ダウナー系JKの妹が、平然とエッチさせてくれる話。 作:東雲(しののめ)
午前零時過ぎ。
いつもならベッドに横になり寝ている時間帯だ。
しかし男なら一度は経験のあることと思うが、妙にムラついて眠れない夜がある。
「朝からバイトなんだけどな……」
そういう時は大抵……と言っても俺の場合はだけれど。
スマホでああでもないこうでもないとオカズを探し、ようやく眼鏡に適うものを見つければ一発抜いてようやく眠りにつける。
「楓は……寝てるよなぁ」
だが俺はもうそんなことをしない。
というかしたくない。
なぜなら楓がいるから。
いまや性欲を満足に解消するためには妹に頼るしかなかった。
「どうしよう……」
安眠をして元気よくバイトに行くためには睡眠は必須。
すっきりして早々に休むべきだ。
しかし時は深夜。
頼りになる楓はもう寝てしまっているだろう。
つまりいつものように頼ることができない状況だ。
もちろん叩き起こして処理してもらうということもできるが……。
「そんなことしたら絶対に不機嫌になる」
面倒をなにより嫌う妹だ。
睡眠を妨げようものなら、罰として当分はエッチなことをしてくれない……最悪、今後一切の性処理の禁止なんてことも考えられる。
(でも、このムラムラした気持ちは楓で発散したい)
ならばどうするか。
俺は迷いに迷って結論を出す。
「楓を起こさなければ問題はない――はずだ」
睡姦。
それが俺のこれから取ろうとする行動だった。
眠っている妹を、眠っているまま使わせてもらうのだ。
安全を講じるならネットでオカズを探すべきなのだろうが、これまでの経験と、若干の深夜テンションも相まってそんな考えになってしまう。
「手早く済ませないとな」
俺はすぐに射精ができるよう格好から変える。
Tシャツとズボンを脱ぎパンツの一張羅になった。
全裸でもいいのだが、親と遭遇したことを考えてそれだけは残す。
「部屋の電気も消して……」
妹の部屋で明かりをつけることはできない。
よって意図的に夜目を作っておく必要がある。
俺は真っ暗にした自室で三〇分ほど目を慣らしたのだった。
態勢が整うと、時代劇に出てくる忍者のような足取りで、静かに妹の部屋の前に移動した。
「……か、かえでー」
小さく小さく扉をノックして、同じくらいの音量で名前を呼ぶ。
もちろん返事は帰ってこない。
「……起きてるかー?」
慎重にドアノブを回したのに、ギギギと軋む音が出てしまうことにドギマギしつつ。
我ながら白々しい問いかけを、部屋の中に投げかける。
「…………」
当然応答はない。
耳を澄ますとベッドの方から、すーすーと寝息が微かに聞こえる。
――寝ている、完璧に。
「……探し物があってさ、ちょっと入るぞ」
そんなことわざわざ言わなくてもいいのに。
下手な言い訳をしながら忍び足で侵入した。
「エアコンつけてないのか……」
部屋はどこかジメジメとした暖流が流れている。
窓は網戸になっているが、夏の夜の暑さと楓の体温で、眠るのに最適の環境ではないだろう。
「本当に、寝てるよな……」
完璧に寝てると断言したのに弱腰の自分である。
木製ベッドの脇に移動すると、薄手の冷感ブランケットを一枚だけ身につけた妹がいた。
仰向けの体勢にいる彼女の、露出した肩を軽く指先でつついてみるが、再三であるがリアクションはない。
俺は床に両膝をついて、覗き込むように上半身を傾けた。
自分の顔が、瞼を閉じた楓の顔の目の前に来る。
(楓の寝顔……ってか、良い匂い)
本当はどんな表情なのかと興味本位だけで近づいた。
しかし接近するということは、楓の存在をより五感で感じるということである。
指で楓の頬を触るとしっとりした肌の感触があった。
どうやらだいぶ寝汗をかいているらしい。
良い匂いと漠然と言ったが、楓からは女の子のフェロモンと汗が混じった、オスにとっては少々凶悪な臭いを放っている。
(唇……)
一文字に閉じられたピンク色の口唇。
よくお伽噺などで、眠れるお姫様にキスをして起こす王子がいるが、彼らは本当に純粋な気持ちで口づけしたのだろうか。
俺には到底できない。
妹のこの顔を見てピュアなことなど考えられるわけがないのだ。
「……少しなら」
頭部だけを更に傾ける。
ちゅ、っと一瞬だけキスをしてすぐに離れる。
起きない。
全然起きない。
「楓……」
今度はもっと大胆にキスを試みる。
妹の上唇を完全に口の中に含み、ちゅぱちゅぱと吸い付く。
動きは段々と勢いを帯び、反応がないことをいいことにしばらく貪った。
ようやく離れると、唾液の糸がツーっと伸びた。
俺のヨダレによりテカテカと濡れる上唇と、乾燥して少しかさついた下唇とのコントラストがなんともエロティックに思える。
(ほんとはベロチューしたいけど)
震える手で妹の下唇を掴み、なるべく優しく下に引っ張ってみる。
露わになる薄桃色の歯ぐき、そしてガッチリと上下にしまった並びの良い歯。
睡姦もののアダルトビデオでは、ここから女性の口が簡単に開いてキスやフェラチオができる。
しかし実際に眠っている人間の口は、相当な力を込めなければ開けることができない。
そんなことをすれば必ず起きてしまうだろう、現実とフィクションは違う。
「あんまり時間もないし……」
諦めて欲望の的を首から下に移す。
俺は落ち着けよと心に念じてから、震える左手を、妹がかぶるブランケットに向ける。
まずは布の端に指を入れ、まるで足でも動かすように、人差し指と中指を交互に入れ替えながら奥へと行進していく。
そうして腕の肘ぐらいまでブランケットの中に入ったあたりで。
コツン、と爪の先がなにかにぶつかる。
――妹の身体だ。
「起きるなよ……」
彼女の夏用パジャマの構造はなんとなく覚えている。
上に着ているのは緩めのTシャツで、無理にねじ込まなくても、こちらの指や手を忍び込ませるだけのスペースはあったはずだ。
俺はTシャツの端を見つけると、己の身体を捻りながら角度を合わせ、そっと指を差し入れた。
(ここがヘソ……そしてお腹……ちょっとベタベタしてる)
薄手のブランケットではあるが、それに包まれた内部空間はもわっと熱があった。
妹のTシャツの内などより顕著で、皮膚から汗が漏れていることがすぐに分かる。
(――あ、ノーブラ)
上に上にと進むと、脈動を刻む小高い丘を見つけた。
確かナイトブラを持っていたはずだが、今夜は特に暑いこともあって脱いだのかもしれない。
そうして登っていくと小さな突起物を見つける。
視覚では確認できないが、間違いなく乳首だ。
(呼吸に合わせて……)
妹の右胸に、手をそっと被せ、段々と沈めていく。
五指がしっかり肉に食い込むと、彼女の心臓のリズムに合わせて握り混む力を強くした。
「ん――」
楓が声を漏らした。
こういった場合すぐに手を引き抜こうと考えていたが、びびったせいで抜くどころか固まってしまった。
しかし幸い起きることはないようで、この手はいまだに妹の胸を鷲づかんでいる。
危機感を覚えながらも揉みながら、段々と親指と人差し指が突起へと向かう。
(乳首、捕まえた)
完全に捉えると、指の腹同士で、やすりをかけるように丁寧にしごいてみる。
すると次第に突起の面積が増し、芯に硬さを感じるようになった。
こり、こり、こり、と刺激し続けると、楓の喉奥から声にならない声が響く。
「感じてる……のか?」
どうだろう。ただの条件反射なのだろうか。
真実はどうであれ、気づくと俺は余っていた右手で男根をさすっていた。
カウパーが漏れ出し、ぬるぬると先端を覆う。
妹の乳首をしごきながら、兄はチンコをしごく。
なんとも背徳的なシチュエーションである。
「楓の下も……」
乳首から左手を離し、今度は右に手を入れ替えて彼女の下半身へと動こうとする。
しかしここで厄介だったのが、妹の短パンは紐ではなくゴムの帯で締めるタイプだったこと。
紐なら結び目をほどくだけでいいが、ゴムとなると手を忍ばそうにも引っ張り上げる必要があり、常に彼女にかかる張力を意識しなければならない――つまり起きるリスクが高い。
「いっそ脱がした方が安全か……?」
俺は片方だけの膝立ちとなると、カウパーで濡れたままの右手をブランケットの中に挿入した。
妹の短パンでぬめりを拭ってから、左右の指をそれぞれ短パンの両端にかけると、ゆっくり腰のゴムを引き延ばした。
じりじり、じりじり、精密機械を扱うようにゆっくり降ろしていく。
最大の難所はやはり臀部を通過する時で、腰を浮かせてもらえない以上は、強引に尻下を通るしかないのだ。
「これ以上はきついか……」
結局、短パンは臀部の半分ほどの位置まで下げるのがやっとだった。
人間は意識がないとこんなに重いのかと痛感する。
代わりに正面の方は、クロッチまで見えるぐらいには脱がすことができて――
(こ、このパンツは……!)
だが本当に危機的なのはこれからだった。
指で何度も確かめて判明する。
なんと今回彼女が着用している下着は、極太のゴム帯で密着するタイプだったのだ。
分かるだろうか、ブランドの英語ロゴが帯にでかでかと書かれているようなやつだ。
とかく密着性が高く、脱がしにくいと認識してもらえればいい。
「どうする……」
これを完全に脱がすことは危険すぎる。
仮に脱がせたとしても履かせることも大変だ。
(ま、とりあずは匂いでも……)
楓の足からお腹にかけて覆っていたブランケットを、絨毯をしまう時のようにクルクルと巻いていく。
これで下半身だけは丸見えだ。
中途半端に引き下げられた短パン、ギリギリ全貌を窺える下着。
縦に眠る楓に対し、横から垂直になる形で、鼻をクロッチ部分に埋めた。
「うぉ……」
さっきまでと比べ、一番濃い臭いがする。
むわーっと湿気があって、少しだけ尿も混ざっているだろうか。
反射的に声を漏らしてしまうが、別に嫌いな臭いではない、むしろ興奮する。
逸物をしごく手が速くなっているのがその証左だ。
(せめて、指ぐらいは突っ込ませてもらいたい)
ここまで来たんだ。
一瞬、リアルに一瞬でいい。
俺は右の人差し指を先頭に、ヘソの下あたりからパンツの中に突っ込んだ。
まずはかさかさとした陰毛の感触。
前に見た時よりもだいぶ伸びたような気がする。
そして指の関節が曲げて、秘所の入口を見つける。
(濡れて……はいないか)
だが幸いなことに突っ込んだ右手は、先走りの残滓によるぬめり気がまだあった。
それを潤滑油代わりにして、第一関節ぐらいまで人差し指を膣へ挿入してみる。
ぐちゃり。
静かに寝息を立てている楓から、淫靡な音がした。
俺の指は先端とは言え確かに中に入ったのだ。
「な、なんだこれ……」
第二関節まで入れればそれはもう至福だった。
楓の膣はまずあったかい。
そして驚くべきはその搾精力と言うのか、挿入されたものを男性器と誤解しているのだろう、吸い付いてまったく離してくれないのだ。
しかも狭い膣内の内は、小さい突起がそこらじゅうで蠢いていて――
(……こういうの、ミミズ千匹って言うんだったっけ)
女性とセックスをしたことはない。
しかし楓のこれが名器と呼ばれるものだということは、指を突っ込んだだけでも分かってしまうほどだった。
(挿れたら死ぬほど気持ちいいだろうな――)
絶対に瞬殺される。
しかし限界まで腰を突き出して、子宮の中に一滴残らず精液をぶち込めたら……。
想像するだけでも射精してしまいそうになる。
というか今の想像で――
「あ。やばい」
気づくと俺は手を引き抜いて立ち上がっていた。
自分の手に出せばいいものを、最後に挿入のイメージをしたせいで自然と妹に出すことになってしまっている。
右足はそのまま、左足は自分がいる位置と反対側、ベッドの空いているスペースに乗せた。
俺の肉棒が、楓の真上――いや楓の膣の真上に来る。
「射精る!」
その瞬間だけ。
俺はぶざまな体勢ながら鬼頭を、短パンと下着の間に空いた、僅かな隙間にねじ込んだ。
すさまじい勢いでザーメンが放たれ、妹のパンツを白濁で染めていく。
一番汚したのは女の花園を守るクロッチの部分だった。
「あぁ……」
大きな多幸感と脱力感が全身を駆ける。
そんなぼーっとする頭で、少しだけ考えた。
妹は。
楓は。
――俺がセックスしたいと言ったらさせてくれるのだろうか?
分からない。
そもそもなぜ平然と性処理をさせてくれるのかも謎のままだ。
本番はこれまでのことを振り返ればさせてくれるかもしれない。
けれど、そうなったら、俺はもう。
「んン……」
楓の呻きではっと我に返る。
ただ寝返りをうっただけのようだが……。
「あ」
改めて自分がしでかしたことを省みる。
妹の下着は見るも無惨な姿。
ただでさえ臭っていたのだが、もしこのまま去れば、明日の朝に楓が気づくのは必然で……。
「ま、まずい」
俺は何十枚ものテッシュを費やして、出したものを拭い取ることになる。
まるで自分が使ったオナホを綺麗にするように。
結局だいぶ時間が掛かってしまい、寝る頃には空が明るみを帯びていた。
バイトに遅刻したのは言うまでもない――