃない。ただ盗んで、逃げて、生き延びただけよ』
≪それを立派だとは言っていない。恥じる必要があるとも言っていない。子供だった君は、与えられた環境の中で生き残る方法を見つけた。善悪の評価を加えずに言えば、それが事実だ≫
『……あなたは私を哀れまないの?』
≪君は哀れまれるために生き延びたのかね?≫
『まさか』
≪ならば、私がそうする理由もない≫
【セリーナがゆっくりと息を吐く】
『このアロマ、本当にずるい香りね。頭の中に鍵をかけていたはずなのに、気づいたら扉が開いているみたい』
≪扉を開けたのは君自身だよ。私は、その前に座って話を聞いていただけだ≫
『あなたはいつも、そうやって何もしていない顔をするのね』
≪私は君へ話すことを強制したかね?≫
『いいえ。だから余計に腹が立つのよ』
【ガラス容器の蓋を閉める音】
≪そうだね。もう十分に香りは広がったようだ。一旦しまうとしよう≫
【しばらく換気設備の音だけが続く】
≪気分はどうだね、セリーナ?≫
『少し疲れたわ。でも、不思議なくらい気分は悪くない。普通なら昔の話をした後は、もっと苛立つのに』
≪誰かに評価され、責められ、安易に慰められることを警戒していたからだろう。私はまだ、君の言葉を聞いただけだ≫
『まだ、ね。つまり次もあるつもりなの?』
≪君が望むのであれば≫
『私が望むと思う?』
≪それを決めるのは君だ≫
『最後までその調子なのね。……まあいいわ。別にあなたに知られて困る話でもないもの。それに、私の過去について随分調べたようだけど、どうせ肝心なところは何も分かっていないでしょうしね』
≪それでは、残りは次回に聞かせてもらうとしよう≫
【椅子から立ち上がる音】
『待って』
【足音が止まる】
≪どうしたね?≫
『今日はもう終わりなの?』
≪君は疲れている。これ以上続ける必要はない≫
『私がいつ終わりにしてほしいと言ったの?』
【数秒の沈黙】
『……父の話は、まだ終わってないわ。勘違いしないで。あなたに聞いてほしいわけじゃない。ただ、途中でやめて、次まで引きずるのが嫌なだけよ』
≪もちろんだ。君が望むだけ続ければいい≫
【椅子が再び床を擦る音】
『あれは、私が九歳の頃だった。父がいつも以上に酔って帰ってきた夜のことよ――――』
――――――
――――
――
【録音停止】
Stop テープ#1
≪興味深いだろう、ウェイン。猫は檻を憎む。だが、自ら戻ることのできる檻には、やがて別の名を与える≫
≪次の記録で、彼女は私に君にも明かさなかったものを、自ら差し出すことになる。宝石ではない――もっと価値のあるものをね≫