※この作品はR-18です。

性器が逆転するとは聞いてない   作:momo1ng

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変わっていく体と心

九条先生が退出して、いつものように残された僕と水無月さん。

だが今、彼女は正座の罰に戻っている。

 

全身が怠く、黙っていると強い睡魔が襲ってくる。

リハビリだけでもしんどいのに、明日は動けないかもしれない。

 

とはいえ、正座してる人を横目に寝るのも気が引ける。

何か話そうかと、何度か目を向けるんだけど…。

 

話しかけにくいな、これ。

なんかモジモジしてるし、チラチラ見てくるから凄く気になる。

 

「モジ子さん、痺れたなら崩した方がいいですよ?血流に悪いですから」

「も~、変な名前つけないで栗華って呼んでよ~」

 

「じゃあクリちゃん、どうしたの?」

「ク、クリちゃん!?」

焼き栗になってしまった。

 

「性器で呼ばれるのはちょっと…」

あれ、これ俗語か。

 

「ごめんなさい。では栗華さんで」

「やった!これからはそう呼んでね!」

子供のように喜ぶ水無月さん。

 

「それで、どうしました?」

「えーとね、さっきの検証は、結局どうだったのかな~って、気になっちゃって」

水無月さんは膝の上で手を握って再びモジモジする。

 

…検証?

口姦フェラチオ対決の?

さっき話したし、違うよな。

 

ああ、そもそも匂いで発情するのか確認をしてたんだった。

 

「ノージングが求愛行動の話なら、合ってました」

「っ、やった!私はいつでもいいからね!」

両手をあげて大喜びする水無月さん。

 

「なんですけど、僕の性欲が強すぎて、誰にでもそうなる可能性も出てきてしまったので」

「そんなぁ…、私の事は別に好きじゃないの?」

捨てられた犬のようにしょんぼりする水無月さん。

 

「大好きですよ」

「っ、やった!」

胸の前で両手をぐっと握って喜ぶ水無月さん。

 

この子、本当に可愛いな。

そして楽しいんだ。

居てくれるだけで笑顔になれる。

 

彼女は1ヶ月程前から好き好き言ってくれるようになった。

僕はもっと前から好きだ。

 

「栗華さんは、僕みたいな子供をなんで好きになってくれたんですか?」

臆病でずるい質問を投げた。

 

この世界は男が少ない。

だからと言って誰でもいいというほど絶望的な偏りではないが、見た目がいい天内輝君なら、成長すれば多くの人間が好意や性欲を向けるだろう。

栗華さんはそんな子とずっと側にいるのだし、若い今の内から惹かれてもおかしくは無い。

おまけに、エロ漫画の主人公を具現化したような淫乱だと発覚したのだ。

 

それでも、僕は僕を見てほしい。

僕は甘内光琉だ。

少ない男だから、テル君だから、淫乱な体だから。

嫌だ。

僕を好きになってほしい。

 

 

「髪型を変えたら直ぐに気づいてくれたから」

「?」

そんな捻れた僕の気持ちとは裏腹に、簡単で軽い答えが返ってきてキョトンとする。

 

「そんな事?」

「そんな事が、大事なんだよな~」

栗華さんはふふっと笑う。

 

「どこが可愛いっていつも褒めてくれる」

「疲れていると気づいてくれる」

「ありがとうも、ごめんなさいも、ちゃんと私を見て言ってくれる」

「…」

 

「笑った顔が好き」

「一生懸命な所が好き」

「歯を食いしばって立ち上がる姿が好き」

「誰かのために悲しめるところが好き」

「美味しそうにご飯を食べるところが好き」

「背伸びして大人ぶるところも好き」

「他にはね…」

「栗華さん」

「なーに?」

 

「すみませんが、横に居てもらえませんか」

「いいよ~」

栗華さんは立ち上がって、定位置のベット脇の椅子に腰を下ろした。

 

「実は、凄く眠いんです」

「うん。今日はいつもより頑張ったもんね」

電動ベットを下げて、毛布を掛けてくれる栗華さんを捕まえる。

 

「甘えん坊さんになっちゃった?」

「…」

栗華さんの香りを嗅ぐだけで、勝手にマン汁が流れる。

脳が好き好き言い出して、ピリピリと痺れる。

 

今、栗華さんに性欲を向けたいわけじゃない。

だけど、精通を経てから目まぐるしく体が変化していくのを感じる。

 

「栗華さんが大好きです」

「うん。ありがとう。私も大好きだよ」

「~っ」

 

とぷ

 

囁かれただけで、少し射精した。

僕はこれからどうなってしまうのか。

心と体のバランスがもっとおかしくなる前に伝えておきたい。

 

「ずっと前から大好きです。本当に。栗華さんが好きなんです」

「…うん。伝わったよ」

優しく背中を撫でられる。

 

「~っ」

 

とぷ

 

「…このまま、眠りたいです」

「しょうがないなあ、お姉さんが特別に添い寝してあげよう」

栗華さんが毛布を持ち上げると、むわっと栗の花の香りが広がった。

 

栗華さんは何事もないように潜り込み、横向きに僕を抱きしめてくれる。

彼女のチンポはガッチガチに突起している。

抱きしめられ、栗華さんのチンポの膨らみが押し付けられて、また少し射精した。

 

とぷ

 

「ぅぅ…ぐす゛…」

「大丈夫だよ。私が付いてるから。怖くないよ」

 

とぷ

 

「大好きです…。本当です…」

「うん。うん」

 

とぷ

 

「おやすみ、テル君」

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