設定…世界観、用語など
◎SS内の世界観について
フレンズは旧来より人類と共存している亜人として、一般に浸透している前提です。
フレンズは元となった動物と意思の疎通が可能で、統率することが可能。
この特性により、一部の動物は人間に危害を与えることがなくなり、獣害は近世以降激減していた。
人間と同じように社会で暮らすフレンズと野生で動物の監督者として暮らすフレンズが存在する。
フレンズは元になった動物の雄か、人間との性交渉によって繁殖する。フレンズから生まれてくる子供は皆フレンズであり、妊娠期間は人間と同様である(野生個体を除く)。
他のフレンズの中にも、元となった動物が害獣とされる種も存在するが、アライさんのみがフレンズ化した後も、害獣ムーブを継続している。
この理由としては、フレンズ化したアライさんの性格が大いに影響している説や、同一のフレンズでありながら、「変異種が存在すること」が関係するとの学説も存在する。
・けものプラズム
フレンズの体は元の動物と「けものプラズム」が組み合わさって形成されており、その効果によってあらゆる病原体や寄生虫から守られている。ただし、血中に含まれる「けものプラズム」は生命活動が停止すると、劣化に伴って腐臭を放つようになるため、食材として利用する場合は、他のジビエと同様に血抜き処理をする必要がある。毛皮(洋服のように見えるもの)や毛髪は、加工することで腐臭を出さずに活用することができる。
・固有スキル
フレンズは固有スキルを保持しており、熊のフレンズであれば強大なパワー、チーターであれば脚力に長けるといった具合に、特殊能力を保持している。
(アライさんは回復能力が高いという固有スキルをなぜか持っている、恐らく突然変異)
◎SS内に登場する法律など
・友好類人動物基本法
フレンズたちの権利や尊厳を守るために制定された法律。ほぼすべての確認済みフレンズが登録されており、アライグマも初期は登録されていたが、害獣化し、後述する「反社会的友好類人動物に関する法律」が制定されて以降、「純血種に限る」という但し書きが追加されている。この法律は社会にいるフレンズ、野生のフレンズに関係なく、適用される。
・反社会的友好類人動物に関する法律
人間、フレンズに対して敵対し、反社会的行動をとるフレンズに対して定めた法律。個体数の増加や複数の事件により整備された。フレンズの中で唯一、駆除や畜産が許可されており、前述の純血種を除けば、権利や尊厳から弾かれた存在であることが明記されている。繁殖のスピードから個体数管理は難しいため、有効活用などについても同時に検討され、実施されている。
※制定後に国指定を受けたフレンズはアライグマだけである。
◎主な有効活用について
①フレンズ向け食材活用
フレンズは純粋な食事だけでも生存は可能だが、「けものプラズム」が鈍化するため、種族特性が薄くなり、衰弱する危険性がある。野生のフレンズに関しては、そのまま野生のアライさんを食べるため問題ないが、社会で暮らしているフレンズは食べることができないこともあるため、重要な栄養素である。そのまま加工される場合や、「けものプラズム」を抽出した「アラプラズム」として添加することも多い。フレンズだけでなく、人間に対しても、滋養強壮剤としての効果が期待されている。野生のアライさんもジビエとして好まれているが、前述の血抜きや見た目が人間に近いことによる忌避感もあり、料理人は限られている。
②フレンズ向け輸血、臓器ドナーとしての活用
他種フレンズであっても輸血や臓器移植は可能であるため、フレンズ用のドナーとして活用されている。人間への転用は残念ながら確率されていないが、血清から抽出した「けものプラズム」を活用する臨床実験が進められている。大手フレンズ向け製薬会社では大規模なアライさんプラントが存在しており、日々、フレンズ医療の発展に寄与している。
③有事発生時の探索利用
現代ではドローン等のロボットを使用する方が圧倒的に効率的であるため、減少している活用法。情報工学が未発達な時代において、調教されたアライさんは優秀な探索機器であったとされる。しかしながら、近世で発生した原子力発電所事故への投入により、変異種の発現に繋がったとする学説もあり、評価は別れている。
◎対アライさん用品
・プラズム凝固剤
「けものプラズム」を凝固させることでアライさんを眠らせる薬剤。家アライさんに高い効果を持つ(山アライさんは幼獣にしか効かない)。あくまで体内のプラズムを凝固させることで冬眠状態を作り出しているだけであり、使用しても無害のため活用しやすい。
・殺アラ剤
アライさん用の駆除剤。亜成獣期の家アライさんまで効果がある。一般に販売されていない業務用の場合、高い殺傷能力を持っているため、所持には免許が必要である。用途によって複数のタイプがあり、現場によって使い分ける。