※この作品はR-18です。

性器が逆転するとは聞いてない   作:momo1ng

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カウンセリング

平然とこんな事をしているように見えるかもしれないが、僕はこれでも相当我慢している。

あの精液検査以来、生チンポに触れていないし、セックスだってしていない。

嫌だが、搾精にも器具を用いている。

 

僕に使われる搾精器は現状3種類。

ASE-01 直接吸引型

ASE-02 一般吸引型

ASE-03 包含型

 

病院としても、嬉しいのは直接吸引型なのだが、快楽廃人になるのが怖いので、1:2:3の割合でお願いしている。

 

「見ての通り、僕にPTSDの心配はありません。それよりも、四六時中こういう事がしたい欲求の方が辛いです」

「ふむ。そちらに関しては専門外なんだ」

「はぁ〜」

「力になれず、すまない…」

つい大きなため息を吐くと、ウォルピ女史がしゅんとしてしまった。

 

役に立たねえなお前、と言われた気分だったのだろうか。

目上の方なのに見下しすぎて態度が悪かったようだ。途端に申し訳なく思えてきたので、心の中でだけ謝っておく。

 

「僕よりも、九条先生を見てあげて欲しいんですけど」

「九条君を?どうしてだい?」

ウォルピ女史は九条先生の状況や事情は知らない様子なので、リミッターの僕に思うことが重なったのか精神的に疲弊していたと、濁して伝えた。

 

「──なるほど、しかし彼女にはお母様がいらっしゃる。大丈夫だよ」

ウォルピ女史は少し悩んでから、明るい表情でうんと返した。

 

「母親がいれば大丈夫、とはならないような」

「ああ、九条君のお母様はここ帝大の精神科局長なんだよ。私の恩師でもある立派な方だ。きっと結嘉利先生が見てくださってるよ」

 

医者の家系か、親子で局長とか完全にエリートだ。えっぐ。

でもまあ、なら心配ないか。

今日休んでるし、恐らくそのお母様の診察も受けているだろう。

 

「天内君の性欲の方だが、四六時中、というのは水無月君が側にいるからかい?離れると楽にはなるかい?」

「楽に…ですか…?…う~~~~ん。

 ……離れたほうが、下腹部は楽になります。でも居てくれないと、胸が苦しくなります」

あまり意識したことがなかったので、僕は真剣に思い返して答えた。

 

「おやおや、それはそれは」

「~っ」

ウォルピ女史がニマニマと、僕の隣で顔を赤らめる栗華さんを見る。

 

僕は真面目に答えているのだが、まるで恋バナのような雰囲気だ。

リラックスするように敢えてそうしたのかな、まあプロだしな。

 

「他の女性が居ても下腹部、精巣は疼くかい?」

「はい。でも相手と距離、香りでも変わります。

 御堂さんや九条先生なら、栗華さん程ではなくても、部屋にいるだけで少し疼きます。

 他の方は…、まだ出会った人は極僅かですが、至近距離で対峙したり、服の上からでも接触してしまうと疼いてきます」

そうかとウォルピ女史が顎に手をやる。

一応カウンセラーだし、真剣にも聞いてくれるようだ。

 

『HAHAHA、武藤大臣に頼まれたんだYO』みたいに言ってこなかったから、この人は機密情報までは知らないと思うんだよな。

言葉を選びつつ会話した方が良さそうだ。

 

「先程は大きな負担を掛けてしまったようだね。悪ノリして本当にすまなかった」

ウォルピ女史がぺこりと頭を下げる。

 

「負担?なんの事ですか?」

謝っては欲しい事は沢山あるが、どの話だ?

……あ、初っ端の入室のあれか?刺すのも覚悟で向き合ったからな。

一人で答えに辿り着くと女史が続けた。

 

「無遠慮に近づいてしまった。辛い思いをさせて申し訳ない」

「あぁ、そっちならお構いなく」

「気を使わなくて結構。この通り、申し訳ない」

「いえ本当に。そういえばウォルピさんだけは触られても何も感じませんでした。こんなの僕初めてです」

先ほどの自分を振り返っていると、頭を下げたウォルピ女史が、疑問符をつけた様子で顔を上げた。

 

「…足首を、…肌に直接触れたのに?」

「そういえば、そうですね。普段は精巣が疼いたり、膣キュンして勝手に汁が濡れるんですけど。あれ、なんでだろ?」

「ち、膣きゅ…」

ウォルピ女史はゴクっと言葉を飲み込んだ。

 

「…今も距離は近いと思うんだけど、平気なのかい?」

「ええ。興奮もドキドキも一切ないです。プロの心理士さんの凄さを今ようやく理解しました。非礼をお詫びします」

自分の体に凪を感じた僕は、背筋を正してウォルピ女史にぺこりと頭を下げて謝罪した。

 

「そ、そうかい。心理士冥利に尽きるよ。はは…」

 

一々身構えなくても会話できる相手だと思ったら、スッと気が楽になった。

始めは完全に不審者、もしくは変出者だったのに。ギャップ萌え理論に近い何かかだろうか?

やるな、上場廃止間際のクソ株がストップ高だ。

 

その後も、ウォルピ女史とは性の話ばかりした。

栗華さん達相手では実は聞きにくいことが多い。

何よりお互いにムラムラしてくるので、性感帯や具体的なプレイの話は遠慮してしまう。

気を使って本当の話をしていないのでは、とか疑ったりするのも嫌だし。

 

股間のテントを見ると触りたくなるのは普通なのか。

フェラチオしたくなるのは普通なのか。

イマラチオで感じて射精したのはやばい事なのか。

またして欲しくなる感情はリミッターのせいなのか。

ご奉仕したい欲求はリミッターのせいなのか。

男の性感帯は普通どの程度の状態なのか。

ビデで感じるのは普通か。

 

性行為に関して、男側の年齢制限はかなり緩い。

満12歳を超えて精通していれば、本人と保護者同意の上でセックス可能。

受精された事による結婚や養育費支払い義務はない。

その代わり精子提供など、他の義務が課されている。

ここまでは教わった。

今僕の保護者は九条先生になっているので、恐らく頼めば3人とは出来るはずなのだ。

 

でも、実際にしようとするとわからない事が多い。

妊娠目的外の行為、例えば14歳男子が成人女性に手コキしてあげるのはOKなのか。

愛液を射出させて空気だけを吸わせてしまうと体に毒なのか。

我慢汁や余った愛液は飲み込んでも良いのか。

時間が経ったマン汁を吸わせてしまったら、チンポや子宮が病気にならないか。

女性は1日に何回まで射出・吸引できるのか。

僕も処理してあげたいけど、女性にとっては不要、あるいは迷惑なのか。

生理周期が勃起や愛液射出にどう関係しているのか。

 

膣キュン発言で顔を赤らめたウォルピ女史だったが、全て真剣に答えてくれた。

一般的な回答になるよと前置いて、一つ一つ丁寧に。

 

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