ダウナー系JKの妹が、平然とエッチさせてくれる話。 作:東雲(しののめ)
楓は性に無関心だ。
いや本当に無関心かどうかは分からない。
しかし少なくとも俺の性器を見ても、自分の身体を触られても、それに抵抗をしないことは分かった。
今のままでも欲望は満たせている。
しかし俺は更に先へと進みたいとも考えていた。
懸念しているのは、その更に先に対する妹の反応だ。
あいつはどんな気持ちで俺と――いや、俺の性処理をしてくれているのだろう。
「…………」
仕事から帰ってきた両親と、いつも通りの様子の妹との夕食を終え、全員がそれぞれの部屋に戻った夜一〇時の頃
俺は楓の部屋の前にいた。
何度か深く呼吸をしてから、その扉をノックする。
「楓、ちょっといいか」
『うん』
ズボンを押し上げる怒張をなんとか抑えながら、両親に気づかれないよう静かに扉に手をかける。
これまで躊躇いなく開けていた扉が、まるで鋼鉄の門のように重く感じられた。
部屋の主たる楓は夏用らしい半袖半ズボンの、薄水色のパジャマを着て、ベッドに座りながらスマホを弄っている。
「どうしたの?」
一瞬目配せをして尋ねられたが、それに答える前に後ろ手でそっと扉を閉める。
「また、抜かせてほしい」
ベッドに近づくと、スマホの画面が見えた。
どうやら今回はゲームでなく、友達とチャットトークをしていらしい。
それも一段落したようで、電源をスリープ状態にしてスマホをベッド上に置いた。
「お母さんたち下にいるよ?」
「バレないようにやる」
「ふーん、まぁいいけどさ」
黒い瞳がじっとこちらを見つめる。
今日はどうやって抜くのかと問うているように感じた。
いや、彼女はそんなことすら無関心なのかもしれないが。
「一回、立ってほしい」
僅かに首を傾げたものの、楓はすぐにベッドから腰を上げ、目の前に立ってくれた。
それから俺は、お互いの距離が数センチしかないぐらい接近する。
片手を彼女の背中へ、もう一方で臀部をつかみ、抱きしめるような形になった。
お風呂上がりのせいか体温が高く、シャンプーの匂いがいつもより強い気がする。
「――ン」
俺は自身の唇を、彼女の唇に押し当てた。
楓は喉で声を漏らしたが、それ以降は反応を示さない。
妹の許可も得ずに、これまで眺めることしかできなかった桜色の口唇をじっくり味わう。
上も下も、あますことなくリッピングした。
「口あけて、舌だして」
「…………」
楓は言われるがままに行動した。
これまで一緒のものを食べて、会話をしてきた、その舌にむさぼりつく。
唾液と唾液が混ざり合いくちゅくちゅと音を立てる。
一旦キスを止めると、俺は腔内で唾液を溜めた。
自らの舌を刺激し、唾液を大量に分泌させる。
「飲んで」
再び口付けを交わすと、溜めてた唾液を舌の乗せて彼女の中に送り込む。
楓はそれをゴクリと喉を鳴らしながら呑み込んだ。
口を離すと、つーっと糸が垂れる。
「どうだった?」
「どうって……別になんにも」
こんなことをしても、反応は相変わらずだ。
願った通りキスができた幸福感はあるが、しかしラブドールを相手にしている感は否めない。
そこで俺は更に深く繋がれるよう要求する――やめておけばよかったのに。
「……本気で、やってみてくれない?」
「本気?」
「今度は俺が舌を出してるから。楓の本気のキスやってみて」
「なにそれ」
「頼む」
「……はぁ」
面倒くさそうにしながら、楓は両手を俺の背と腰に回した。
(――っ!)
突然、にゅるりと楓の舌が絡まった。
俺の舌を丁寧に愛撫したかと思うと、上顎と下顎をなぞり、ついには腔内全体をこれでもかと奉仕していく。
(キス、上手すぎる……!)
俺は今回がファーストキスだが、それでも分かる。
これは高校生のレベルではない。
たかが口と口を交わしただけ、だがそのあまりに巧みな技に、一瞬だが腰が抜けそうになった。
しかし俺の腰は楓にがっちり固定されている。
逃げることはできない。
そのうち身体が完全に密着し、勃起した肉棒が楓の腹部に押し当てられた。
自然と腰が動いてしまうが彼女は気にも留めない。
「ンぁ~」
やっと唇を離すと「これが私の本気」と言わんばかりに、ヨダレをたっぷり含んだ赤い舌を俺に見せつけてくる。
普段の楓の姿からは考えられないぐらい下品な仕草だった。
「お前、どこでこんな……」
「本気でって言われたからやっただけ」
「っ」
楓は誇らしそうにも見下すようにもしない。
ただただ淡々と注文された通りのことを実行しただけという。
「……上、脱いで」
俺はたまらず次のお願いをした。
そして素直に従ってくれる。
妹はいそいそと服を脱いだ。
「それ……」
「ただのナイトブラだけど、どうする?」
「……脱いでほしい」
「分かった」
黒い下着を脱ぐと、前に散々射精をさせてもらった、綺麗な双房が露わになる。
キスを交わしながら、両手で執拗に揉みしだいていく。
「しごいてくれ」
俺は我慢できずに重ねて懇願する。
これまで楓で抜いてきたが、一度として自らの股間を触らせたことはない。
もしかしたらそれは断られるという不安もあった。
しかし妹の手は確かに下半身に伸びてきていた、やってくれるのだ。
「ズボン脱がないの?」
「いいから」
「でも服に染みちゃうよ?」
「大丈夫だから、早く」
楓にとって俺の不安など、まったくの杞憂であったようだった。
強引に迫ると、ズボン越しに楓の細い手が添えられた。
最初は綺麗に整えられた爪でカリカリと刺激してくる。
それからしごくというよりかは
舌を交えながら、妹に男根を弄られながら、時間が経過していく。
「お兄ちゃん、今日はなかなか出ないね」
しばらくして、妹がそう言った。
「だって摩られてるだけだしな」
「こういうのだけでも、本当に早漏の人はイっちゃうんだよ」
それは世間の常識のようなものを語っているだけなのか。
それともまさか実経験から得た言葉なのか。
俺にはどちらが真実なのかまだくみ取れない。
しかし面倒くさがりなところはあっても、俺と違って優等生で通っている楓に限って――……。
俺はそれ以上考えたくなくて、楓の右手を掴み、自らの下着の中に招き入れた。
「直接してくれ」
言われたままに、怒張にぬるりと楓の手が絡みつく。
柔らかく、小さい、男の手とはまったく違う女の手。
「あったか、てかやっぱりぐちゃぐちゃじゃん」
だが彼女はそれをさらにぐちゃぐちゃにしていく。
指を輪っかにするとカリ首をきゅっきゅと締め、余った指で裏筋をクルクルとなぞり、時には陰嚢を愛撫する。
その手の動きは、男の弱点を完全に知り尽くしているものだった。
「足震えてるけど大丈夫? やめようか?」
「お前のが、気持ちよすぎるから、」
「そ。ありがと」
俺は何も出来なくて、せめてと楓に抱きつく力を強くした。
「――そろそろかな」
楓は冷静に、手にしている一物の限界を感じ取っている。
「俺、もう……」
「どうする? このままパンツの中で出す?」
「そのまま……」
「じゃあチューしながら出そっか」
その方が気持ちいいでしょと、当たり前のように唇を重ねてくる。
実の妹に、上でもなぶられ、下でもいいようになぶられる。
しかし今ある快楽には逆らえない。
刹那、下半身に電流のようなものが走った。
どくどくと精液が流れて、楓の手から零れたものが太股を伝って落ちていく。
「か、かえ……で……」
無様に立ち尽くつくしかない、いや立っていることがやっとの自分。
朦朧とした意識で妹を呼ぶと、それに応えるように彼女は身を寄せてきた。
楓は俺の耳元で、吐息混じりに囁く。
「――たくさん出たね、お兄ちゃん」
俺はその言葉で、もう一度射精した。