バットマンアーカムシティ:アナザー・インタビューテープ 作:ニンニク嫌い
≪猫を檻へ閉じ込めれば、外へ出ようと爪を立てる。だが扉を開けても飼い主の足元へ戻るのなら、それを囚われていると呼べるのかね、ミスター・ウェイン?≫
≪君は彼女が自由を何より愛していると信じていた。私は首輪も香りも命令も取り除き、キャットウーマンとしての人生へ戻る道まで与えた。それでも彼女は自由へ背を向け、自ら私の前へ跪き、永遠に飼われることを願った≫
≪聞きたまえ、ミスター・ウェイン。これはセリーナ・カイルが君との関係も、名前も、自由も私へ差し出し、私の足元を唯一の居場所として選んだ記録だ≫
テープ#5 セリーナ・カイル aka キャットウーマン
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――――――
【録音開始】
【遠くで電子錠が解除される】
【硬い靴音に続き、両手と膝が床へ触れる音が一定の間隔で廊下から近づいてくる。一歩進むたび、首輪の金具が小さく鳴る】
〈TYGER隊員:教授。セリーナ・カイルをお連れしました〉
≪入れたまえ≫
【扉が開く。四つん這いで進む音が室内へ入り、机の手前で止まる】
〈TYGER隊員:収容区を出た時点から、この姿勢です。衣服の着用も本人が拒否しました〉
『ヒューゴに会うのに、余計なものは必要ないもの』
〈TYGER隊員:廊下の途中で二度立たせようとしたのですが――≫
『あなたに立てと言われていないのに、勝手に二本の脚で歩くわけにはいかないでしょう?』
≪もういい。下がりたまえ≫
〈TYGER隊員:しかし、教授。拘束具もありません。このまま一人にしてよろしいのですか?〉
『まだ私を危険だと思っているの?』
≪セリーナ。私は君へ発言を許可していない≫
【首輪の金具が微かに鳴る】
『……ごめんなさい、ヒューゴ。もう黙るわ』
≪ご苦労だった。下がれ≫
〈TYGER隊員:はい、教授〉
【硬い靴音が遠ざかり、扉が閉じる】
【電子錠が作動する】
【数秒の沈黙】
≪顔を上げたまえ、セリーナ≫
【首輪の金具が鳴り、セリーナがゆっくり顔を上げる】
『お待たせ、ヒューゴ。あなたの猫が帰ってきたわ』
≪今日は収容区から全裸のまま、四つん這いで来たそうだね≫
『ええ。前回、あなたの前では服なんて必要ないと気づいたの。私の過去も、秘密も、身体も、あなたには全部見せた。今さら布一枚で何を隠すの?』
≪廊下には大勢の隊員がいたはずだ≫
『たくさん見られたわ。最初は笑おうとした男もいた。でも、この首輪にあなたの名前が刻まれていると気づいたら、全員黙った。私よりあなたのほうが怖いのね』
≪恥ずかしくはなかったのかね?≫
『少しはね。裸で這うたびに胸が揺れて、膝を開けば身体の奥まで見られている気がしたもの。でも、それ以上に誇らしかった。誰に見られても、私はヒューゴ・ストレンジに選ばれた猫だと言えるでしょう?』
≪私は四つん這いで来いと命じていない≫
『だから意味があるのよ。命令される前から、あなたが望む姿になっていたかったの』
≪こちらへ来たまえ≫
【両手と膝が床を進む。首輪の金具が次第に近づき、ストレンジの足元で止まる】
『来たわ、ヒューゴ』
≪私の前へ来た。次に何をするつもりだね?≫
『あなたが命じるまで待つ』
≪では、飼い主への忠誠を示したまえ≫
【セリーナがさらに身を低くする。首輪の銀板が床へ触れる】
【ストレンジが靴を脱ぎ、床へ置く】
【セリーナが短く息を呑む】
≪どうした?≫
『まさか、最初からここまで触れさせてもらえるとは思わなかったの』
≪嫌なら拒否しても構わない≫
『嫌なわけないでしょう。あなたの足元へ這ってきたのよ』
【セリーナがストレンジの足の甲へ口づける】
【続いて、濡れた舌先が足先から足首へ向かってゆっくりと肌を辿る】
『私をここへ置いてくれて、ありがとう。あなたの足元へ帰ってこられたことに感謝してるの』
≪言葉だけで済ませるつもりかね?≫
『いいえ。あなたが満足するまで、舌と唇で伝えるわ』
≪右足からだ。指の間まで丁寧に≫
『ええ、ヒューゴ』
【断続的な口づけと、濡れた舌が肌を擦る音が続く】
≪もっと深く舌を入れたまえ≫
【セリーナの息が僅かに乱れ、水気を含んだ音が強くなる】
『ん……これで、いい?』
≪発言は許可していない≫
【セリーナが小さく喉を鳴らし、そのまま奉仕を続ける】
【数分間、口づけと舌先の濡れた音だけが室内へ響く】
≪屈辱は感じないのかね? かつての君なら、男の足を舐めろなどと言われれば、その喉を爪で裂こうとしただろう≫
『ほかの男なら今でもそうする。でも、これはあなたの足でしょう? あなたの身体へ触れられることが、どうして屈辱になるの?』
≪私が命じたから喜んでいるのか。それとも、行為そのものを好んでいるのか。どちらだ?≫
『あなたが命じ、あなたにしているから好き。ほかの誰かに同じことを命じられても、死んだって従わないわ』
≪もういい。口を離したまえ≫
【最後に長い口づけ。セリーナが名残惜しそうに息を吐く】
『綺麗になったわ、ヒューゴ』
≪私へ背を向け、四つん這いの姿勢を取りたまえ≫
【セリーナが床の上で向きを変える】
『どうぞ。私の背中を使って』
≪まだ何に使うかは話していない≫
『あなたが望むことなら何でもいいわ』
【ストレンジがセリーナの横へ回り、その背中へゆっくり腰を下ろす】
【床へついた両手と膝が軋み、首輪の金具が細かく震える】
≪重くないのかね?≫
『重いわ。でも……嬉しい』
≪なぜだ?≫
『あなたを支えている間は、私が必要とされていると分かるもの。もっと体重を預けてもいいわ』
≪姿勢を崩すな≫
『ええ。何時間でもこのままでいる。あなたが許すまで、絶対に動かない』
≪前へ進みたまえ≫
【両手と膝が一歩ずつ床を進む。ストレンジの重みを受けるたび、セリーナの口から微かな吐息が漏れる】
≪腰を落とすな≫
『んっ……分かってる。あなたを落としたりしないわ』
≪部屋を一周しろ≫
【四つん這いで進む音が室内をゆっくり一周する】
【途中で一度、セリーナの膝が滑る】
≪止まるな≫
『止まらない……あなたを乗せたまま、最後まで歩く……』
【呼吸を乱しながらも、手足の動きは途切れない】
≪よろしい。元の位置へ戻れ≫
【四つん這いの足音が机の前へ戻る】
【ストレンジが立ち上がる】
≪よくできたね、セリーナ≫
【セリーナが深く息を吸う。首輪の金具が震える】
『その言葉……何度聞いても嬉しい。もう一度言って』
≪君は私を見事に支えた。実に役に立つ、いい猫だ≫
『ありがとう、ヒューゴ。膝も背中も少し痛いのに、あなたに褒められただけで全部が快感に変わっていくわ』
【机の上へ浅い金属製の器が置かれる】
≪水だ。手を使わずに飲みたまえ≫
『ええ』
【器が床へ置かれる】
【セリーナが顔を近づけ、舌で水を掬う音が続く】
≪顔を上げるな。すべて飲み終えるまで続けろ≫
【小さな水音。首輪の金具が器の縁へ何度か触れる】
『……全部、飲んだわ』
≪口元から水が落ちた。私の足へつけないよう、床を舐めて拭き取りたまえ≫
『分かったわ』
【舌先が床を擦り、落ちた水滴を舐め取る】
≪どうだね。キャットウーマンが器から水を飲み、私の足元で床を舐めている。その事実を認めることに抵抗はあるか?≫
『いいえ。私はあなたの猫よ。あなたに相応しい猫になれるなら、どんな姿も喜んで受け入れる』
≪では、私の机の下へ入りたまえ。こちらを向いて跪け≫
【セリーナが四つん這いで机の下へ入り、ストレンジの両脚の間で膝を揃える】
『ここでいい?』
≪ああ。これから私は仕事をする。君には、その間の退屈を紛らわせてもらおう≫
【ストレンジが椅子へ深く腰を下ろす】
【机の下へ手が伸び、セリーナの首輪へ指が掛かる】
『んっ……何をすればいいの?』
≪まず、私のベルトを外したまえ≫
【ベルトの金具へ指が触れ、バックルが外される】
【ファスナーがゆっくりと下ろされる】
『ズボンも下ろしていいの?』
≪私が何を望んでいるか、本当に分からないのかね?≫
【短い沈黙】
『分かってるわ。わざと言わせようとしただけ』
≪では、命令が必要になる前に行動したまえ≫
【衣擦れの音。ズボンと下着がゆっくりと膝付近まで下ろされる】
【セリーナが小さく息を吸う】
≪何を驚いている?≫
『前回までは手袋越しに触れられるばかりで、あなた自身をこんなに近くで見るのは初めてでしょう? それに……もうこんなに硬くなっているとは思わなかったの』
≪君が全裸で這い、私の足を舐めている姿を見せておきながら、反応がないと思っていたのかね?≫
『いいえ。ただ、あなたはいつも冷静な顔を崩さないから……私を見て本当に欲情してくれていると分かるのが嬉しいの』
≪手を使うことは許可しない。両手を背中へ回したまえ≫
【セリーナが両腕を背中へ回す】
『口だけで奉仕しろということ?』
≪不満か?≫
『まさか。あなたのものを、唇と舌だけで満足させてみせるわ』
≪まだ口へ含むな。先端から根元まで、舌でゆっくり濡らしたまえ≫
【濡れた舌先が硬い肉へ触れる】
【セリーナが鼻から甘く息を漏らし、舌で繰り返し表面を辿る】
『ん……』
≪先端を舐め上げ、溢れているものを残さず舌で受けろ≫
【舌先が柔らかな音を立て、先端を何度も撫でる】
『……少し苦い。でも、嫌いじゃないわ。あなたの味だもの』
≪今の君に感想は求めていない≫
『ごめんなさい。嬉しくて、つい』
≪口を開けたまえ≫
【セリーナがゆっくり口を開く】
≪先端だけを含み、舌の上で転がせ≫
【唇が硬い先端を包み、湿った吸引音が小さく鳴る】
『んむ……』
≪歯を触れさせるな。唇だけで包み込み、舌を裏側へ這わせろ≫
【粘つく舌音と、押し殺した鼻息が続く】
≪よろしい。そのまま半分まで咥えたまえ≫
【肉が唇の間をゆっくり滑り、セリーナの喉からくぐもった声が漏れる】
『んっ……んむ……』
≪私を見上げろ≫
【首輪の金具が鳴る】
≪両手を使わず、私の目を見たまま奉仕を続けるのだ≫
【一定の間隔で、濡れた吸引音が続く】
【ストレンジが机上の書類をめくり始める】
≪速すぎる。私が仕事へ集中できる程度の速さに抑えたまえ≫
【セリーナの動きがゆっくりとなる】
【紙をめくる乾いた音と、机の下から響く湿った音が重なる】
≪もう少し深く≫
【セリーナの喉が詰まり、短く咳き込む】
≪無理に急ぐ必要はない。呼吸を整え、喉の力を抜きたまえ≫
【鼻から長く息を吐く】
【再び唇が肉を包み、先ほどより深く咥え込む】
『んんっ……』
≪そうだ。私が引くまで、その位置を保て≫
【セリーナの喉から細い呻きが漏れる。唾液が滴る音】
【数十秒後、ストレンジが僅かに腰を引く】
≪呼吸したまえ≫
【セリーナが肉を口に含んだまま、鼻から大きく息を吸う】
≪私の許可なく口を離すな≫
【机上でペンが走る】
【しばらく、書類をめくる音、筆記音、湿った奉仕の音だけが続く】
【約五分後】
≪セリーナ。口の中の状態を報告したまえ≫
【唇が一度だけ離れ、糸を引くような湿った音が残る】
『顎が少し疲れてきた。でも、あなたのものが口いっぱいに入っている感覚は好きよ。舌を動かすたびに、硬さも熱も変わるのが分かる』
≪私は口を離してよいとは言っていない≫
『ごめんなさい』
【セリーナがすぐに咥え直す】
≪罰として、今度は根元近くまで受け入れたまえ≫
【ストレンジが首輪へ指を掛け、セリーナの顔をゆっくりと引き寄せる】
【濡れた挿入音が深まり、セリーナの喉が大きく鳴る】
『んんっ……!』
≪逃げるな。鼻で呼吸し、喉を開け≫
【セリーナが何度か苦しげに息を漏らしたあと、次第に呼吸を整える】
≪よくできた。あと十秒だ≫
【机を指先でゆっくり数える音】
≪十。九。八――≫
【セリーナの喉が肉を包んだまま何度も収縮する】
≪三。二。一。口を離してよい≫
【セリーナが大きく顔を引き、咳と荒い呼吸を漏らす】
『はぁ……顎だけじゃなくて、喉の奥まであなたの形を覚えてしまいそう』
≪褒めてほしいのかね?≫
『ええ。あなたのために、ちゃんとできたでしょう?』
≪実に上手だったよ、セリーナ。私の期待以上だ≫
【セリーナが嬉しそうに息を震わせる】
『ありがとう、ヒューゴ。もっと上手にできるわ。だから、まだ終わりにしないで』
≪望みどおり、あと十五分続けてもらおう≫
『喜んで』
【セリーナが自ら先端へ口づけ、再び唇で包み込む】
【紙をめくる音と、一定の速度で続く湿った奉仕の音】
【数分後、卓上電話が鳴る】
【受話器が持ち上げられる】
≪ストレンジだ≫
〈TYGER隊員:教授、東側区画の巡回報告です。囚人間の小規模な衝突が発生しましたが――〉
【通話の間も、机の下から濡れた音が絶えず続いている】
≪死者は?≫
〈TYGER隊員:現在のところ確認されていません。鎮圧班を向かわせますか?〉
≪必要ない。監視を続けたまえ≫
【ストレンジの手が机の下へ伸び、セリーナの後頭部へ触れる】
【セリーナがさらに深く咥え込み、くぐもった声を漏らす】
〈TYGER隊員:教授? 何か音が――〉
≪君には関係のないことだ。報告を続けたまえ≫
【セリーナが鼻から細く息を漏らしながら奉仕を続ける】
〈TYGER隊員:……はい、教授。ほかに異常はありません〉
≪結構≫
【受話器が戻される】
≪今の会話を聞いていたな?≫
【セリーナが口に含んだまま小さく喉を鳴らす】
≪私は日常の業務を続けていた。その間、君は何をしていた?≫
【唇が一度だけ離れる】
『机の下で、あなたのものを口に含んで奉仕していたわ。あなたが部下へ命令している間も、ずっと』
≪どのような気分だった?≫
『興奮した。相手は、私があなたの脚の間へ跪いていることも、口の中に何が入っているかも知らない。私はあなたの日常に溶け込んで、誰にも気づかれないまま役に立っている。それが嬉しかったの』
≪では続けたまえ≫
【再び唇が肉を包む】
【十数分にわたり、紙をめくる音と湿った奉仕の音が続く】
【時間が経つにつれ、セリーナの呼吸と吸引音が次第に激しくなる】
≪速くしてよい≫
【口の動きが一気に速まり、唾液を含んだ音が机の下へ響く】
≪舌を休めるな。先端へ吸いつきながら、根元まで何度も受け入れろ≫
『んむっ、んん……!』
【ストレンジの手が首輪をつかみ、動きを導く】
【セリーナが深く咥えるたび、喉の奥からくぐもった声が漏れる】
≪もうすぐ二十分だ。最後まで私の役に立てるかね?≫
【セリーナが口を離さず、強く喉を鳴らして応える】
≪よろしい。両手は背中へ回したままだ。私の身体が何を求めているか、唇と舌だけで判断したまえ≫
【濡れた音がさらに激しくなる】
【ストレンジの呼吸が初めて僅かに深くなる】
【それに気づいたセリーナが、嬉しそうに鼻から息を漏らす】
≪今だ。最も深い位置で止まりたまえ≫
【首輪が引かれ、セリーナが根元近くまで咥え込む】
『んんんっ……!』
≪口を離すな。そのまま受け取りたまえ≫
【ストレンジの呼吸が低く乱れる】
【セリーナの喉が何度も大きく鳴り、飲み込む音が続く】
【数秒後、首輪をつかんでいた手が緩む】
≪もういい。ゆっくり離したまえ≫
【肉が唇の間から抜け、唾液の糸が切れる】
【セリーナが何度か咳き込み、荒く呼吸する】
≪すべて受け取ったかね?≫
『ええ……一滴もこぼしてない。あなたがくれたもの、全部飲んだわ』
≪口を開け、舌を見せたまえ≫
【セリーナが大きく口を開く】
≪結構。綺麗に飲み込んだようだ≫
『あなたの役に立てた?』
≪ああ。二十分間、手を使わず、私の仕事を妨げることもなく奉仕を続けた。実に優秀な猫だ≫
【セリーナが深い満足を示すように息を吐く】
『よかった……。私の身体には触れてもらっていないのに、その言葉だけでイきそう』
≪それほど興奮しているのかね?≫
『ええ。口と喉はあなたの感触でいっぱいだし、下はずっと疼いてる。床へ垂れそうなくらい濡れているわ』
≪それでも自分から触れようとはしなかった≫
『あなたに許可されていないもの。自分の快楽より、あなたを満足させるほうが大切だったの』
≪よろしい。ズボンを戻し、身なりを整えたまえ≫
【セリーナが両手を前へ戻す】
【衣擦れの音。下着とズボンが引き上げられ、ベルトが締め直される】
【最後にファスナーが上げられる】
≪そのまま机の下で伏せろ。私が呼ぶまで一言も発するな≫
『ええ、ヒューゴ』
【セリーナが両腕へ頭を載せ、ストレンジの足元へ伏せる】
【ストレンジが再び書類をめくり始める】
【しばらく紙の音と、セリーナの熱を残した呼吸だけが続く】
【数分後】
≪セリーナ≫
『はい、ヒューゴ』
≪出てきたまえ≫
【机の下から四つん這いで出てくる】
≪待たされて不満はなかったか?≫
『いいえ。あなたの足音と、紙をめくる音を聞きながら、口に残った味を確かめていたわ。あなたの日常の中に、私の居場所ができたみたいだった』
≪立つことを許可する。両手は背中へ回したまえ≫
【セリーナがゆっくり立ち上がる】
『次は何をすればいい?』
≪何もする必要はない。私の声だけを聞け≫
【ガラス容器が持ち上げられる】
『アロマを使うの?』
≪いいや≫
【容器が机の引き出しへしまわれ、鍵が掛けられる】
≪今日は香りの助けを借りない。私の声だけで、君の身体へどこまで影響を与えられるか確認する≫
『それなら、きっと驚くわよ。今はあなたの声だけで、あの香りを嗅いでいるときより安心できるもの』
≪目を閉じろ≫
『ええ』
≪私の前へ跪いていたときの感覚を思い出したまえ。首輪の重さ、肌へ向けられた視線、私の命令を待つ間の緊張だ≫
『……覚えてる。あなたが次に何を言うのか、それだけを考えていたわ』
≪私の指が君の乳房を揉み、乳首を摘んだ感触は?≫
『思い出せる。指先が触れるたびに、胸から下腹部へ甘い痺れが流れていった』
≪膣内へ指を入れられたときは?≫
『あなたの指が奥へ入るほど、身体の中にあなたの命令まで刻まれていくみたいだった……』
≪今、私は君へ触れているかね?≫
『いいえ。でも、触れられているときと同じくらい身体が熱いわ』
≪現在の状態を説明しろ≫
『胸が高鳴ってる。乳首も硬くなって、脚の間から濡れたものが流れてる。さっきあなたに奉仕していたときから、ずっと疼いたままなの』
≪両手を背中から動かすな≫
『動かさないわ』
≪脚も閉じるな。私の声が身体の奥へ届くことだけを意識したまえ≫
『ええ……あなたの声だけを聞いてる』
≪君の身体は、すでに私の命令を快楽と結びつけている。「待て」と言えば焦れ、「耐えろ」と言えば快感が強まり、「よくできた」と言えば満たされる≫
『そうよ……あなたに褒められるだけで、奥が締まるの……』
≪では、その身体へ教えてやろう。私の声は、指や器具よりも深い場所まで届く。君の快楽を始めるのも、止めるのも、すべて私の言葉だ≫
【セリーナの呼吸が速くなる】
『ヒューゴ……もう、下腹部が震えてる……』
≪まだ絶頂するな≫
『ええ……我慢する……』
≪私の猫であることを受け入れた瞬間を思い出せ。首輪を着けられ、私のものだと名乗ったときの喜びを、身体の中心へ集めたまえ≫
『集まってる……あなたの名前を思うだけで、奥がきつく締まって……』
≪今から三つ数える。三つ目の数字を聞いた瞬間、私が君の身体へ直接触れたときより強く絶頂するのだ≫
【セリーナが鋭く息を吸う】
『ええ……命令して、ヒューゴ……』
≪一。君の身体は私のものだ≫
『はい……』
≪二。君の快楽は、私の言葉によってのみ許される≫
『あなたのもの……全部、あなたのものよ……』
≪三。今だ、セリーナ。私の命令だけで絶頂したまえ≫
『あっ――ヒューゴ……!』
【首輪の金具が激しく鳴る】
【セリーナの両脚が床を強く踏み、直後に全身が大きく震える】
『ああっ……あああああっ――――!』
【何にも触れられていないにもかかわらず、長い絶頂の声と痙攣が続く】
【やがて両膝が床へ落ち、荒い呼吸だけが残る】
≪まだ終わりではない。顔を上げろ≫
『む、無理……身体が、まだ勝手に……』
≪顔を上げたまえ≫
【セリーナが震えながら身体を起こす】
『……上げたわ、ヒューゴ』
≪私は指一本触れていない。それでも、前回に匹敵する絶頂反応を示した≫
『あなたが命じたから……。あなたの声が身体の一番奥へ入ってきて、指で触れられているより強く動かしたの』
≪それを恐ろしいとは思わないのか?≫
『いいえ。嬉しい。私の身体が、もう完全にあなたを覚えている証拠でしょう?』
≪次は反対の試験だ≫
【金属製のトレーが机へ置かれる】
【複数の器具が触れ合い、硬質な音を立てる】
【セリーナの呼吸が一瞬止まる】
『その音……前回の検査器具ね』
≪それに加えて、いくつか新しい器具も用意した≫
【小型装置のスイッチが入り、低い振動音が室内へ広がる】
『……ずいぶん念入りね』
≪検査台へ上がり、仰向けになって脚を開きたまえ≫
『ええ、ヒューゴ』
【素足が数歩進む。検査台が軋み、セリーナが身体を横たえる】
≪両腕は頭上だ≫
【腕が持ち上げられ、金属製の留め具が手首の近くで閉じられる】
【続いて両脚が左右へ広げられ、足首付近でも留め具が閉じられる】
≪これは君を無理に拘束するためのものではない。どれほど快感を与えられても、自分の意思で姿勢を保てたことを記録するための補助だ≫
『分かってる。私は自分からここへ上がって、あなたに身体を預けたの』
≪中止を望む場合は、いつでも明確に告げることができる。それ以外では、私の命令へ従いたまえ≫
『ええ。あなたが終わりと言うまで任せるわ』
≪これから何があっても、私が許可するまで絶頂してはならない≫
『分かった。どんなに気持ちよくされても、あなたが許してくれるまで我慢する』
【トレーから小さな器具が持ち上げられる】
【左右の乳首へ吸着器具が取りつけられ、空気を吸い出す音が短く鳴る】
『んっ……胸の先が、中へ吸われて……』
≪痛みは?≫
『ないわ。引っ張られるたびに、乳房の奥がじんじんする……』
【別の器具が持ち上げられる】
≪次に、前回使用した突起付きの器具を膣内へ挿入する≫
『ええ……入れて』
【濡れた挿入音。セリーナが大きく息を呑む】
『あっ……! やっぱり、これ……突起が内側を擦って……』
≪まだ動かしていない≫
『分かってる。でも、身体が前回の感覚を覚えているの。入れられただけで奥が締まってる……』
【器具がさらに深く挿入され、固定される】
【最後に小型の振動器がクリトリスへ押し当てられる】
『ヒューゴ……そこまで同時に使うの?』
≪質問は許可していない≫
『……ごめんなさい。もう聞かないわ』
【三つの装置が低い音とともに作動する】
『あっ……んんっ……!』
≪現在の状態を報告したまえ≫
『乳首を吸われながら、膣の中では突起がゆっくり回ってる……。クリトリスにも振動が直接当たって、身体中へ刺激が広がってる……』
≪まだ最低出力だ≫
『これで……最低なの?』
≪君は自分を快楽に強い女性だと思っていた。違うかね?≫
『思ってた……でも、あなたの前じゃ全然だめ。触られる前から、あなたの命令だけで何倍も敏感になってるの……』
【装置の出力が一段階上がる】
『あっ……!』
≪腰を浮かせるな≫
『分かってる……動かない……!』
【膣内の器具が回転する湿った音と、二種類の振動音が重なる】
≪限界か?≫
『まだ……でも、すぐ近づきそう……』
≪私は許可していない≫
『ええ……イかない……! 絶対に命令を破らない……!』
【吸着器具の圧力が上がり、セリーナが鋭く声を漏らす】
『ああっ……乳首まで脈打ってる……! 全部が奥へつながって……!』
≪先ほど、私は声だけで絶頂しろと命じた。今度はこれほど強い刺激を与えながら、絶頂するなと命じている。矛盾しているとは思わないかね?≫
『いいえ……決めるのは刺激じゃない……っ。あなたよ。私がいつ感じ、いつ耐えて、いつイくのかは、全部あなたが決めるの……!』
≪実に正確な理解だ≫
『褒めて……もっと褒めて、ヒューゴ……!』
≪よく耐えている。君は私の命令を守る、実に優秀な猫だ≫
『ありがとう……! その言葉があれば、まだ耐えられる……!』
≪では、質問へ答えながら続けてもらおう。私が毎晩、机の下で眠れと命じたら?≫
『眠るわ……。あなたの足音を聞きながら眠れるなら、ベッドより幸せ……!』
≪床へ置いた器からしか食事を取るなと言えば?≫
『そうする……あなたが用意してくれるなら、どんな器でもいい……!』
≪収容区からここまで、毎日全裸で這って来いと命じれば?≫
『這ってくる……! 何人に見られても、あなたの首輪を見せながら、毎日ここへ帰ってくるわ……!』
≪ゴッサム中の人間へ、その首輪を見せて歩けと言えば?≫
『喜んで見せる……キャットウーマンがあなたの猫になったって、街中に教えるわ……!』
【装置の出力がさらに一段階上がる】
『あっ、ああっ……! ヒューゴ、奥の器具、速くなって……!』
≪質問へ答えろ。盗みを永久にやめろと命じた場合は?≫
『やめる……!』
≪反対に、私のためだけに盗めと命じれば?≫
『何でも盗むわ……宝石でも、秘密でも、命でも……あなたが欲しいものは全部、私が持ってくる……!』
≪バットマンを欺き、私の前へ連れてこいと言えば?≫
『連れてくる……私を助けてと言えば、あの男は必ず来る……!』
≪彼を殺せと命じた場合でも?≫
【一瞬の沈黙。装置の駆動音だけが続く】
≪答えろ≫
『……従うわ。あなたが必要だと判断したなら、私はバットマンよりあなたを選ぶ……!』
≪私以外の者へ、二度と身体を許すなと言えば?≫
『言われなくても、そのつもりよ……! 私はもう、あなた以外の男に触れられたくない……!』
≪私がほかの女性をそばへ置いたとしても?≫
『嫉妬はする……! でも、あなたが望むなら受け入れる。私を捨てないでくれるなら、何だって我慢する……!』
≪人間としてではなく、猫として生きろと命じても?≫
『喜んで……! あなたの猫として生きられるなら、セリーナ・カイルでなくなっても構わない……!』
≪名前も、自由も、過去も捨てられるか?≫
『全部あなたにあげる……! だから、私をあなたのそばに置いて……!』
【三つの装置の出力が同時に上がる】
『あっ、あああっ……! だめ……ヒューゴ、本当に限界……!』
≪脚を閉じるな≫
『閉じない……! 全部見せたまま耐える……!』
≪腰を浮かせるな≫
『ええ……! 器具から逃げない……!』
≪現在の状態を報告しろ≫
『乳首が吸われるたびに胸の奥まで痺れて……クリトリスは振動で何も分からなくなるくらい熱い……! 膣の中では突起が奥を何度も擦って、もう勝手に締まり続けてる……!』
≪絶頂しているのか?≫
『違う……まだ耐えてる……! 身体はイきたがってるけど、私はあなたの命令を守ってる……!』
≪何を望んでいる?≫
『許してほしい……! あなたの命令で、もう一度イかせてほしい……!』
≪まだだ≫
『ええ……耐える……!』
【長い間、駆動音とセリーナの乱れた呼吸が続く】
【録音レベルがたびたび上限付近まで上昇するが、絶頂の声には至らない】
≪君は自分の限界を超えている。それでも命令を守り続ける理由は?≫
『あなたを失望させたくないから……! あなたに、いい猫だって思ってほしい……!』
≪よろしい。十分だ≫
【複数の器具が同時に停止する】
【突然の静寂。セリーナの荒い呼吸だけが残る】
『……終わり?』
≪まだ絶頂を許可したわけではない≫
『分かってる……身体中が疼いてるけど、あなたが命じるまで待つわ……』
【吸着器具が乳首から外され、セリーナが甘く息を漏らす】
【膣内の器具がゆっくりと抜かれ、最後に振動器が離される】
【手首と足首の留め具が順に開く】
≪検査台から下り、私の前へ跪きたまえ≫
【セリーナが震える脚で床へ下りる】
【数歩進んだところで膝が崩れ、両手を床へつく】
≪姿勢を整えろ≫
『ええ……きちんと跪く……』
【両膝を揃え、背筋を伸ばす。首輪の金具が鳴る】
≪私を見ろ≫
『見てるわ、ヒューゴ』
≪誰が君の身体を支配している?≫
『あなた』
≪誰が君の快楽を許可する?≫
『あなた』
≪誰の命令へ従う?≫
『ヒューゴ・ストレンジ。私の飼い主。私が選んだ、たった一人の人』
≪両手を胸へ当てたまえ。自分の身体には触れず、私の言葉だけを待て≫
【セリーナの両手が胸元へ重ねられる】
≪今、君の身体には器具も指も触れていない。それでも、快感は消えていないはずだ≫
『ええ……触られていないのに、全部が脈打ってる。あなたの一言を待ってる……』
≪その快感は誰のものだ?≫
『あなたのもの』
≪ならば命じよう。今だ、セリーナ。私への愛と服従を身体で示し、絶頂したまえ≫
【セリーナが大きく息を吸い込む】
『あっ――あああああっ! ヒューゴ――――!』
【首輪の金具が激しく鳴り、両手が床を擦る】
【先ほどを上回る大きな声と全身の震えが長く続く】
【録音に激しい歪みが生じ、数秒間、音声が判別不能となる】
【やがてセリーナの途切れた呼吸だけが戻る】
≪よくできたね、セリーナ≫
『……ありがとう、ヒューゴ……。あなたに許してもらえて、嬉しい……』
≪今日の試験は終了だ≫
【硬い靴音が離れていく】
『待って』
≪どうした?≫
『まだ帰りたくない』
≪命令はすべて終わった。服を着て、収容区へ戻りたまえ≫
【長い沈黙】
『……嫌』
≪私の命令へ逆らうのかね?≫
『違う。命令される前に、私自身の言葉で伝えたいことがあるの』
≪話したまえ≫
【セリーナが四つん這いになり、ストレンジの足元へ近づく】
【両膝を揃えて床へつき、最後に額を床へ触れさせる】
≪何をしている?≫
『お願い、ヒューゴ。最後までこのまま言わせて』
【セリーナが震える息を吐く】
『最初は、あなたが私の話を聞いてくれることが嬉しいだけだと思っていた。次は、私の能力を認めてくれることが嬉しいだけだと思った。それからは、あなたに命令され、褒められることが気持ちいいだけだと思っていた』
≪今は違うのかね?≫
『ええ。あなたと離れている時間そのものが苦しいの。収容区へ戻されても、考えるのはあなたのことばかり。あなたなら何と言うか、何を望むか、次はどんな命令をくれるのか。それだけを考えて待ってる』
≪それを依存と呼ぶ者もいるだろう≫
『好きに呼ばせればいいわ。私は初めて、自分から帰りたいと思える場所を見つけたの』
【首輪の銀板が床へ触れる】
『私はあなたが好き。いいえ……愛しているわ、ヒューゴ』
【長い沈黙】
『お願い。私を永遠に、あなたの雌猫として飼ってください』
『あなたの足元で眠らせて。あなたが望むなら背中を椅子にして、器から食事を取って、四つん這いでどこへでもついていく。机の下で、今日みたいに何時間でもあなたへ奉仕するわ』
『あなたが盗めと言えば何でも盗る。戦えと言えば戦う。待てと言えば、何年でも待つ。名前も、自由も、身体も、全部あなたにあげる』
『命令して、褒めて、必要として。もう二度と、私をあなたのもとから追い出さないで』
≪顔を上げたまえ、セリーナ≫
『断られる顔を見たくないの』
≪命令だ。顔を上げろ≫
【セリーナがゆっくりと身体を起こす】
『……はい』
≪君は自由であることに執着していた。誰かの所有物となるくらいなら、孤独を選ぶ女性だった≫
『あなたに会うまではね』
≪私へすべてを差し出せば、以前の生活には戻れない≫
『戻りたくない』
≪盗みも、夜のゴッサムも、バットマンとの関係も失うかもしれない≫
『あなたが望むなら捨てる。役に立つと言ってくれるなら、全部あなたのために使う』
≪私が君の期待するような男ではなかったとしても?≫
『あなたがどんな人かは分かってる。人の心を調べ、弱点を見つけ、必要なら容赦なく利用する。バットマンへ勝つことに執着して、自分が誰より優れていると証明したがってる』
≪それでも私を愛していると?≫
『そういうあなただから愛してる。欲望を隠して善人のふりをする男より、ずっと正直だもの』
≪立ちたまえ≫
【セリーナがゆっくりと立ち上がる】
≪動くな≫
【首輪の錠へ鍵が差し込まれる】
『ヒューゴ……?』
【錠が外れ、首輪がセリーナの首から取り去られる】
『どうして外すの? 私、何か失敗した?』
≪アロマも、首輪も、命令もない状態で、もう一度選ばせるためだ。現在の君は私の囚人ではなく、猫でもない。ただのセリーナ・カイルだ≫
【首輪が机へ置かれる】
≪この扉を開ければ、君は出ていける。何も失ってはいない。以前の生活へ戻ることもできる≫
『……本気で言っているの?』
≪選びたまえ≫
【電子錠が解除され、扉が開く】
【廊下から遠い警報音と複数の足音が聞こえる】
【長い沈黙】
【やがてセリーナが一歩だけ扉へ近づく】
【足音が止まる】
【セリーナが向きを変え、ストレンジへ向かって歩く】
【彼の足元で両膝をつく】
『何度選び直しても、私はここへ戻るわ。首輪も香りも必要ない。あなたがいるから、ここを選ぶの』
≪後悔しないかね?≫
『しない。お願い、ヒューゴ。もう一度、その首輪を私につけて』
【数秒の沈黙】
【扉が閉まり、電子錠が再び作動する】
【机から首輪が持ち上げられる】
≪髪を上げたまえ≫
【セリーナが髪を持ち上げる】
【革が首へ回され、銀の錠が掛けられる】
【セリーナが安堵したように深く息を吐く】
≪君の告白を受け入れよう、セリーナ≫
【セリーナが息を呑む】
≪今日から君は囚人でも患者でもない。私の猫として私のそばに置く。君が望んだとおり、永遠にね≫
『……本当に?』
≪私は君を必要としている。君の知性も、技術も、美しさも、私へ向ける忠誠も。そのすべてを私のものとして受け入れよう≫
【セリーナが小さく笑い、すぐに声を震わせる】
『ありがとう、ヒューゴ。今までで一番嬉しい言葉だわ』
≪泣いているのかね?≫
『違う。少しだけ目にゴミが入ったのよ』
≪相変わらず、完全には素直になれないらしい≫
『あなたの猫だもの。少しくらい気まぐれなほうが可愛いでしょう?』
≪確かに≫
【ストレンジの手がセリーナの頬へ触れる】
『最後に、もう一つだけお願いしてもいい?』
≪言ってみたまえ≫
『私にキスして。命令としてではなく、あなた自身がしたいと思ってくれるなら』
【短い沈黙】
【ストレンジの指がセリーナの顎を持ち上げる】
【静かな口づけの音】
【唇が一度離れる。セリーナが追いすがるように顔を寄せ、二度目の長い口づけが交わされる】
『ん……ヒューゴ……』
【ストレンジの手が頬から首筋へ滑り、首輪の下へ指を差し入れる】
【革が締まり、セリーナが甘く息を漏らす】
≪首輪へ触れただけで、ずいぶん嬉しそうだ≫
『あなたに捕まえられているみたいで安心するの。もっと強く引いてもいいわ』
【ストレンジの指が首輪を手前へ引き、セリーナの身体を引き寄せる】
【再び深い口づけが交わされる】
『んっ……ねえ、ヒューゴ。さっき机の下で、あなたを満足させたでしょう?』
≪ああ。二十分間、実に見事な奉仕だった≫
『今度は、あなた自身の手と身体で私を満たして。検査でも試験でもなく……あなたが私を欲しがっている証が欲しいの』
≪君はすでに私の所有物だ。さらに何を証明してほしいのかね?≫
『所有物だからこそ、使ってほしいのよ。綺麗な首輪を着けて、足元へ飾っておくだけじゃなくて……あなたの好きなように、私の身体を使って』
≪ずいぶん淫らな願いを、自分から口にできるようになったものだ≫
『あなたが教えてくれたのよ。欲しいものを隠す必要はないって』
≪私が教えたのは、自分の状態を正確に報告することだ≫
『なら、正確に言うわ。あなたに抱かれたい。私の胸も、口も、脚の間も、全部あなたに使われたいの』
【数秒の沈黙】
≪よろしい。その願いを聞き入れよう≫
【ゴム手袋が片方ずつ外され、机へ置かれる】
『手袋を外すの?』
≪今夜の君は検査対象ではない。私が所有する身体へ、直接触れるだけだ≫
【素手の指先がセリーナの頬を撫で、首筋から乳房へ滑り落ちる】
【セリーナが深く息を吸う】
『あっ……温かい。あなたの手が、直接……』
≪私の手と手袋では、そこまで違うのかね?≫
『ええ。今までは観察されているだけだった。でも今は、あなた自身に触れられているって分かるもの』
【掌が乳房を包み、柔らかな肉をゆっくりと揉む】
【親指が硬くなった乳首を擦る】
『んっ……ヒューゴ……』
≪先ほどの器具で、まだ敏感になっているようだな≫
『それだけじゃないわ。あなたの指だから、身体が喜んでるの……』
【乳首が指先で摘まれ、強く引かれる】
『あっ……!』
≪君の身体が誰の手に反応しているのか、よく覚えておきたまえ≫
『忘れるわけないでしょう? 私はもう、あなた以外の男に触れられても何も感じたくないの』
≪それが本心であることは、いずれ確かめる機会もあるだろう≫
『どんなふうに確かめるつもり?』
≪君は質問を許可されていない≫
【乳首がさらに強く摘まれる】
『あっ……ごめんなさい、ヒューゴ。もう聞かないわ』
≪よろしい≫
【机の上にあった書類と器具が端へ移される】
【ストレンジがセリーナの身体を抱き上げ、机へ座らせる】
【裸の臀部が机へ触れ、首輪の金具が揺れる】
≪両脚を広げたまえ≫
【セリーナの両膝がゆっくり左右へ開く】
『これで見える?』
≪まだ足りない。踵を机の端へ載せ、両手で腿を抱えろ≫
【セリーナが指示された姿勢を取る。机が小さく軋む】
『ずいぶん恥ずかしい格好をさせるのね』
≪廊下を全裸で這って来た女性の言葉とは思えないな≫
『あなた以外の男に見られることと、あなたの目の前で一番淫らなところまで晒すことは違うわ』
≪どちらが恥ずかしい?≫
『あなたに見られるほう。でも……あなたに見てもらうほうが、ずっと気持ちいい』
≪では、自分の指で膣口を開き、私へ見せたまえ≫
【数秒の沈黙】
『自分で?』
≪従えないのかね?≫
『いいえ。あなたが見たいなら、何でも見せるわ』
【セリーナの片手が腿から離れ、濡れた肌へ触れる】
【指先が左右へ開かれ、湿った小さな音が鳴る】
『ほら……これで、全部見えるでしょう?』
≪ずいぶん濡れている。机の下へ入ったときから、この状態だったのか?≫
『ええ。あなたのものを口に含んで、喉の奥まで使って奉仕している間も、ずっと疼いていたわ。でも、自分で触れることは許されていなかったから……』
≪二十分間、触れられないまま私へ奉仕していたのだな≫
『あなたを満足させることのほうが大切だったもの。それに、我慢したぶんだけ、今は何をされてもすぐに感じてしまいそう……』
≪自分の指でクリトリスを摘みたまえ≫
『え……今、自分ではなくあなたに触ってほしいと言ったでしょう?』
≪私の所有物が、私の命令へ口答えするのか?≫
【短い沈黙】
『……ごめんなさい。あなたの身体だものね』
【濡れた指がクリトリスへ触れる】
『んっ……摘んだわ』
≪そのまま私を見ろ。自分がどれほど淫らな姿を晒しているか、言葉で説明したまえ≫
『私は裸であなたの机に座って、脚を大きく開いてる。首にはあなたの名前が刻まれた首輪。自分の指で膣を開いて、クリトリスを摘んで……あなたに見せてるわ』
≪なぜそのような真似をしている?≫
『あなたが命じたから。それに、あなたの目を見ながらこんな姿を晒すのが……気持ちいいから』
≪キャットウーマンが、男の前で自分から性器を開いているのだぞ≫
『男の前じゃないわ。飼い主の前よ。あなたになら、もっと恥ずかしいことをさせられても喜べる……』
≪では指を二本、膣内へ入れたまえ≫
【湿った挿入音。セリーナが甘く息を漏らす】
『あっ……入れたわ……』
≪動かせ≫
【膣内を指が擦る音】
『んっ、あ……! ヒューゴ、でも……これでは、さっきと同じ……』
≪何が不満だ?≫
『自分の指では足りないの。あなたのものを入れてほしい……』
≪まだ許可していない≫
『ええ……。だったら、あなたが満足するまで見せるわ……』
【湿った音が徐々に速くなる】
≪もう一本加えろ≫
『三本も……?』
≪君は、私の身体を受け入れたいと言ったはずだ。その程度で尻込みするのかね?≫
『しないわ……。あなたを受け入れるためなら……』
【指が一本加えられ、濡れた音が深くなる】
『あっ、ああ……! 中がいっぱいに広げられて……』
≪指を開き、十分に慣らしたまえ≫
『ええ……。あなたのものが入るように、自分で広げてる……』
≪誰のために?≫
『ヒューゴのため……。あなたに使ってもらうために、自分の膣を開いてるの……』
≪よくできた≫
【セリーナが嬉しそうに息を震わせる】
『ありがとう……。ねえ、もう入れてくれる?』
≪まず、私の身体を用意するのも君の役目だ≫
【ベルトの金具が外され、ファスナーが下ろされる】
【衣擦れのあと、セリーナの濡れた指が硬い肉へ触れる】
『口で満足したばかりなのに、もうこんなに硬くなってる……。私の淫らな姿を見たせい?』
≪君がどこまで従順になったのか確かめているうちにね≫
『嬉しい……。あなたの身体も、私を使いたがってくれてるのね』
≪手を動かしたまえ≫
【濡れた指が硬い肉を根元から先端までゆっくりと扱く】
『この手、さっきまで私の中へ入っていたのよ。そのまま触れば、私の濡れた匂いもついて……』
≪以前の君なら、そのような言葉を口にする男を軽蔑しただろう≫
『以前の私は、自分がこんなに淫らになれるなんて知らなかったもの。あなたに命令され、褒められて、身体を使われるのが……こんなに嬉しいなんて』
≪それが現在の君の本性だと?≫
『ええ。ヒューゴの前でだけ見せる、本当の私よ』
≪ならば、その身体を私へ差し出したまえ。机へ仰向けになり、脚を開け≫
【セリーナが指を離し、机へゆっくり背中を預ける】
【両脚が大きく左右へ開かれる】
『どうぞ、ヒューゴ。あなたの雌猫を好きなように使って』
【ストレンジがセリーナの腰をつかみ、机の端へ引き寄せる】
【硬い先端が濡れた入口へ触れる】
『あ……やっと……』
≪まだ入れるとは言っていない≫
【先端が膣口からクリトリスへ向かってゆっくり擦り上げられる】
『んっ、あ……! そんなふうに焦らさないで……』
≪君は先ほど、私の好きなように使えと言ったはずだ≫
『ええ……そうだったわ。ごめんなさい。あなたが入れたいと思うまで、このまま待つ……』
【硬い肉が濡れた肌の上を何度も往復する】
【セリーナの呼吸が急速に乱れる】
『あっ、ん……擦られるたびに、入り口が勝手に開いて……あなたを飲み込もうとしてる……』
≪ずいぶん卑しい身体になったものだ≫
『あなたのものを欲しがる身体だもの。もっと卑しくして……。あなたに使われることしか考えられない雌猫にして……』
≪よろしい。その願いを叶えてやろう≫
【先端がゆっくりと膣内へ押し込まれる】
【セリーナが大きく息を呑む】
『あっ……ああ……! ヒューゴ……』
≪力を抜け≫
『分かってる……でも、太くて……自分の指で広げたより、ずっといっぱい……』
【ストレンジが途中で動きを止める】
≪痛いのか?≫
『少しだけ。でも、止めないで……。私の身体が驚いてるだけなの。もっと奥まで入れて……』
≪自分から腰を動かし、残りを受け入れたまえ≫
【セリーナの腰が僅かに浮き、硬い肉を少しずつ飲み込んでいく】
『んっ、あ……! 自分から、あなたを中へ……』
≪最後までだ≫
『ええ……全部、私の中へ……!』
【セリーナが腰をさらに押しつけ、根元まで深く受け入れる】
『ああっ……入った……。ヒューゴのものが、全部……』
≪よくできた≫
『嬉しい……。あなたに褒められながら、身体の奥まで満たされてる……』
【ストレンジが動かないまま、首輪をつかんでセリーナの上体を引き起こす】
【深い口づけが交わされる】
『んっ……ヒューゴ……』
≪私を受け入れた感想を報告したまえ≫
『苦しいくらい満たされてる。少し動くだけで、中の柔らかいところ全部へあなたが擦れて……身体の一番奥まで、あなたにつながってるみたい』
≪誰の身体を受け入れている?≫
『飼い主の身体……ヒューゴ・ストレンジのものを、あなたの雌猫が受け入れてる……』
≪では、その言葉を忘れないよう刻みつけてやろう≫
【腰がゆっくりと引かれ、再び深く押し込まれる】
『あっ……!』
【一定の間隔で机が低く軋み始める】
『んっ、あ……ゆっくりなのに、一度動くたびに奥まで擦られて……!』
≪君の膣内が私を離すまいと締めつけている≫
『だって、引かれるたびに寂しくなって……戻ってくると嬉しいの……』
≪私が必要か?≫
『必要よ……! もうあなたなしでは満たされない……!』
【腰の動きが少しずつ速くなる】
【セリーナの呼吸に合わせ、首輪の金具が一定の間隔で鳴る】
『あっ、そこ……! 一番奥へ当たってる……!』
≪バットマンに抱かれたときも、そのような声を出したのかね?≫
【セリーナの身体が一瞬強張る】
『どうして、今あの男の話をするの……?』
≪質問に答えろ≫
『……いいえ。彼とは、こんなふうになったことはないわ』
≪彼が君を救いに来た場合はどうする?≫
『あなたの命令どおり、騙してここへ連れてくる……』
≪この首輪を見て、彼が外そうとしたら?≫
『触らせない……! これは私が望んで着けてもらった、あなたの首輪だって教える……!』
【ストレンジの腰が強く打ちつけられる】
『ああっ……!』
≪私が彼の目の前で、今のように君を使えと命じたら?≫
『従う……! あなたの机に脚を開いて、彼が見ていても、あなたを受け入れる……!』
≪彼に助けを求めないのか?≫
『求めない……! 私はあなたに使われるほうが幸せだって、あの男にも見せる……!』
【挿入の動きが次第に強く、速くなる】
『あっ、あっ、ヒューゴ……! 急に激しく……!』
≪バットマンが見ている場面を想像したまえ。君を救えると信じて来た彼の前で、君は私の身体を締めつけ、快楽の声を上げている≫
『ああっ……そんなことを言われたら……!』
≪彼へ何と言う?≫
『もう遅いって……! 私は自分からヒューゴのものになったって言う……!』
≪彼と私のどちらを愛している?≫
『あなた……! ヒューゴだけを愛してる……!』
≪彼が目の前にいても言えるか?≫
『言える……! あなたに抱かれながら、何度でも言う……!』
≪よろしい≫
【ストレンジの片手が乳房を強く揉み、乳首を摘む】
【もう一方の手が首輪をつかみ、セリーナの身体を引き寄せる】
『あっ、ああっ……! 胸も中も、一緒にされたら……!』
≪私に使われながら、バットマンを裏切る想像で感じているのかね?≫
『違う……あなたに全部を支配されてることが嬉しいの……! 身体も、言葉も、誰を選ぶかまで、あなたに決めてもらえるのが……!』
≪君は自由を何より求めていたはずだ≫
『もういらない……! あなたに選んでもらえるなら、自由なんていらない……!』
【机の軋みと濡れた音がさらに速くなる】
『あっ、ヒューゴ……もう、イきそう……!』
≪許可していない≫
『ええ……我慢する……! あなたがいいと言うまで、絶対にイかない……!』
≪私が君を抱いている間も、命令が必要なのか?≫
『必要……! 私はあなたの命令でイきたいの……! 自分の快楽まで、全部あなたに預けたい……!』
≪では耐えろ≫
【深く強い挿入が繰り返される】
【セリーナが何度も短い悲鳴を上げながら、絶頂を堪える】
『あっ、ああっ……ヒューゴ、もう……本当に……!』
≪まだだ≫
『ええ……!』
≪誰の雌猫だ?≫
『ヒューゴ・ストレンジの雌猫……!』
≪何のために存在している?≫
『あなたに従って、あなたの役に立って……あなたの好きなように使われるため……!』
≪私が望めば、何を差し出す?≫
『全部……! 口も、胸も、膣も、命も……あなたが欲しいものは何でも差し出す……!』
≪私が君を愛しているかどうかも、必要ないのかね?≫
【セリーナの声が一瞬詰まる】
『……あなたが私を必要としてくれるなら、それでいい……!』
≪私が君へ優しい言葉を与えなくても?≫
『いい猫だって褒めてくれれば、それで幸せ……!』
≪私が君を、バットマンを誘い出すための道具として使っても?≫
『使って……! あなたの役に立てるなら、どんな道具にされてもいい……!』
≪よく言えた≫
『ああっ……その言葉、もっと……!』
≪君は実に従順で、淫らな、私だけの雌猫だ≫
『嬉しい……! 私、あなたの雌猫になれて嬉しい……!』
【セリーナの脚がストレンジの腰へ強く絡みつく】
『お願い、ヒューゴ……もう許して……!』
≪何を許してほしい?≫
『イかせて……! あなたに使われながら、あなたの命令でイかせて……!』
≪それだけか?≫
『あなたの身体で、私の膣をもっと淫らにして……! あなた以外では満足できない身体にして……!』
≪君はすでに、そのような身体になっている≫
『だったら、もっと……! 二度と元へ戻れないように、完全にあなたのものにして……!』
≪私を見ろ、セリーナ≫
【セリーナが荒い呼吸のまま顔を上げる】
『見てる……あなたしか見てない……!』
≪私の身体を締めつけ、私の名前を呼びながら絶頂したまえ≫
『あっ……あああああっ――――! ヒューゴ――――!』
【セリーナがストレンジの身体へしがみつく】
【首輪の金具が激しく鳴り、机が大きく軋む】
【膣内の収縮に合わせ、セリーナの声が何度も途切れる】
『ヒューゴ……! 中が、勝手に……あなたを離さない……!』
≪まだ動きを止める許可はしていない≫
『あっ……待って、イったばかりなのに……!』
【ストレンジが腰を止めず、絶頂直後の膣内へ深い挿入を繰り返す】
『ああっ……! だめ、また……身体が……!』
≪中止してほしいのか?≫
『違う……! もっと使って……! あなたが満足するまで、私の身体を好きにして……!』
【ストレンジがセリーナの腰を机の端へ引き寄せ、両脚をさらに高く持ち上げる】
【先ほど以上に深い挿入音が続く】
『あっ、あっ、ああっ……! その姿勢、奥へ当たりすぎる……!』
≪私の所有物をどのように使うかは、私が決める≫
『ええ……! 私の身体はあなたのもの……! 好きなところへ、好きなだけ入れて……!』
≪誰にも見せられない姿だな、セリーナ≫
『あなただけに見せるの……! キャットウーマンが首輪を着けて、机の上で脚を広げて、飼い主に使われてるところ……あなただけのものよ……!』
≪いずれ、バットマンにも見せることになるかもしれない≫
『そのときは……今よりもっと淫らにして……! 私があなたを求めて鳴いているところを見せて、あの男に全部諦めさせて……!』
≪実にいい答えだ≫
『褒めて……もっと褒めながら、私を使って……!』
≪君は私の期待以上だ。美しく、聡明でありながら、私の前ではここまで淫らで従順になれる≫
『ありがとう……ヒューゴ……!』
≪誰にも飼い慣らせなかったキャットウーマンが、今では自分から脚を開き、私に使われることを懇願している≫
『ええ……! もっと言って……! あなたのものになった私を、もっと見て……!』
【挿入の速度がさらに上がる】
【ストレンジの呼吸が僅かに乱れ始める】
『ヒューゴ……もうすぐなの?』
≪ああ≫
『私の身体で、あなたをイかせられるのね……!』
≪嬉しいか?≫
『嬉しい……! 机の下では口で、今度は膣であなたを満足させられる……!』
≪では最後まで役目を果たしたまえ≫
『ええ……! 私の中へ、全部ちょうだい……!』
≪君に選ぶ権利は与えていない≫
【短い沈黙のあと、セリーナが恍惚とした息を漏らす】
『……そうね。私の身体をどう使うかは、あなたが決めることだったわ』
≪理解できたようだな≫
『ええ。どこへ出してもいい……。私の中でも、身体の上でも、口の中でも……あなたが望む場所へ、好きなようにして……!』
≪ならば今日は、君の最も深い場所へ与えてやろう≫
『ありがとう……! ヒューゴのものを、私の奥へ全部……!』
【ストレンジがセリーナの身体を強く抱き寄せ、最も深い位置まで腰を押し込む】
『あっ――ヒューゴ、そこ……!』
≪もう一度絶頂することを許可する≫
『ああっ……一緒に……!』
【セリーナの絶頂の声と、ストレンジの低く乱れた呼吸が重なる】
【首輪の金具が激しく鳴り、二人の動きが最も深い位置で止まる】
『あああああっ――――!』
【セリーナの膣内が激しく収縮する】
【数秒間、二人の荒い呼吸と細かな痙攣だけが続く】
『ヒューゴ……中で、あなたが何度も……』
≪私が与えたものを、残さず受け取りたまえ≫
『ええ……! あなたが私の中へくれるもの、全部受け取る……!』
【セリーナの両脚がストレンジの腰へ強く絡みつく】
『まだ抜かないで……。あなたのものが奥へ残るまで、このままにして……』
≪君が決めることではない≫
『……ごめんなさい』
≪だが、しばらくこのままでいることを許可しよう≫
『ありがとう、ヒューゴ……』
【セリーナがストレンジの胸元へ頬を預ける】
【乱れた呼吸が次第に穏やかになっていく】
『私、ちゃんとあなたを満足させられた?』
≪ああ。口でも、身体でも、十分に役目を果たした≫
『よかった……。あなたに使ってもらえて、役に立てたって分かるのが、一番幸せ……』
≪それを忘れないことだ。君の価値は、私の役に立つことでさらに高まる≫
『ええ。もっと役に立つわ。次は今日より上手に奉仕する。どんな命令でも聞くし、バットマンだって必ずあなたの前へ連れてくる』
≪期待しているよ、セリーナ≫
『その言葉があれば、何でもできる……』
【静かな口づけの音】
『愛してるわ、ヒューゴ』
【数秒の沈黙】
≪君は私にとって極めて価値のある存在だ。知性も、技術も、美しさも、そして私へ向ける忠誠も、ほかの誰にも代え難い≫
【セリーナが感極まったように息を震わせる】
『……それって、私をずっとそばへ置いてくれるという意味?』
≪ああ。これほど価値のあるものを、手放す理由はない≫
『嬉しい……。私も二度と離れないわ』
【数分後、二人の身体がゆっくり離れる】
【セリーナが甘く息を漏らし、すぐに膝を床へつく】
≪まだ立つことを禁じてはいないが?≫
『立ちたくないの。あなたに使われたあとは、もう一度足元へ戻りたい』
【セリーナがストレンジの靴へ口づける】
『私を使ってくれて、ありがとう、ヒューゴ』
≪顔を上げたまえ≫
【首輪の金具が鳴る】
≪今夜から君の寝床は、あの机の下だ≫
『本当?』
≪私が仕事をしている間は足元で待ち、求められれば先ほどと同じように奉仕する。理解したかね?≫
『ええ。喜んで』
≪明日以降も、許可がない限り、この部屋では二本の脚で歩く必要はない≫
『分かったわ。あなたの前では、ずっと猫らしく四つん這いでいる』
≪よろしい。では、定位置へ戻りたまえ≫
【セリーナが四つん這いになり、机の下へ入っていく】
【首輪の金具がストレンジの足元で止まる】
『ここが私の居場所……。あなたの足元で、命令されるのを待ってるわ』
≪いい猫だ、セリーナ≫
【セリーナが幸福そうに深く息を吐く】
『愛してる、ヒューゴ。永遠にあなたの雌猫よ』
【ストレンジの手が机の下へ伸び、首輪へ指を掛ける】
≪そして君は、私のものだ≫
【首輪の革が小さく軋む】
――――――
――――
――
【録音停止】
Stop テープ#5
≪聞き終えたかね、ウェイン。君は首輪か、香りか、あるいは私の命令が彼女を縛っていると思いたかったのだろう。だから私はすべてを取り除き、扉まで開けてやった。結果は聞いたとおりだ。彼女は自由へ背を向け、自ら私の足元へ戻った≫
≪実に滑稽だ。君は何年も彼女を追い続けながら、ついに帰る場所にはなれなかった。私はわずか五つの記録で、君が決して得られなかったものを手に入れた――セリーナ・カイルの愛と、キャットウーマンの完全な服従をね。だが安心したまえ、バットマン。彼女はまだ君を必要としている。私のために欺き、私の前へ連れてくる獲物として≫