※この作品はR-18です。

性器が逆転するとは聞いてない   作:momo1ng

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戸惑い

快感の伝播が完全におさまるまでには結構な時間がかかった。

 

上体を起こしてもらって水分を補給しようとしたが、全身が脱力していてコップも持てないので飲ませてもらう。

毎日のリハビリはすごく辛いが、これはそれ以上だ。

 

「はぁ。凄かった。想像以上で驚きました…」

「本当に、ごめんなさい」

「テル君ごめん!」

僕の言葉で二人が謝罪する。

 

「あ、そっちじゃなくて。僕の、男の体の事です。快楽や性欲がこんなに強いなんて。自分で抑えられる気がしません」

「…」

「…」

あれ?

なんだか悲しみを感じる。

 

「女性はもっと凄いんですよね?自制心の高さを尊敬します」

「…天内君は、特別感度が高いのよ」

「…」

励ますような、哀れむような、なんとも言えない表情だ。

 

「昨日、直接吸引の回数と増加限界、痛みと快楽の話をしたでしょう?」

「えーと…」

 

100回程度じゃ意味がなくて、3000回が効果限界で、痛みが快楽に変わっていく話か。

 

「この快楽の大きさは、直接吸引のせい?」

「ええ」

九条先生が申し訳なさそうに目を伏せる。

 

 

実体験を踏まえた上で、改めて補足を受ける。

植物状態で6ヶ月経過すると、目覚める可能性は非常に低くなる。

奇跡的に目が覚めたとしても、ほぼ何らかの障害を抱えており、通常生活への復帰は困難になる。

そのため、天内輝君への搾精も6ヶ月を経過してから開始された。

まさか目覚めるとは思わなかった、そういう話だ。

 

「監禁時の直接吸引に加え、寝たきりでの直接吸引で増加限界に達した訳ですか…」

「正確には違うわ」

 

「ここで搾精を継続的に行なった事で、貴方が救出された時点で増加限界に達していた事が確認できたの」

「ああ…なるほど…」

最悪だ。

 

長期間の拷問の果てに、強姦魔にとって最高の体に改造されてしまったのか。

輝君への追悼の念が高まる。

 

 

沈むな。

考えすぎは良くない。

 

「まともな生活を送る方法を、もっと真剣に考えます」

「私達も考えてるから、一緒に頑張りましょう」

先生は僕の右手に手を添えて微笑む。

ありがたい。

 

 

それから1時間ほど、九条先生と雑談や今後の予定を話した。

大事を取って、明後日から2週間かけて搾精器での採取が行われる。

うち、直接吸引は3回を予定、慎重に痛覚や感度の検査も兼ねる。

 

今まで夢精しなかったのは、エネルギーの大半が体の回復活動に充てられていたから。

夢精せずとも体内で吸収・廃棄がされていて異常では無いらしい。

自然排出が出来たことで、検査に入るべきと判断したようだ。

 

強引に口淫させられた件については、強姦を避けるための避難措置だったらしい。

危なかったわと、咄嗟のファインプレーみたいにドヤ顔で語っているのが印象的だった。

 

口姦と、マンコを犯しての直接吸引の強姦とでは、罪の重さがまるで違うらしい。

コンビニ傘の置き引きと、強盗くらいの差がある。

この世界ではそうらしい。

 

九条先生の方が理性が強く、口内への愛液射出は回避できた。

しかし吸引欲求は避けられず、結果水分の少ない口内を無理やり犯すことになり、僕の苦しみは大きくなった。

水無月さんは口内への愛液射出は気遣いだと自賛していた。

どっちがマシだったか聞かれ、有耶無耶にするのが大変だった。

辛かったけど、九条先生が落ち込んで2度とあれをしてくれなくなっても嫌だ。

 

そう。

僕はど淫乱になってしまった。

誰にでも惹かれて、誰にでも腰を振る猿になりそうで怖い。

 

本当にどうしよう。

理性と性欲がアンバランスな事がこんなに辛いとは。

今も減った精子を補充しようとしているのか、下腹部が疼くのを感じる。

知らない感覚がとても怖い。

 

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