冒険者になったけど仲間がいないので元S級でムチムチ爆乳の友ママにパーティ組んでもらった。 作:ユリイカ
茂みから覗く視線の正体に気が付いたセリアは耳まで真っ赤に染めて水の中にしゃがみ込む。だが、膝の上でむにゅりと柔らかくつぶれる爆乳が、青年の脳を直撃した。
「ごめんなさい、一言言えば良かったわね」
困ったように眉を八の字に寄せながら早口に弁明するセリア。彼女はリュートの血流の昂ぶりを露とも知らず、彼は帰りの遅い自分の様子を見に来たのだと理解していた。実際、それも当初は正しかったのだが。
「おばさん、汗臭かったでしょ。あはは」
「いや、そんなことは……」
わざと明るい調子で笑い飛ばそうとするセリアに、リュートは喉を掠れさせる。透明な水が彼女の肌に張り付く様から視線をずらすことができないでいた。
微動だにせず見つめてくるリュートに、セリアも所在なさげに身を捩る。
「その、は、恥ずかしいから……。後ろ向いてくれると嬉しいな」
川縁に衣服が置いてある。それも細い紐が大部分を占めるセクシーなビキニアーマーだが、何も纏わない現状とは雲泥の差があるらしい。童顔の青年の遠慮のない視線に晒されながら立ち上がる勇気は、未亡人に残されていないようだった
だが、身じろぎできないのはリュートも同じである。血流が一点に集中し、痛いくらいに張り詰めている。魔獣肉の滋養強壮が、妙なところに作用していた。今立ち上がれば間違いなく、尊敬するセリアに邪なものを晒してしまう。
両者ともに動けないまま、川の流れだけが延々と続く。
「怒らないから、ね。おばさんも悪いの。女ばかりのパーティに慣れてたから油断してたわ」
同性だけならば遠慮することはない。魔法使いと神官も、気兼ねなく肌を晒す仲であった。むしろ背中を預け合うほどの仲なのだから、それも当然と言えた。
だが、リュートとセリアの関係はまだそこまでの域には達していない。彼にとっては魅力的な年上の女性であり、セリアにとってはかわいい近所の子なのだ。
「こんなおばさんの裸見ても、面白くないでしょ」
緊張の糸を切ろうとして、あえて軽く言ってみる。それがリュートの、ギリギリで保っていた理性の糸まで断ち切った。
「そんなことないっ!」
「へっ? きゃああっ!?」
思わず立ち上がったリュート。その激しい声に驚いて振り返ったセリアの目に飛び込んできたのは、ズボンを突き破らんほどの力強さを見せつける隆起。若い青年の滾る情欲を魔獣の血肉が燃え上がらせている。
「りゅ、リュート君!? 待って、す、座って……」
「おばさん――セリアさんは綺麗だよ! グレイウルフを倒した時もかっこよかったけど、ずっと綺麗で可愛くて、素敵だった!」
「ちょ、ちょっと……」
火山の噴火もかくやという勢いと圧力の前に、年を重ねた熟練の余裕など綿毛のように軽く吹き飛ぶ。リュートの瞳に見たことのない輝きを見つけて、セリアは狼狽える。まだあどけない子供だと思っていた彼の、確かな成長から目を離せない。
リュートはもどかしそうに顔を歪めながら茂みから姿を表す。この期に及んでようやく、セリアは青年の身体が瑞々しく引き締まっていることに気が付いた。
「だ……だめよ、そんな」
鼻息を荒くして近づいてくる青年に、弱々しい拒絶を口にする。
確かに男女の冒険者パーティも存在し、その大半は親しい間柄にある。とはいえ、二人は立場も年齢も違いすぎる。親子ほどの開きがあるのだ。
そんな言い訳を口にする間もなく、リュートは川の中まで入ってきていた。
彼の胸中にも筆舌で尽くし難い感情が渦巻いていた。
情欲に突き動かされ、勢いのままに姿を晒してしまった。幼い頃から世話を焼いてくれ、第二の母のように愛してくれたセリアに。善意で町まで連れていってくれる彼女に対する裏切りと断罪されてもしかたないことだ。
もはや後戻りはできない。一日目が終わらぬうちに、パーティは崩壊の危機を迎えてしまった。
「セリアさん……」
青年が名前を呼ぶ。それだけで、彼女は肩をわずかに揺らした。ごくり、と生唾を飲む音さえも聞こえるようだった。
「い、一度だけよ……」
俯いたまま、彼女が弱々しく呟く。だが青年は聞き逃すことなく、はっとして目を見開く。
「わ、私のせいで……こんなことになったんでしょう……。い、一回だけなら」
応急処置みたいなものだから、と弱い理由を組み立てながら、裸の未亡人は立ち上がる。ざばりと水が落ちて、艶やかな白の肉体がリュートの前に現れた。真珠のように輝く肌が薄く朱を帯びている。
ドクドクと脈動に合わせて震え布地を突き上げる硬い影。立ち上がったセリアの、ちょうど下腹のあたりにその先端が迫っている。
「とりあえず、上がりましょう」
水の中では体温も下がる。セリアに手を引かれ、リュートは岸へと戻る。二人は無言のまま野営地へと戻る。言いしれぬ緊張感が広がる中、セリアは焚き火に火をつける。だんだんと大きくゆらめき勢いを増していく炎が、何かを暗示しているようだった。
熱に当たり、水に浚われた体温が戻っていく。二人の火照りは、ただそれだけではないはずだった。
「セリアさん……」
立ちすくむリュートの前に、セリアが跪く。その頃には、年上としての余裕をわずかに取り戻したようだった。
「大丈夫。私のせい、だものね……」
セリアの白い指が絡みつく。
ゆっくりと抵抗なく、ズボンが下げられる。
「きゃっ!」
一瞬の引っ掛かり。ぐいと進めれば、太いものが跳ね上がる。無意識に顔を近づけていた美熟女の頬を、禍々しい肉棒がぺちんと叩く。
予想を凌駕する威容に、セリアの表情が固まる。
「りゅ、リュート君、大きく、なったのね」
思わず絞り出した言葉に、青年は呻くほかなかった。彼が黙するのに反して、股間の逸物は雄弁に訴える。熱された情欲を解き放ちたいと叫ぶ。少年期の可愛らしさは面影を残す程度。禍々しく成長したそれは猛々しく膨張している。
セリアの心臓は早鐘を打っていた。目の前の青年が興奮しているのだ。他ならぬ、己の姿を見て。穴が開きそうなほどの凝視に晒され、胸の奥底から熱が湧き上がる。あどけない少年だと思っていたリュートが、親子ほども歳の離れた自分に夢中になっている。
ごくり、と生唾を飲み込んだ。
二人の息子を産み育て、十分だと思っていた。亡夫は熱烈に愛を囁くものの淡白なところもあり、褥を共にしたのは実のところ数えるほどしかない。朝の早いパン屋を営む以上、それが自然でもあった。
久しく忘れていた熱が、全身を渦巻いていた。
「リュート君も、男の子だもの……。はずかしいことじゃないわ」
この一線を越えてしまえば、戻れなくなる。
小さな理性がか細い声をあげる。頭の奥にまで響くような拍動の音が、それをかき消した。
赤く張り詰めた肉棒の先端、鈴口から透明な糸が垂れている。彼のもどかしい思いに気付いたセリアは指を絡める。太い肉竿は手のひらに収まらず、輪の形にした二本の指の先は届かない。だが血管が浮き上がりゴツゴツと隆起したそれは、灼熱を持っていた。
川の水で冷えたセリアの手のひらが触れた瞬間、リュートは小さく震える。鼻先を切先がかすめ、美熟女は思わず息を飲んだ。
「ちゅっ」
気が付けば、自ら唇で触れていた。
愛を確かめるような啄むキス。一日歩き通した濃い男の匂いが鼻腔を突き抜ける。久しく感じることのなかった生々しい匂いが、母として封じられていたセリアの、女としての欲望を溶かし出す。
一度火が付けば、乾き切った肉体に燃え広がっていく。切ない顔で快楽に耐えるリュートを上目遣いに見上げながら、夢中になって彼を貪る。無意識のうちに膝をついたまま太ももを左右に広げ、しとどに湿った黒い茂みを空いた手で掻き分け弄っていた。
淫靡な水音が、周囲にひとけもないのをいいことに静かな森を荒らす。無防備を晒しながら、一時二人は獣となって乱れる。
だが、
「セリアさんっ!」
「んっ、ぐっ――ぐぷぅ♡」
タコのように吸い付く女の口腔へ白濁の欲望を吐き出した。喉に絡みつく窒息感と濃厚さが、未亡人の全身に電流のような刺激を与え、快楽の頂点へと導く。
ビクビクと痙攣しながら余韻を感じるセリアは、一方でわずかな理性の尾を辛くも掴む。状況を思い直し、なおも物足りなさそうな顔をする青年を押しのける。
自分はあくまで臨時のパーティメンバーなのだ。青年は町につけば、同世代の若く魅力に溢れる仲間を探す。その時には、ただの近所のおばさんに戻る必要がある。
「――俺は、セリアさんと同じパーティでもいいんだけどな」
茹だるような熱の余韻。ゆらめく炎に従う影が夜を呼ぶなか、セリアは逃げるようにテントへ入る。背後から聞こえた青年の言葉は聞き間違いだと自分に言い聞かせながら。