次世代VRゲーム世界でリアルの女ども食い散らかしてハーレムなのに一生気づかない人生終わってる系おじさん 作:萍水
『どこで現在時刻を確認すればいいんですか?』
正解は『ステータス画面を表示させている間、右下に表示されるよ』である
現在時刻はちょうど日付が変わったあたり。
このルームが作成されてから既に3時間以上経過しているわけだが、今のキアラにそれを正確に知ることはできなかっただろう。彼女にはステータスを開く余裕さえなかった。
少女はずっと男に尋問されていた。いや、そこに苦痛が伴わないという点を無視すれば“拷問”と呼ぶべきかもしれない。
「付き合い始めたのは今年に入ってからです」
「彼はバレー部で、チアの応援に行ったりして1年生の時から知ってました」
「はい、学校ではチア部に入ってます」
「2年生になって彼と同じクラスになってから仲良くなりました」
「背が高くて、顔はなんていうかすごくイケメンってわけじゃないけど、笑うとかわいい」
「いつも男子としか話してないから女子に興味ないのかと思ってたけど、一緒にゴミ捨て行った時にいきなりLINE聞かれて、それから毎日やり取りするようになりました」
「後からクラスのグループLINEあるからそこから登録すればよかったのにって言ったらめっちゃ恥ずかしそうにしててキュンキュンした」
「彼はずっと私のこと可愛いって思ってくれてたみたいで、一緒のクラスになれたら絶対仲良くなろうって思ってたらしい……」
「二人だけで遊んだ帰り道に、門限何時?って聞かれて、9時って言ったら、ぎりぎりまで話したいって言われて、あ、多分今日告白されるなって思った」
「告白されて、いいよって言ったら、キスされてびっくりした……」
「はい、初めてです」
「その時の気持ち……びっくりした気持ちが大きかったです、でも、幸せだった……」
「…………彼としかキスしたことないです」
「…………
「さっきまでは、だろ?」
ようやく少女の股から引き抜いた指を、滴る雫を見せつけるようにべろりと舐めながら、男は囁いた。仮想世界のロジックがそれを反映させる仕様にはなっていないが、そうでなければ確実に指がふやけていたはずだ。
「こっちでキス、してたじゃん。誰としたんだっけ?」
「…………」
「また喋れなくなっちゃったのかな」
つつ、と指でへその下あたりを撫でさする。すると少女の体は大げさなほど、腰からビクリと跳ねた。
「っ……し、しました……ザインさんと……」
「何を?」
「……キス、を」
「何でしたの?」
「…………わかんないです」
「わかんないならまたお仕置きだな」
「やぁっ!待って、ぇ……」
ここまでもう何十遍も繰り返されたやり取り。少女はこの残酷なインタビューを受け続け、返答に窮するたびに“お仕置き”と称して体をいじくられ、男の指と舌で何度も絶頂に導かれた。仮想の肉体には疲労感は蓄積せず、すぐまた次の快楽が押し寄せてくる。
システム上、苦痛は存在しない。肉体へのダメージという概念も無い。性的行為に伴う物理的なデメリットが不自然に排除されたこの空間だからこその拷問と言える。
そして、あらゆる苦痛が排除されているとはいえ、男の技は巧みだった。少女は、その乏しい性知識と拙い体験からSEXという概念の像を漠然と心に描いてはいたが、そんなものが役に立たない相手がこの世に存在していることを思い知らされていた。
絶対に喋ってはいけないと誓った“彼”との思い出すら、蕩けきった頭では守りきることが出来なかった。
そして今またひとつ、“彼”を裏切る言葉を口にする。
「あなた……に、……憧れてた、から……です」
「へぇ、そうかそうか……」
男の顔は──ゲーム上のアバターとして、華美ではないが精悍に整えられた造形ではあるものの──ニタニタとドス黒い感情が漏れ出るような笑みに歪んだ。
「でも、彼氏とエッチしたんだろう?」
「…………はい」
「いつ?」
「…………先週の、日曜日」
「へ、ぇ……ふぅん……」
「あと……」
「え?」
「あ……」
バツの悪そうな顔をして目を逸らしたのを見逃す男ではなかった。ザインの目に、指に絡め取られ、少女は逃げられないことを悟る。
「……き、昨日……も」
「…………ほぉ」
先週の日曜日
中学生が、1週間で、2回も──
クラスメイトの、チア部の、14歳の、体を──
1週間で2回──も──味わった男がいる──
と、いう事実が、男の精神にどのように作用したかは想像するまでもない。
しかも、しかも。
「キアラさぁ。俺とこの前会った時……ちょっとだけ待って、って言ったよな……?」
「え……あっ、はい……」
「それって……ん、何?もしかして、さァ……彼氏と、さァ……初めてのエッチするまでは待ってほしい~……的な、やつだったりするのかナ……??」
「…………ぇ、と」
男の底知れない不機嫌オーラを感じ取って、快楽責めの時よりも純粋な恐怖感を覚えるキアラ。それがますます彼女を従順にさせた。
この状況から逃れる術があるとしたら、
その考えは最初の頃はまだあったけど、男に威圧され、なじられるたびにだんだんと脱出の気が萎えていった。どうせ逃げたところで、後が気まずい──というある種の若さが生み出す選択放棄である。
「いいよ、別に……気にしてないから。ね……まァやっぱりリアルの彼氏と初エッチはしたいもんなぁ……」
「ご、ごめんなさい……」
「いいっていいって、謝らないでくれよ」
もうすっかりキアラの前で被っていた頼れる先輩優しい
「ただ、俺は本気でキアラのこと気に入ってたから、ちょっと悲しくなっちゃったというか……彼氏くんに嫉妬してるのかもしれないな……」
「ザインさん……」
嘘をつくような形でおあずけを食わせたことを、どこか心苦しく思ってしまうキアラ。しょげたような男の態度が、少女の心の純粋な部分にチクチクとした痛みを与えていた。
「彼氏くんも初めてだったの?」
「はい……初カノなんです、私が」
「そっか、初めて同士なんて素敵だね」
「ぇへへ……そうですかね……」
「うまくできた?」
「はい、多分……」
「フェラとかは?」
「え?」
「手とかお口で彼のをしてあげた?」
「ん……はい……ちょっとだけですけど……」
「ふむ、ふむ……」
顎に手を当て、暫し考え込むような素振り。実のところ何も考えてなどいない。この後の流れはとっくに決めてあるのだから。
「キアラ……ごめん、お願いしてもいいかな?」
「ぇ?わ、私にできることなら」
「じゃあ、さ。俺のも……してくれる?彼氏くんにしてあげたみたいに」
「え、あの……」
「手とお口で、俺のも気持ちよくしてくれる?」
「……は、はぃ…………」
キアラの受諾も織り込み済みだ。彼女はもともと、おそらくSEXされるだろう事を覚悟してこのルームに入っている。わざとハードルを下げた要求をすることで次のステップに進みやすくする交渉術でもあり──『比較対象』を強く意識させる狙いがある。
「じゃあ、脱がしてくれるかな」
「はい……」
ベッドに膝立ちになった男の前に跪く少女。彼の顔と股間を交互に見やりながら、どうしたものか戸惑っていると。
「脱がそうとしてみて」
「あ、はい」
男の装備をつまんで、引っ張る。実のところこの行為に意味は無い。他プレイヤーの装備を強制解除させる術は無いからだ。それはキアラ自身もよくわかっている。
何しろさっき
彼女の動きに合わせてザインはステータスウィンドウを開き、操作する。装備画面で全装備解除を選択。と言っても現在は汎用男性下着しか着用していないのだが。
「ん……」
くいくいと上目遣いで見つめながら装備解除を求める少女。さっきまでの快楽地獄に比べれば気が楽なのかもしれない。上から見下ろすとますます未成熟な体の細い骨格が華奢に感じられた。そんな存在が、大人の男の欲望を処理するために、しかも彼氏がいるのに──というストーリーを改めて反芻しつつ、少女の顔に舐めるような視線を向けながら、脱ぎ捨てた。
「っ…………」
硬直したまま、動かなくなるキアラ。動けなくなる。目は一点を見据え、口は半開きで。
自分の意思とは無関係に、それを凝視してしまう。だってそれはあまりにも、彼女が知っているそれとは違っていたから。
「どうかしたかい?」
「ぁ、いえ……なんか……」
「ん?」
「……大人、って感じ、ですね……」
にへら、と媚びるような苦笑するような、少女自身初めてする表情で見上げる。きっと本能的な反応なのだろう。圧倒的に強力な、支配的な存在を前にした
美麗なアバターに身を包んでいても、そこに表出する感情は生身の人間そのものなのだ。
(女って生き物は、こういう
あどけない少女の雌じみた顔を巨大なペニス越しに見下ろしながら、