セメギャル-僕の彼女は金髪黒ギャルの玲香さん- 作:もすまっく
華凛さんに改めて挨拶をした僕は、ここに来るまでにかいていた汗を流すためにお風呂を使わせてもらうことになった。
湯船に浸かり至福の時を過ごしていた僕は、いざお風呂から出ようとドアを開けた時にその違和感に気が付いた。
「……あれ?そういえば玲香さんが何もしてこないなんて珍しいような?」
我ながら酷い言い草だとは思うけれど、大体こういう時に突撃して来るのが玲香さんという人なのだ。
「でもそうか、考えてみれば時間的にもうお風呂に入っててもおかしくはないし、わざわざいたずらのためだけにお風呂に入りに来るのも面倒か」
外で玲香さんに抱きついたときに香ったあのいい匂いはもうお風呂に入ったあとだったからだろうと結論付けた僕は、そのままバスタオルで丁寧に体を拭き、下着となるパンツとTシャツを着てから頭をドライヤーで乾かした。
それから用意していたハーフパンツを履いた僕は真っすぐ玲香さんの部屋へと向かう。
「玲香さんお風呂ありがとうございまし―――」
玲香さんの部屋に辿り着き、ドアを開けて部屋の中に視線を送った瞬間に僕は言葉を失ってしまった。
「ふふ、ねぇどう?たっくんのために買ってきたんだけどさ?似合ってる?」
玲香さんが身につけていたものは綺麗なピンク色のベビードールだった。当然のことながら透け透けになっており、下に身に着けているショーツはベビードールと同じくピンク色であり、そのデザインはレースのハイレグだ。
僕は目を瞑って一度大きく深呼吸をしてから目を開き、僕に向かって可愛らしいポーズをとっている玲香さんを改めてガン見する。
相変わらずの綺麗な金髪は薄暗い部屋の照明によって淡く照らされていて、健康的な小麦色の肌はいつもより瑞々しくとてもしっとりとしている。そんな綺麗な肌が透けて見えるピンク色のベビードールは、身長がありメリハリのある体つきをしている玲香さんが着ることによって美しさと可愛らしさを見事に両立していた。
そしてトドメと言わんばかりに目に入るのは過激なレースのハイレグショーツ。
一瞬でバキバキになった。
これはもう仕方が無いと思う。だってあれだけ僕を好きだと言ってくれて、甘えさせてくれて、そして体を重ねてきた玲香さんのそんな下着姿を見てしまったらこうならないわけが無い。ならない方がおかしい。絶対になるに決まってる。
「あはっ、たっくんのたっくんがたっくんしてる」
玲香さんが何を言っているのか分からないけど分かってしまうのが、今の僕の精神状態を表してしまっているんだと思う。
つまりは僕はもう完全に欲情しているのだ。本当にどうしようもないけれど、それくらい今の玲香さんはえっちでドスケベだったから。
そしてあまりにも強烈過ぎてさっきから見ない振りをしていた玲香さんのおっぱいは、もう言葉には出来ない程に扇情的でそれでいて艶めかしかった。ちょうど胸の下の辺りできゅっと細くなるようにデザインされているベビードールのおかげで、ただでさえ大きな胸がより強調されてしまっている。
だけど一番の問題はここからだ。
寝る前にはいつもブラジャーを外すのが玲香さんであり、その結果、薄い生地のベビードールは大きく盛り上がり、その先端がこちらに向けてピンっと立っているのが透けて見えているのである。
「あはっ、たっくんさっきからずっとガン見じゃん」
「いやだってこれは、無理ですよ。見るなと言われてもこれは無理です」
僕の熱い視線と言葉を受け取った玲香さんは、腕を後ろに回してさらに胸を強調させ、あえて見せつけるようにしながらゆっくりと近づいて来た。
「ふーん?そなんだ?無理なんだ?」
「はい、絶対に無理です」
「そっかそっか。でもさたっくん?アタシまだ似合ってるかどうかの答えをもらってないんだけどなー?」
僕の目の前まで辿り着いた玲香さんは身を屈め、下から覗き込むようにして可愛らしく言って来た。僕の答えなんて分かりきっているのに、それでも玲香さんはちゃんと言葉にして欲しいらしい。
それなら僕がやるべきことは一つしか無い。
「似合ってます、凄く……。凄く、似合ってますよ玲香さん」
「ふふ、二回も言われちゃった」
「何回でも言いますよ。だって本当にそれくらい可愛くて」
「可愛くて?」
「綺麗で」
「綺麗で?」
「素敵で」
「素敵で?」
「……えっちです」
「ふふ、でしょ?」
「はい」
「あはっ、それじゃベッド行こ?」
満足そうに微笑んだ玲香さんは僕の手を取ると、優しく引いてベッドの方へと導いてくれた。導かれるままベッドまで辿り着いた僕達は、そのまま二人で一緒にベッドの上に倒れ込む。
しっかりと手を絡めるように握り合い、そして唇を重ねた。
「「好き」です」
唇が離れたときに贈った言葉は同じだった。
「あはっ」
「被っちゃいましたね」
思わず笑みが零れてしまう。
「「一心同体ってやつ?」ですかね?」
僕も玲香さんも驚き目を大きく見開いた。
「……心読みました?」
「……んーん?」
「こんなこと、あるんですね」
「ふふ、アタシも初めてっ」
二度も重なった言葉。その驚きは少しずつ愛情へと変わっていって。
「玲香さん」
お互いに視線は唇と瞳とを、何度も、何度も。
「なに?たっくん?」
自然と近づいた唇がもう一度重なった。