※この作品はR-18です。

攻めギャル-金髪黒ギャルの玲香さんは色々デカイ-   作:もすまっく

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第44話 休日と玲香さん④

 玲香さんにこってりと搾られた僕が目を覚ましたとき、カーテンの隙間から差し込む光は朝日とは思えない程に強く、その光は薄暗かったはずの部屋の中でさえも明るく照らしていた。

 

「……ぅん……あれ……もしかして、もう昼……?」

 

 散々夜に運動したとはいえ、まさか昼まで寝てしまうとは。そう思って起き上がろうとした僕が何気なく隣へ視線を向けると、そこには玲香さんが裸のまま体をこちらへ向けて気持ちよさそうに眠っている姿があった。

 

「……すぅ……すぅ……」

 

 僕は玲香さんの全身を上から下まで視線を流したあと、もう一度その可愛らしい寝顔を見つめる。

 

「…………」

 

 人によっては寝顔を見られる事に嫌悪感を示す人もいると思う。けれど玲香さんはそういうことを全く気にしない。気にしないどころか見て欲しいとすら言い出しそうな気がする。

 

 玲香さんがそう言っている時の光景が一瞬で思い浮かんできてしまった僕は思わず苦笑してしまう。

 

 僕は眠っている玲香さんの顔に手を伸ばし、頬にかかっている髪の毛をそっと耳へ掛けてあげた。そしてよく見えるようになった玲香さんの頬を指の背で触れるように優しく撫でる。

 

「……んぅ……すぅ……」

 

 慎重にやったつもりではあったけれど、それでも触れられた感覚があったのか玲香さんが僅かに身じろぎをする。

 

「……玲香さん」

 

 眠っている玲香さんを見ていた僕の中に、ある一つの答えが形を作っていく。

 

「……あの時どうしてあそこまで玲香さんに会いたくなったのか、今なら何となくわかるような気がします」

 

 僕も玲香さんもお互いに大好きで、お互いに強く想い合っていて。

 

 言葉にして伝えてきたものもあれば、体を重ねることで伝えてきたものもある。

 

 でも、何より会いたいと思ったのはきっと―――。

 

 ―――大好きな彼女と隣で話すことが。

 ―――大切な彼女に触れられる距離にいることが。

 ―――愛している彼女と同じ時間を過ごすことが。

 

 僕はまだぐっすりと夢の中にいる彼女の頬をもう一度だけそっと撫でた。

 

「……玲香さん……僕は―――」

 

 そして身じろぎした時に顔に掛かった髪をもう一度指で優しくかき上げる。

 

 玲香さんの眠っている顔はどこまでも幸せに満ちていて。

 

 そんな幸せそうな彼女の顔に、僕はそっと顔を近づける。

 

 

 

 ―――貴女の隣に一緒にいたい。ただそれだけなんだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっそうだ、たっくんたっくん」

 

 玲香さんが起きてから二人で一緒にシャワーを浴びたあと、これからどうしようかと話しているときに玲香さんが思い出したように言った。

 

「どうしました?」

「コンビニ行かない?アタシアイス食べたくなって来ちゃってさ?」

「あーいいですねアイス」

「でしょ?行こ行こっ」

「そういえばコンビニってこの辺だとどの辺りにありましたっけ?駅の方にあるのは知ってるんですけど」

「んーコンビニ?そっちまで行かなくても歩いてすぐのとこにあるよ?」

「あっそうなんですね。すぐに行きます?」

「うんすぐ行こ?早く食べたい」

「分かりました、すぐ行きましょう」

「やたーっ」

 

 こうして僕達は二人で一緒にコンビニに行くことになった。

 

 すぐ近くのコンビニに行くだけなのでパパッと外出の準備を終えた僕達は、そのまますぐに部屋を出た。

 

「今日はなんのアイスにしよっかなー」

 

 手を繋ぎながら隣を楽しそうに歩いている玲香さんを横目で見る。

 

 上はシンプルな白いシャツに下は七分丈のデニム。太めのヒールとアンクルストラップタイプの黒いサンダル。

 

 もう最高だった。シンプルだからこそ僕の好きな金髪黒ギャルである玲香さんに抜群に似合っている。あまりにも素晴らしかったからなのか、デニムを履いている太腿やお尻からは『むちっむちっ』という幻聴まで聞こえて来る始末だ。

 

「ねーたっくんさー?アタシのこと大好きなのはわかるけどさー?ちゃんと前見て歩かないと危ないよ?」

「あっ、ご、ごめんなさい」

「ふふ、謝ることなんてないのに」

 

 僕を微笑ましく見ていた玲香さんは、何かに気付いたように顔を上げて指を差した。

 

「あっほらっあそこ」

「え?あっ本当に近いとこにあるんですね」

「でしょ?」

「コンビニが近いの羨ましいです」

「あはっ、まー普段はアタシそこまで来ないけどね」

「そうなんですか?」

「うん。だって出かけたときに色々買って来ちゃうし」

「あーまぁ確かに?」

「今日みたいにさ?たっくんが一緒だったら毎日でもいいけど?」

「……前向きに検討させて頂きます」

「ふふ、期待して待ってるね?」

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