次世代VRゲーム世界でリアルの女ども食い散らかしてハーレムなのに一生気づかない人生終わってる系おじさん 作:萍水
(変な臭いがする……酸っぱいみたいな……)
(形……ごつごつしてる……血管?が、筋肉みたいに……)
(色、は……ちょっと濃い……かな?でも……先っぽだけピンク色で……)
(……こんな、全然ちがうんだ…………)
「上手だね、キアラ。彼氏くんに教わったのかな」
「えっ!?、あ、ぇと……はい……」
不意に声をかけられて、慌てた声を出す。少女の視線はさっきから、手に握り込んだ──いや、握りきれないほどのものに釘付けになっていた。男に促されるままそれをしごいているけれど、たどたどしい動きが経験の浅さを物語る。
「彼にどうやってあげたのか見たいな」
「え、っと……」
「もう片方の手でやってみせて」
「こ、こう……?」
少女は、それを握ったままの右手の横で、同じように指で輪っかを作った左手を上下させる。指の輪は、閉じている。それに対し、右手の輪は──
(うぁ……なんか……これ……良くないことしてるような感じがする……)
反射的に作った指の形で、それの太さの圧倒的な違いを示してしまったことに、罪悪感を覚えるキアラ。擬似的に、
「あっ、わ……これっ……なんか先っぽからぬるぬるしたのが……」
「気持ちよくなると出ちゃうんだよ、キアラのお手々が気持ちよくて」
「そう……なんですか」
嘘。こんな拙いテクニックで感じるような男ではない。だが今、この少女が見せた振る舞いが、愛しい恋人と侵略者の生殖器を露骨に対比させたことが、男のドス黒い征服欲を漏れ出させた。
「ガマン汁って言うんだよ。それを塗り込むみたいにしてやってごらん」
「こう、ですか……?」
ぬちゃ、ぬちゃ──と粘着質な音が立ち始める。特に先端の膨らんだ部分の、エラの張ったところを擦ると、男がうっとりとした声を出すので、何度もそうしてあげる。
(気持ちいいのかな?この出っ張ってるとこ)
(キノコみたいに膨らんでる……ゆう君のはこんなじゃなかったのに……)
「すごくいいよ、もう片方の手で竿のところもしごいてみて……」
「はい……」
左手の輪を解いて両手を使って長大な肉の竿をしごきだす少女。ザインはそこに、恋しい彼女に捨てられてしまった、哀れな彼氏くんの幻像を見た思いで唇の端を歪める。
求められるまま、少しずつ男の好むテクニックを覚え込まされていくキアラ。両手で握ると、ずっしりと重量感のあるモノからは、初めて触った彼氏のそれとは別の生き物のようにすら思える生命力が伝わってくる。
(大人のおちんちんって、みんなこうなのかな……?)
(……たぶん、違う……気がする)
しばらく、オモチャを与えられた子供のように両手でペニスをしごきあげる。ひっきりなしに漏れ出す透明な汁をまぶして、手をベトつかせながら摩擦すると、動物的な臭いが充満して、少女の鼻腔に入り込む。仮想空間に発生した“ニオイ”はアバターの感覚器官を通して受容されるという点で、現実空間と同じプロセスを踏む。
今まさにキアラがそれを味わっているように、至近距離にあるものはより強く、撹拌された空気の流れがより新鮮に、“ニオイ”としてもたらされる。
「キスしてごらん」
「え……」
上目遣いに男と目が合う。少女は、睫毛を震わせながらうつむいた。握り込んだ巨大なペニスの先端をじ、っと見つめる。無言の時が流れた。男も何も言わない。キアラの中の葛藤を知っている。その葛藤こそが男の望むものであり、最後の壁でもある。
見つめる先端部の鈴口からとろりと透明な汁が垂れてきて、思わず──
「ん……っ」
少女の唇がグロテスクな生殖器に捧げられた。
つい昨日まで、恋人に──初めてキスを交わした少年にだけ捧げた行為を、本当の顔も本当の名前も知らない
さっき交わした彼氏以外との
────これは
────本当に彼を裏切ったわけじゃない。
そう言い訳しながら、少女は心の中のざわつきをかき消すように、唇と舌で音を奏で始める。
「ん、ちゅっ……んぷ、ん、んくっ……んちゅっ…………」
ぎこちない動きがやがて一定のリズムの前後運動に収束していく。
────ちゅぽっ......ちゅぽっ......ちゅぽっ......
粘着質な水音。少女は口の中いっぱいに広がる生臭いしょっぱさを感じていた。
嗅覚と同様に、味覚が存在する。アバターの舌には仮想の味蕾が再現されており、接触した部分から“味”の情報を取得するメカニズムは現実のそれと見た目の上では同じである。
感覚器官から取得された情報はデバイスから中枢神経へと伝達され、脳においては現実のそれと同じように処理されている。
キアラが今感じている生臭さも、しょっぱさも、それらが副次的にもたらす淫猥なイメージも、情報の最終処理場である脳が受け取るものである。そして人体の反射的な作用として引き起こされるアクションが仮想でも発生していた。
大量に分泌された唾液が彼女の口中に溢れ、男の体液と混ざり合い、飲み込むこともできないまま、前後運動を続ける。赤ん坊が哺乳瓶を吸うように。
「いいよ、キアラ……いい子だね。本当にイイよ、君は……」
陶酔したような男の声は、今度はまんざら演技でもなかった。
何しろ、絶景である。裸の中学生女子が、一生懸命にむしゃぶりついている。未成熟な体を晒しながら、愛しい彼氏に捧げた無垢な唇で中年男のペニスに奉仕している。
何も指示をされないから、少女は、彼氏と交わした拙い性体験で覚えた事を実践するしかない。だが、奉仕する対象のサイズが違いすぎる。自分でもそう意識しないまま、この年上の男の、より長大なものに最適化された動きへと対応していった。
そして口いっぱいに溢れた唾液が天然ローションとなり、ぬかるんだ亀頭が何度もキアラの口から出たり、入ったり。男の征服欲を刺激するには、十分すぎる光景だった。
「あっやばいっ……出るっ、出すぞっっ、キアラッ……!!」
「…………?ん、むぐっ……!?んっ、ん!んむぅっ!!?」
切羽詰まった男の声。と共に、後頭部を押さえつけられる感触。
喉の奥までぐっと突きこまれる剛直。反射的に嘔吐感が込み上げるが、直後。
────びゅっ...びゅくっ...びゅくっっ......!!!
「おっ、おぉっっ……おぉぉ~……ああぁ……
「んふっ……!ん、ぐっ!!……ん、っふ……ぐ、ん、っ……んんッ……」
溺れてしまうかと思った。
喉奥に叩きつけられる、大量の水──ではない、粘っこい、生暖かい汁が、喉奥から逆流して口の中全体に広がってくる。強烈な生臭さ。再び吐き気を催すが、顎が外れるほどに突きこまれた肉竿の圧力でそれもかなわない。
実際、溺れることは無い。そもそもこの世界に
徹底的に排除された苦痛は、当然、人体の保護を目的としている。ただ、生まれてから現実の世界で培った経験則は消し去ることはできない。喉を塞がれれば、あるいは口中に水を流し込まれれば、人体の反射としてそれを回避しようともがくのは仮想の肉体とはいえそれを操る意識はあくまで現実のものである証左とも言える。
少女は必死に、仮想の肉体の反射で、口の中に吐き出された大量の体液を飲み干そうとした。
「げほっ、げほっ……ひどいですよ!いきなり……」
「ごめんごめん、キアラがあまりにもうまくて、かわいくて」
涙目で抗議する少女。口元から喉にかけて、飲みきれなかった汁が垂れてべとべとになっている。取り繕ったような謝罪の声も届かず、拗ねたように膨れて横を向く。
「私こんな事したくなかったのに、ザインさんのために頑張ったのに……どうせ、私のことなんてエッチの道具みたいに思ってるんでしょ」
「違うよ、本当に……気持ちよすぎてガマンできなかったんだ」
跪いて、許しを乞うザイン。
面倒くせえなあという思いと、しかしこうしているとリアルのメスガキ感が出て来て逆に興奮するなあという思いが交錯する。
機嫌を損ねられて逃げられでもしたら更に面倒くさい。男は、早々と次の手を打った。
「本気で、好きになっちゃったんだよ。歳も離れてるから言えなかったけど、キアラのこと、本当に好きなんだ……!」
軽く抱き寄せて、口づけを交わす。
「んっ……!」
少しだけ抵抗するような素振りを見せた少女だが、ありのまま受け入れた。まだ口の中に生臭い汁の余韻が残っているのに、それごと口の中、舌を絡められ、歯茎まで丁寧に舐め取られ──
「んちゅっ、ちゅっ、ちゅ……れろれろ……」
唇についた汁も、そこから顎に垂れたのも、全部舐めてくれて──
最後にちゅ、と軽く唇をついばまれて──
(この人は……本当に私のことを愛してくれてるんだ──)
そう、思ってしまった。
「もう一度言うね。好きだよ、キアラ……本気で、こっちの世界で俺の恋人になって欲しい……」
「…………ザインさん」
「…………大事にしてね?」
このとき、現実の世界で彼氏に告白された時と同じ言葉で答えたのだが、そのことだけはずっと後になってもザインにすら言わず、自分だけの思い出として心の中に大事にしまいこむキアラだった。
「もちろんだよ。絶対大事にする。……だから、キアラと一つになりたいな」
暫しの無言の後、こくりとうなずく。
(やっぱガキってちょれェなあ)
誓いの言葉を吐きながら、内心でザインはほくそ笑んだ。
「さあ……横になってごらん」
少女は従順に、男の言葉に従った。