ダウナー系JKの妹が、平然とエッチさせてくれる話。 作:東雲(しののめ)
「トイレ行くか……」
妹に手コキで圧倒されて。
いよいよアダルトビデオ如きでは抜けなくなった。
唯一趣味や日課と言っていたオカズ探しも、今では全くと言っていいほど行わなくなっている。
(そりゃ全部楓に抜いてもらってるし当然なんだけど)
部屋を出て廊下を行くと、同じくちょうどトイレに来たらしい楓に遭遇した。
「あ、お兄ちゃんもか」
「同時だな。じゃあ俺は一階の方の――」
と言ってから。
自分の内にまた新しい欲望が生まれる。
「待った」
トイレの扉を完全に閉められる前に手を挟む。
「一緒に入っても……いいか」
「別にいいけど?」
楓は不思議そうにしながらも了承した。
トイレは狭いので、二人で入るとなかなか身動きも取りづらい。
「――それで、どうしたいの?」
楓はよどみなく訊いた。
「見てみたいな、と」
「私がおしっこするところを?」
「あ、ああ」
「大して面白くもないと思うけどな」
そう呟き、ズボンを下ろそうとする楓――だが、俺はまたそこで待ったをかける。
「俺が脱がしてもいい?」
「流石にそんなことまで面倒くさがらないよ私」
「いや俺が脱がしたいんだ」
「ふぅん」
楓はならどうぞと、手を止めて直立する。
俺は膝を折ると、彼女のショートパンツにゆっくり手を掛けた。
ボタンを外し、チャックを下げると、ストンとそれは落ちた。
そして純白の下着が現れる。
「これが……」
洗濯カゴに入れられているのは何度も見た。
しかし幼い頃をのぞくと、生で履いている姿を見るのは初めてである。
「一応忠告しておくけど、あんまり顔を近づけない方がいいよ」
「……なんで?」
「部活終わってそのままだから。けっこう臭うと思う」
「…………」
楓は高校のバスケ部に所属している。
今日も午前中は、蒸し暑い体育館で、大量の汗を流したことだろう。
それが下着に染み付いているわけだ。
「確かに、よく見るとちょっと黄ばんでる」
割れ目のあたりに、小さなシミ模様ができている。
この時、変態的かもしれないが俺は少し感動していた。
兄の目からしても容姿端麗な妹でも、ちゃんと汗をかくし、こうして下着に染みや臭いをつけるのだと。その人間くささに感動したのだ。
「嗅いでみたい」
「本気?」
「もう少しこっち近づいて……そう、あとは腰をつきだしてもらえると」
「言っておくけど、本当に臭いからね」
しかし口調の割には、従順に腰をつきだしてくれる。
俺は遠慮せずに、割れ目へと鼻先を突っ込んだ。
大量の汗と、僅かな残尿のアンモニア臭、普通だったら忌避するような刺激臭が鼻腔を走った。
鼻が曲がりそうになるのに、何度も何度も深呼吸してしまう。
呼応するように自分の股間が反応している。
「女の子も、ちゃんと臭うんだな」
「当たり前でしょ」
確かに当たり前だ。
俺は少しでもこの臭いを嗅いでいたくて、これまで興味すらもたなかった学校生活について訊いてみることにした。
ようは一秒でも長く嗅ぎたくての、時間稼ぎが目的だったのだ。
「今日は試合だったのか?」
「ただの練習」
「他の部活のメンバーも練習後は臭う?」
「お兄ちゃん、臭いフェチなの?」
「……ただの興味だよ」
純粋に他の女の子についても知ってみたかった。
妹は下半身に兄がへばりついた状況でも表情を変えないまま、質問に答えてくれる。
「臭うのはやっぱり乾いてからだと思う」
「男もそうだな」
「でも練習後すぐもそこそこは臭うよ」
なるほど……。
俺はその言葉を聞いて、更に一つのアイディアが浮かんだ。
はたして彼女は許容してくれるだろうか?
いやこの妹なら……。
しかしそれを口にするかと悩んでいると――
「もういい? そろそろ出したいんだけど」
「あ、悪い」
流石に嗅ぐのを止め、急いで彼女の下着を脱がした。
新たに考えていたことも、また後日、時間がある時にお願いしてみればいい。
今はただ目の前のことに全神経を向けるのだ。
「うお……」
つい声が出てしまう。
なぜなら初めて女性の性器を見たからだ。
本人は見られてもノーリアクションだが。
「ちゃんと処理、してるんだな」
「女子高生ですから」
陰毛はしっかりと手入れされている。
それを見て俺はここで「全部剃ってみない?」と言おうかと思った。
――違う、そうじゃないだろう。
華の女子高生に対して、本当に望むべきは無毛などではないと謎の直感をする。
俺は寸前で言葉を呑み込み、初めに思ったこととは逆のことを口にした。
「――こ、今度からさ、そのままにしてみない?」
俺はあろうことか、陰毛を整えるなと命令をしたのだ。
流石に軽蔑されるだろうか。
妹はその意味をすぐに呑み込んだようで。
「手入れしないってこと?」
「うん」
「それはいいけど」
伸ばすこと自体は問題ないらしいが、他に懸念することがあるらしい。
「今度さ、友達と海行くんだよね」
つまり陰毛の成長具合によっては、水着からはみ出してしまう――楓はそう言いたいのだろう。
「沢山の人に見られるかもだけど、それでもいい?」
「……っ」
「セックス目的で海に来た女子高生って勘違いされない?」
確かに、そう見られてもおかしくない。
もしナンパ目的の男たちに気づかれてしまったら――……。
「どうする?」
大きな瞳で、俺に問いかける。
妹は全て理解していた。
気づかれてしまって、そしてその後どうなるか――無論、ただでは済まないと。
「それでも、いい」
否定したいのに。
俺は絞り出すようにそう言ってしまった。
「うん。分かった」
無言となったトイレの中で、楓の排尿音だけが静かに響く。
俺はただただ勃起させることしかできない。
いつしか尿意は忘れ、自分が望んだことへの期待と不安だけが内を支配していた。