セメギャル-僕の彼女は金髪黒ギャルの玲香さん- 作:もすまっく
玲香さんをベッドに寝かせたあと、僕はベッドの隣に腰を下ろす。
「……手、握ってもいい?」
「もちろんですよ」
やはりというか熱が出た事で玲香さんはかなり弱ってしまっているようだった。昨日までの僕へ悪戯をするような玲香さんは鳴りを潜め、小さい子供のような甘えん坊になっていた。
「まだ少し熱があるんですよね?」
「……ぅん」
「ならもう少しだけ寝ましょう。僕はここにずっといますから」
「……ぅん」
玲香さんはずっといるという僕の言葉に安心したのか、目を閉じるとそのまますぐに眠ってしまった。
(いつもの玲香さんも可愛いけど、こういう甘えん坊な玲香さんも凄く可愛い)
最初に先生の口から体調不良で休みだと聞いた時にはこの世の終わりかというくらいの衝撃を受けたけれど、よくよく考えればこうして体調を崩すというのは当然あり得る事だ。
(だからといって自分まで具合が悪くなるとか……こういう時こそ彼氏の僕がしっかりしないと)
それに女性の体は男性とは違い、色々と大変なんだという事は流石に僕だって知っている。
だからこれから先も玲香さんと付き合っていく上で、これくらいの事は日常茶飯事の事なんだとしっかりと認識して余裕を持てるようにしていこうと僕は思った。
「……ぅん……たっ……くん」
「はい、ちゃんといます。僕はちゃんとここにいますから」
僕の夢を見ているのだろうか?僕をたっくんと呼ぶのは玲香さん一人だけ。両親ですらそうは呼ばないのだからきっとそうなのだろう。
「大丈夫です。僕はずっとここにいますから」
離してしまわないようしっかりと手を握りながら、僕は玲香さんが良い夢を見られるよう願い、そして見守り続けた。
◇◇◇
「……ん……んんっ……?」
どうやらいつの間にか僕も眠ってしまっていたらしい。何度か目をパチパチとさせ眠気を飛ばすと、脚に何やら重みを感じる事に気付く。
「……えっ?ちょっ、玲香さん?」
視線をそちらに向けると、いつの間にかベッドから降りたらしい玲香さんが僕の脚を枕にして眠っていた。
「カーペットがあるとはいえ、床で寝ると体が痛くなっちゃいますよ玲香さん」
「んぅ……」
痛い痛いになっちゃいますよと玲香さんの体を軽く揺する。その際大きく揺れる彼女の胸に視線が釘付けになるが、玲香さんは体調が悪いんだぞと頭を強く振って煩悩を振り払う。
「玲香さん早く起きてください。どうして下に降りちゃったんですか?ベッドがあるんですからちゃんとベッドで寝ないと。玲香さんっ」
「……やっ」
「痛っ!何か寝てる割には力が……?」
僕の脚から離れようとしない玲香さんは、子供のような声を出して体を揺する僕の手を振り払う。その振り払う時の力の強さに僕は不信感を抱いた。
「……玲香さん、起きてくれないといっぱいキスしますよ」
「んぅ」
試しにそう言ってみると、玲香さんは顔の向きを天井の方へ向け顎を少し上げてキスを受け入れる体勢を取り始めた。
「……起きてますよね玲香さん?」
「んんっ」
「いやそんな早くキスしてみたいな顔をされても」
いつまでもキスされない事に不満を持った彼女は目を開き体を起こす。
「たっくん?キスをするって言ったんだからちゃんとキスして」
「何で僕が怒られてるんですかね?とにかく早くベッドの上に戻ってください」
「イヤ。キスしてくれないなら戻らない」
「そんな我儘言わないでください」
「やーっ」
「やーじゃないです」
「やーーーっ」
これはもうキスするしかないかと諦めかけたその瞬間、とある閃きが僕の頭の中に舞い降りる。僕はその閃きを実行するべく、玲香さんを床に放置したまま玲香さんのベッドの上に横になる。
「ほら玲香さん。僕が一緒に寝ますから」
ベッドの上に移動した僕が玲香さんにそう言うと、玲香さんはすぐに僕を追いかけるようにベッドの上に上がって横になり、ぎゅうっと僕を抱き締める。
「たっくん」
「はい?」
「このままどこにもいかないでね?」
「はい、勿論ですよ。僕はどこにも行きません。だからゆっくり休んでください」
「……ありがと」
そんな状態のまま少しの時間お互いに無言になっていると、玲香さんは小さな声で謝った。
「……ごめんね?我儘ばっかり言って」
「玲香さんが謝る事なんて何も無いですよ。寧ろもっと我儘を言って欲しいくらいです」
「それなら―――」
「でも今みたいに体調が悪い時は駄目です。僕だって玲香さんが体調不良で学校を休むって聞いた時は凄く怖かったんですから」
「……ぅん……ごめん」
「でも、だからこうしてここまで来たんですよ?どうしても玲香さんの顔を見たかったから」
「……ふふ、そなんだ……嬉しい……」
「だから今はとにかく寝てください玲香さん」
「……ぅん…………」
少しずつ玲香さんからの返事も弱くなり、同時に抱き締める力も一緒に緩んでいく。僕は念のため小さな声で確認するように呼びかける。
「……玲香さん?」
まだ回復しきっていなかった状態で心から安心したからだろうか?玲香さんはどうやらそのまま眠ってしまったみたいだった。
「お休みなさい、玲香さん」
玲香さんに抱きつかれた状態の僕は、彼女から伝わるその甘い香りと温かさに自然と瞼が重くなっていき、ゆっくりと意識を微睡みへと手放していった。
◇◇◇
「もうだいぶ良くなったみたいですね」
「うん、熱はもう下がったみたい」
「本当に良かったです。学校で聞いた時は気が気じゃなかったんですから」
「あはっ、そんなに心配しれくれてたんだ?」
「当たり前じゃないですか。だって体調不良って聞かされたら昨日僕の家でやったことが―――」
そこまで言って僕はハッと気付く。チラリと玲香さんの顔を見れば、顔を真っ赤にしながら何やら下半身をもぞもぞとさせていた。
「―――あの、えっと、まぁとにかくですね?」
「たっくん」
僕が誤魔化して話を進めようとしたところを玲香さんに止められる。
「ど、どうしました玲香さん?」
「たっくんが昨日のこと思い出させるからアタシ我慢できなくなっちゃった」
「えっ……それ……って……」
僕は玲香さんが何やらもぞもぞとさせている下腹部の方へ視線を送り、そして玲香さんの顔へ視線を戻すと彼女はゆっくりと頷いた。
「いやっ!いやいやいやいや!まだ熱が下がっただけなんですよ?駄目ですって!」
「ヤダ、したい」
「本当に駄目ですって!体に負担かかっちゃいますよっ」
「ムー、いいもーん」
僕の心配な声を他所にパジャマ姿の玲香さんは突然立ち上がると、そのままパジャマを脱ぎ捨ててしまった。
ブラをしていなかったことで、パジャマを脱ぐときに持ち上げられたおっぱいが零れ落ち、その柔らかさを如何なく発揮しながら大きく揺れた。
下に履いているライトブルーのシンプルなデザインの下着は、寝ているときに多くの汗を吸ったからかピタリと肌に張り付き、その内側に隠されている割れ目をくっきりと浮かび上がらせていた。
「たっくんの目、すっごいえっちな目してる♡ね?シよ?」
「いや、でもっ、玲香さんの体調が……」
その大きなおっぱいを見せつけるように揺らしながら、四つん這いになってにじり寄って来る玲香さん。
「熱が出たらまた一緒に寝ればいいじゃん?だからさ?昨日のシャワーのときみたいにアタシを後ろから思いっきり突いて♡ね?いいでしょ?たっくん?」