トイレの便座に座り、ビデで精液まみれのお股を綺麗にして拭き取る。
後ろにも結構ついてしまうので、日頃からお尻洗浄の意識は高くなった。
マンコは優しく丁寧に、穴をほじる必要はない。
ただ、クパァして奥の精子を洗い流すので、膣内が嬌声上げてマン汁が後から後から湧いて出てきてしまう。
これはもう諦めた、精子よりは無臭なのでこちらの方がマシだ。
クリトリスは優しく撫ですぎると、逆に強い快感を得てしまう。
勢いでサッと拭いてしまった方が楽。
ナプキンの使い方にも慣れてきた。
僕のマンコは、オリモノは出ないがマン汁が出る。頻繁に。
だから先日までオムツを履かされていたが、今は吸収量の多い、分厚いナプキンに変えた。
が、これもあまり好きでは無い。
不思議なもので、この性器を有しているとスタイリッシュなものや可愛いパンツが履きたくなる。
分厚くてごわついたジジパン(サニタリーショーツ)にナプキンを装着するとめちゃくちゃ気分が下がる。オーバーパンツは絶対に嫌だ。
慣れ親しんだボクサー(ガールズレングス)でもいいのだが、お気に入りはローライズ。
新しい下着にナプキンを装着してトイレから戻る。
「どう?気に入った?」
「はい、カッコ良くて元気が出ます」
良かった~と栗華さんの顔に花が咲く。
ここ数日で彼女が色んな下着を用意してくれるようになった。
布面積の小さいものでも、意外とナプキンを装着出来た。
羽がパンツからはみ出るのは残念だけど、お洒落なパンツを履いているって気分が重要だ。
なお、栗華さんはビキニを差し出す時だけ鼻の下が伸びる。
ズボンとスカートに男女差はなくて好きな物を履くが、女性がスカート、男性がズボンが多いのは前の世界と同じだった。
注意点として、男性が膝上の短いスカートを履くのはやめた方がいいらしい。
物理的に犯され易いし、セックスアピールだと捉える女性が多い。
男性がミニで女性の隣に座り、香りを嗅ぎながらボディタッチしたら、犯されても文句は言えない。
性犯罪に関して男性寄りのこの社会であっても、和姦と見なされて強姦罪は適用されない。
逆に、美人局として男性が詐欺や恐喝罪で訴えられることもあるそうだ。
社会全体として、性への煽り耐性が低いことが窺える。
オナニーはしていない。
まだ禁止されていることに加えて、一度覚えてしまうと無限クチュリストに堕ちる恐怖からだ。
本音を言えば今もクチュりたい、お掃除中もクチュりたくなる。
就寝前にムラついてきた時が一番辛い。
モジモジしたり、気づけば腕を挟み込んでお豆さんを圧迫したり。
結局、我慢できずに、涙目で搾精を懇願したのは昨晩で3度目だ。
今のうちから、性処理は誰かにお願いするものだと脳に刷り込む。
そうすれば、自慰に耽る廃人にはならないはずだ。
ムラつくのを覚悟の上で念入りに身綺麗にしたのは、これから知らない人に会うからだ。
元社会人であった僕は、TPOの大切さを理解している。
だけど、今の僕が綺麗にできるのはマンコとパンツしかない。
見えない部分だが、心を込めて丁寧に綺麗にした。
匂いで不快にさせたくないしね。
新しいパンツを褒めてくれるだろうか。
優しく脱がせてくれるかな。
………今、なんて?
くそ、また発情しかけていた。
新人類に会えることに興奮しているのかもしれない。
なんせこの5ヶ月で接触した人類は3名だ。
少なすぎるだろ。
これから検査結果を聞く。
事件やテル君の事も知ることになる。
色々と思うことはあるが、基本的には知ってから整理しようと思っている。
薄れ始めている前世の記憶は、自分だけのものにして一生心に秘める事にした。
ただ、ヒカルとして生きたいことは変わらない。
病室にブザー音が響いた。
ベッドに腰掛けていた僕と栗華さんが立ち上がる。
扉に少し近づいて姿勢を正して待つ。
緊張でガチガチになっている僕の左手が、そっと包まれて優しく握られた。
ありがとう、栗華さん。
扉が開いて、まずは九条先生が入り、後続の入室を促す。
「失礼」
小さな会釈で入ってきたのは180ありそうな大柄な女性で、濃紺のスーツを着込み、眼光が鋭く体も締まっている。
年は40前後に見える。
「お邪魔しますね」
柔らかな物言いで続いた女性はベージュのスーツに身を包み、大仰なお辞儀で満面の笑みを作っている。
こちらの方は50前後だろうか、身長は160位の中肉中背で、普通のおばさんという印象。
「本日はご足労いただきまして、ありがとうございます」
言い終えた僕のお辞儀に、栗華さんも完璧に合わせた。
「…」
「あらまあ随分と仲良しで。元気な様子で安心したわ」
二人をリビングソファーへ促して、僕は下座の対面に立つ。
隣は九条先生に変わった。
後から入ってきて施錠した御堂さんと栗華さんは、傍に控えて立つ。
「内閣府所属 国家保安委員会 委員の草加部綾女よ」
「厚生健康省で大臣を務めている武藤佳苗と言います。よろしくね」
「あ、ご丁寧にありがとうございます。
僕は天内輝のはずです。よろしくお願いします」
名刺を頂戴して着席する。
着席を促したけど、座って頂戴と笑われてしまった。
こういう雰囲気になると、咄嗟に社会人の癖が出てしまう。
人から名刺を受け取ったのに、こちらから返さないのはソワソワするな。
まあ名刺どころか、私物なんてパンツしかないんだけど。
「こちらは昨日お二方にお渡しした資料と同じです。
初めて見るのは天内君だけよ。わからない事があったら都度聞いて」
気が急いて一枚目を捲りかけたところで、手を止めて頷いた。
「あ、先に教えてください。
国家保安委員会とはどういうものですか?警察ではないんですよね?」
「違います。我々は警察庁を管理・監督する組織。私自身も警察官ではありません」
「逮捕権は持たないけど、持ってる方々に指示できる偉い方ですか?」
「その認識で結構です」
「例えば、もし警視庁保安部が悪いことをしていたら、草加部さんは止められますか?」
「…止めるのが私の務めです」
「分かりました。ありがとうございます」
前世と同じかは知らないけど、理解はできた、もっと知りたくなったら調べよう。
「まあ、随分としっかりしているのねえ。びっくりしちゃったわ」
「そちらの水無月さんに、毎日勉強を教えてもらってるんです。元気になったら学校に行きたいので」
まずは無垢な子供を演じておこう。
「では天内輝君に関しての健康状態の報告になります。2ページ目から────」
書き出しでは主人公が行く先々でおチンポビンタ無双されるはずでした
どうしてこんな話になってしまったのか
果たしてどこに向かっているのか
さっぱり分からない
夏季休暇の最中、私は雰囲気でエロ小説を書いている