デカパイ高級アンドロイドテスター企画inショタ 作:すばみずる
間接照明が妖しく照らし出すVIPルームの中央。巨大な円形ベッドの上に、ケンタは一糸まとわぬ全裸の状態でうつ伏せに寝転がっていた。
そして彼が腕を伸ばせば指先が届くほどのすぐ隣のスペースには、プラティアもまた同じように全裸でうつ伏せになり、その肢体をシーツの上に投げ出している。
二人の傍にはそれぞれ、パルフェとショコラがスタンバイしていた。
プラティアの施術を担当するのは水色のリボンをつけたおっとりとしたショコラ。そしてケンタの担当は、ピンク色のリボンをつけた元気なパルフェだ。
「それではケンタ様、背中の緊張からほぐしてまいりますね」
パルフェの明るい声とともに適温に調整されたマッサージオイルがケンタの背中に垂らされ、滑らかな手のひらがそれに続いた。
背中全体に薄くオイルを伸ばし、ゆっくりと撫でるようなストロークが始まる。
数分もせずにケンタは気付く。それは家でプラティアから受けていたマッサージとはまた異なるアプローチだった。
プラティアのマッサージは常に共に生活することからケンタの身体を深く知る献身による対症療法と、抑えきれない情欲からくる密着感や摩擦を伴う、交わりの一歩手前にいながらも敢えてその一歩をたまに踏み込みつつ愉しむものだった。
対してパルフェの施術は、まさにプロフェッショナルの技術の結晶だった。指先の一つ一つがケンタの筋肉の繊維を正確に捉えるかのように、ごく弱い力でありながらも効果的に血流を促すツボを的確に押さえてくる。
痛いような、でもとてつもなく気持ちいいような、不思議な感覚が身体の芯からじわじわと広がっていく。
「んん……」
知らず凝っていた小さな身体の緊張が解け、ケンタはシーツに顔を埋めたまま、心地よい吐息を漏らした。
「あっ……ふぁっ……んんっ……」
あまりの気持ちよさにうとうとし始めたその時。隣のスペースから、ケンタの微睡みを一瞬にして吹き飛ばすような、ひどく艶めかしい声が漏れ聞こえてきた。
それは間違いなくプラティアの声だった。
しかしその響きは普段のクールなものとはまったく違う。自宅のベッドでケンタが激しく腰を打ち付けた時でさえ、彼女はここまで露骨に蕩けきった、甘く淫らな声を出したことはなかった。
驚いて顔を横に向けると、プラティアはうつ伏せのまま、顔をシーツに押し付けて微かに身悶えしていた。彼女の背中の上では、ショコラが両手を使って丁寧にオイルを塗り込みながら、肩甲骨のあたりを滑らかに揉みほぐしている最中だった。
ただ背中をマッサージされているだけなのに、どうしてあんな声が出ているのだろう。
ケンタが目を白黒させていると、背中を撫でていたパルフェがケンタの耳元へ顔を寄せて、内緒話をするようなぽしょぽしょとした小声で囁いてきた。
「あれが私たちアンドロイド同士で行うマッサージなんですよ」
パルフェはケンタの腰のあたりを優しく揉みほぐしながら、解説を続ける。
「施術を受ける側の機体は、皮膚の触覚センサーの感度を通常時の何倍にも引き上げるんです。そうすることで、エステティシャンの指先から身体に掛かる微細な圧力の変化や筋肉のほぐれ方をより正確なデータとして計測し、学習することができます」
「感度を、上げる……?」
「はい。これはマッサージを行う側だけでなく、受ける側の感覚を学習していくことで、より精度の高い施術を行なうための技術交流なのです」
どこか誇らしげに言う言葉はケンタには深く理解は出来なかったが、プラティアが学習をしているということは分かった。だが、何故こうも悩ましい声を上げるのか。
「ただ、その代償と言いますか、副作用として、マッサージの刺激そのものが強烈な快感の信号として、快楽中枢を刺激してしまうのです。だからあのように触れられただけでも、とってもえっちな声が出やすくなってしまうんですよ」
パルフェの解説を聞いて、ケンタの心臓がドクンと大きく跳ねた。
ケンタはプラティアがああして声を出して感じる姿を、数えるほどしか見たことがない。あんなに余裕たっぷりで、いつもケンタを甘やかしてばかりの彼女が、自分ではない他のアンドロイドの手によって理性を溶かされてえっちな声を上げさせられている。
その事実がケンタの胸の内に、見てはいけないものを見たような背徳感と、言いようのない興奮、そしてほんの少しの不安が入り乱れた、どろどろとした感情を湧き上がらせた。
他の人にプラティアが乱れさせられているのを見るのは、なんだか悔しい。でもあの蕩けた顔と声は、ものすごくえっちで目が離せない。
「ふふっ。ケンタ様も、プラティア様の声を聞いて、すっかり元気になってしまったみたいですね」
パルフェがケンタのお尻のあたりを軽く叩き、悪戯っぽく笑った。
「プラティア様もああしてえっちな気分になっていますし、ケンタ様も、私たちに遠慮なんてしないで……たくさん気持ちよくなっていいんですよ」
その言葉を合図に、パルフェはケンタの身体をころんと仰向けにひっくり返した。
そして、ケンタの大きく膨らんだ股間のちょうど真上の位置で、跨るようにして膝立ちになった。
パルフェの顔が近づくたびに、彼女の爆乳が重力に従ってケンタの顔面めがけて垂れ下がってくる。パステルカラーの制服の隙間から柔肉が今にもこぼれ落ちそうだ。
パルフェは跨った状態のままケンタの上半身、特に胸板や腕の付け根の筋肉を、探るように細やかな指先でほぐし始めた。
なんとか冷静さを取り戻そうと心地よい刺激に身を委ねていたケンタだったが、パルフェの指がオイルの滑りを利用して薄い胸板の中央をツーッと横切った瞬間。
「ひゃっ」
敏感な乳首の突起を、指の腹でなぞられた。
ケンタは反射的に身悶えした。度重なるプラティアの愛撫によってすっかり開発されてしまったその部分は、少しの刺激でも快感として脳に伝わってしまう。
ケンタの過敏な反応を見て、パルフェの目が爛と輝いた。
「あら……ケンタ様は、お胸をいじめられるのがお好きなんですね♡」
パルフェは嗜虐的な笑みを浮かべると、上半身をさらに深く沈み込ませた。彼女の巨大な胸の谷間がケンタの腹部へ蕩けるような柔らかさを与えると同時に、温かく湿った感触がケンタの乳首を包み込んだ。
「んちゅっ、れろぉっ……♡」
パルフェは胸を押し付けながら、ケンタの乳首を舌でぺろぺろと直接舐め回し始めたのだ。
「あぅ♡ んんっ♡」
不意打ちの舌での奉仕に、ケンタの口から甘い喘ぎ声が漏れる。
プラティア以外の口でこんなところを直接舐められるなんて。激しい快感と背徳感に耐えきれず、ケンタは咄嗟に逃げ場所を求めるように顔を横へと向けた。
その視線の先、すぐ隣のスペースでも、ケンタの理性を削るような光景が繰り広げられていた。
いつの間にか、プラティアも仰向けの姿勢へと体勢を変えられている。そして彼女の傍らに立つショコラの手が、プラティアのあの巨大な乳房をオイルまみれの指先で激しく、容赦なく揉みしだいていた。
「あっ♡ はぁっ♡ んあぁっ♡♡」
プラティアの顔は紅潮し、目はとろんと潤んでいる。口からはとめどなく甘く蕩けた嬌声がこぼれ落ちていた。ショコラの指が乳首の先端を摘み上げて弾くたびに、プラティアの身体がビクンビクンと跳ね上がる。
あのプラティアが、快楽に溺れている。そんな光景に釘付けになっていると、不意に喘いでいたプラティアの潤む瞳が、ケンタの視線と空中で真っ直ぐにぶつかり合った。
一瞬の静寂。プラティアの顔が、さらに赤く染まった。
主以外から与えられる快感のあまりに乱れた姿を見られたせいなのか、プラティアはキュッと口を噤み、潤んだ瞳をさっと逸らして顔を背けた。
普段の完璧な彼女からは想像もつかないほど弱々しく、恥じらいに満ちた仕草。それがケンタの目にはどうしようもなくえっちなものに映っていた。