姉弟としてあるまじきイチャラブセックスをしてしまった。
だって凄く気持ちよくなっちゃったんだもん。
だってじゃないが?
これから適切な距離感を保てるかな。
は?今更?どうやって?
今は賢者モードに入っていて、理性が説教してきて五月蝿い。
先ほど寝起きスッキリを喰らい、射精しながら目が覚めた。
パニックで辺りを見渡し、股の下にいるアリス姉を発見してようやく状況を理解した。
どうやら手マンされながら、クリトリスを吸われていたらしい。
姉は自分のチンコを右手で扱きながら、左手についた精子を嬉しそうにぺろぺろしていた。
そのまま手コキでイって僕のお腹に愛液を撒き散らし、吸引チンコをおマンコに突っ込んできた。
僕が起きたのに気づいて、今度は二人一緒にイこうとピストンして二度目の絶頂を迎えた。
今は姉さんの方がイキ疲れて、横で呼吸を乱しながら幸せそうに僕にしがみついている。
僕から精子を吸い上げた余韻か、とても満足そうな表情で震えながら。
一方で僕はとても強い虚無感に襲われている。
SEXの最中だと幾らでも体の中に取り込みたくなる愛液も、こうも冷静だと早く拭き取って欲しいと思ってしまっている。
お腹から流れ落ちそうになった愛液を咄嗟に手で堰き止める。
これ、どうしよ。…お腹に戻しておくか。
うへえ、凄いぬるぬるする。
そういえばさっきのが出来たら、床上手って言われるんじゃなかったかな?
意外と簡単なのか、アリス姉が上手いのか。
カチャ…
「ん?」
気配がしたような気がしたけど、誰もいないしドアも閉まっている。
「アリス姉、起きれる?今日は学校でしょ?」
「もうちょっと」
駄目だ。
諦めて愛液を溢しながらティッシュに手を伸ばす。
トットットットッ
美雪ちゃんが起きた音だったか。
「美雪ちゃんも起きたよ」
「チューしてくれたら起きる」
アリス姉が手を広げて、起こしてのポーズをする。
これはあかん、完全に恋人気分や。
キスは頬にして、抱っこでさっさと引き上げる。
おんも…
アリス姉は引き締まった筋肉はあるものの細身。情けないことに、僕がヒョロガリ過ぎて起こせないだけだ。もっと筋力をつけないと。
毎日リハビリの延長もしてるんだけど、一朝一夕では何ともならない。
抱っこされて満足したのか、アリス姉はようやく自力で起き上がって後始末を始めた。
顔も洗ってリビングに向かうと、朝食を並べる手伝いをするリトルシスターの姿。
は〜、癒される。今日も可愛い。
自分の妹だと自覚するほど、日増しに可愛く見えてくる不思議。
「おはよう、みぃ」
「…お、おはよう」
おほほほほ、照れる顔が堪らん。
いかんいかん、精子が無さすぎて変なテンションになってる。
でも、昨日の夜も呼んだらちゃんと来てくれた。
恥ずかしそうにちょこんと座って、ドライヤーもかけさせてくれたから、嫌ではないと思う。
今のうちにこの初々しい反応を堪能しよう。
すぐに思春期を迎えて、一緒に洗濯しないでとか、お風呂に入ったらお湯は捨ててとか、うざいとか…キモいとか…死ねとか…言われるらしいし。
母のお手伝いをしている可愛い妹を見つめる。
…この子に…それを言われるのか。
駄目だ。
想像したら苦しくなってきた。
「な、なんで泣いてるの?」
ギョッとした表情の妹に指摘されて、自分でも驚き慌てて涙を拭う。
「あれ……なんか、嫌われないか不安に、…はは」
早速キモいやらかしをしてしまった。
HAHAHA。笑って誤魔化すしかない。
クリス姐に元気に挨拶して、リビングの席に着く。
「…別に、嫌わないし。…にーにだもん」
「………え?」
「………」
「……今、なんて?」
「〜〜〜っ、美雪だけ変な呼び方されたくないから!光琉兄さんは罰でにーになの!」
妹は真っ赤な顔で声を張り上げて、天国のような罰を宣言した。
…でゅふ。
妹がにーにって。みぃちゃんがにーにって。
デュフ、デュフフフ。
周りを見ると、クリス姐があら〜という顔で微笑ましく見ている。
洗顔してきたアリス姉は、能面のようで感情が読み取れない。
このおめでたい瞬間に、何やねんその顔は。
「ふーん。私は姉さんなのに?」
はあぁぁぁ?おいやめろ!
何故かアリス姉がみぃちゃんを挑発し始めた。
「…なに?……ねーねーって呼んで欲しいの?」
ちょっとビビりながら、みぃちゃんがアリス姉に言い返した。
初めて見たぞ、みぃちゃんがアリス姉に言い返す所。
がんばえ!みぃちゃんがんばえ!
って、あれ?
これってバトル?もしかして姉妹喧嘩ってやつじゃ?
…ど、ど、ど、どうしよう!?
ええええ、えらいこっちゃ!!
オロオロ慌てふためくだけで、クソの役にも立たないにーにを放っておいてレスバは続く。
「別に。ねーねーは光琉が呼んでくれてるし」
「…言わせてるだけでしょ」
「違うよ?」
「違わない」
言わせたよね?
「ねーねー大好きって何度も言ってくれたもの」
「…そんなの、嘘だもん」
「嘘じゃないよ?光琉は嘘吐かないって私と約束したから」
「………ぅ」
約束したのは、嘘をつかないように努力をする事です。
「光琉は私の事が一番大切って言ってくれた」
「………美雪の事も、…ぐずっ、大切にしてくれてるもん」
「してる!みぃちゃんも一番大切な妹!姉さんも母さん達も、皆大切な家族!皆んな一番だから!」
レスバに負けそうな妹を見て、大慌てで間に入る。
こんなことで序列をつけられては堪らない。
「私は姉としても、女としても愛してもらってる」
おいやめろ!確かに射精しながら愛をねっとり語ったけど!
「っ、本当の兄妹は美雪だもん!美雪のお兄ちゃんだもん!」
どどどどどうしよう…。
やっぱりこうなった!
血の繋がった兄が、隣の部屋で義姉と情事に耽って傷つかない訳がない。
「はい終わり。ご飯食べるわよ。アリス、大人気ない真似しないの。謝りなさい」
「だって美雪が…」
「だってじゃない。貴方が挑発したんでしょ、謝りなさい」
「………」
「すぐ謝る!」
「………ごめん」
「ふん」
「謝ったのに!」
「ご飯下げるわよ」