ダウナー系JKの妹が、平然とエッチさせてくれる話。 作:東雲(しののめ)
七月の下旬。
大学一年生の夏という、学校にも慣れ、就活にもまだ縁遠い。
おそらく人生で最も自由な立場にいるであろう俺は、飽きるほど長い夏休みをダラダラとすごしていた。
サークルには所属せず、実家暮らし故にバイトもそこそこ。
さしてやるべきこともなく、パソコンの前にいる毎日だ。
「暇だし抜くか……」
自分に趣味や日課があるとすれば、せいぜいオナニーぐらいのものだ。
机に向かい会いながら、パソコンの検索サイトを立ち上げる。
そしていくつかの単語を入力し、ずらっと出てくる動画群からオカズを探した。
「どれも見たことあるのばっかりだな」
目新しい動画はない。
ただ文句を言いつつも、しっかりと抜きはするのだ。
今の時間は両親も妹も外出している。
安全であることを頭で確認してから、下着ごとズボンを脱いだ。
『――、――――、――――!』
イヤホンから流れてくる口淫の音を聞いて、男根がめきめきとそそり立つ。
最初はゆっくりと、気持ちが完全に乗るとしごくペースを加速させていく。
「、っ、」
できるものなら、俺も早く童貞を棄てたい。
彼女を作ればいいという話だが、なかなか現実はそう上手くはいかないのである。
「――く」
近くにあったティッシュの箱を引き寄せる。
そろそろ限界が来ると悟ったからだ。
無造作に数枚の紙を取って、絶頂に備える。
いつもならこのまま射精し、またダラダラとした時間をすごすことになる……のだが、今日だけは違った。
「――お兄ちゃん、ちょっと訊きたいことあるんだけどさ」
もうすぐで絶頂というその瞬間に。
なんと俺の部屋の扉が開けられたのだ。
聞き慣れた彼女の声に、はっとして振り返る。
「あ、ごめん、ノックはしたんだけど」
そこには黒い髪と瞳をした美少女がいた。
肩ほどまでに伸ばした髪が、汗ばんだ首に張り付いている。
学校指定のジャージを着ていて、夏休みの部活が終わって帰宅してきたばかりなことはすぐに分かった。
「
このまま帰せば顔を合わせる度に気まずい空気になるだろう。
最悪両親に報告されて……実家暮らしの自分としてはそれは厳しい。
そこで高校生の妹に、なんとか平静を装って誤魔化そうと決めた。
「ま、まず落ち着いて話を聞いてくれ」
「落ち着くべきなのはお兄ちゃんでしょ」
「と……とにかくだ。お前はまだよく知らないと思うけど、俺がしていた行為は自然現象であって医学的用語で言うとマスターベ――」
楓は昔からマイペースで落ち着いた性格、鈍感とまで言わないが時々抜けていることがある。
おそらく俺がしていたことも、知識としては知っているのかもしれない。
しかし男のものを直視するのは初めてのはずで、なるべく驚かせないように説明しようと考えた。
「マスターベ……? 見れば分かるよ。オナニーしてたんでしょ?」
「え、あ、うん」
楓は一切目をそらすことなく、淡々と見たままの事実を口にした。
あれ。なんか普通に言われてしまった。
俺と違って、妹には一抹の焦りも見られない。
無理して平気ぶっている様子もなく、いたって平然としている。
「し、知ってたんだな」
「当たり前じゃん。私もう高校生だよ?」
「それはそうなんだろうけど……」
妹の態度に驚きつつも、とかく家族会議は避けられそうな雰囲気だ。
しかし一安心をした俺はここでミスをおかす。
気を抜いた拍子にパソコンに刺していたイヤホンが抜けてしまったのだ。
スピーカーから、男根と女の唾液が混じる音が、部屋中に拡散されてしまう。
「ふーん、そういうのが好きなんだ」
なんてマヌケだと自分に憤る暇もなかった。
楓が何の気なしに近づいてきて、画面を覗き込んできたのである。
やはり戸惑う様子はない。
「そ、それで、何か訊きにきたんだろ?」
俺は少しでも話題を変えたかった。
スピーカーを急いでオフにし、ひきつった作り笑いを浮かべる。
「そうだった。お母さんに私用のシャンプーお願いしてたんだけど、どこにあるか知らない?」
「それならたぶんキッチンだ。台所用洗剤と一緒に買ってきたみたいだから」
「キッチン……道理でないわけだ」
なるほどと楓は納得した顔をする。
これで妹の用件も済んだわけだが、問題はこれからどうするかだ。
何と言って会話を打ち切るか、まさかオナニーを続けたいから出ていってくれとも……。
「続けないの?」
「え?」
「途中だったんでしょ?」
楓は俺の一物を指さした。
妹のあまりにストレートな物言いに、頭を抱えるどころか勃ちっぱなし愚息を抱えたくなる。
「――なんなら、手伝おっか?」
慌てふためく俺とは対照的に。
彼女はあまりに自然な口調で、楓は軽く首を傾げそう言ったのだ。
俺は最初、その言葉をすぐに理解できなかった。
「手伝うって……」
「なんか悪いことしちゃった気分だし。お詫び的な?」
無意識に固唾を飲んだ。
本来兄妹でそういうことは許されない。
本当であれば兄としてここは断るところだろう。
しかし寸止めをしたこともあって、俺はその欲に逆らえなかった。
「じゃ、じゃあ……」
恐る恐るで頷いた。
楓は了解という顔をして、傍にあったベッドに腰掛ける。
「で、なにしたらいい? 手コキ? フェラ? あ、それとも見抜きとか?」
「え、あ、」
「それとも――」
「み、み、見抜き……でお願いします!」
なんで敬語、と楓が笑った。
お前があんまり次々と言うから動揺したんだ。
妹はそんなテンパる兄を尻目に、淡々とベッドの上に両脚を乗せた。
そしてゆっくりと両膝を開く。
「はいどうぞ」
一瞬、息を呑んだ。
そこにいたのは妹ではなく、女だった。
俺のベッドの上で、楓はM字に股を開いている。
格好はジャージのままで、下着どころか肌の露出もほとんどないけれど。
全身から汗と混じった雌の匂いを放ち、冷めたその瞳が男根をより力強くする。
しかしなぜそんな簡単に、自分から使ってくれとばかりに――……
(手コキとかフェラとか冗談じゃなくて、頼めば本当にやってもらえた……のか?)
今になって勢いで選んだ自分に後悔する。
でもまさか。そんなことしてもらえるはずがないのに。
「早くやろ。私お風呂入りたいし」
彼女の言葉ではっと我に返る。
しかし後悔が完全に消えたわけではない。
少しでいい、なんとか妹を味わえないか。
悩んだ末に――苦し紛れのお願いをしようと決めた。
俺は男根をしごくように見せかけて、亀頭を覆っていたカウパーのぬめりを手で雑に拭い取った。
「楓」
「ん?」
「軽く……濡らしてもらいたいんだけど」
「濡らす?」
俺の言っていることがイマイチ理解できないらしい。
「お前と、喋ってる内に、チンコ乾いちゃったからさ……」
嘘であるが、しかし拭い取ったことに妹は気づいてない。
「そっか、濡れてなきゃ痛いもんね」
「うん」
「じゃあローション取ってくるよ。どこに置いてある?」
「ローションは持ってない。お金もったいないし」
「じゃあ普段どうしているの?」
「自然に濡れるのを待つ……みたいな?」
「地道だねー。もっとバイトしなよ」
なかなかグサッとくる言葉をもらう。
しかし今回はこれでいい。
「だから、楓の唾液を使わせて……ほしい」
一瞬、部屋を静寂が支配した。
「唾液? 私の?」
「自然に出るの待ってたら時間かかるだろう、お前すぐ風呂に入りたいみたいだし、それが手っ取り早いと思って……」
実はこうして喋っている合間にも、鈴口からガマン汁がダラダラと垂れているのだが、手で隠しているので楓は気づけていない。
俺はフェラや手コキまで要求する勇気はないが、せめてもと楓の唾液が欲しかった。
「んー、しょうがないか」
一瞬だけ考えたようだが、分かったよと了承した。
それからすぐに、上半身だけを乗り出してくる。
楓の吐息が剛直にかかった。
彼女の整った口唇が、俺のモノのすぐ真上に来たのだと分かる。
「ちょっと椅子に垂れるかも」
楓はそう告げた後、ごきゅごきゅと口の中で音を鳴らした。
腔内で唾液を作ってくれているのだ。
「
楓はピンク色の舌を差し出すと、その先端から泡を含んだ唾液をつーっと落とした。
「う」
カリ首のあたりに、生温かい感覚がゆっくり訪れた。
亀頭全体に唾液がまぶされ、ぬるぬるとした液体に包まれる。
口の中でかなり唾液を作ってくれたらしく、その行為は数十秒続いた。
「
舌を突き出したままのせいで、舌足らずに尋ねてこられる。
「あ、ああ」
改めて見る男根は、無残なほど楓の唾液に塗りつぶされていた。
部屋のLED照明が光を射し、粘液がテカテカと眩く反射している。
(やばい)
これまでの退屈な日々で、感じたことのないような興奮に身体が襲われた。
人生で一番興奮していると、俺は直感する。
現に自分でも見たことのないぐらい、亀頭が膨れ上がり、竿も鉄の芯が入っていると錯覚するくらい剛直していた。
勃起しすぎて痛いと感じたのは、一体いつぶりだろう。
「……っ」
慎重に男根を触ると、ぐちゃっという音がした。
数回こすれば、唾液は完全に下半身に馴染んだ。
あまりの興奮に今すぐにでも爆発しそうになるが、動かす手をまったく止めることができない。
「どう? 出そう?」
目の前で身体を差し出す妹が尋ねてくるが。
「もう、すぐ……!」
「まじ? まだ十回もシコってないけど」
「これ、ダメだ……ッ!」
「え、お兄ちゃんガチじゃん、早くテッシュ持たないと」
こんなのすぐに出てしまう。
妹に早漏と思われたくはなかった。
しかしこの快感の渦潮には逆らえない。
楓、楓、楓、彼女の身体を視姦しながら内で名前を呼ぶ。
「ねぇテッシュを――って全然聞いてないし、あーもう」
我慢なんてものは忘れ、欲望に身を投じてしまう。
加速する手の動き。
卑猥に響く、カウパーと混ざった唾液の潰れる音。
絶頂の時はすぐそこだった。
「ほんとに限界みたいだし……仕方ない、とりあえず手で受け止めるからね」
楓が急に前に乗り出してきて、その白い両手で亀頭を覆った。
上から右手、下から左手と被せてくる。
細い指同士の隙間はぴっちり閉じ、一滴の精子も零さないと、まるで非貫通式のオナホみたいに密閉させてきた。
「……ッ!」
触られたわけではない。しかしその光景を見ただけ十分だった。
俺は本当にオナホに吐き出すように、最後を決めるための腰を突きだす。
「――いくッ!」
それは爆発したかのような射精だった
鈴口から勢いよくあふれ出すスペルマが、どくどくと楓の手の中に注がれていく。
今まで味わったことのない、最高の射精感が全身を襲う。
「あっつ」
手で受け取った楓は、ポツリとそう呟いた。
その目は冷めていて、兄の射精する姿に何も感じていないようだ。
「えで……楓……」
なんとか意識を保ちたくて、絞り出すように妹の名を呼ぶ。
その間にもぐぷぐぷと音を立て精液を排出していた。
長い、長い射精だった。
「止まったかな」
射精活動が終了すると、楓は被せていた両手を開く。
「うわ。すごい量」
彼女の手は粘度の高い、真っ白な液で汚されていた。
吐き出されたばかりの精液の臭いが、対面にいる自分にまで流れてくる。
楓は特に文句をいうでもなく、溜めたものがこぼれないよう気をつけながら、数枚のティッシュを取り出すと精液ごと丸めてしまった。
「これ、捨てとくね」
照れも恥じらいもなく。
妹はそう言って、まるで単純作業のアルバイトを終えた女子高生のように、部屋を去って行った。