セメギャル-僕の彼女は金髪黒ギャルの玲香さん- 作:もすまっく
翌日、僕は玲香さんとの待ち合わせに向かって歩いていた。昨日あれだけやったけれど、なぜか今はとても元気で体が軽い感じがしていた。
それはきっと昨日デートが終わってから家に帰り、玲香さんと夕方から夜まで深く愛し合ったからだと思う。
その後そのままシャワーを借りてすっきりとした僕が、華凛さんに挨拶を済ませて帰ろうとしたとき。
あのときの玲香さんの可愛らしさは本当にずるかった。
部屋の前でしっかりと絡めて握った手を一向に離してくれなくて。
「このまま終電まで握ってたら今日も泊まってくれるじゃん」
頬を膨らませながら言う玲香さんの姿の破壊力は凄まじかった。思わずそのまま泊まりますと言いそうになったくらいだ。
「……いつかは泊まるんじゃなくて同じ家で暮らせるようになるといいなぁ」
あの愛らしい人は、きっと仕事で出かけるときも同じなんだろうなと思う。流石に数日で慣れてやめてくれるだろうとは思うけど、玲香さんは色々な意味で僕より強い分、心だけは脆い所があるからもしかしたらしばらくは続くかもしれない。
「あれをしばらく続けられたら一度くらいは心が折れそうだなぁ」
僕を引き留めるための作戦なのはわかってるけど、要は甘えているのだ。だからこそ可愛いし、愛おしいと思うし、そして何より嬉しい。
彼女に甘えられて悪い気なんてするわけがない。本当ならもっと甘えて欲しいし甘やかしてあげたい。
でもそれは時と場合によっては困った事になってしまうこともあるので、中々塩梅が難しいなとも思う。
「あっ、たっくんっ!おはよっ!」
そんな事を考えているといつの間にか待ち合わせのすぐ近くまで来ていたのか、先に着いていた玲香さんに声を掛けられた。
「玲香さんっ、おはようございますっ」
挨拶をしながら駆け寄ると、玲香さんは自然と僕の手を取りスルッと指を絡めてしっかりと握った。
そして僕の隣で今日は化粧のノリが良くてとても気分がいいといった話をしながら一緒になって歩いていく。
途中何度も肌が触れ合うのは、きっと玲香さんなりの。
「玲香さん」
「それでさー、ん?なにたっくん?」
「二人っきりのときだったら、いくらでも甘えてくださいね?」
「……うん、ありがと」
無言なのに甘い空間が、僕達の間で生まれていた。
◇◇◇
二人でそっと覗き込む。
「……いない……ね?」
「……いない、ですね」
なぜか急に人の姿を見かけるようになったあのトイレの近くに今は誰もおらず。念のため二人で隠れて観察していたけれど結局一人も姿を現す事は無かった。
「……今日いけちゃう?」
「……いけちゃいますかね?」
窓から見えないように身を屈めて音を立てずに例のトイレへと向かっていく。そして一応玲香さんが先に女子トイレの中へと入り、中を確認した玲香さんから手招きされてから僕も中へ体を滑り込ませた。
「あはっ、やったやったっ、たっくん座って?」
すぐに二人で個室へと入り鍵を閉める。そして玲香さんは心から嬉しそうな笑顔を浮かべると、前の時と同じように先に僕を座らせる。
僕の上に跨って座った玲香さんを見ると、ブラウスの下に純白の下着が透けてい見えている事に気が付いた。
「今日は白なんですね?」
「ん?うん、そだよ?どう?似合う?」
「似合ってますし、玲香さんの白って背徳感があってヤバいです」
「なーにそれー?背徳感ってどゆことー?」
「玲香さんがえっちで可愛いってことですよ」
「うー?それならいいけどさー?」
僕はまだちょっと不満そうな玲香さんの胸に顔を押し付けるように当てて、肺の中がいっぱいになるくらい大きく息を吸い込んだ。
「たっくん毎回毎回アタシの匂い吸いまくっててウケる。でもちゃんとキスもして欲しいなー?」
「はい、もちろんですよ玲香さん」
「やたっ」
最初は啄むように触れては離れてをくり返す。するとだんだんと玲香さんの方から求めるようになり、離れる僕の唇を逃がすまいと玲香さんは追うように顔を近づけ僕の唇に吸い付いて来た。
玲香さんは僕の首の後ろへと腕を回し、僕が玲香さんの腰に腕を回してお互いに体がや唇が離れないようしっかりと抱き寄せる。
そうしてしばらくの間お互いの唇の感触を楽しんだ僕達は、姿勢はそのままにゆったりとした時間を過ごしていた。
「今日はちゃんと持って来たからさ?だから試してみよ?」
「はい、効果があるか何事も試さないと分かりませんから」
「ふふ、それじゃそろそろ、ね?」
◇◇◇
僕が先程まで座っていた便座に玲香さんの両手をつかせ、その大きくて肉厚なお尻をこちらに向けさせた。
太腿のところでくしゃくしゃになっている純白の下着には、愛液によるものと思われる染みが出来ていて。
自分の制服の下と履いている下着を下ろした僕は、バキバキになっているそれを愛液で照っているその割れ目に擦りつける。
「んっ……ぁっ……♡」
擦るたびに小さく反応する声と体に愛しさを覚えながら、僕はいよいよ密口の中へと入れていく。
「んぅぅ♡……ふぅ、ふぅ……んっんっんっんっ……んはぁ♡……んぐっ……んっんっんっ……♡」
僕が玲香さんのお尻に腰を打ち付けるたびに彼女の体は揺れ、殺しているはずの息も一緒になって漏れ出て行く。
目に映る玲香さんのその姿と耳朶を打つその声に、快感という言葉だけでは表せない興奮が僕を強く刺激して来る。
「んっんっんっんぅぅ♡……はぁ……んくっ……んっんっんっんっんっ……♡」
一定のリズムで腰を打ち付けては少し止め、そしてまた一定のリズムで打ち付ける。それを交互に繰り返していた時だった。
そうして愛を深めている時の事だった。
―――キィ。
「「―――っ!!」」
聞えたのはドアが開くときに聞こえる独特なあの音。ただ聞こえ方からして女子トイレではない。恐らく男子トイレの方と思われる音が僕達の耳へと届く。
「「……」」
僕達は二人共息を殺しじっと耳を澄ます。僅かに聞こえるのは、靴がトイレの床を擦れる音だけ。話声も一切聞こえないことから一人でトイレに来たのだろう。
誰かが隣の男子トイレにいる。
そんな状況でも、いやそんな状況だからこそ興奮してしまっていた僕と玲香さんは、隣の男子トイレから薄っすらと聞こえる靴音に耳を澄ます。
そして耳を澄ます事で聞こえるその音が、先程から強い快感となって僕達二人を襲い続けていて。
―――キィ……イィ……。
恐らくトイレに入った男子生徒が出て行ったのだろうと思った僕は、すでに限界に達していた事もあり、最後に思いっきり溜まっていたものを吐き出した。
その時に漏れ出た玲香さんの声が、スマホの録画の中に幽霊の声らしきものとして残る事になるとは、この時の僕達は夢にも思っていなかった。