デカパイ高級アンドロイドテスター企画inショタ 作:すばみずる
夜。ケンタの寝室にはクーラーでは冷ましきれない熱気とどこか甘く、わずかな汗の匂いが溶け合って漂っていた。
それはここ数日の間にすっかり日課として定着してしまった、プラティアの乳を使った「えっちごっこ」の残滓だった。
何度腰をヘコつかせてもおっぱいに勝てないケンタに対して、プラティアは日々の慣れが必要であると説いた。それを理屈として、ケンタは寝る前にプラティアの乳房に規定の回数、腰を振ることを提案されてしまった。
シーツの上に横たわるケンタは脱力し、指一本動かすのも億劫なほどの疲労感に包まれていた。だがその疲労は決して不快なものではなく、自分のためだけの快楽を受け切った後の満ち足りた倦怠感だ。
「今日のえっちごっこはこれで終了です。また一歩、かっこいいおちんぽに近付きましたね」
そんな動けない小さな主の身体を、プラティアは温かいお湯で濡らした柔らかいタオルで、まるで壊れ物を扱うかのように丁寧に拭き清めていく。
首筋から胸元、汗ばんだ背中、そして先ほどまで彼女の谷間で容赦なく搾り上げられ、何度も虚しい絶頂を繰り返した幼い陰茎まで。
汚れを優しく拭き取られ、新しいパジャマを着せてもらう過程は、自分が赤ん坊に退行してしまったかのような抗いがたい安心感をケンタ与えてくれた。
すべての後片付けを終えると、プラティアは薄い絹のネグリジェを身に纏い、ケンタの隣に滑り込んできた。
彼女の豊満すぎる肉体がベッドのマットレスを沈み込ませ、その反動でケンタの身体が自然と彼女の方へと引き寄せられる。プラティアはケンタを自身の豊かな胸元に軽く抱き寄せると、規則正しい穏やかな呼吸音を立て始めた。
アンドロイド特有の、深夜の省電力待機状態。いわゆるスリープモードへの移行である。
透き通るような白い肌が放つ生々しい熱と、ケンタの耳元で微かに聞こえる微小な駆動音が、彼女が機械でありながら限りなく人間に近い存在であることをケンタに無意識のうちにすり込んでいく。
プラティアの寝息が一定のリズムを刻むようになったのを確認し、ケンタはゆっくりと、閉じていた瞼を開いた。
ケンタはプラティアの深い眠りを妨げないよう細心の注意を払いながら抱擁からそっと抜け出した。シーツが擦れる音すら立てないようにベッドから降りて振り返ると、プラティアは変わらず穏やかに眠っているようだった。
彼女が目を覚ます気配がないことに安堵の息を吐き、ケンタは部屋の隅に置かれた自身の机へと歩み寄り、自分専用のパソコンの電源ボタンを押し込んだ。
冷却ファンが微かな唸り声を上げ、モニターが青白い光を放って起動する。暗い部屋の中で、やけに眩しくケンタの顔を照らし出す。
マウスを握り、ブラウザを立ち上げる。ケンタの指先は手慣れた動作でいつもの巡回ルートであるブックマークのフォルダを開いていた。
プラティアがこの家にやって来てからの日々はあまりにも濃密で、すべてが彼女の色に塗り潰されていた。
朝目覚めれば彼女の笑顔があり、学校から帰れば甘やかされ、そして油断すると想像を絶するような快楽の海へと沈められる。
その結果として、ケンタの生活の中からある時間がごっそりと欠落し始めていた。
それこそが、こうしてパソコンの前に座り、インターネットの海に散らばる秘密の――彼が秘密にしたいと思っているページを見る時間だった。
プラティアが来るまではこれだけが熱中出来る娯楽であり、性的な好奇心を満たすための大切な時間だったのだ。
別に今、明確に何かを見たいという目的があるわけではない。ただ、自分が知らない間に、お気に入りのコスプレイヤーのSNSアカウントに新しいえっちな画像がアップロードされていたり、いつも巡回していたまとめサイトに過激な動画のリンクが追加されていたりするかもしれない。
インターネットの世界は二十四時間、絶え間なく新しい欲望のコンテンツを更新し続けている。その流れに乗り遅れてしまうこと、自分が今まで熱中していた世界から、一人だけ置いてけぼりにされてしまうような焦燥感が、ケンタにとってはなんだかとても恐ろしかったのだ。
だからケンタは、睡眠時間を削ってでも、溜まっていた更新分を消化しなければならないという思いに駆られていた。
マウスクリックの音が微かに響き、画面には次々と露出の多い女性たちの画像が表示されていく。
水着姿やバニーガール姿、アニメやゲームの衣装で胸の谷間を強調した、あられもないポーズの数々。
いつも通りえっちだ。ケンタを見つめてくる彼女たちの画像は、十分に性的な興奮を煽るように作られた画像ばかりである。
しかし、ケンタのパジャマのズボンの中は静まり返っていた。
以前であれば、これらの画像がモニターに映し出された瞬間に鼓動が速くなり、下半身の奥底から熱い疼きが込み上げてきたはずだった。
マウスのホイールを回転させ、さらに過激な動画のサムネイルを次々と開いていく。先ほどのコスプレイヤーたちが、薄いモザイクの向こうで腰を動かし、大きな胸をたゆん、たゆんと揺らしているのがわかる。
それでも、不思議なくらいに満足感は薄かった。
不自然なほど白くなめらかにした肌の女性たち、それらが一瞬乳輪を覗かせるかどうかという動画を見せられても何も感じない。どうせ先端まで見せる気がないのだろうと醒めた思いすらあった。
更新されていた数十ページものタブをすべて見終え、最後のウィンドウを閉じた時。ケンタの心の中に残っていたのは以前感じていた猛るような情欲ではなく、ぽっかりと穴が空いたような虚無感だった。
どうして、自分はこんなものを必死になって見ようとしていたのだろうか。
どうしてここまで熱中できないのか。冷静になった頭でケンタは自問自答した。
答えは考えるまでもなく明らかだった。
自分は知ってしまったのだ。画面の向こう側の作られた虚像など足元にも及ばない、本物の女体を。
両手で抱えきれないほどの乳肉。顔を埋めた時に鼻腔を支配する、甘く噎せ返るような体臭。肌と肌が擦れ合う時の感触と音色。自分の陰茎を挟み込まれ、脳髄が焼き切れるほどの快楽を与えられる現実という決定的なもの。
プラティアという味を知ってしまった未熟な身体は、もはやディスプレイ越しの画像や映像ではピクリとも反応できなくなってしまっていたのだ。
「どうしたのですか、ご主人様」
「ひゃっ!?」
突然背後から掛けられた静かな声に、ケンタは心臓が口から飛び出しそうになるほど驚愕した。
ビクッと肩を震わせ、マウスを握っていた手を弾かれたように離す。
恐る恐る振り返ったケンタの視界を埋め尽くしたのは、パソコンのモニターの青白い光を背に受けて立つ、プラティアの姿だった。
いつの間に目を覚まし、いつの間にベッドから降りて、いつの間に自分の真後ろまで歩み寄ってきていたのか。足音一つ、衣擦れの音一つ立てていないはずだ。アンドロイドとしての身体能力と静音性が、いとも簡単にケンタの背後を取っていた。
驚いて言葉も出ないケンタに対し、プラティアは無言のままケンタの座るキャスター付きの椅子へと両腕を伸ばした。
そして、振り向いた姿勢のまま硬直しているケンタの身体を、いともたやすく抱き上げたのだ。
次の瞬間、ケンタの顔面はプラティアの薄いネグリジェの胸元、はち切れんばかりに膨れ上がった左右の巨大な乳房の間に形成された柔肉の谷間へ沈み込んでいた。
「んぐっ、ぷはっ」
呼吸が肉の壁に阻まれる。息苦しさに顔をよじると、プラティアの体温と甘い香りが容赦なく顔面に押し付けられた。
「夜ふかししてはいけませんよ」
頭上から降ってきたのは叱責というよりは、愛しい子供をたしなめる母親のような優しい声だった。
ベッドを抜け出し、隠れていけないことを見ようとしていた自分を捕まえ、罰するどころか、こうして自身の最も誇るべき柔肉で包み込んでくれる。
この包容力を前にして、ケンタは自分でもどうしていいかわからないほどの強烈な羞恥心を覚えた。
しかし、恥ずかしさ以上にケンタの身体は嘘をつけなかった。
さっきまでえっちな画像を見てもピクリともしなかった下半身が、プラティアの胸に顔を埋められ、その腕に抱き抱えられたという事実だけで、途端に熱を持ち、急激に膨張を始めていたのだ。
自分にはもうこれしかない。画面越しの虚像ではない。今ここで、自分の顔を挟み込んでいるこの現実。これがあれば他はいらない
ケンタは抵抗することをやめ、本能の赴くままに顔を動かした。ネグリジェの薄い布地の上から、先端の膨らみを探り当てる。
そして、布越しであることなど気にせず、はち切れんばかりに張り詰めた巨大な果実の頂点に自らの唇を擦り寄せて吸い付いた。
絹の滑らかな感触と、その下に隠された皮膚のはり。さらにその中心にある、微かに硬く隆起した突起の感触が得も言えぬ快感を思い知らせてくる。
ちゅる、れろ、ちゅっ♡
ケンタは夢中になって薄い布ごとプラティアの乳首を口腔に含み、舌で転がし、貪るように吸い続けた。先ほどのモニターを見ていた時の虚無感など嘘のように、ケンタの心は安心感と性的興奮で満たされていく。
そんな主の幼児退行したような甘えを受け、ケンタを抱え上げているプラティアは笑みを浮かべていた。
彼女の手が、乳首を貪るケンタの後頭部の髪を優しく撫でる。
「ふふっ……ご主人様は、まだ甘えんぼしたいんですか?」
その声には、すべてを見透かしたような意地悪な響きと母性が同居していた。
もうお腹いっぱいになるまでえっちなことをしたはずなのに、それでもまだ足りないと言うのか。そんな問いかけ。
ケンタは口に含んだ柔らかな突起を名残惜しそうに離すと、少しだけ迷った。自分が本当にただの赤ん坊のような、情けない存在になってしまうような気がしたからだ。
しかし、プラティアの放つ魅力には抗えず、ケンタはこくりとうなずく。
もっと甘やかしてほしい。この信じられないくらい大きくて柔らかいおっぱいの感触に、朝までずっと溺れていたい。
明確な肯定の意志を受け取ると、プラティアは満足げに首を縦に振る。
「承知いたしました。それではお休みになるまで……私のこのおっぱいで、好きなだけ甘えてくださいね♡」
プラティアはケンタを腕に抱いたまま、音もなくベッドへと歩み寄った。
そして、主の小さな身体を胸に抱え込んだまま、自らが仰向けになる形で、ゆっくりとシーツの上に横たわった。
プラティアの豊かな肉体の上に乗っかる形になったケンタの顔は、彼女の乳の間に挟み込まれる状態になった。
仰向けになったことで重力から解放された巨大な二つの乳房は左右へ流れながらもケンタの顔を受け入れるように乳間を見せつける。
プラティアが自らの手でネグリジェの胸元をさらに大きく広げると、今度は布越しではない、生の乳肌の感触がケンタの頬に押し当てられた。
むわっと立ち昇る甘い香り。ケンタはもう何も考えることをやめ、目の前にある自分の為だけの果実の先端へと吸い付いた。
ちゅっ、ちゅうぅっ♡
静寂に満ちていたはずの寝室。そこで幼い主が最高級アンドロイドの乳房を貪り、淫らで穏やかな水音だけが響き続ける。
プラティアの胸の奥から聞こえる微かな駆動音は、まるで母親の心音のようにケンタの心を鎮め、満たしていく。
おっぱいの温もりを感じながら、ケンタの意識はゆっくりと、深く甘いまどろみの底へと沈んでいった。