無能と蔑まれたTS転生者、実は男女比1対100の世界を終わらせる力の持ち主でした 作:さっきゅんx
「実はこの世界は、男性が生まれにくい訳ではない」
そう言って王イチリは、畑に生えた雑草を掴み。
「男の赤子が生まれたら最初の王候補を除いて、二人目以降は摘み取る習わしなのだ」
と、その雑草を引っこ抜く。
「酷い。人の命を何だと思って……」
「アタイも知らなかったぞ、そんなの!」
ハルカが悲しげに、タケリが驚いたという感じで続けて声をあげる。
「植物の間にはあるよ、自己間引きのような習性が」
「知ってるわ、でもわたくし達は人間で植物じゃない」
カヤがおかしな方向に話を広げそうになるのを、ツムグが軌道修正する。
「カヤも騎馬団に来る前を思い出してごらんなさいな、村から不要扱いされて追い出される辛さを。
間引かれるというのはもっと重くて、生きることすら許されないの」
「……確かにそうかも。ごめんなさい」
ツムグの説明にカヤも納得、というか反省したらしい。
「だがワシは辛くもそれを逃れ、こっそり別の母の元で生かされていた。
一方この村の最初の男の子は成長して、次の王になるのだが」
ああ何となく話が見えてきたぞ、つまり。
「そいつが好き勝手するもんだから村民の間から不満が出てな。ワシが担ぎ出されて、けっきょくそいつは村を追い出されたよ」
そう、クーデターが起きてイチリが新たな王になったという訳だ。どんだけ先代王が酷かったのは知らないけど、畑作業を一緒にやるような傲らない気さくな王なら、確かに民はついてくるのだろう。
それはただ発明だけに興味を持つバンリとも相性が良く、そして。
「危うさも、感じるわね」
そうツムグがボクの言葉を代弁する。周囲の村を集めた集会で何が語られるか、そして鉄砲の量産、それ次第でこの村を統べるイチリが何をしようとしているのかを見極める必要があると思ったのだ。
『しばらくこの村に滞在する予定ですかマスター。その判断は正しいと思います。ところで』
トークがいつもの口調でそう促すと同時に、前置きをしてくる。
『何か、考え事ですか?』
ああうん、カヤがちょっとね。
ツムグとの会話以降様子がおかしいというか、ずっとうつむいてるんだよね。
——
その日の夜。
「カナタ、ちょっといいかな?」
とカヤに声をかけられ、ボクは彼女と村を抜け出し近くの森に出向く。
武器も持たずに女性二人で大丈夫か?と思われそうだがそこはカヤの植物と話す能力の恩恵。
危険な獣が寄り付かない穴場を彼女の友人の草木が案内してくれるのだそうだ。
ボクらは隣り合って座り、綺麗な満月が夜を照らす。
さて、と。話は今日の昼の件かな?
「すごいねカナタは。すぐ分かっちゃうんだ」
カヤが目を丸くする。
「うん、そう。あのさ、カヤって変な子だから」
変?個性的という意味ならもっと癖の強い仲間がいっぱいいるし、カヤはその、それと比べたら悪い意味じゃなくて大人しい方だと思うけど。
「んー、そう言う意味じゃなくて。
ツムグさんにも良く言われるんだ。考え方が植物に寄り過ぎるって」
ああ、言われてみれば。
お世話係だった初対面の時も植物と会話出来るのを話しすぎてツムグにたしなめられてたし、昼間だって間引きの話で同じツムグに起動修正させられてた。
でも、それって悪い事かな。
「悪い事だよ!結果迷惑かけてるし」
迷惑だとは思ってないと思うよ。あれはカヤの考えを尊重しつつ他の考えもあるよって促してる彼女なりの優しさだと思う。
ボクはカヤの、そう言う不思議な感性は魅力だと思うけどね。
「本当に?あのね、カヤっていつもこうだから前いた村では酷かったの!」
前のめりに語り出すカヤ。
「植物と会話出来るのを嘘つき呼ばわりされるのはまだマシで……カヤを産んだママに、お前は人間じゃない、植物の化け物だまで言われた事があるよ」
うわ、それはひどい、実の娘になんて事言うんだよ!
「だから団長とツムグさんと……カナタだけだよ。
カヤに、一人の人としてちゃんと向き合ってくれるの」
ボクは仲間として当たり前の事をしてるだけなんだけどなあ。カヤにとって、その当たり前すら貴重に感じるくらい孤独だったって事か。
「だからうん、最初に会った時から好きになってた。
そしてその想いは収まるどころか、ずっと強くなっていってるの」
カヤ……。
「ねえカナタ、カヤをあなたのお嫁さんにしてください。
それが無理なら、種付けだけでもいい。
カナタの子供を、カヤに実らせて?」
まるで花の受粉のような軽さで、カヤが言葉を選ばずにそう言う。
カヤらしい物言いだと思ったけど……ちゃんと愛するよ、一人の女性、お嫁さんとして。
「嬉しい!」
そう言って、勢いよく抱きついてくるカヤ。
「あのねあのね!カヤ、ハルカやタケリがずっと羨ましいと思ってたんだ。
ツムグさんには悪いけど、一歩先に行けたかな」
えーっと、とりあえず今日はもうツムグの話は忘れよっか。カヤだって、他の女性と比べられたら嫌だろ?
「うん凄く嫌。ここからはカナタにカヤだけを見て欲しい」
独占欲が強いのはハルカそっくりだな……って二人とも気を悪くしそうだから本人達には言わないけど。
『はいマスター、いつものですね!』
とトークが言い、ボクは男性化する。
あとカヤには、ハルカ達にはまだ試してないあれを……はむっ。
「えっ、カナタ何を?」
驚くカヤ、でも嫌がってる感じはない。
ボクが今行ってるのは耳の甘噛み。
神経の集中する箇所だから、これだけでも感じる女性は多い……はむはむ。
「ああっ、食べられちゃってる。カヤ、木の実みたいに食べられちゃってるよおお」
ほう、カヤらしいと言うか面白い反応が返ってくるなあ。ちょっとマゾ気質持ちかもしれない。
それならば、と。
「ひうっ、吸われてるっ!体の、あちこち!
痛気持ちいい!」
彼女の全身をキスマークが付くほど甘噛みする。後で他の女性に指摘されると面倒(と言うか私もして欲しいと言い出しそう)なので、出来るだけ目立たない箇所に。
さて服を脱がして……おおう。
「どうしたの、カナタ」
カヤは、普段の地味なイメージとは違って体毛、腋の下や股の間といった箇所が密林であった。
原始時代のこの世界だがアソコの毛を石器で剃毛する文化があって、ハルカやタケリも綺麗にしてたイメージがあるからなんか新鮮。
「ここに自分で刃を当てるの怖くて……変かな?」
カヤが申し訳なさそうに尋ねてくる。
これはこれでアリだけど、気になるなら今度剃ってあげようか?
「カナタが?恥ずかしい……けどお願いしたいかも」
耳まで真っ赤にしながらカヤが言う。
まあ、毛があろうがなかろうが、する事は同じだけどね……ちゅうちゅう。
「やあんっ、カナタ上手ぅ」
気持ち少し強めの刺激を与えたが、カヤにはちょうど良いと感じるらしい。
ならばと、陰核を鼻で擦るようにしながら舌を穴に差し入れると。
「……ひゃうっ、みひぁっ」
もう言葉にならないほど感じまくって、濡れ濡れ大洪水の状態になっていた。
ちなみに彼女の胸はハルカより大きめ、タケリより小さめの標準サイズ。ただ一つ特徴的なのは乳輪が少し突起してるパフィーニップル気味な事かな。
こう言うのって普通は子供から大人になる過程で適度に落ち着くって聞くけど。
それに。
「ひゃあああんっ!」
パフィーニップルの子は神経が集中してて感じやすいって聞くけど本当みたいだな。
であるなら。
「本当に、この体勢でするの?」
とカヤが尋ねてくる。
草むらの上での、背面からの側位に彼女は戸惑い気味で、確かに初めてにはハードル高いかもしれないけど。
カヤ、こっち向いて?
「えっ……んちゅ」
上半身で後ろを向かせてからのキス。
「……んやぁ……」
からの、そっと胸への愛撫。
抱き合って密着を好むハルカや後方から激しく突かれるのが好きなタケリとも違う絶妙な距離感が、ボクとカヤの間には合ってる気がしたのだ。と言うか感じやすい子だからいっぱい触りたいし。
ボクは胸を触っていた右手を彼女の股間に滑らせ、もう一度だけ湿り具合を確認すると。
「あっカナタのが入って……くる」
カヤがそう口にする。痛かったら言ってね?
「大丈夫……ん゙っ」
言葉とは裏腹に辛そうだったので、というか無意識だろうけど彼女の手がボクの腰を押しのけようとしてるので、ボクは下腹部に伸ばした手で陰核に刺激を与えてみる。
「……みやっ!」
猫のような喘ぎ声をあげるカヤ。
それでチカラが抜けたのか、一気にボクのモノをズブズブ奥まで受け入れた。
「カナタのおっきい……ジンジンするう。あんっ」
とりあえず彼女の痛みが引くまで、胸と下腹部の愛撫を続けるつもりでいたが。
「……動いても、良いよ?」
とカヤが言うので愛撫を絡めてゆっくり抽送を始める。また痛がるようなら考えよう。
「んっ……少し痛いけど、気持ちいい」
実際彼女のマゾ気質が程よく潤滑油にもなっているようで。
「はぁっ……なんか、変……身体が、あっつい」
徐々に快楽の方が上回って来ているようで、ボクは腰の動きを早める。
「動き、つよ……はあんっ、あっあっあっ!」
カヤの中が、もっと欲しいとせがむように締め付けてくる。ならばとボクはスパートをかける。
「いいっ、それいい……はあっ、来ちゃう!カナタ、カナタぁ……ああん!」
くっ、ボクもそろそろ限界だ。出すよ?
「来てえ!カヤの中に種付けしてぇ……あっ、ああああああんっ!」
カヤは絶頂を迎え、そのまま気を失った。
『おめでとうございます。新しい能力、お取り寄せを入手しました』
トークが嬉しそうにそうアナウンスする。
えっと、通販サイトか何かかな?
⬜️世界の真相
実は男女比は人為的なもので男性が生まれたら間引きされていた。
イチリ王は辛くも難を逃れた生き残り
※能力追加の件、お取り寄せについて説明しなかったのは次話の伏線です。