「無いいい!!!!!!なんでぇ!?」
ガララララ
「ど、どうしたの!…あ、あ、あわわわわわわわ…」
ドアを開いたあわ女は、僕のお股に釘付けになりながら、崩れるように膝をついた。
そうして、ニヘラと表情を変え、くんかくんかしながらにじり寄ってくる。
こええよ。
「どうしました!」
慌てて御堂さんも駆け寄ってきて、あわ女の後ろに現れた。
「見てください!僕のチンポがっ!チンポが無いんです!」
どうしていいか分からず、股の中心に手を添えてクパァしながら縋るように御堂さんに訴えた。
「~~~っ!あ、天内様っ…それは…」
言葉に詰まる御堂さんを待ちながら、僕はごくりと喉を鳴らす。
「…は、はしたないです」
そ、そこ!?
頼った御堂さんは、顔を真っ赤にして股間に釘付けになっている。
それどころじゃ無い!
チンポが、チンポが無いなったんや!
そうこうしている間に、にじり寄ってきていたあわ女が僕の股間に辿り着いた。
「く、くぱぁ…。あ、あわ、あわび様ぁ♡」
あわ女は僕の両腿に手を添えて、くんかくんかしながら、もうすぐ鼻が付くというほど接近する。
違う、あわび女だった。
いや、そんな事はどうでもいい。
僕は慌てて頭を抑えて押し返す。
「ちょっ、あわびさん離れて!」
「はぁ、はぁ、見てってテル君が。テル君がもっと見てって」
「もうっ、いいのでっ、落ち着いて下さい!」
「な、舐めれば良いよね?クパァって、綺麗にしろって意味だよね!?」
僕には顔も向けず、お股と会話している。
こいつはもうダメだ。
「そんな訳ないでしょ!マンコ舐めてどうするんですか!僕も女だったんですよ!ちょっ、力つよっ…御堂さん!」
「…マ、マンコなんて…。破廉恥すぎます」
御堂さんは真っ赤にした顔を手で押さえながらモジモジ震えている。
だからなんでそこなの!?
僕の貧弱な抵抗は何の効果もなく、あわびさんが伸ばした舌が僕の股間に触れた。
「ひゃっ!」
反射で変な声が出た。
舌が触れた、ただそれだけで腰が跳ねた。
そしてゆっくりと僕の股間を舐め上げてお豆さんに到達し、舌先でそれを弾いた。
「~~~っ!!」
僕の体は全身に電流を走らせて震え、膀胱は緩み、チロチロと尿が漏れ出した。
手の力は抜け、前屈みに水無月さんに覆い被さるように倒れると、水無月さんの顔は股間に強く押し付けられた。
「な、なんで…。なに、これ…」
「んあ、ふが♡レロぉ♡」
「天内様!!」
崩れ落ちる前に御堂さんが慌てて僕を支えてくれたが、体が再びビクンビクンと小刻みに震える。
「ちょっ!やめっ…、あっ」
股間から登ってくる快感が止まらない。
顔を埋めた水無月さんが、再び舌を這わせているからだ。
「水無月さん、やめでぇ!ん゛あっ!」
「んあぁ、れろぉ、おせーし出てきたぁ♡」
水無月さんは甘ったるい声でそう言い、ジュルジュルと音を立てて吸い付いた。
「~~~っ!!」
全身が小刻みに痺れる。
声にならない声をあげて、御堂さんにしがみ付く。
御堂さんは片手で僕を支えながら、もう片方の手で水無月さんを僕の股間から引き剥がした。
チュパっという音を立てて吸い付いていた唇も離れる。
僕から離れた水無月さんは、恍惚の表情で口の中の物をゆっくりと咀嚼して飲み込み、はあ〜とイカくさい吐息をついた。
パンッ!
蕩けている水無月さんの頬に、御堂さんの平手が飛んだ。
「しっかりなさい!天内様を殺す気ですか!」
御堂さんの叱咤が響き、室内が静寂に包まれた。
…あれ。
なんでトイレの中でこんな神妙な空気になっているんだっけ。
いや、確かに衝撃の感覚ではあったけど、別に殺されるような行為ではなかったよ。
まだ少し、頭がふわふわしてる。
…ていうか、イカ臭いなここ。
「…はっ。す、すみませんっ!!」
正気に戻ったイカ女が、泣きそうな表情で僕に詰め寄る。
いや、近い、顔が近いです。
可愛いけど、イカ臭いから離れてください。
「もう、大丈夫です」
僕は謝罪を受け入れつつ、顔面に直撃する臭いに思わず顔を背ける。
イカ女は嫌われたと勘違いしたのか、泣きながらごめんなさいを連呼して追撃のイカ臭をばら撒く。
ちょっ、くっさ。
「本当にっ、もう大丈夫ですってば」
「なら何で私を見てくれないのぉ!?ごめ゛ん、ごめ゛んなざいテル君!」
「下がりなさい水無月!」
イカ臭い室内で、しょうもない攻防が続く。
…いやいや、何でだよ?
この匂いは精子だよな?
もしかして、吸われてちんちん生えてきた?
と、イカ女の顔を押し除けて股間に目をやったが、MySonの姿はやはり無かった。
備わっているのは、残念ながら女性器で間違いない。
どうしよう。
僕、女の子に転生しちゃった。