なんか書いた短編〜ストーリーなんてねえよ〜 作:色鮮やかなりし緑色の欲望
どうも、テキトーに書き殴ったものを吐き出すだけの逆掃除機的存在です。
他のものを出すかは未定ですが、気が向いたらな、と。そもそも別の作品の息抜きに頭空っぽにして書いたものなので。
初めてのR-18作品なので、結構ぶつ切り・・・・・・かも?
よろしくお願いします。
「はっ、はっ、はっ────っ!」
「ぅ・・・・・・ぁ・・・・・・ぅぁ・・・・・・・・・ふ、ぅぅ・・・・・・っ♡」
溺れ落ちる汗。くぐもった嬌声。
肉音が鳴るたびに散り、響き、およそうら若き乙女──それも誇り高きエルフが出すべきではない歓声を前に、『白』はその脳内でピンク色の欲望がスパークする。
肉欲に支配されかけている理性の糸を必死に手繰り寄せようと少女の身体を抱きしめるが、柔らかく、細く、今すぐにも折れてしまいそうなほどに儚いそれに触れてしまったがために、逆に少年の『本能』を刺激するだけに終わり。
さらなる衝動に任せて少女の『肉』を貪り、再び浮上しそうな理性の錨を掴もうと身体を抱き寄せ、また本能を刺激し・・・・・・
「はぁ・・・・・・っ、ごめん、なさい・・・・・・ごめんなさい・・・・・・でも、きも、ち・・・・・・」
「ぁぅ、ぅぅ・・・・・・は、ぅぅ・・・・・・ま、まっで───っ!?」
静止しようとする少女の声に耳を貸さず、ただただ発情した兎の如き勢いで彼女の身体に喰らいつくことで返事とする。
少年───ベル・クラネルには、何故こんなことになっているのかは分からない。
ここが何処なのかも、理解していない。
それでも、己がやりたいことは理解している。
───貪りたい。
───溺れさせたい。
───喰らい尽くしたい。
己が知るエルフの中でも、誇り高く、怖くて、凄くて、尊敬していて。そして───可愛らしい、目の前の彼女を。
己の『白』で、埋め尽くしたい。
その衝動に逆らうことなく身体を動かし続ける彼の身体は、第一級冒険者───それも、限界を超えた能力値によって裏打ちされた通常ではあり得ざる身体能力によって一突き一突きがまさに必死の一撃ともいえる『武器』ともなった
その度に跳ねる少女の軟肉を抱きしめ、誰にも渡さない、とでも態度で表すかのように。
反対に、少女───レフィーヤ・ウィリディスは、明確に理由を把握していた。
彼と彼女は、今ここにいる場所───ダンジョンの未到達領域に、
始まりは、何時もの少女の全力の追いかけ。
ダンジョンで少年を見つけた少女が、魂にでも焼き付けられた衝動に従って追いかけ回し───こうして、二人仲良く閉じ込められる結果となった。
常であれば、すぐにでも逃げ出すために、渋々・・・・・・ほんっとうに渋々と強力し合い、ともに脱出を目指すだろう。
実際、二人は最初の頃こそ脱出するために辺りを探索していたのだ。
───しかし。
この領域は、よりにもよって『冒険者達を喰らうためにダンジョンが作り出した特別な領域』。
空気中には無味無臭の発情を誘発する『毒』が充満しており、動けば動くほどにそれが体内へと侵入し、『本能』をジワジワと刺激していく凶悪なもの。
それに気づかずに動き回った二人は、気付けば───こうして、『繋がり』あっていた。
それでも、抜け出そうと思えば抜け出せる。
少年よりも長くダンジョンで活動をしている彼女からすれば、この状況でどうすれば脱出できるのかを考えることは容易だ。
何より、交わって最初の時に、エルフとしての矜持故の高い理性を発揮し、彼を突き飛ばすことだってできたのだ。
───けれど。
「レ、ふぃーや、さん・・・・・・」
「・・・・・・・・・っ、・・・・・・っ」
───彼の視線が、少女に釘付けになっている。
何時もは彼の周囲に居る美麗な女性に向けられている視線が。
そして、レフィーヤが彼の近くに居る時には何時も居る憧れの少女───アイズ・ヴァレンシュタインに固定されている視線が。
───今は一切逸らされずに、小さな妖精に。私にだけに。何時も別の人たちに向けられている視線よりも、さらに熱っぽく、情熱的に、他のものなんて見えない、なんて言いたげに。
───なら。
(このまま、溺れるのも・・・・・・無理ないんじゃ、ないですか?)
誰に聞かせるわけでもない言い訳を内心で口にしながら、彼と同じように目の前の存在だけを見る。
お互いだけを見つめ合う男女の交わりは、まさに魂の交わりにも等しい。
お互いの息遣い、体の跳ね具合、蒸れ出る汗の蒸気。
それらだけで互いの『気持ち良い場所』を見つけ出し、お互いにそこを責め立て、お互いに快楽を募らせていく。
「はっ・・・・・・はっ・・・・・・レフィーヤ、さん・・・・・・好───」
「ま、待って!」
好意を口にしようとする少年を、声を張り上げてでも止める。
いきなり大声を出したことで締まった『内臓』が少年の肉棒を締め付け、いつもは敵を殲滅するために綺麗な声を響かせる喉が震える際に発生した音の振動が、少年をさらに責め立てる。
グッ、と奥歯を噛みながらこらえる少年を他所に、少女は何故か止めどなく溢れる涙に濡れた眼で少年の綺麗な深紅の瞳を見る。
「それ以上は、だめ、です・・・・・・だめ・・・っ、だめ・・・・・・っ」
身体を縮こませ、拒否の姿勢を取る。
それは、どんな気持ちから取った行動なのだろうか。
憧れの存在を忘れた彼は彼ではない、と彼女が思っているからか。
それとも、その言葉が、もしかしたら『心の底からの言葉ではない』かもしれないからか。
自分でもわからないくらいにグシャグシャになった感情に少女が苛まれていると、少年は───少女に、唇を落とした。
「────っ、っ!?───ッ!?」
「───ん」
いきなり口を塞がれたことに驚いて反射的に少年の胸元を押す少女の細腕は、しかし圧倒的なまでの力の違いのせいでびくともせず。
ただただ、肉壺と同じく口腔も貪られていくのを黙って受け入れていくしか無かった。
発情の熱によって高温化した舌肉が少女の歯、歯茎、喉までも蹂躙する。
経験のない──無論、少年も経験は無いが──感覚を前に、少女の身体は言い知れぬ背筋がゾクゾクと震える感覚に戸惑い、震えることしかできず。
しばらくして満足したのか、互いの唇を話せば、銀色の橋が離れ難い想いを形にしたかのように重力に惹かれて地面へと落ちていく。
「好、き・・・・・・です」
「・・・・・・し、信じられません・・・!貴方は、アイズさんを──」
少女の言葉を聞く気はなかったのか、己の素直な気持ちを口にした少年は、それまで自然と止まっていた身体を、再び動かし始めた。
「ぁっ、あっ・・・・・・っ、っ・・・・・・!」
「レフィーヤさん、声・・・・・・聞かせ、て・・・・・・!」
「っ!?」
ふるふる、と腕に噛み付くことで口内に嬌声を閉じ込める少女は、完全に蕩けきって考えられなくなりそうな頭で出来る限りの拒否の想いを、動作で指し示す。
しかし、先程も述べたように少女では、力で少年に勝てない。
彼は腕で隠されていない彼女の額へと唇を落とし、反射的に彼女が目を閉じたのを確認した瞬間───少女の腕を、強引に取り払った。
「ぁっ───!待って!待っ────ぁぁぁああああ!!??♡♡♡」
「っ!?」
口が自由になった瞬間に突かれた少女の喉より響き渡る、絶叫。
まさに魂より出でし叫びの如く勢いで出たそれは、誇り高いエルフらしい可愛らしさや気品、美しさの欠片もない。
しかし、それ故に少年の獣のような肉欲を刺激する。
「レフィーヤ、さん!可愛い・・・・・・!」
「うっ!?あ、ぁ、あ、あ、ぁぁ───!い、ひう、まあぁ!?かわ、っ、て!言わな、で・・・・・・!」
どこまでも叩きつけられる純粋な想いを受けた少女の身体は、その想いに触発されたかのように彼女を限界───絶頂へと導いて行く。
しかし、それはベルも同じこと。
これまでの冒険者としての生によって培われた我慢強さによって奥底へと追いやられていた欲望を、最後の瞬間まで持っていくかのようにさらに激しく打ち付けていく。
ただでさえレベルの差、前衛と後衛の違いによって差のある体力が、ここにきてさらにガリガリと音を立てて削られていくのを、少女はただ黙って受け入れることしかできない。
───だと言うのに。
「気持ち、いい・・・・・・です、か?」
「・・・・・・・・・・・・ぃぃ、で、す・・・・・・」
「・・・・・・・・・!」
弱々しく、儚い唇より漏れた言葉によって、了承を受けたと思った少年の動きがさらに激しくなる。
こんなにも、玩具にでもするソレの様に独りよがりの交尾なのに。
少女を見ている瞳が、何処までも欲望に塗れているというのに。
それを───少女は、事実気持ち良く感じていたのだ。
もとから素養があったのか。
それとも、常日頃からロキより受けていたセクハラが悪い方向へと働いたのか。
いずれにせよ、それは少女の肉欲を刺激し、差のある体力差をものともせずに彼を受け止めきる『器』となる。
───そして。
「う、あ、ぁぁ・・・・・・っ・・・・・・っ・・・・・・」
「ふっ、ぅぅ・・・・・・ぁぁ・・・・・・でて、る・・・・・・!」
叫びすぎて呂律の回らなくなった少女の口が、自然と体内へとそそがれる『熱』について言及する。
まるで縋るかのように少女の身体を、下手すれば殺してしまうのではないか、と思ってしまうほどに力を込めて抱きしめる少年は、衝動に任せて再び唇を奪う。
ゆっくりと快楽に浸っていた少女に水を差しかねないその行いに、けれどレフィーヤは拒否しない。
ただただ、彼女はベルのことを拒否せず、受け入れた。
それだけの話なのだ。
求められたら、散々文句を言いつつも、多分拒否しないんだろうな・・・・・・って。