※この作品はR-18です。

デカパイ高級アンドロイドテスター企画inショタ   作:すばみずる

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 温かく湿った空気がケンタの全身を包み込む。

 

 VIPルームが並ぶルートから直通する通路を抜け、館内着を置く前室を抜けた先に広がっていたのは、屋内とは思えないほど広大なスパエリアだった。高いガラス張りの天井からは眩ゆい陽光がさんさんと降り注ぎ、水面をきらきらと乱反射させている。

 

 見渡す限りの空間に、多種多様な水のアクティビティとリラクゼーション設備が配置されていた。

 

 中央には波の出る広いプールがあり、その奥には岩山を模したオブジェから滑り降りる簡易的なウォータースライダーが見える。少し離れた場所には泡が白く噴き出すジャグジーや、ゆったりと浸かれる温水プールゾーンの案内もある。ドライサウナにスチームサウナや塩サウナ、水辺のあちこちには休息を取るためのチェアベッドがずらりと並べられていた。

 

 休暇を満喫する人間の男女や美しい水着に身を包んだアンドロイドたちが思い思いの時間を過ごしており、楽しげな水の音とざわめきが心地よく響き渡っている。

 

「すっごい! あっちにスライダーもあるよ!」

 

 初めて目にする本格的な設備の数々に、ケンタは目を輝かせた。

 

 先ほどまでのVIPルームでの淫靡な雰囲気はどこへやら、小学生らしい無邪気な好奇心が勝り、ケンタは小走りで波の出るプールの方へ向かおうとした。

 

 しかしその肩を、後ろから伸びる手が優しく引き留める。

 

「お待ちください、ご主人様。逸る気持ちはよく分かりますが、いきなり水に入るのは危険です。まずはしっかりと、準備運動をいたしましょう」

 

 競泳水着姿のプラティアはいつになく真面目な顔つきになっていた。どんな場所であろうと彼女はケンタの安全と健康を第一に管理するメイドであり、それが水場となれば過保護さは一層篤くなる。

 

「はーい」

 

 ケンタは大人しく頷き、プールサイドの邪魔にならない場所でプラティアと向かい合って並んだ。

 

「それでは、屈伸からまいりましょう。いち、に、さん、し……」

 

 プラティアの掛け声に合わせて、二人で膝を曲げ伸ばしする。

 

 しかしケンタの視線はしばらくすると体操そのものではなく、目の前で動くプラティアの肉体へと否応なく吸い寄せられてしまう。

 

 黒一色の極めて健全なデザインであるはずの競泳水着。それがプラティアの肢体を包み込んだことで淫らなものへと変貌してしまっていた。屈伸をするたびに布地の奥で抑え込まれているはずの身体の膨らみが、自らの質量を持て余して水着の生地を押し上げ柔らかさとして主張しているのだ。

 

 続いて、伸脚。プラティアが片足を横に大きく開き、腰を深く落とす。ハイレグカットの布地が豊かなヒップの肉にさらに深く食い込み、むっちりとした太もものラインがこれ以上ないほどに強調される。

 

 腕を頭上で交差させ、背伸びをするようにぐっと胸を反らせる動作では、乳房の輪郭が普段とはまた異なる曲線を描いてその先端の形まで浮かび上がり、布が裂けて中身が飛び出してくるのではないかとケンタがヒヤヒヤするほどだった。

 

 準備運動で筋肉をほぐすためのわずかな震えや動きのすべてが、プラティアの肉体を過剰なまでに煽情的に魅せてくる。ケンタは自分の体操などそっちのけで、生唾を飲み込みながらその扇情的な動きを食い入るように見つめ続けていた。

 

 プラティアはケンタからの露骨な視線をはっきりと自覚していた。それでも咎めることはせず、むしろその視線を心地よく受け入れるように微笑みを浮かべたまま、時折わざと胸を大きく揺らすような少し大げさな動作を交えて準備運動を続けていた。

 

 

 

「しっかりと筋肉がほぐれましたね。お疲れ様でした」

 

 最後の深呼吸を終えてから、プラティアは満足げに頷いた。少しばかり長く時間を取ったのは体操の手際がゆっくりな主人のためであり、決して自分の色香をアピールしたいがためではない。

 

「よろしければ、まずは最も広いあちらのプールエリアから行くのはいかがでしょう」

 

 プラティアの提案にケンタは賛成し、二人は連れ立って波の出るプールへと向かった。

 

 軽く水を浴びて水温を確かめたあと、ゆっくりと水の中へ足を踏み入れる。適切に温度管理されているプールは冷たすぎることはなく、肌に心地よく馴染む具合だった。

 

「よ、っと……プラティアも大丈夫?」

 

「はい。お心遣い、ありがとうございます」

 

 ケンタの腰のあたりまである水深のプールを、二人でゆっくりと歩き回る。

 

 燦々と照る日の下での水の中という特殊な環境下で、プラティアの肌は水を弾いてさらに美しく輝き、濡れた競泳水着は先ほどよりもさらに密着度を強調させるように彼女の身体のラインを際立たせていた。

 

 隣を歩くケンタにはそれがえっちであると興奮させると同時に、たまらなく誇らしくもあった。

 

 ふと視線を横に向けると、少し離れた場所で他の人間の客やアンドロイドたちが長方形の大きなマット型のフロートを水面に浮かべ、その上に寝そべって優雅に波に揺られているのが見えた。

 

 浮き輪よりも大きくて、なんだかベッドみたいで気持ちよさそうだ。ケンタは目を輝かせ、レンタルコーナーの方を指差した。

 

「ねえ、プラティア。僕もあの浮かぶマットみたいなやつ、借りてこようかな」

 

 そう言ってプールサイドに上がろうとしたケンタの腕を、プラティアが水の中でそっと掴んだ。

 

「その必要はありませんよ、ご主人様」

 

 プラティアはいたずらっぽく微笑むと、自分の豊かな胸元を軽く叩いてみせた。

 

「ご主人様には、わざわざレンタルなどしなくても……ここに、専用のフロートがございますから」

 

「え?」

 

 ケンタが首を傾げている間に、プラティアは水の中でゆっくりと身体を後方へと倒していった。

 

 そして滑らかな動作で脚まで倒すと水面へと仰向けになり、全身の力を抜いて大の字に浮かび上がったのだ。

 

 最新鋭の人工頭脳による重心制御を駆使して、プラティアの身体は絶え間なく微細な調節を行っていく。機体バランス、流体調整、あらゆることを行いながらも表には決して見せないまま、水面にピタリと安定させてみせた。

 

 水上から突き出しているのは少し濡れた顔と、そして黒い水着越しでも島のように巨大に隆起している二つの果実だけだ。

 

「さあ、どうぞ、ご主人様。私の上に」

 

 水面に揺られながら、プラティアは両腕を軽く広げてケンタを誘う。

 

 周りには他の客もたくさんいるのに。こんなところで、プラティアの身体の上に乗るなんて。

 

 ケンタは顔を真っ赤にして周囲をきょろきょろと見回したが、プラティアのその仕草と、身体に乗るという甘美な提案には到底抗うことができなかった。

 

 意を決して、ケンタは水の中でプラティアの身体の横へと回り込んだ。おそるおそる足を上げ、仰向けに浮かぶプラティアの腹部を跨ぐようにして、馬乗りになる形で腰を下ろす。

 

 水着越しに臀部へ伝わってくるのは、信じられないほど柔らかくて温かいお腹の感触。

 

 ケンタがバランスを取るために少し背筋を伸ばし、周囲を見渡そうとしたその時だった。

 

「ああ、申し訳ございません。ケンタ様がそのように身を起こしたままですと……少し、バランスを取りにくいかもしれません」

 

 プラティアが困ったような声を出し、広げていた両腕をケンタの方へと伸ばす。

 

 そしてケンタの両手首を優しく掴むと、そのまま自身の顔の方へとぐいっと強く引き寄せたのだ。

 

「わぁっ!?」

 

 バランスを崩したケンタの上半身が、前方へと勢いよく倒れ込む。声を出そうとした口が、途方もない質量の柔肉によって完全に塞がれた。

 

 同時にプラティアの両腕がケンタの背中に回り込み、逃がさないようにしっかり優しく抱きしめられる。

 

 傍から見ればプールで子供が保護者に水泳の指導でもされているかのような、微笑ましい光景にしか見えないかもそれない。

 

 密着している二人の世界ではまったく違う。顔を深く胸に埋められたことで、ケンタの腰の位置がずり下がり、彼の股間がプラティアの水着に包まれた腹部へ密着してしまったのだ。

 

 水着一枚を隔てているのはいつもの甘やかしとは遠い筈なのに、何故だかケンタにはプラティアの腹の脈動すらも感じ取れる気がしてしまう。

 

 ケンタの未熟な分身は圧力と温もりに反応し、水の中でも構わず熱を帯びて硬く膨張を始めていた。

 

 逃げ場のない状態で自身の股間をプラティアのお腹にぎゅうぎゅうと押し付けながら、ケンタは甘い香りのする胸の谷間で荒い息を吐き出すことしかできない。

 

 フロートとなったプラティアはケンタの身体を抱きしめたまま波に揺られ、ご主人様の可愛らしい変化を水面下に感じ取っていた。

 

 水面に揺れるたび、プラティアの腹部がくらりと揺れてケンタの股間にピタリと密着しては離れ、また擦れ合う。

 

 その摩擦のせいだとケンタは気付いた。水着という薄い布地を隔てている分だけ、逆に刺激的だった。布のザラつきとプラティアの柔らかさが奇跡的なバランスで融合し、ケンタの未熟な分身を容赦なく苛み続ける。

 

「あっ……んん……っ」

 

 もはや考えるよりも先に、ケンタの腰は自然と前後の往復運動を開始していた。

 

 水中に沈む下半身が水を掻き分ける波を立てながら、プラティアの腹部にへこへこと甘えてしまう。

 

 上半身はといえば、顔を埋めていた乳房から少しだけ身を起こし、両手でケンタのためだけのおっぱいを水着の上からわしづかみにしていた。

 

 ケンタは指先を深く沈み込ませて柔らかさを堪能すると同時に、水着越しに主張する乳首にも吸い付こうと、顔をぐりぐりと押し付けた。

 

「あ……♡」

 

 布ごと乳首を咥え込むという強引な真似に、プラティアの身体が微かに震えた。微かに漏れた音色の甘さをプラティア自身、意外に思ってしまう。

 

「……まぁ、ご主人様」

 

 水面に浮かんだまま、プラティアはわざとらしく驚いたようなふりで囁いた。

 

「こんなところで、いつもの腰ふりへこへこしてしまうのですか?」

 

 その声には咎めるような響きが綺麗にコーティングされていたが、彼女の思考の奥底ではまったく別の感情が荒れ狂っていたのだ。

 

 こんな公共の場で、私のお腹に一生懸命におちんぽを擦り付けて、おっぱいに吸い付いてくるなんて。私の身体を求めて理性をなくしている小さなご主人様が可愛くて、愛おしくて、今すぐこの水の中で部屋の続きをして差し上げたい。

 

 爆発しそうな母性と情欲をポーカーフェイスの下に隠し込み、プラティアはただ静かに、背中に回した腕でケンタの身体を抱きとめていた。

 

「だって……」

 

 乳首から口を離したケンタは荒い息を吐きながら、プールの水とは違う潤んだ瞳でプラティアを見る。

 

「プラティアの、お腹も……おっぱいも……えっちすぎて、我慢できないんだもんっ」

 

 言い訳のように呟きながら、ケンタの腰の動きはさらに加速していく。

 

 正直すぎる主人の言葉に、プラティアは仮面にも心にも笑みを浮かべた。

 

「それは、プラティアの不徳の致すところでした。申し訳ございません」

 

 言葉とは裏腹に、彼女の手はケンタの背中から腰にかけてのラインを優しく撫で下ろし、もっと強く擦り付けるようにと無言の誘導を行っている。

 

「ですが」

 

 プラティアは少しだけ声のトーンを落とし、ケンタの耳元へと顔を寄せた。

 

「皆さんが見ている前で……こんなえっちな腰へこを見せては、いけませんよ♡」

 

「っ!」

 

 嘘だ。近くには誰もいない。人間の客も他のアンドロイドも、みな少し離れたウォータースライダーの方に夢中で、波に揺られる二人を気に留めている者など一人もいないことを、プラティアのセンサーはとうの昔に確認済みだった。

 

 しかし彼女の豊かな胸に顔を埋めて視界を塞がれているケンタには、周囲の状況など知る由もない。

 

 誰かに見られているかもしれない。その背徳感と焦燥感が、ケンタの情欲にさらなる油を注いだ。

 

 ダメだと分かっているのに、止められない。股間から走る強烈な快感が恥ずかしさをあっさりと上書きしていく。

 

 ケンタは首を横に振り、プラティアの水着にさらに強く顔を押し付けながら、腰を激しく打ち付けた。

 

「えっちな腰ふり、だめですよ、ご主人様」

 

 プラティアは耳元で、ねっとりとした声で囁き続ける。

 

「我慢出来ず、公衆の面前で欲情するだなんて……あんまりえっち だと、プラティア、きらいになっちゃいますよ♡」

 

 プラティアなりに考えていた、最上級の意地悪をかわいい耳へと注ぎ込む。甘いひと時と同じくらいに子ども扱いを内心好む──と、少なくともプラティアはそう学習し、ケンタをどうして差し上げれば昂るのかを常にスペックの何割かを割いて検討していたのだ。

 

 いざ放ったその言葉は、しかし絶頂寸前のケンタにとって劇薬すぎた。

 

「やだっ♡ あっ♡ きらいにならないでっ♡ でも止まんないっ♡ 気持ちいいのむり♡」

 

 嫌われたくないという泣きそうな思いと、限界を迎えつつある下半身の欲望が交錯して、ケンタは半ばパニックになりながら腰を振り続ける。水しぶきが一際高く上がり、二人の身体が激しく擦れ合う。

 

 ケンタの心拍数と筋肉の収縮度合いから、あと数秒で彼が完全に絶頂へと達すると正確に読み取ったプラティアは、これ以上の意地悪は危険だと判断した。

 

「嘘ですよ」

 

 プラティアはケンタの濡れた頬を両手で優しく包み込み、引き寄せた。

 

「えっちなご主人様が、プラティアは世界で一番大好きです。……たくさん、気持ちよくなってくださいね♡」

 

 甘い肯定の言葉とともに、プラティアの柔らかな唇がケンタの口を完全に塞いだ。

 

「んぐっ……ぁあっ♡ あぁあっ♡」

 

 深く舌を絡められ、息を奪われた瞬間。ケンタの陰茎は腹の上からプラティアの子宮を揺さぶりながら絶頂に達した。

 

 水の中でケンタの足先がピンと強張る。水着越しの摩擦だけで到達した本日何度目かもわからない射精が伴わないオーガズムに、ケンタは至福の瞬間を感じていた。

 

 ケンタはプラティアの唇にすべてを預けたまま、彼女の豊かな腹部の上で体を震わせる。プラティアはそんな幼い主人を両腕でしっかりと抱きかかえ、決して離さないように包み続ける。

 

 痙攣が続く間、プラティアは深く長いキスを交わしながら主人の絶頂の余韻に浸る。そこへ波のうねりが大きくなり、ケンタが激しく動いたことによる重心のズレが重なった。

 

 水面で完璧なバランスを保っていたプラティアのフロート状態が崩れ、二人の身体は抱き合ったまま、くるりと横に反転してしまったのだ。

 

 ざぶんと大きな水音とともに、ケンタとプラティアは水の中へと沈み込んだ。

 

 視界が青一色に染まり、水の抵抗が全身を包み込む。

 

 しかし、二人の唇は離れることがなかった。

 

 プラティアは水中に沈んでもまったく慌てることなく、むしろこの密閉空間を楽しむように、咄嗟にケンタの腰に回していた腕をきゅっと締め付け、さらに深く身体を密着させた。

 

 水の中で白銀の髪が美しく広がり、水に注がれる陽光と共に輝く。

 

 息継ぎも忘れ、二人は水中の無重力空間で抱き合いながら、濃密なキスを交わし続ける。

 

 

 

 やがて肺の空気が限界に近づき、絶頂の痙攣も完全に治まった頃。

 

 プラティアがしなやかに脚を動かし、水底を軽く蹴った。

 

「ぷはぁっ」

 

 二人は抱き合ったまま水面へと顔を出す。ケンタは呼吸を弾ませながら、目の前にある美貌を見る。プラティアもまたケンタを見つめ返し、この世のすべてを手に入れたような心底幸福そうな微笑みを浮かべている。

 

 言葉はなくても、互いの心が通じ合ったような穏やかで満ち足りた時間が流れていた。

 

「こほんっ」

 

 その甘い空気を切り裂くように、すぐ真横から、わざとらしい咳払いの音が降ってきた。

 

 ビクッと肩を震わせたケンタが近いプールサイドを見上げると、そこには、真っ赤なライフセーバー用の水着を着たスタイルの良い女性が仁王立ちしていた。

 

 首から下げたホイッスルと、頭に被ったサンバイザー。その姿はどう見てもプールの監視員だが、豊満な胸ときゅっと細い腰に豊かな尻を見て、彼女もまたこの施設で働く量産型のアンドロイドであることがケンタにはすぐわかった。

 

 監視員アンドロイドは、耳の先まで赤く染まったような顔で二人を睨み下ろしていた。

 

「お客様。公共の場でスキンシップをされる際はプールから上がり、目立たないところでお願いしたく存じます」

 業務用の冷たいトーンを装いながらも、その声は明らかに動揺で上擦っている。監視員アンドロイドはちらりとプラティアとケンタの下半身が密着しているあたりを盗み見て、さらに声を潜めた。

 

「プールに、その……異物が、紛れてしまいかねませんので」

 

 異物。その言葉の意味するところが何であるか、ネットの知識で頭でっかちになっているケンタにもすぐに理解できた。

 

 つまり、水の中でえっちなことをして、精液を出さないでくれと注意されているのだ。

 

 監視員に腰を振っている姿から水中でキスをしているところまで、すべて一部始終を見られていたことにケンタの顔が一瞬にして真っ赤になり、茹でダコのように湯気を吹き出しそうになった。

 

 恥ずかしさのあまり、プラティアの胸に顔を隠して消えてしまいたくなる。だが目の前にいる手前、それをするわけにもいかない。

 

 しかし、当のプラティアはまったく動じる様子がなかった。

 

 彼女はゆっくりと監視員アンドロイドの方へ向き直り、メイドとしての優雅な一礼を水の中で見せた。

 

「お見苦しいところをお見せしてしまい、大変失礼いたしました」

 

 謝罪を口にするプラティア。しかし、彼女は言葉をそこで終わらせなかった。

 

「ですが、異物の件につきましてはご心配には及びません」

 

 プラティアはケンタの頭を優しく撫でながら、堂々とした態度を崩さない。

 

「私のご主人様はまだ精通を迎えられておりませんので。いくら私のお腹で気持ちよくなって、ぴゅっぴゅしたいとおねだりされてもこの通り……子種が水に混ざるようなことは絶対にありません♡」

 

 先ほどまでケンタが発情していた腹部を見せながら、プラティアは言ってのけた。

 

 あまりにも直球すぎるえっちな単語を真正面から浴びせられた監視員アンドロイドのシステムは、たちまち許容量を超えてしまった。

 

「あ、えっ、あわわわっ」

 

 監視員アンドロイドは顔を文字通り真っ赤に点滅させ、パニックを起こしたように両手で顔を覆った。

 

「し、失礼いたしましたあっ……!」

 

 叫ぶなり彼女はものすごい勢いで踵を返し、プールサイドを滑らないように気をつけながらも小走りで逃げるように立ち去っていった。

 

 嵐のような監視員の介入と逃亡劇をぽかんとして見送ったケンタは、呆れたようにため息をついて、プラティアの顔を見上げた。

 

「……プラティア?」

 

 ケンタの言葉少なの抗議に対し、プラティアは悪びれる様子もなく、ふふっと楽しげに笑った。

 

「事実を申し上げたまででございます。それに、ご主人様との愛し合いを異物混入などという無粋な言葉で片付けられるのは……少しだけ業腹でしたので」

 

 プラティアは再びケンタの身体を抱き寄せ、今度は隠すことなく唇を重ねた。

 

「さあ、ご主人様。プールはこれくらいにして、次はあのジャグジーで、ゆっくりと身体を温めましょうか♡」

 

 どこまでもマイペースで、どこまでもえっちな専属メイドに手を引かれ、ケンタはされるがままになるしかなかった。

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