ギン姉のえっちな話
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「ちっ、AMFの濃度が高すぎる……!打つ手無し、か……」
ここは時空犯罪者、ジェイル・スカリエッティのアジト。その一室にて、男が苦々しく吐き捨てた。
彼は、時空管理局に属する魔導師である。先の戦闘機人、ガジェットドローンによるミッドチルダ地上本部急襲の折に、スカリエッティのアジトに拉致されてしまったのだ。
混乱する本部の中で戦闘機人に袋叩きにされ、瀕死の重傷を負っていたハズの彼は、つい先ほど何事もなかったかのように目を覚ました。―――両手足に、枷のようなものを嵌められて。
「あらぁ?目が覚めたみたいねぇ。ご機嫌いかがかしらぁ?」
ヒールを響かせ、ブラウンの髪を編み込んだ女性―――クアットロが現れた。彼とは直接の面識がないハズだが、随分と馴れ馴れしい様子である。当然ながら、彼は警戒の姿勢を見せた。
「誰だか知らんが、機嫌が良いと思うのか?こんな状況で……」
「あ〜らぁ、ごめんなさぁい。でもぉ……愛しのギンガちゃんと初セックスできるっていうから、楽しみにしてるものだと思っちゃったわぁ」
「何!?お前……ギンガさんに何をした!?」
怒りのままクアットロに掴みかからんとした彼は、手足の枷から走る電流に身を焼かれた。クアットロは悶える彼を嘲りの目で見つめ、喜色を称えながら枷の説明を始める。
曰く、スカリエッティの自信作なのだそうだ。装着した対象の魔力を糧とし、手足の間隔が一定以上になった時、過度な敵意を持った時に電流が走るのだという。
「……で、そんな大層なものを使ってまで下っ端職員の俺を捕らえるなんて……一体何が狙いなんだ?」
「そうねぇ……。タイプゼロに成される胎児のサンプルが欲しい、ってところかしらねぇ」
「なんだよ、そのタイプゼロって……」
「そんなことも知らないのぉ?ほんっとう可哀想な人ねぇ……。まぁいいわぁ、彼女にたっぷりと教えてもらいなさぁい」
クアットロの声と共に扉が開き、小さな足音が響いてくる。そこには、彼が愛してやまないギンガ・ナカジマその人が立っていた。
しかし、普段の彼女とは異なる点がいくつか。まずは服装だ。108陸士部隊の隊服でも、バリアジャケット姿でもない。クアットロのものとよく似たラバー状のボディースーツを身に纏っていた。身体のラインがくっきりと現れるそれに、彼は思わず生唾を飲み込む。極めて扇状的な服装だった。
加えて、瞳の色がおかしい。普段の彼女の瞳はエメラルドのように美しい翠色のハズだ。そのハズなのに、現在の彼女の瞳は金色に染まっている。これらの要項に違和感を覚えながらも、彼はギンガへと強く呼びかけた。
「ギンガさん!?どうしてしまったんだ、ギンガさん!?」
「……対象を確認。”処理”を、実行します」
―――瞬間、銀光一閃。
彼が自身の顎を蹴り飛ばされたと気付いたのは、打ち上げられた身体が地面に倒れ伏した瞬間だった。鋭い痛みに悶える彼を無感情に見下ろし、彼女は彼の腹部へと踵を振り下ろす。
「ぐあ……っ……!ぎ、ギン……」
「……好き、です」
彼に抵抗する力が残っていないことを察すると、ギンガはおもむろに彼の下半身を脱がせ始めた。ベルトを引き抜き、ズボンとパンツを力尽くに引き裂く。こうして露出した彼の下半身には、いきり勃った陰茎が、天を衝くように自己主張していた。
「ぷっ、くくっ……あ〜っはっは!け、蹴られて感じちゃうなんて……!もしかしてあんたぁ、真性のド変態なんじゃないのぉ?」
「違っ……これは……違うんだ……!」
「……愛して、います」
彼の現状と勃起した事実を嘲笑うクアットロ、ギンガに向けて言い訳を重ねる彼、そして我関せずのギンガ。何とも奇妙な空間が形成されていた。
そんな空気は知らぬとばかりに、ギンガは仰向けに倒れた彼の腰に馬乗りになる。そのまま彼の首筋に両腕を回し、唇を貪った。
突然の事態に面食らう彼だったが、彼女の舌技に圧倒され、瞬く間に思考が蕩けてゆく。今まで何度も唇を重ねたが、ここまで暴力的に口内を蹂躙されたことはなかった。互いの舌が溶け合い、自他の境界が薄れていくようだ。天にも昇る快感と共に、彼の脳髄は快楽の稲妻だけが奔っていた。
「……ぷはっ。……ずっと、こうしていたかった……」
「ぎ、ギンガ……さん……」
永遠にも感じられたベーゼが終わる。無感情ながら、どこか潤んだ瞳で見つめられた彼は、自らの置かれた立場も忘れ、もう一度ギンガと吐息を一つに重ねた。二人の陰部は大層湿っており、準備万端の状態、である。
ギンガの纏っているボディスーツは便利なもので、持ち主の意思に応じて強度が自由に変えられる。強度を最低ラインにまで落とし、軽くつまんで秘所の付近を引き裂くと、彼女の愛液が漏れ出した。
彼のカウパーも含め、互いの陰部にそれぞれの体液を塗り拡げる。そして、ギンガは彼の隆起した肉棒を、自らの蜜壺に受け入れた。
「あんっ……はぁん……んっ……好き、好き……です……」
「俺も、俺もだよっ……ギンガさん……!」
仰向けの彼に跨り、激しく腰を打ち付ける。何度も、何度も。機械的なリズムで打ち付けられる腰部と、抑えきれずに小さく漏れるギンガの嬌声が織りなすギャップに、彼の陰茎はより強く、硬くなっていった。
二人の影が重なり続けるうちに、白濁が彼女を汚し、爪痕が彼の背に刻まれていく。時間も忘れ、何度もまぐわう彼らを阻むものは、もう何もなかった。
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熱く、激しく交わるうちに気を失っていた彼は、何者かに陰部を踏みつけられて飛び起きた。全身に残る倦怠感を振り払い、足の主を睨みつける。
睨みつけられているというのに余裕の表情を崩さない足の主―――クアットロは、嘲りの意を隠そうともせずに彼に告げた。
「はぁい、お目覚めの気分はどうかしらぁ?」
「……最悪だよ。のっけからお前の顔を見るハメになるなんてな」
「あぁん、ひっどぉ〜い。お姉さん悲しぃい……」
白々しく振る舞う彼女に苛立ちを感じながらも、ギンガの行方と安否を尋ねる。彼にとって、眼前の彼女などよりも、ギンガの方が気がかりだったからだ。
「ダメよぉ?他の女のことなんて尋ねちゃあ……」
「待て、なぜ脱いでいる!?やめろぉ!見たくもないものを見せるなっ!」
思わず目を瞑る彼を押さえつけ、彼の耳元で淫靡に囁く。クアットロの甘ったるい声に鼓膜が蕩けさせられるようだった。
「あんたはぁ、私たち姉妹の性処理要員なの。流石に可哀想だから、好き合ってる相手にハジメテは譲ってあげたのよぉ?優しいでしょぉ?」
魔法の扱えない魔導師が、戦闘機人の膂力に敵う道理などない。加えて、一晩中盛っていた彼に、クアットロの魔の手を退ける力は残されていなかった。自らの首筋を舐め取られながら、彼は、愛する人を思い、一人涙した。
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後日、スカリエッティのアジトはフェイト・T・ハラオウン執務官、騎士シャッハ・ヌエラ、ヴェロッサ・アコース査察官らの手によって制圧された。
アジトの最奥にて監禁されていた彼を発見したハラオウン執務官は、変わり果てた彼の姿を見て絶句した。頬はこけ、目は虚ろで、身体中を愛液が濡らしている。特に陰部周辺には、ヘドロのように粘り強く、濃厚な白濁が滴っていた。
「…………くさい」
不快感に顔を顰める。彼を救助する前に、思わず呟いてしまうほどの臭気が充満する部屋を後に、ハラオウン執務官一行はスカリエッティ達を連行した。
彼の淫靡な姿と、むせ返るほどの性のニオイが脳裏に刻み込まれ、一人の少女が悶々とした日々を過ごすのはまた別のお話。